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第24242章 天動地蛇の円環(クリカエス セカイ)――絶速のエウィテル
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輝久とティアの前に、細身の片手剣を持ったユニコーンの獣人が佇んでいた。
クローゼとユアンが、ガーディアンとしての使命を果たすべく、輝久とティアの前に壁として立ち塞がる。
しかし、彼らの全身にはいつしか、格子状の赤い傷痕が刻まれていた。刹那、大量の血液を噴出させながら、クローゼとユアンはバラバラの肉片と化して、アルヴァーナの地に散乱する。
「あ……あ……!」
目の前で起きた惨劇に、輝久は恐怖で歯をカチカチと鳴らした。
……輝久は光の女神ティアと出会った後、武芸都市ソブラにスポーンした。武芸大会で打ち解けたユアンとクローゼを連れ、ヒーラーを仲間にする為、プルト城へ向かおうとした矢先の出来事であった。
草原で『戴天王界覇王 絶速のエウィテル』と名乗る一角獣の獣人が現れ、鞘から片手剣を抜くや、ユアンとクローゼを瞬く間に肉片に変えたのだ。
あまりに唐突な出来事に、輝久は茫然自失となり、震えていた。
「何て速い剣技……! 難度Fの世界じゃ、考えられない戦闘力だわ……!」
ティアは驚愕しながらも冷静に分析していた。あのような惨事を目の当たりにしても、ティアは勇敢に一歩前に進み出る。
「どうやらイレギュラーが起きてるみたいね。私が戦うわ。テルは下がっていて」
「あ、ああ!」
輝久は慌てて、頼みの綱であるティアの背後に回る。
エウィテルがティアを見据えながら、口元を歪めて嗤った。
「今の見てたよね? 僕の速度に付いて来られるの?」
「私にはアナタのような俊敏さはない。けれど、そういう敵に対抗する魔法ならあるわ」
そう言いながら、ティアは両手を前方にかざす。ティアの両手が輝き、人間の頭部ほどの大きさの光球が発現した。ティアは自信ありげに片方の口角を上げた後――。
「レベル65光聖魔法『ディフュージョン』!」
叫ぶように魔法を詠唱する。途端、光球が破裂し、前方に向けて拡散した。小刀のような数十本もの光の刃が、エウィテルへと高速で向かう。
まるで散弾銃だと輝久は思った。これなら、いくらアイツが素早くても、全てかわしきることは不可能だろう。凄まじいティアの魔法に、輝久は安堵する。
雨のような光の刃。だが――それが向かった先に、エウィテルはいない。
「……欠伸が出るほど遅いね」
そんな声がティアの方から聞こえ、輝久は戦慄する。
いつの間にか、エウィテルはティアの背後に回り込んでいた。
「ティア!」
輝久はティアの身を案じて、叫んだ。だが、ティアはエウィテルがすぐ傍にいるというのに、固まったように微動だにしない。
輝久はティアの異変に気付く。ティアの体には、クローゼとユアンのような赤い格子状の傷痕が現れていた。そして、次の瞬間。ティアは大量の血液を撒き散らしながら、原型が分からぬ程の細かな肉片と化す。
「そ、そんな……!」
「パーティは全滅。後は君一人だね」
ユアンもクローゼも、そして、光の女神すら殺された。絶望に支配されて、ガタガタ震える輝久を見て、エウィテルは同情に満ちた顔を浮かべた。
「怯えてるんだね。僕が強すぎるせいで」
戦意など、とうに喪失している輝久を見て、エウィテルは片手剣を鞘に収め、世間話でもするように優しげに語り出した。
「僕はね。この速さで、元いた世界を支配したんだ。中には僕より力のある奴や、魔力のある者なんかもいたよ。けど、僕の速さの前じゃ、何もできずに終わっちゃう。つまり、速いってことは最強ってことさ」
話しながら、エウィテルは鞘をかざした。輝久がびくりとするのを見て、エウィテルは楽しそうに笑った。
「可哀想だから、ハンデをあげる。君は剣を握って構えたままで良いからね」
エウィテルは、片手剣を収めた鞘を地面に置いた。そして、そのまま輝久に近付いてくる。
まさに目と鼻の先。素手となったユニコーンの獣人は、輝久の眼前だった。
「振りかぶって。さあ。早く」
輝久は震えながらも言われるままに、自分の剣を大上段に構える。
「僕は防御力はたいしたことないんだ。それを振り下ろしさえすれば、君の勝ちだ」
輝久の呼吸は「はぁ、はぁ」と荒くなる。眼前にいるのは、仲間達を瞬殺した怪物である。自分など、どう足掻いても勝てる相手ではない。
しかし、今。奴には仲間を肉片に変えた剣もない。全くの無防備で自分と向かい合っている。
輝久の恐怖が徐々に怒りに変わってきた。仲間を殺された挙げ句、哀れみからハンデまで与えられて――。
ただ、それでも、輝久は怒りに任せて剣を振り下ろすことはしなかった。どうせ何か裏があるに違いない。そう考える冷静さは持ち合わせていた。
輝久は右手で剣を上段に構えたまま、左手を腰の方にこっそりと向ける。
「喰らえ!」
そして、勢いのまま、剣を振り下ろした。だが、それはフェイク。同時に隠しナイフでエウィテルの腹を狙う。
『キン』と鉄と鉄が合わさった音が響いて、輝久の隠しナイフは地に落ちる。
「へえ。ナイフを隠してたんだ。やるね」
輝久はエウィテルを見る。エウィテルは、振り下ろした筈の輝久の剣を持っていた。
「い、いつの間に……!」
取られた感触さえなかった。エウィテルは、輝久が振り下ろした剣を即座に奪い取り、その剣で腹部を狙ったナイフを払いのけたのだ。
「じゃあ次は僕の番だね。僕は隠しナイフなんて使わない。正々堂々、正面から行くよ」
輝久から奪った剣を構えて、エウィテルは攻撃態勢を取った。
「『アルティメット・ヴェル――【ルミナス】』!」
「ひっ!」
輝久は情けない声を出し、咄嗟に頭部を手で覆った。本能的ともいえる輝久の仕草を見て、エウィテルは楽しそうに笑う。
だが、エウィテルはその後、剣を仕舞い、無言で輝久に背を向けて歩き去って行く。
『哀れに思い、見逃してくれたのだろうか』――そんな輝久の楽観的思考は、自らの体に仲間達が付けられのと同じ赤い格子があることに気付いた時、絶望へと変わった。
幸い、耐えがたい恐怖を長く感じる時間はなかった。数千回を超える斬撃を一秒にも満たない間に喰らっていた輝久の全身は、一センチより小さい無数の肉片に変貌し、爆発したように血を撒き散らして爆ぜた。
クローゼとユアンが、ガーディアンとしての使命を果たすべく、輝久とティアの前に壁として立ち塞がる。
しかし、彼らの全身にはいつしか、格子状の赤い傷痕が刻まれていた。刹那、大量の血液を噴出させながら、クローゼとユアンはバラバラの肉片と化して、アルヴァーナの地に散乱する。
「あ……あ……!」
目の前で起きた惨劇に、輝久は恐怖で歯をカチカチと鳴らした。
……輝久は光の女神ティアと出会った後、武芸都市ソブラにスポーンした。武芸大会で打ち解けたユアンとクローゼを連れ、ヒーラーを仲間にする為、プルト城へ向かおうとした矢先の出来事であった。
草原で『戴天王界覇王 絶速のエウィテル』と名乗る一角獣の獣人が現れ、鞘から片手剣を抜くや、ユアンとクローゼを瞬く間に肉片に変えたのだ。
あまりに唐突な出来事に、輝久は茫然自失となり、震えていた。
「何て速い剣技……! 難度Fの世界じゃ、考えられない戦闘力だわ……!」
ティアは驚愕しながらも冷静に分析していた。あのような惨事を目の当たりにしても、ティアは勇敢に一歩前に進み出る。
「どうやらイレギュラーが起きてるみたいね。私が戦うわ。テルは下がっていて」
「あ、ああ!」
輝久は慌てて、頼みの綱であるティアの背後に回る。
エウィテルがティアを見据えながら、口元を歪めて嗤った。
「今の見てたよね? 僕の速度に付いて来られるの?」
「私にはアナタのような俊敏さはない。けれど、そういう敵に対抗する魔法ならあるわ」
そう言いながら、ティアは両手を前方にかざす。ティアの両手が輝き、人間の頭部ほどの大きさの光球が発現した。ティアは自信ありげに片方の口角を上げた後――。
「レベル65光聖魔法『ディフュージョン』!」
叫ぶように魔法を詠唱する。途端、光球が破裂し、前方に向けて拡散した。小刀のような数十本もの光の刃が、エウィテルへと高速で向かう。
まるで散弾銃だと輝久は思った。これなら、いくらアイツが素早くても、全てかわしきることは不可能だろう。凄まじいティアの魔法に、輝久は安堵する。
雨のような光の刃。だが――それが向かった先に、エウィテルはいない。
「……欠伸が出るほど遅いね」
そんな声がティアの方から聞こえ、輝久は戦慄する。
いつの間にか、エウィテルはティアの背後に回り込んでいた。
「ティア!」
輝久はティアの身を案じて、叫んだ。だが、ティアはエウィテルがすぐ傍にいるというのに、固まったように微動だにしない。
輝久はティアの異変に気付く。ティアの体には、クローゼとユアンのような赤い格子状の傷痕が現れていた。そして、次の瞬間。ティアは大量の血液を撒き散らしながら、原型が分からぬ程の細かな肉片と化す。
「そ、そんな……!」
「パーティは全滅。後は君一人だね」
ユアンもクローゼも、そして、光の女神すら殺された。絶望に支配されて、ガタガタ震える輝久を見て、エウィテルは同情に満ちた顔を浮かべた。
「怯えてるんだね。僕が強すぎるせいで」
戦意など、とうに喪失している輝久を見て、エウィテルは片手剣を鞘に収め、世間話でもするように優しげに語り出した。
「僕はね。この速さで、元いた世界を支配したんだ。中には僕より力のある奴や、魔力のある者なんかもいたよ。けど、僕の速さの前じゃ、何もできずに終わっちゃう。つまり、速いってことは最強ってことさ」
話しながら、エウィテルは鞘をかざした。輝久がびくりとするのを見て、エウィテルは楽しそうに笑った。
「可哀想だから、ハンデをあげる。君は剣を握って構えたままで良いからね」
エウィテルは、片手剣を収めた鞘を地面に置いた。そして、そのまま輝久に近付いてくる。
まさに目と鼻の先。素手となったユニコーンの獣人は、輝久の眼前だった。
「振りかぶって。さあ。早く」
輝久は震えながらも言われるままに、自分の剣を大上段に構える。
「僕は防御力はたいしたことないんだ。それを振り下ろしさえすれば、君の勝ちだ」
輝久の呼吸は「はぁ、はぁ」と荒くなる。眼前にいるのは、仲間達を瞬殺した怪物である。自分など、どう足掻いても勝てる相手ではない。
しかし、今。奴には仲間を肉片に変えた剣もない。全くの無防備で自分と向かい合っている。
輝久の恐怖が徐々に怒りに変わってきた。仲間を殺された挙げ句、哀れみからハンデまで与えられて――。
ただ、それでも、輝久は怒りに任せて剣を振り下ろすことはしなかった。どうせ何か裏があるに違いない。そう考える冷静さは持ち合わせていた。
輝久は右手で剣を上段に構えたまま、左手を腰の方にこっそりと向ける。
「喰らえ!」
そして、勢いのまま、剣を振り下ろした。だが、それはフェイク。同時に隠しナイフでエウィテルの腹を狙う。
『キン』と鉄と鉄が合わさった音が響いて、輝久の隠しナイフは地に落ちる。
「へえ。ナイフを隠してたんだ。やるね」
輝久はエウィテルを見る。エウィテルは、振り下ろした筈の輝久の剣を持っていた。
「い、いつの間に……!」
取られた感触さえなかった。エウィテルは、輝久が振り下ろした剣を即座に奪い取り、その剣で腹部を狙ったナイフを払いのけたのだ。
「じゃあ次は僕の番だね。僕は隠しナイフなんて使わない。正々堂々、正面から行くよ」
輝久から奪った剣を構えて、エウィテルは攻撃態勢を取った。
「『アルティメット・ヴェル――【ルミナス】』!」
「ひっ!」
輝久は情けない声を出し、咄嗟に頭部を手で覆った。本能的ともいえる輝久の仕草を見て、エウィテルは楽しそうに笑う。
だが、エウィテルはその後、剣を仕舞い、無言で輝久に背を向けて歩き去って行く。
『哀れに思い、見逃してくれたのだろうか』――そんな輝久の楽観的思考は、自らの体に仲間達が付けられのと同じ赤い格子があることに気付いた時、絶望へと変わった。
幸い、耐えがたい恐怖を長く感じる時間はなかった。数千回を超える斬撃を一秒にも満たない間に喰らっていた輝久の全身は、一センチより小さい無数の肉片に変貌し、爆発したように血を撒き散らして爆ぜた。
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