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最終章
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アレクとグレースの婚姻成立はヴィクトリアにも通達が届き、政務に追われて居た王と王妃は破顔した。
「そうか…そうか…グレースは第二王子殿下に見初めて貰えたか」
「・・・ですが…彼は…」
「何だ?元を正せば平民だから王家に相応しくないと言うつもりか?」
「・・・・・・はい」
「ならばギルヴィア王国との縁談を破談にし、
敵国の王家に人質としてグレースを嫁がせる手つ…
「そ、それだけはっ…」」
「それだけは何だ?」
「それだけは、お止め下さい。
第二王子殿下の人となりが判るまで
保留にして頂きたいのです」
どうしてもアレクとグレースの婚姻に納得しないのは宰相で、自分の息子を婿として貰いたいのだ。
「・・・ほう…。
そなたは我が姫の判断が間違っておると言うのだな?」
姫が決断すれば婚姻は結ぶ方向で話を進める、と言う事が決定しているにも関わらず宰相は、何が何でも阻止したいらしい。
「いっ、いえっ…そのようなつもりで申した訳ではっ…」
「あらかた、そなたの思惑が叶わなくなったから阻止したいだけで有ろう?」
「なっ?!(何故、気づかれたのだ!?)」
「そなたの息子から
『父上が私を姫様と婚姻させるべく、
水面下で動いて居る事を突き止めました』
と報告を貰い、諜報員に調べさせておったのだ」
「うぐっ・・・」
まさか自分の息子が裏切るような事をするとは…と思った宰相。
「そなたの息子には好いた娘がおるそうでな、
姫と無理やり婚約をさせられたくないと、
数日前、隣国に亡命させて欲しいと言って来たのでな、
儂の独断で渡航許可を出したぞ」
「な…ん…だ…と?!
あの馬鹿愚息がぁっ!!
何を血迷うたのかっ」
「血迷ったのはそなたであろう。
グレースが第二王子からの求婚に返事をしたと知った時点で
馬鹿な考えを改めておれば良いものを・・・」
王は騎士団長に命じ宰相を牢へと連れて行って貰った。
「第二王子が平民だったとしても、
王族としか見えぬ振る舞いをしたので有ろう。
そこまでになるのに、どれ程の努力をしたのか想像できぬな」
「そうですわね。
グレースが第二王子様からの求婚に答えたのならば、
王族としてのマナーは完璧だと考えられますものね」
宰相の所業に目を見開き、事の成り行きを見守って居た王妃は、王の言葉にようやく落ち着く事が出来た。
姉のシアからも、第二王子の振る舞いは、王族に生まれ育ったと言えるくらいに完璧だった、と報告を受けていた。
「グレースと共に我が国に来て貰えるので有ろう?」
「はい、そう伺っております」
もう1人の宰相が王の補佐として傍に居て、息子を婿に…と望んでいた宰相を冷たい目で見て居たのだ。
「ならば歓迎の用意をせねばなるまい」
王子と姫は結婚するまでは別の部屋で生活する事になる。
だからこそ部屋は用意しなくてはならないし、2人が生活する部屋も用意しなければならない。
王城で働く人たちは、嬉しい忙しさとなるのは間違いないだろう
「そうか…そうか…グレースは第二王子殿下に見初めて貰えたか」
「・・・ですが…彼は…」
「何だ?元を正せば平民だから王家に相応しくないと言うつもりか?」
「・・・・・・はい」
「ならばギルヴィア王国との縁談を破談にし、
敵国の王家に人質としてグレースを嫁がせる手つ…
「そ、それだけはっ…」」
「それだけは何だ?」
「それだけは、お止め下さい。
第二王子殿下の人となりが判るまで
保留にして頂きたいのです」
どうしてもアレクとグレースの婚姻に納得しないのは宰相で、自分の息子を婿として貰いたいのだ。
「・・・ほう…。
そなたは我が姫の判断が間違っておると言うのだな?」
姫が決断すれば婚姻は結ぶ方向で話を進める、と言う事が決定しているにも関わらず宰相は、何が何でも阻止したいらしい。
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「あらかた、そなたの思惑が叶わなくなったから阻止したいだけで有ろう?」
「なっ?!(何故、気づかれたのだ!?)」
「そなたの息子から
『父上が私を姫様と婚姻させるべく、
水面下で動いて居る事を突き止めました』
と報告を貰い、諜報員に調べさせておったのだ」
「うぐっ・・・」
まさか自分の息子が裏切るような事をするとは…と思った宰相。
「そなたの息子には好いた娘がおるそうでな、
姫と無理やり婚約をさせられたくないと、
数日前、隣国に亡命させて欲しいと言って来たのでな、
儂の独断で渡航許可を出したぞ」
「な…ん…だ…と?!
あの馬鹿愚息がぁっ!!
何を血迷うたのかっ」
「血迷ったのはそなたであろう。
グレースが第二王子からの求婚に返事をしたと知った時点で
馬鹿な考えを改めておれば良いものを・・・」
王は騎士団長に命じ宰相を牢へと連れて行って貰った。
「第二王子が平民だったとしても、
王族としか見えぬ振る舞いをしたので有ろう。
そこまでになるのに、どれ程の努力をしたのか想像できぬな」
「そうですわね。
グレースが第二王子様からの求婚に答えたのならば、
王族としてのマナーは完璧だと考えられますものね」
宰相の所業に目を見開き、事の成り行きを見守って居た王妃は、王の言葉にようやく落ち着く事が出来た。
姉のシアからも、第二王子の振る舞いは、王族に生まれ育ったと言えるくらいに完璧だった、と報告を受けていた。
「グレースと共に我が国に来て貰えるので有ろう?」
「はい、そう伺っております」
もう1人の宰相が王の補佐として傍に居て、息子を婿に…と望んでいた宰相を冷たい目で見て居たのだ。
「ならば歓迎の用意をせねばなるまい」
王子と姫は結婚するまでは別の部屋で生活する事になる。
だからこそ部屋は用意しなくてはならないし、2人が生活する部屋も用意しなければならない。
王城で働く人たちは、嬉しい忙しさとなるのは間違いないだろう
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