正義が勝たないデスゲームから脱出しよう。【R15】

かざみはら まなか

文字の大きさ
29 / 519

29.ドッジボールの試合の最終到達点に、デスゲーム運営の意図が働いていないか?男リーダー、タツキは、ダークホースのラキちゃんがいなければ?

しおりを挟む
ラキちゃんは、ふーくんの手を持って、タツキの鼻の穴から、ふーくんの指を抜いた。

ふーくんの指先には、タツキの鼻血と鼻くそがついている。

鼻くそまでカメラに映すのか。

「私の指じゃなくて良かった。」
とラキちゃん。

「ラキちゃん、俺も嫌だ。鼻の中に指を突っ込むのは、自分の鼻だけにしたかった。」
とふーくんが、弱々しく、ラキちゃんに抗議をしている。

「ふーくんは、私に負けたんだから、言うことを聞けば?」
とラキちゃん。

「俺は、ラキちゃんに負けたから、ラキちゃんの部下になる?」
とふーくん。

「その理屈でいくと、リーダーは、ふーくんの部下になる。」
とラキちゃん。

「タツキを部下にするのはやりにくいよ、ラキちゃん。」
とふーくん。

「命を賭けた勝負に負けたふーくんは、オセロみたいなものと考えたら?」
とラキちゃん。

男リーダー、タツキは、ふーくんとは違って、体育会系の体格をしている。

ふーくんは、ひょろっとしているから、女性のラキちゃんでも、簡単にいなせた。

男リーダー、タツキをやっつけようとしたら、ラキちゃんも無傷じゃ済まなかっただろう。

ラキちゃんが、男リーダー、タツキの鼻に、ふーくんの指を突っ込んで、勝ちとしたのは、体格差を必要としない勝負だから。

スピードと位置の正確さ、思い切りの良さが、勝負の決め手だった。

ラキちゃんが勝利するという形で、男リーダー、タツキとラキちゃんの勝負の決着はついた。

男リーダー、タツキの見せ場にはなった。

テニス経験者っぽい男は、どう出る?

テニス経験者っぽい男は、男リーダー、タツキに、『道連れ』を作ることを勧めていた。

テニス経験者っぽい男は、男リーダー、タツキがラキちゃんに挑んで、二人とも重傷を負うこと期待して、そそのかした気がする。

男リーダー、タツキと、テニス経験者っぽい男の立ち位置は、完全に入れ替わっている。

俺は、対象的な二人の存在を目の前に突きつけられているように感じた。

男リーダー、タツキは、デスゲームの外では同じ方法で問題なくやれていたんだろう。

自分の手は汚さず、文句を言わずに、タツキに従う誰かを使って、他人を追い詰めたり、嫌がらせを行い、うまい汁を吸う、というやり方。

成功体験があったから、男リーダー、タツキは、デスゲーム内でも、その手法をそのまま使ってきた。

今までは、うまくいっていた。

タツキは、ドッジボールでも、チームを率いるリーダーに任命されていた。

タツキの周りには、テニス経験者っぽい男や、紅一点、ふーくんだけじゃなく、野球してそうな男も、それ以外も集まっていた。

男リーダーチームは、男リーダー、タツキを中心に集まっていた。

ドッジボールの試合前から、男リーダー、タツキのチームメンバーは決まっていた。

男リーダーチームに入るのを希望していないラキちゃんは、例外。

男リーダーチームが、ドッジボールで試合をした結果、男リーダー、タツキが今の状況に陥ることを、運営は予想していた?

ラキちゃんが起爆剤になりはしたけど。

男リーダー、タツキの見せ場がない状況は、ラキちゃんがいようがいまいが変わらなかった。

男リーダー、タツキの危機感を煽って、タツキに、同じチームの内野のメンバーを攻撃させる流れにもっていくこと。

今回のドッジボールの試合の最終到達点が、そこだったという可能性は?

ラキちゃんという存在は、男リーダー、タツキにとって、都合のいい他人だったから、タツキは迷わずにラキちゃんを選び、ラキちゃんは、知恵を使って、簡単に勝った。

もし、男リーダー、タツキのドッジボールチームに、ラキちゃんがいなかったら?

男リーダー、タツキは、誰を攻撃しただろう?

体育会系の体格のいい同性同士なら、男リーダー、タツキが攻撃しようとした途端にやり返される可能性が高くなる。

やり返された後、そのままソロ出演コースへ行き、デスゲームからの退場というスケジュールが組まれていても、おかしくはない。

ビジネスとしては、何もおかしいところはない。

成果を出していないと指摘されて、肩叩きにあって、左遷されて、一生帰ってこない構図。

デスゲームの場合、一生帰ってこないというのは、死んでいるから、という注釈がつくけど。

男リーダー、タツキは、今、見せ場を作ったことで、生き延びることができたことになるのか?

結果は、すぐ分かるのか?

俺が見ている間に、結果が分かると対策を立てるヒントが増える。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

処理中です...