正義が勝たないデスゲームから脱出しよう。【R15】

かざみはら まなか

文字の大きさ
26 / 519

26.デスゲームというビジネスモデル。収益に繋がらないような人材は、強制的に収益を上げられる状態にして、収益に貢献させる?ソロ出演で?

しおりを挟む
ふーくんの見せ場が多かった?

ラキちゃんの発言に、俺は度肝を抜かれた。

ラキちゃんとふーくんの組み合わせは、このデスゲームが開始して、すぐに注目されていた。

ふーくんが、ラキちゃんに絡みにいく絵面は、最初、脇役にもならないチョイ役っぽかったのに。

ラキちゃんに見事にやっつけられて、ラキちゃんに華を持たせているふーくん。

やられ役の理想形か?

ラキちゃんが、言及した見せ場、という単語。

デスゲームでは、意味があるんだろう。

見せ場という単語には、注目されている、というイメージがある。

見せている方も、気合が入っていそうな。

そもそも、このデスゲームは、有料アプリを利用した、ビジネス。

コメントを入れるだけで金を稼げたんだから、運営側は、金を持っている。

どんなビジネスモデルなんだろうか?

一般には、広告を出していない。
会員向けのサービスなことは確かだ。

俺がコメントの仕事を探したときも、誰でもできる仕事ではなかった。

デスゲームが、人の死を売りにして、ビジネスとして成立しているなら、マーケットを広げる必要はない。

ライトな層向けにして、商品価値を薄めるよりも、一定数いるニッチでコアな層向けに絞った方が、長続きする。

安かろう悪かろうの、玉石混交から、一粒の金を探すより、金をかけて、金に見合う高品質で満足のいくサービスを受ける方が、タイパがよく、満足度も高い。

大っぴらにできない趣味であるがため、趣味のためにお金を出すことに抵抗がない層をターゲットに絞れば、安定経営?

ラキちゃんとふーくんは、会話だけの時間も含めて、今回のデスゲームで、一番映されている。

今日の、紅一点からの集中攻撃で、ふーくんの持ち点が激減しても。

今回のデスゲームにおける視聴率と収益に貢献したのは、ラキちゃんとふーくんの組み合わせ。

次点で、トレード申し込みをした女とふーくん。

ふーくんが、体を張って視聴率を稼ぎ、高収益を記録したなら。

デスゲームの運営が、ふーくんの出番をデスゲームからなくすことは、しない。

ふーくんは、今日、やられ役としてのポジションを確立していた。

ビジネスという視点で、デスゲームをとらえると、収益に繋がらない参加者は、早々に退場させたい。

ぱっとしないまま退場させるより、収益的に、最後に一花咲かせて、元手を回収する。

古参の参加者のうち、一定の収益が上がらない参加者は入れ替えて、新しい参加者を投入する。

デスゲーム運営が、主義主張ではなく、デスゲームをビジネスとして捉えているなら。

確実に死から逃げられないようにした上で、死への恐怖に怯えながら、抗う姿を強制的に引き出させる、ソロ出演がなくなることは、ない。

ラキちゃんとふーくんは、ソロ出演に回すのが惜しい人材。

では、ラキちゃんとふーくん以外の男リーダーチームは?

印象に残っているのは、男リーダー、テニス経験者っぽい男、紅一点の三人。

他は、二度目に見たら、見覚えあるな、くらい。

運営がピックアップして、リーダーに指名した男リーダーは、今回、大活躍はしていないけれど、小悪党としては、活躍していた。

テニス経験者っぽい男は、小悪党の下っ端として、見せ場があった。

紅一点は、地味に出ずっぱりだったけれど。

ふーくんの活躍と比べると、ぱっとしない。

野球してそうな男が、慌てたのは、ラキちゃんの指摘に思い当たることが、他にもあったんだろう。

俺は、デスゲームのライブ映像を見ながら、頭を働かせる。

デスゲームの参加から、逃げられないなら。

入り口が開く前に、俺だけの方針を決めておかないと。

死を売り物にするデスゲームに参加することが決まっていても、俺は死にたくない。

ラキちゃんは、死ににきた、と言っていた。

俺は生き延びるために、画面越しのドッジボールから学習する。

俺に、信念という程のものはない。

ただ、生きたいという意欲だけはある。

もっとヒントを掴まないと。

「あ、俺は、セーフだ。俺は、今日、見せ場を作っている。リーダーのおかげで。ありがとう、リーダー。」 
とテニス経験者っぽい男が、ボールを上に投げて、キャッチした。

テニス経験者っぽい男に軽妙に話しかけられている男リーダー、タツキの表情は冴えない。

「リーダー、どうした?」
とテニス経験者っぽい男。

気難しそうに黙り込む男リーダー、タツキは、テニス経験者っぽい男を黙殺。

「タツキさんは、見せ場を作っていない。」
と野球してそうな男が代わりに答えた。

「今回は、だろ?」
とテニス経験者っぽい男。

「その、けっこう前から。」
と野球してそうな男。

「もしかして、見せ場を作るために、地獄への特急待ち確定?
リーダーとは短い付き合いだった。」
とテニス経験者っぽい男。

テニス経験者っぽい男は、参加歴は短くても、ラキちゃんと同様、デスゲームは何たるか、を知っている。

ラキちゃんといい、テニス経験者っぽい男といい、どこで知ったんだ?

テニス経験者っぽい男は、男リーダーに近づき、信頼されて、使われているように見せかけていた?

男リーダーをカムフラージュに使って、目立ちすぎないように立ち回ったのか?
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

処理中です...