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【外伝・終】恋愛ドラマの(残念)女王が爆誕した日⑧
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ユカリさんからもらった秘蔵映像は、あたしにとってもとんでもないお宝映像となった。
ドジっ子で、清楚系正統派健気ヒロインの理緒たんとはまったくちがうその人物造形に、あたしの心は撃ち抜かれた。
ヤバい、この人すごすぎる。
演技にどれだけ振り幅があんのよ!?
思わず早戻しをして、何度もくりかえし再生してみたけれど、とんでもなかった。
もう単純に目が奪われた。
だって、その豹変する際の演技と殺陣だけじゃない。
あらためてよく見てみたら、最初から彼はとても細かいお芝居をしていた。
画面のはしで、ほとんど映っていなくても、彼はきちんとその役としてそこに生きていた。
思い詰めたような真剣な顔も、頼りなさげにほほえむ顔も全部、注目していればそのときの彼の心情が伝わってくる。
しぐさひとつとっても、それまでの彼の演じる役の過去をかんがえさせられるようなものになっていて……。
そりゃ顔だけ見たら、主人公の弟役を演じたバーターくんのほうが、はるかにイケメンだったかもしれないけれど。
でも理緒たんのなかの人にはそれだけじゃない、ひとたび演じたならば、とたんにかがやき出すオーラのようなものがある。
……まぁ、ついでにちょっと腐った目で見ると、この役は強気受けで泣かせたくなるような感じがしたのは、ここだけの話だとして。
敵の鬼畜攻め×意地っ張り受けでも、味方の先輩包容力攻め×ツンデレ受けでも、ついでに言えば例のバーター弟による天真爛漫ワンコ攻め×えっちなお兄さん受けでもどれでもおいしくいただける!
……じゃなくて。
どのカプもとってもおいしいけれど、今はそうじゃなくて!
マジメに、お芝居として見たときの所感だったわね。
いったい何者なの、あの人は!?
見終わって最初に思ったのは、それだった。
あれだけのポテンシャルを秘めているのに、全然脚光を浴びてないなんて、みんな目がおかしいんだろうか?
たしかに所属は『プロダクションしじま』なんていう、聞いたこともない事務所だったけど、それにしたってもったいない。
なんでなんだろう??
それがあたしには、どうしても不思議だった。
やっぱり、目立ちすぎるからダメなのかしら?
でも理緒たんのときを見るかぎり、あえて抑えた演技で、つたない相手の演技のカバーまでしてあげていたんだから、それがダメだというのなら、目立ちすぎないように控えめにすることも可能だろうに……。
すごいものを見て興奮しているはずなのに、胸のなかのモヤモヤが、その疑問が、のどに刺さる小骨のように気になって仕方がなかった。
* * *
あれから理緒たんのなかの人の演技が、目に焼きついてしまって離れない。
気になって調べてみれば、過去にあたしの事務所の先輩が出ている連ドラだのスペシャルドラマだのにゲスト出演していることもあったらしい。
こういうとき、大手芸能事務所にいると助かるのよね。
たとえば舞台にしても、公式には円盤になってない作品でも、『記録映像』という決して外部に出まわることのない参考用に録画されたものを見ることができる。
まぁ、ドラマとかなら、ふつうにお願いすれば事務所で録画してたものが借りられたんだけど。
で、その事務所の力を遺憾なく発揮して、見てやりましたよ推しの出ていた作品を!!
言うまでもなく、そのどれもがキラリと光る演技ばかりだった。
本当に彼は、毎回メイクひとつで印象が大きく変わる。
役によって演技も全然ちがうから、あたりまえといえば、あたりまえなんだろうけど。
もっと彼の演じている姿を見たい。
そう願う気持ちは、片思いの恋にも似ていた。
でもあたしにとっての彼は、役者として尊敬すべき存在として『神』にも等しく思えていたからこそ、それはたんなる恋愛感情とはならなかった。
だって『神』よ?
神とは、人が崇め敬うものでしょう?
ヲタクなら祭壇作って祀るレベルの存在で、決してフラットな立場にはならないものでしょうが!!
それになにより、あたしの場合は大前提としてタカリオがいる。
なかの人たちに関してもそうだけど、推しカプがいたら見守りたいのがヲタクであって、それに割って入ってジャマしようだなんて、そんな無粋なことを思うはずがない。
ついに昨晩最終回を迎えたタカリオコンビのドラマは、あたしとユカリさんを寝不足にさせた。
おたがいに興奮しすぎて、眠れずに長電話しまくってたわよ、なんか文句ある?
これが見納めかと思ったら、もうなんか悲しくて、でも最終回は最高に萌える展開で、うれしいんだか悲しいんだかわからなくなっちゃったんだもの!
でもいつかまた続編をやってほしい、もちろん連ドラがいちばんうれしいけれどワガママは言わない。
たとえ単発スペシャルでもいい、またタカリオのふたりが見たい。
そう願ってやまなかったあたしのもとに、ユカリさんから事件の一報が入ったのは、ある日のことだった。
* * *
「大変よ、怜奈ちゃん!理緒たんの役の子、東城湊斗のファンに刺されそうになったって……!」
「ハァッ!?なによ、それ!どういうことなの?!」
楽屋に駆け込んできたユカリさんが開口一番に、そんな衝撃的なニュースを告げてきた。
「今、ゴリエちゃんから連絡があって……幸いにして理緒たんにケガとかはなかったみたいなんだけど、その東城くんのファンとおぼしき子が、わけのわかんないこと言ってナイフふりまわしてきたって……」
息切れを起こしてふらりと倒れ込みそうになるユカリさんを支えると、そっと椅子に座らせる。
出た、なぞのメイク仲間のゴリエさん!
名前がゴツすぎて、どんな人なんだろうって、すごい気になっていた人物だ。
そんなあたしの横から、マネージャーの広田さんがそっとお水を差し出してくる。
「あら、ありがとう、気が利くのね」
「いえ、当然のことッスから」
広田さんはぶっきらぼうなところはあるけれど、いかにも体育会系女子って感じで、サバサバしているところをあたしは気に入っていた。
今だって、ちゃんとあたしの大事な腐仲間のユカリさんを大事にしてくれている。
相手がタレントではなくスタッフだからといって下に見ることもないし、変な偏見とかは持っていないみたいで、そういうところもあたしにとっては重要なポイントだった。
「それで、理緒たんは……!?」
思わず心配になったあたしは、ユカリさんの肩をつかんで問う。
たぶん、かなり必死の形相をしていたと思う。
「え、えぇ、それが私もゴリエちゃんから聞いて気が動転してしまって……詳しいことはまだ聞いてないのよ……」
ようやく落ちついてきたらしいユカリさんは、ガックリと肩を落とした。
コンコンコン……
と、そこへ楽屋のドアをノックする音が響いて、あわてて広田さんが応対に出る。
ドアのほうからはぼそぼそと、なにか話している声が聞こえるけれど、あたしはそれどころじゃない気持ちだった。
「怜奈、ユカリさんに来客よ」
「どうぞー……って、どちらさま?」
広田さんが半身をずらして、部屋のなかへと相手をいざなうのに、首をかしげる。
その直後、なかへ入ってきたのは、黒髪ロングヘアーで、メガネをかけた美人さんだった。
わぁ、だれだかわかんないけど、なんかいかにも仕事ができそうって感じ!
「あらっ、ゴリエちゃん!?」
「えっ……ゴリ……ウソでしょっ?!」
どうやら目の前の黒髪美人さんは、ウワサの『ゴリエ』さんらしい。
いや、まさかこんな楚々とした美人さんのどこが『ゴリエ』さんなのよ?!
名前を聞いて想像していたゴリラ要素満点な姿とは、あまりにもギャップがある容姿に、あたしはバカみたいに口をポカンとあけてしまった。
「はじめまして、宮古怜奈さん。私、ユカ子さんとおなじメイクアップアーティストのGo-Rieと申します」
……ウソでしょ、まさかのホンモノのゴリエさんだった!?
「あ……えっと、はじめまして宮古です。変わったお名前ですね……」
どこにもゴリエ成分の感じ取れない見た目に、一瞬呆けそうになりながら、あわててかえす。
「あぁ、ふざけた名前ですみません。私、本名が後藤貴里江なんです。だから略してゴリエって、昔から呼ばれていたあだ名をアーティスト名にしたんです」
「な、なるほど……」
言われてみると、案外ふつうのお名前なのかもしれないわね。
「あらためまして突然のご訪問、失礼いたします。宮古怜奈さんもユカ子さんの腐仲間と聞いて、理緒たんの心配をされているのではないかと思い、こうして押しかけてしまいました」
「っ!それで、理緒たんは?!」
深々とあたまを下げられ、気になっていた情報に思わず身をのり出した。
「えぇ、持ち前の反射神経で難なくよけられたので、ひとまずご本人はかすり傷ひとつ負っていません」
「「よかったぁ~……」」
とたんにホッとして、全身から力が抜けていく。
見れば、ユカリさんもあたしとおなじように脱力している。
「私の兄が東城湊斗さんのマネージャーをやっておりまして、そこから直接顛末を聞いてまいりました」
ゴリエさんの話はこうだ。
犯人は、東城湊斗の強烈なストーカーじみたファンのひとりだったらしい。
なんでもモリプロでも警戒していた彼女は、はじめは出待ち入待ちもするような、ただの熱心なファンにすぎなかったらしい。
でもそれが、いつの間にかあの例のドラマのタカリオコンビを見ているうちに、彼女のなかでは自分こそが理緒たんのように大事にされている彼女だという妄想をいだくようになってしまったようで。
そして彼女は、貴宏にとっての特別な立ち位置にいる理緒たんに嫉妬した。
特にあたしもユカリさんも狂喜した最終回は、あまりにも理緒たんと貴宏の距離が近かったからなのか、それを見た犯人は、理緒たんが誘惑したせいで浮気をしたんだとキレてしまったそうだ。
そんな妄想のうえでの嫉妬をこじらせて、折り畳み式の果物ナイフで襲いかかったというのが真相なんだとか。
うわ、なにそれ怖い。
あたしたち役者は、ドラマだとか舞台だとかのお芝居で、それぞれのキャラクターを演じている。
いかにそこにリアリティーを持たせるかが大切ではあるけれど、ときおりそれを見る人にとっての事実になってしまうことがある。
あたしだって、恋愛ドラマが主なフィールドなんだから、相手役の俳優さんのファンに嫉妬されてもおかしくないわけだ。
なにしろ通常は、イケメン俳優を相手にあれこれ恋愛するのを演じてみせるんだから。
そうかんがえると、決して他人事ではないそれに、背すじに冷たいものが走った。
「その犯人は精神科への通院履歴があったようなので、おそらく事件にしても捕まえられそうにないということで、モリプロ側では公表せずに示談に持ち込む代わりに、自社の息のかかった病院に監視付きで、しっかり入院してもらうことにしたそうです」
ゴリエさんは、淡々と報告をしてくれる。
そういう話は、下手に表沙汰になっても、タレント側は被害者であるにもかかわらず、ダメージを負うこともあるわけだ。
そこら辺は、理緒たんの事務所のほうではなにもフォローがなかったらしく、キレ気味にゴリエさんのお兄さん───つまり東城湊斗のマネージャーさんが仕切ったということらしい。
「それで、問題はここからです!今回の件で、東城湊斗と理緒たんとはしばらく距離を置くよう、双方の事務所から事実上の共演NGが出てしまいました……!!」
「「なんですって!?」」
あまりのことに、あたしとユカリさんの声がハモる。
「それと、これ以外にも理緒たんのところへは、東城湊斗ファンを名乗る輩からの嫌がらせが多数寄せられていたようで、彼もまたしばらく休養に入ることになったと……」
「そんな……っ!」
ゴリエさんの報告は、あたしにとっては絶望をもたらすものだった。
「兄は、己の落ち度でこのような事態を引き起こしてしまったことを、深く反省しております。東城湊斗さんのファンの統制が取れるまでは、ひとまず距離を置くのがいちばんだと……」
ファンの統制ですって……?
どうやさしく見積もっても、これから増える一方なそれの統制を取るなんて、無理な話でしょ?!
つまり、あたしたちが切望していたタカリオコンビの続編は、永久に見られなくなってしまったようなものだということじゃない!?
───そんなの、冗談じゃない!!
あんなに沼のタカリオコンビを、ここで永遠に終わらせてなるものですか!
どうすればいい?
どうすればあたしは、タカリオのふたりを見ることができるかしら??
これまでの経験や知識を総動員して、必死にあたまをフル回転させる。
───そしてこたえは、導き出された。
共演NGを申し出たのは、東城湊斗のマネージャーと、理緒たんの所属するプロダクションしじまなら、それよりもあたしが発言力を持てばいい。
そして理緒たんにとって危険な颯田川Pを排除するのであれば……。
「───わかったわ、ならあたしがスポンサー兼プロデューサーになって、続編を作らせればいいのね?!」
「怜奈ちゃんっ?!」
そうよ、それしかないわ!
「あたしがこの業界でトップを取って、天下のモリプロさんにも、しじまさんにも共演NGを取り下げさせるわ!そんでもって、石油王になってその財力で岸本監督以下、全スタッフを集結させて続編を作る!!」
「キャー、カッコいい!その意気よ、怜奈ちゃん!!」
こぶしをにぎりしめてふりあげるあたしに、ユカリさんが拍手をしながらのってくる。
よく見れば、目をキラキラかがやかせたゴリエさんも拍手をしている。
そしてこの日を境に、あたしの目標は『業界でトップを取って石油王になる』になったのだった。
でもあたしは、すっかり忘れていた───雑誌やテレビの取材には、事務所の検閲があるということを。
取材を受けるたびに口にしていたそのタカリオを見たいがためのあたしの目標は、言葉の一部をうまく切り貼りされて『恋愛ドラマの女王と呼ばれるような存在になりたいです』と変換されていた。
恐るべし、スターライトプロモーション!!
あたしの欲にまみれた目標は、スタラコードに引っかかってしまったってことなの?!
思わずくやしさに歯噛みしたのは、言うまでもなかった。
* * *
そしてこのときから2年後、いまだ石油王にはなっていなかったものの、『恋愛ドラマの女王』の呼び名を手に入れていたあたしは、ついに東城湊斗と恋人役で共演をすることになる。
そこで念願の理緒たんに出会えることになるのは、もうまもなくのことだった。
* * *
───これは、のちに『恋愛ドラマの女王』と呼ばれ、お茶の間に愛されることになった女優、宮古怜奈がヨコシマな理由から『業界トップにのぼりつめて石油王になる』という野望を抱いた経緯を記した、残念女王がこの世に爆誕した日にいたるまでのお話である。
だがその本当の背景を知るものは、この世にわずかしかいないのであった───
~ 外伝・完 ~
ドジっ子で、清楚系正統派健気ヒロインの理緒たんとはまったくちがうその人物造形に、あたしの心は撃ち抜かれた。
ヤバい、この人すごすぎる。
演技にどれだけ振り幅があんのよ!?
思わず早戻しをして、何度もくりかえし再生してみたけれど、とんでもなかった。
もう単純に目が奪われた。
だって、その豹変する際の演技と殺陣だけじゃない。
あらためてよく見てみたら、最初から彼はとても細かいお芝居をしていた。
画面のはしで、ほとんど映っていなくても、彼はきちんとその役としてそこに生きていた。
思い詰めたような真剣な顔も、頼りなさげにほほえむ顔も全部、注目していればそのときの彼の心情が伝わってくる。
しぐさひとつとっても、それまでの彼の演じる役の過去をかんがえさせられるようなものになっていて……。
そりゃ顔だけ見たら、主人公の弟役を演じたバーターくんのほうが、はるかにイケメンだったかもしれないけれど。
でも理緒たんのなかの人にはそれだけじゃない、ひとたび演じたならば、とたんにかがやき出すオーラのようなものがある。
……まぁ、ついでにちょっと腐った目で見ると、この役は強気受けで泣かせたくなるような感じがしたのは、ここだけの話だとして。
敵の鬼畜攻め×意地っ張り受けでも、味方の先輩包容力攻め×ツンデレ受けでも、ついでに言えば例のバーター弟による天真爛漫ワンコ攻め×えっちなお兄さん受けでもどれでもおいしくいただける!
……じゃなくて。
どのカプもとってもおいしいけれど、今はそうじゃなくて!
マジメに、お芝居として見たときの所感だったわね。
いったい何者なの、あの人は!?
見終わって最初に思ったのは、それだった。
あれだけのポテンシャルを秘めているのに、全然脚光を浴びてないなんて、みんな目がおかしいんだろうか?
たしかに所属は『プロダクションしじま』なんていう、聞いたこともない事務所だったけど、それにしたってもったいない。
なんでなんだろう??
それがあたしには、どうしても不思議だった。
やっぱり、目立ちすぎるからダメなのかしら?
でも理緒たんのときを見るかぎり、あえて抑えた演技で、つたない相手の演技のカバーまでしてあげていたんだから、それがダメだというのなら、目立ちすぎないように控えめにすることも可能だろうに……。
すごいものを見て興奮しているはずなのに、胸のなかのモヤモヤが、その疑問が、のどに刺さる小骨のように気になって仕方がなかった。
* * *
あれから理緒たんのなかの人の演技が、目に焼きついてしまって離れない。
気になって調べてみれば、過去にあたしの事務所の先輩が出ている連ドラだのスペシャルドラマだのにゲスト出演していることもあったらしい。
こういうとき、大手芸能事務所にいると助かるのよね。
たとえば舞台にしても、公式には円盤になってない作品でも、『記録映像』という決して外部に出まわることのない参考用に録画されたものを見ることができる。
まぁ、ドラマとかなら、ふつうにお願いすれば事務所で録画してたものが借りられたんだけど。
で、その事務所の力を遺憾なく発揮して、見てやりましたよ推しの出ていた作品を!!
言うまでもなく、そのどれもがキラリと光る演技ばかりだった。
本当に彼は、毎回メイクひとつで印象が大きく変わる。
役によって演技も全然ちがうから、あたりまえといえば、あたりまえなんだろうけど。
もっと彼の演じている姿を見たい。
そう願う気持ちは、片思いの恋にも似ていた。
でもあたしにとっての彼は、役者として尊敬すべき存在として『神』にも等しく思えていたからこそ、それはたんなる恋愛感情とはならなかった。
だって『神』よ?
神とは、人が崇め敬うものでしょう?
ヲタクなら祭壇作って祀るレベルの存在で、決してフラットな立場にはならないものでしょうが!!
それになにより、あたしの場合は大前提としてタカリオがいる。
なかの人たちに関してもそうだけど、推しカプがいたら見守りたいのがヲタクであって、それに割って入ってジャマしようだなんて、そんな無粋なことを思うはずがない。
ついに昨晩最終回を迎えたタカリオコンビのドラマは、あたしとユカリさんを寝不足にさせた。
おたがいに興奮しすぎて、眠れずに長電話しまくってたわよ、なんか文句ある?
これが見納めかと思ったら、もうなんか悲しくて、でも最終回は最高に萌える展開で、うれしいんだか悲しいんだかわからなくなっちゃったんだもの!
でもいつかまた続編をやってほしい、もちろん連ドラがいちばんうれしいけれどワガママは言わない。
たとえ単発スペシャルでもいい、またタカリオのふたりが見たい。
そう願ってやまなかったあたしのもとに、ユカリさんから事件の一報が入ったのは、ある日のことだった。
* * *
「大変よ、怜奈ちゃん!理緒たんの役の子、東城湊斗のファンに刺されそうになったって……!」
「ハァッ!?なによ、それ!どういうことなの?!」
楽屋に駆け込んできたユカリさんが開口一番に、そんな衝撃的なニュースを告げてきた。
「今、ゴリエちゃんから連絡があって……幸いにして理緒たんにケガとかはなかったみたいなんだけど、その東城くんのファンとおぼしき子が、わけのわかんないこと言ってナイフふりまわしてきたって……」
息切れを起こしてふらりと倒れ込みそうになるユカリさんを支えると、そっと椅子に座らせる。
出た、なぞのメイク仲間のゴリエさん!
名前がゴツすぎて、どんな人なんだろうって、すごい気になっていた人物だ。
そんなあたしの横から、マネージャーの広田さんがそっとお水を差し出してくる。
「あら、ありがとう、気が利くのね」
「いえ、当然のことッスから」
広田さんはぶっきらぼうなところはあるけれど、いかにも体育会系女子って感じで、サバサバしているところをあたしは気に入っていた。
今だって、ちゃんとあたしの大事な腐仲間のユカリさんを大事にしてくれている。
相手がタレントではなくスタッフだからといって下に見ることもないし、変な偏見とかは持っていないみたいで、そういうところもあたしにとっては重要なポイントだった。
「それで、理緒たんは……!?」
思わず心配になったあたしは、ユカリさんの肩をつかんで問う。
たぶん、かなり必死の形相をしていたと思う。
「え、えぇ、それが私もゴリエちゃんから聞いて気が動転してしまって……詳しいことはまだ聞いてないのよ……」
ようやく落ちついてきたらしいユカリさんは、ガックリと肩を落とした。
コンコンコン……
と、そこへ楽屋のドアをノックする音が響いて、あわてて広田さんが応対に出る。
ドアのほうからはぼそぼそと、なにか話している声が聞こえるけれど、あたしはそれどころじゃない気持ちだった。
「怜奈、ユカリさんに来客よ」
「どうぞー……って、どちらさま?」
広田さんが半身をずらして、部屋のなかへと相手をいざなうのに、首をかしげる。
その直後、なかへ入ってきたのは、黒髪ロングヘアーで、メガネをかけた美人さんだった。
わぁ、だれだかわかんないけど、なんかいかにも仕事ができそうって感じ!
「あらっ、ゴリエちゃん!?」
「えっ……ゴリ……ウソでしょっ?!」
どうやら目の前の黒髪美人さんは、ウワサの『ゴリエ』さんらしい。
いや、まさかこんな楚々とした美人さんのどこが『ゴリエ』さんなのよ?!
名前を聞いて想像していたゴリラ要素満点な姿とは、あまりにもギャップがある容姿に、あたしはバカみたいに口をポカンとあけてしまった。
「はじめまして、宮古怜奈さん。私、ユカ子さんとおなじメイクアップアーティストのGo-Rieと申します」
……ウソでしょ、まさかのホンモノのゴリエさんだった!?
「あ……えっと、はじめまして宮古です。変わったお名前ですね……」
どこにもゴリエ成分の感じ取れない見た目に、一瞬呆けそうになりながら、あわててかえす。
「あぁ、ふざけた名前ですみません。私、本名が後藤貴里江なんです。だから略してゴリエって、昔から呼ばれていたあだ名をアーティスト名にしたんです」
「な、なるほど……」
言われてみると、案外ふつうのお名前なのかもしれないわね。
「あらためまして突然のご訪問、失礼いたします。宮古怜奈さんもユカ子さんの腐仲間と聞いて、理緒たんの心配をされているのではないかと思い、こうして押しかけてしまいました」
「っ!それで、理緒たんは?!」
深々とあたまを下げられ、気になっていた情報に思わず身をのり出した。
「えぇ、持ち前の反射神経で難なくよけられたので、ひとまずご本人はかすり傷ひとつ負っていません」
「「よかったぁ~……」」
とたんにホッとして、全身から力が抜けていく。
見れば、ユカリさんもあたしとおなじように脱力している。
「私の兄が東城湊斗さんのマネージャーをやっておりまして、そこから直接顛末を聞いてまいりました」
ゴリエさんの話はこうだ。
犯人は、東城湊斗の強烈なストーカーじみたファンのひとりだったらしい。
なんでもモリプロでも警戒していた彼女は、はじめは出待ち入待ちもするような、ただの熱心なファンにすぎなかったらしい。
でもそれが、いつの間にかあの例のドラマのタカリオコンビを見ているうちに、彼女のなかでは自分こそが理緒たんのように大事にされている彼女だという妄想をいだくようになってしまったようで。
そして彼女は、貴宏にとっての特別な立ち位置にいる理緒たんに嫉妬した。
特にあたしもユカリさんも狂喜した最終回は、あまりにも理緒たんと貴宏の距離が近かったからなのか、それを見た犯人は、理緒たんが誘惑したせいで浮気をしたんだとキレてしまったそうだ。
そんな妄想のうえでの嫉妬をこじらせて、折り畳み式の果物ナイフで襲いかかったというのが真相なんだとか。
うわ、なにそれ怖い。
あたしたち役者は、ドラマだとか舞台だとかのお芝居で、それぞれのキャラクターを演じている。
いかにそこにリアリティーを持たせるかが大切ではあるけれど、ときおりそれを見る人にとっての事実になってしまうことがある。
あたしだって、恋愛ドラマが主なフィールドなんだから、相手役の俳優さんのファンに嫉妬されてもおかしくないわけだ。
なにしろ通常は、イケメン俳優を相手にあれこれ恋愛するのを演じてみせるんだから。
そうかんがえると、決して他人事ではないそれに、背すじに冷たいものが走った。
「その犯人は精神科への通院履歴があったようなので、おそらく事件にしても捕まえられそうにないということで、モリプロ側では公表せずに示談に持ち込む代わりに、自社の息のかかった病院に監視付きで、しっかり入院してもらうことにしたそうです」
ゴリエさんは、淡々と報告をしてくれる。
そういう話は、下手に表沙汰になっても、タレント側は被害者であるにもかかわらず、ダメージを負うこともあるわけだ。
そこら辺は、理緒たんの事務所のほうではなにもフォローがなかったらしく、キレ気味にゴリエさんのお兄さん───つまり東城湊斗のマネージャーさんが仕切ったということらしい。
「それで、問題はここからです!今回の件で、東城湊斗と理緒たんとはしばらく距離を置くよう、双方の事務所から事実上の共演NGが出てしまいました……!!」
「「なんですって!?」」
あまりのことに、あたしとユカリさんの声がハモる。
「それと、これ以外にも理緒たんのところへは、東城湊斗ファンを名乗る輩からの嫌がらせが多数寄せられていたようで、彼もまたしばらく休養に入ることになったと……」
「そんな……っ!」
ゴリエさんの報告は、あたしにとっては絶望をもたらすものだった。
「兄は、己の落ち度でこのような事態を引き起こしてしまったことを、深く反省しております。東城湊斗さんのファンの統制が取れるまでは、ひとまず距離を置くのがいちばんだと……」
ファンの統制ですって……?
どうやさしく見積もっても、これから増える一方なそれの統制を取るなんて、無理な話でしょ?!
つまり、あたしたちが切望していたタカリオコンビの続編は、永久に見られなくなってしまったようなものだということじゃない!?
───そんなの、冗談じゃない!!
あんなに沼のタカリオコンビを、ここで永遠に終わらせてなるものですか!
どうすればいい?
どうすればあたしは、タカリオのふたりを見ることができるかしら??
これまでの経験や知識を総動員して、必死にあたまをフル回転させる。
───そしてこたえは、導き出された。
共演NGを申し出たのは、東城湊斗のマネージャーと、理緒たんの所属するプロダクションしじまなら、それよりもあたしが発言力を持てばいい。
そして理緒たんにとって危険な颯田川Pを排除するのであれば……。
「───わかったわ、ならあたしがスポンサー兼プロデューサーになって、続編を作らせればいいのね?!」
「怜奈ちゃんっ?!」
そうよ、それしかないわ!
「あたしがこの業界でトップを取って、天下のモリプロさんにも、しじまさんにも共演NGを取り下げさせるわ!そんでもって、石油王になってその財力で岸本監督以下、全スタッフを集結させて続編を作る!!」
「キャー、カッコいい!その意気よ、怜奈ちゃん!!」
こぶしをにぎりしめてふりあげるあたしに、ユカリさんが拍手をしながらのってくる。
よく見れば、目をキラキラかがやかせたゴリエさんも拍手をしている。
そしてこの日を境に、あたしの目標は『業界でトップを取って石油王になる』になったのだった。
でもあたしは、すっかり忘れていた───雑誌やテレビの取材には、事務所の検閲があるということを。
取材を受けるたびに口にしていたそのタカリオを見たいがためのあたしの目標は、言葉の一部をうまく切り貼りされて『恋愛ドラマの女王と呼ばれるような存在になりたいです』と変換されていた。
恐るべし、スターライトプロモーション!!
あたしの欲にまみれた目標は、スタラコードに引っかかってしまったってことなの?!
思わずくやしさに歯噛みしたのは、言うまでもなかった。
* * *
そしてこのときから2年後、いまだ石油王にはなっていなかったものの、『恋愛ドラマの女王』の呼び名を手に入れていたあたしは、ついに東城湊斗と恋人役で共演をすることになる。
そこで念願の理緒たんに出会えることになるのは、もうまもなくのことだった。
* * *
───これは、のちに『恋愛ドラマの女王』と呼ばれ、お茶の間に愛されることになった女優、宮古怜奈がヨコシマな理由から『業界トップにのぼりつめて石油王になる』という野望を抱いた経緯を記した、残念女王がこの世に爆誕した日にいたるまでのお話である。
だがその本当の背景を知るものは、この世にわずかしかいないのであった───
~ 外伝・完 ~
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唯一の仇名が《根暗の根本君》である地味男である<根本 源(ねもと げん)>には、まるで王子様の様なキラキラ幼馴染<空野 翔(そらの かける)>がいる。
ある日、そんな幼馴染と仲良くなりたいカースト上位女子に呼び出され、金魚のフンと言われてしまい、改めて自分の立ち位置というモノを冷静に考えたが……あれ?なんか俺達っておかしくない??
イケメンヤンデレ男子✕地味な平凡男子のちょっとした日常の一コマ話です。
この噛み痕は、無効。
ことわ子
BL
執着強めのαで高校一年生の茜トキ×αアレルギーのβで高校三年生の品野千秋
α、β、Ωの三つの性が存在する現代で、品野千秋(しなのちあき)は一番人口が多いとされる平凡なβで、これまた平凡な高校三年生として暮らしていた。
いや、正しくは"平凡に暮らしたい"高校生として、自らを『αアレルギー』と自称するほど日々αを憎みながら生活していた。
千秋がαアレルギーになったのは幼少期のトラウマが原因だった。その時から千秋はαに対し強い拒否反応を示すようになり、わざわざαのいない高校へ進学するなど、徹底してαを避け続けた。
そんなある日、千秋は体育の授業中に熱中症で倒れてしまう。保健室で目を覚ますと、そこには親友の向田翔(むこうだかける)ともう一人、初めて見る下級生の男がいた。
その男と、トラウマの原因となった人物の顔が重なり千秋は混乱するが、男は千秋の混乱をよそに急に距離を詰めてくる。
「やっと見つけた」
男は誰もが見惚れる顔でそう言った。
推しにプロポーズしていたなんて、何かの間違いです
一ノ瀬麻紀
BL
引きこもりの僕、麻倉 渚(あさくら なぎさ)と、人気アイドルの弟、麻倉 潮(あさくら うしお)
同じ双子だというのに、なぜこんなにも違ってしまったのだろう。
時々ふとそんな事を考えてしまうけど、それでも僕は、理解のある家族に恵まれ充実した引きこもり生活をエンジョイしていた。
僕は極度の人見知りであがり症だ。いつからこんなふうになってしまったのか、よく覚えていない。
本音を言うなら、弟のように表舞台に立ってみたいと思うこともある。けれどそんなのは無理に決まっている。
だから、安全な自宅という城の中で、僕は今の生活をエンジョイするんだ。高望みは一切しない。
なのに、弟がある日突然変なことを言い出した。
「今度の月曜日、俺の代わりに学校へ行ってくれないか?」
ありえない頼み事だから断ろうとしたのに、弟は僕の弱みに付け込んできた。
僕の推しは俳優の、葛城 結斗(かつらぎ ゆうと)くんだ。
その結斗くんのスペシャルグッズとサイン、というエサを目の前にちらつかせたんだ。
悔しいけど、僕は推しのサインにつられて首を縦に振ってしまった。
え?葛城くんが目の前に!?
どうしよう、人生最大のピンチだ!!
✤✤
「推し」「高校生BL」をテーマに書いたお話です。
全年齢向けの作品となっています。
一度短編として完結した作品ですが、既存部分の改稿と、新規エピソードを追加しました。
✤✤
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はじめまして!
最初は少し切な系かと思ってましたが、怜奈さんの登場辺りから雰囲気が…笑
さすが業界トップの変愛石油王!の怜奈さん!めっちゃ大好きです(*´艸`*)💕
ぴよこ様
はじめまして、コメントをいただき、ありがとうございますm(_ _)m
そうですね、怜奈さんはコメディエンヌとしても優秀な存在なので、出てくるだけでコメディ度合いが高くなります。
本編とのギャップを楽しんでいただけましたら幸いです!
面白い!このマネージャー、いい!
JUN様
コメントをいただきまして、ありがとうございます!
おもしろいと楽しんでいただけるのは、なによりの励みです。
後藤さんを気に入ってくださり、ありがとうございます。
あの伝説の理緒役について、ヲタク目線での解釈付き!!最高です!
見てないのにドラマ見た気分になりました。
こうして彼女ははまっていったんですね・・・。
唯我様
コメントをいただきまして、ありがとうございます!
せっかくならば、残念女王にも、もっと活躍の場があってもいいかな~と思いまして……。
東城以外の目線から見た姿もお伝えできるかな、と思っています。
少しでも当時の雰囲気をそこから感じていただけましたら幸いです!