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第十五章 信じるよ その一
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魔王軍四天王フォルテの呼吸は荒い。褐色の肌には汗が滲み、足は小刻みに震えていた。
ロロゲが『勇者と女神が来るまでの間、タンバラの人間を殺す』と言った時、冗談に違いないと思った。しかし、フォルテの傍には、骨の手足が散らばっている。
一瞬でバラバラにされた配下のスケルトン兵士を見て、フォルテはロロゲの言ったことが真実であると確信した。
そして今。聞く耳持たぬロロゲはフォルテの宮殿を出て、市街地に向かおうとしていた。
フォルテは、ロロゲの前で両手を広げて立ち塞がる。
ロロゲは自身の服の裾を掴んで、にやりと笑った。
「止めようとしたって無駄だよー。とりあえず軽めの一発、いっとこっかー」
ロロゲが腹部を露わにしようとした瞬間だった。フォルテのすぐ傍の空間に、光の渦が出現した。
「な、何だ……?」
フォルテは、目を丸くして光を見る。ロロゲもまた、呆気に取られた様子で、光に見入っていた。渦巻く光はやがて扉のような長方形へと変化する。極彩色に輝く扉の中より、何者かが姿を現す。
最初、そこから出てきた者にフォルテは目を見張った。神か悪魔か。それは、何とも形容しがたい風体だった。彫像のような堅牢さを備えつつ、それでいて天の御使いのような美しさ――。
その者の後に、赤毛の女性と蒼髪の男性、そして幼い女児が続く。
生唾をごくりと呑んだ後、フォルテは口を開く。
「ア、アナタ達は?」
「アタシらは勇者のパーティだよ」
極彩色の扉が消えた後、快活そうな赤毛の女性が言った。
「勇者……! もしや、その者が?」
最初に扉から出てきた喜怒哀楽の窺い知れないその者は、フォルテの方を向いた。
「空が光るのが見えたんだ。だから急いで来た」
フォルテの耳に届いたのは、その異様とは裏腹に、若々しい男性の声だった。
ロロゲが懐中時計のような物を持って、頷く。
「クロノザが言ってた到着時間より早かったねー。ちぇっ。勇者が来るまで、遊びたかったのにー」
不満げな顔を見せたロロゲを、勇者のパーティが睨んだ。
「アレが覇王か!」
「そうみたいだね」
赤毛の女性と蒼髪の男性が、そう言った。傍にいた女児が、おずおずとフォルテに尋ねてきた。
「そ、その骨は……? ひ、人を殺したのです?」
フォルテの近くの白骨を指さしながら、女児は言った。フォルテは首を横に振る。
「それは、我が配下のスケルトンだ。ロロゲの横暴を諫めようとして攻撃された」
「スケルトン! では、骨を集めれば、ゴーレムさんのように再生できますです!」
「その通りだ。タンバラの誰も、まだ死んではいない」
フォルテが言うと、女児は明るい笑顔を見せた。更に勇者もまた、安堵の声を漏らす。
「よかった。早く片付けて、そのスケルトンも治してやろうぜ」
彼らの話を聞いて、フォルテは悟る。
この者達は、命を大切に思っている。あまつさえ、敵である私の配下のことも考えて……彼らは本当に勇者のパーティなのだ。
フォルテは、勇者の前に小走りで近付き、自分の胸に手を当てた。
「私は魔王軍四天王のフォルテだ! 私と協力して、ロロゲを止めて欲しい!」
しばしの沈黙の後、勇者が口を開く。
「ちょ、ちょっと待ってくれ。アンタは魔王軍四天王なんだよな?」
フォルテはハッと気付き、自嘲気味に笑う。
「信じられる訳はないか……」
この状況。客観的に見れば、自分がロロゲと手を組んで、勇者のパーティを罠に嵌めようとしていると思うに違いない。
「わかった。信じるよ」
だから、勇者から、そんな返事が聞こえた時、フォルテは自分の耳を疑った。
◇ ◇ ◇
ジエンドのアイシールドの向こう。輝久の視界に映る魔王軍四天王フォルテは、唖然としていた。驚いた様子で輝久に聞き返す。
「い、今なんと?」
「だから、信じるから。下がってて」
少し照れくさい台詞を、もう一度言う。背後からネィム達が、おずおずと声を掛けてきた。
「あ、あの勇者様……!」
「テル。人を疑わないのは良いことだよ。でもね……」
「ああ! アタシですら、怪しいって思うぜ!」
ユアン達に軽く窘められても、輝久はきっぱりと言う。
「悪い奴じゃないと思うんだよ」
「理由はあるのかい?」
「それは……」
ユアンに問われて、輝久は戸惑う。この感覚を言語化できない。はっきり言ってしまえば『何となく』。
自分でも不思議だった。理由や説明のつかないことが大嫌いな筈。なのに、初めて出会ったフォルテの言葉が、嘘ではないと確信している。
(けど『直感』とか『何となく』とか絶対言いたくない!)
合体してジエンドになっているお陰で、この場にマキがいないのが救いだと輝久は思った。もしいたら『成長しましたネ。エライエライ』などと言われるかも知れない。
ともかく、輝久はユアンの問いかけに四苦八苦しながら口を開く。
「り、理由は、えぇと……『敵にしては優しそうで綺麗な顔してるから』とか……?」
どうにか絞り出した理由にならない理由。ちらりと横目でフォルテを窺うと、褐色の頬を真っ赤に染めて、恥ずかしそうに俯いていた。
(変な風に受け取られた!? 何言っても墓穴じゃねえか!!)
そんな中、ロロゲが冷めた目をフォルテに向ける。
「それで、フォルテ。アンタ結局、そっち側につくんだ?」
フォルテは、ロロゲに向き合い、毅然と首を縦に振った。
「ふーん。ってかさー。フォルテだって魔王軍なんでしょー? 皆殺しの何が悪いのよー?」
「人がいるからこそ、我らは悪事ができる! 全ての人間を消してしまえば、後に何が残るというのだ!」
フォルテの言葉がタンバラに響き渡る。少しの沈黙の後で「はははは!」とクローゼが大きな笑い声をあげた。
「確かにテルの言う通り、悪い奴じゃなさそうだ!」
「そうだね」
「なのです!」
ユアンとネィムも、にこやかに頷く。だが、ロロゲだけはイライラした様子で、ツインテールを弄っていた。
「同じダークエルフだから助けてやろうと思ったのに。ま、こんなクソみたいな弱小世界にいるダークエルフが、アタシと同種の訳ないかー」
そして、ロロゲは大きく目を剥いた。小さな体から考えられない覇気が、周囲に拡散する。
「アンタも勇者も!! まとめて全部、ブッ壊してやるよ!!」
ロロゲが『勇者と女神が来るまでの間、タンバラの人間を殺す』と言った時、冗談に違いないと思った。しかし、フォルテの傍には、骨の手足が散らばっている。
一瞬でバラバラにされた配下のスケルトン兵士を見て、フォルテはロロゲの言ったことが真実であると確信した。
そして今。聞く耳持たぬロロゲはフォルテの宮殿を出て、市街地に向かおうとしていた。
フォルテは、ロロゲの前で両手を広げて立ち塞がる。
ロロゲは自身の服の裾を掴んで、にやりと笑った。
「止めようとしたって無駄だよー。とりあえず軽めの一発、いっとこっかー」
ロロゲが腹部を露わにしようとした瞬間だった。フォルテのすぐ傍の空間に、光の渦が出現した。
「な、何だ……?」
フォルテは、目を丸くして光を見る。ロロゲもまた、呆気に取られた様子で、光に見入っていた。渦巻く光はやがて扉のような長方形へと変化する。極彩色に輝く扉の中より、何者かが姿を現す。
最初、そこから出てきた者にフォルテは目を見張った。神か悪魔か。それは、何とも形容しがたい風体だった。彫像のような堅牢さを備えつつ、それでいて天の御使いのような美しさ――。
その者の後に、赤毛の女性と蒼髪の男性、そして幼い女児が続く。
生唾をごくりと呑んだ後、フォルテは口を開く。
「ア、アナタ達は?」
「アタシらは勇者のパーティだよ」
極彩色の扉が消えた後、快活そうな赤毛の女性が言った。
「勇者……! もしや、その者が?」
最初に扉から出てきた喜怒哀楽の窺い知れないその者は、フォルテの方を向いた。
「空が光るのが見えたんだ。だから急いで来た」
フォルテの耳に届いたのは、その異様とは裏腹に、若々しい男性の声だった。
ロロゲが懐中時計のような物を持って、頷く。
「クロノザが言ってた到着時間より早かったねー。ちぇっ。勇者が来るまで、遊びたかったのにー」
不満げな顔を見せたロロゲを、勇者のパーティが睨んだ。
「アレが覇王か!」
「そうみたいだね」
赤毛の女性と蒼髪の男性が、そう言った。傍にいた女児が、おずおずとフォルテに尋ねてきた。
「そ、その骨は……? ひ、人を殺したのです?」
フォルテの近くの白骨を指さしながら、女児は言った。フォルテは首を横に振る。
「それは、我が配下のスケルトンだ。ロロゲの横暴を諫めようとして攻撃された」
「スケルトン! では、骨を集めれば、ゴーレムさんのように再生できますです!」
「その通りだ。タンバラの誰も、まだ死んではいない」
フォルテが言うと、女児は明るい笑顔を見せた。更に勇者もまた、安堵の声を漏らす。
「よかった。早く片付けて、そのスケルトンも治してやろうぜ」
彼らの話を聞いて、フォルテは悟る。
この者達は、命を大切に思っている。あまつさえ、敵である私の配下のことも考えて……彼らは本当に勇者のパーティなのだ。
フォルテは、勇者の前に小走りで近付き、自分の胸に手を当てた。
「私は魔王軍四天王のフォルテだ! 私と協力して、ロロゲを止めて欲しい!」
しばしの沈黙の後、勇者が口を開く。
「ちょ、ちょっと待ってくれ。アンタは魔王軍四天王なんだよな?」
フォルテはハッと気付き、自嘲気味に笑う。
「信じられる訳はないか……」
この状況。客観的に見れば、自分がロロゲと手を組んで、勇者のパーティを罠に嵌めようとしていると思うに違いない。
「わかった。信じるよ」
だから、勇者から、そんな返事が聞こえた時、フォルテは自分の耳を疑った。
◇ ◇ ◇
ジエンドのアイシールドの向こう。輝久の視界に映る魔王軍四天王フォルテは、唖然としていた。驚いた様子で輝久に聞き返す。
「い、今なんと?」
「だから、信じるから。下がってて」
少し照れくさい台詞を、もう一度言う。背後からネィム達が、おずおずと声を掛けてきた。
「あ、あの勇者様……!」
「テル。人を疑わないのは良いことだよ。でもね……」
「ああ! アタシですら、怪しいって思うぜ!」
ユアン達に軽く窘められても、輝久はきっぱりと言う。
「悪い奴じゃないと思うんだよ」
「理由はあるのかい?」
「それは……」
ユアンに問われて、輝久は戸惑う。この感覚を言語化できない。はっきり言ってしまえば『何となく』。
自分でも不思議だった。理由や説明のつかないことが大嫌いな筈。なのに、初めて出会ったフォルテの言葉が、嘘ではないと確信している。
(けど『直感』とか『何となく』とか絶対言いたくない!)
合体してジエンドになっているお陰で、この場にマキがいないのが救いだと輝久は思った。もしいたら『成長しましたネ。エライエライ』などと言われるかも知れない。
ともかく、輝久はユアンの問いかけに四苦八苦しながら口を開く。
「り、理由は、えぇと……『敵にしては優しそうで綺麗な顔してるから』とか……?」
どうにか絞り出した理由にならない理由。ちらりと横目でフォルテを窺うと、褐色の頬を真っ赤に染めて、恥ずかしそうに俯いていた。
(変な風に受け取られた!? 何言っても墓穴じゃねえか!!)
そんな中、ロロゲが冷めた目をフォルテに向ける。
「それで、フォルテ。アンタ結局、そっち側につくんだ?」
フォルテは、ロロゲに向き合い、毅然と首を縦に振った。
「ふーん。ってかさー。フォルテだって魔王軍なんでしょー? 皆殺しの何が悪いのよー?」
「人がいるからこそ、我らは悪事ができる! 全ての人間を消してしまえば、後に何が残るというのだ!」
フォルテの言葉がタンバラに響き渡る。少しの沈黙の後で「はははは!」とクローゼが大きな笑い声をあげた。
「確かにテルの言う通り、悪い奴じゃなさそうだ!」
「そうだね」
「なのです!」
ユアンとネィムも、にこやかに頷く。だが、ロロゲだけはイライラした様子で、ツインテールを弄っていた。
「同じダークエルフだから助けてやろうと思ったのに。ま、こんなクソみたいな弱小世界にいるダークエルフが、アタシと同種の訳ないかー」
そして、ロロゲは大きく目を剥いた。小さな体から考えられない覇気が、周囲に拡散する。
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