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第3章 結婚しました。公爵閣下と。オレ、歓迎、されてます?
32.喧嘩は悔いが残らないように、腹をくくってから。既に、好かれる余地がない嫌われっぷりなもので。さて、まずは、一人目を仕留めるか。
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「公爵の伴侶が、こんな男なんて。公爵に相応しくない。」
と司祭の従兄弟。
「がっかり、ひたすらがっかりよ。」
と医者の妹。
「見た目も中身も、救いようがないな。」
と近衛騎士団長の甥。
「公爵は、どうして、この男を選んだのでしょう?」
と宰相の娘。
「この男は、公爵の伴侶、失格です。」
と国王陛下の姉。
「じゃあ、失格くん、と呼んであげないと?」
と医者の妹。
「伴侶失格、が相応しいです。名は体を表すと言います。」
と司祭の従兄弟。
「おう、お似合いだ、伴侶失格。」
と近衛騎士団長の甥。
「みすぼらしい頭と見た目で公爵の汚点になるなんて。」
と宰相の娘。
「公爵を解放しなさい。公爵の伴侶は、お前のような、卑しいものには務まらない。」
と国王陛下の姉。
「解放って?
オレに、何をしてほしいんですか?」
オレは、鼻で笑ってやった。
オレは、この世界に来て、尊厳をごりごり削られた。
命は、今のところ、無事。
それも、今のところは、だ。
今後の保証は、何もない。
オレは、この世界から、生きて、元気にさよならしたい。
だから。
オレは、この世界の住人が肉体的にも精神的にも、オレを害することがないようにする。
人間関係の基本は、ナメられないように。
オレは、オレの人生初のお茶会のゲストに、二度と公爵家の敷居をまたがせない。
こいつらが、当たり前のように公爵家を出入りすることは、オレの生活を脅かすこと。
オレは、オレの生活が脅かされるなんて、まっぴらだ。
オレは、ゲストを見回す。
おもむろに、オレは、口を開いた。
「あんた達は、どれぐらい偉いんでした?」
「えー!伴侶失格が、何か頭のおかしな人の台詞を言い出した。」
と医者の妹。
「オレは、公爵の伴侶。で、あんたは何?
あんたは、医者の妹なだけ。
あんた自身は、どんな地位についていて、どんだけ権力を持っているのか、教えてもらってなかったなあ。
どうなんだよ?」
医者の妹は、ぐっと返事につまった。
「医者の妹よ、あんたは、公爵家の敷地に出入り禁止。
理由は、分かるよな?
あんた、公爵家に出入りするには相応しくないから。」
医者の妹は、むかっとして、何かを言おうとしたから、先に言ってやる。
「五人いた婚約者候補が、一人脱落かあ。
医者の妹は、一人だけ、他の4人とは毛色が違うもんな?
あんたを出入り禁止にするのに、反対するか、他の4人に聞いてみたらどうだ?」
オレは、他の4人に目を向ける。
医者の妹は、憤怒の表情でオレを見ていたが、オレと同様に、他の4人を見て、たじろいだ。
「医者の妹が、婚約者候補から脱落することに、反対するゲストは、いなさそうだ。
医者の妹を、他の4人と一緒の扱いにするには、無理があったということじゃないか?」
オレが水を向けると、他の4人は、否定しなかった。
「自分は、何もできないし、しないくせに、ぐいぐいきて、図々しい。」
と司祭の従兄弟。
「あなたもでしょ!」
と医者の妹。
「一緒にしないでもらいたい。ぼくは、手ぶらで、他所の家の男にお願いしにいくような恥知らずじゃない。」
と司祭の従兄弟。
「女の子だから、優しくしなさいよ、とか、丁重に扱って、とか、注文が多いんだが。
優しくする理由が、どこにもないので、何を根拠に主張しているのか、毎回分からない。
丁重に扱うべき相手には、言われる前から、そうしている。」
と近衛騎士団長の甥。
「女の子に優しくするのは当然でしょ?
そんなんだから、近衛騎士なのに、モテないのよ!」
と医者の妹。
「俺は、公爵の婚約者候補だ。応えられないと分かっているから、不誠実な真似はしない。」
と近衛騎士団長の甥。
「医者の妹は、今から無期限で、公爵家の敷居をまたがせない。
公爵の伴侶として、オレが決めた。
従わないなら、強制退去。
さあ、帰れ。」
と司祭の従兄弟。
「がっかり、ひたすらがっかりよ。」
と医者の妹。
「見た目も中身も、救いようがないな。」
と近衛騎士団長の甥。
「公爵は、どうして、この男を選んだのでしょう?」
と宰相の娘。
「この男は、公爵の伴侶、失格です。」
と国王陛下の姉。
「じゃあ、失格くん、と呼んであげないと?」
と医者の妹。
「伴侶失格、が相応しいです。名は体を表すと言います。」
と司祭の従兄弟。
「おう、お似合いだ、伴侶失格。」
と近衛騎士団長の甥。
「みすぼらしい頭と見た目で公爵の汚点になるなんて。」
と宰相の娘。
「公爵を解放しなさい。公爵の伴侶は、お前のような、卑しいものには務まらない。」
と国王陛下の姉。
「解放って?
オレに、何をしてほしいんですか?」
オレは、鼻で笑ってやった。
オレは、この世界に来て、尊厳をごりごり削られた。
命は、今のところ、無事。
それも、今のところは、だ。
今後の保証は、何もない。
オレは、この世界から、生きて、元気にさよならしたい。
だから。
オレは、この世界の住人が肉体的にも精神的にも、オレを害することがないようにする。
人間関係の基本は、ナメられないように。
オレは、オレの人生初のお茶会のゲストに、二度と公爵家の敷居をまたがせない。
こいつらが、当たり前のように公爵家を出入りすることは、オレの生活を脅かすこと。
オレは、オレの生活が脅かされるなんて、まっぴらだ。
オレは、ゲストを見回す。
おもむろに、オレは、口を開いた。
「あんた達は、どれぐらい偉いんでした?」
「えー!伴侶失格が、何か頭のおかしな人の台詞を言い出した。」
と医者の妹。
「オレは、公爵の伴侶。で、あんたは何?
あんたは、医者の妹なだけ。
あんた自身は、どんな地位についていて、どんだけ権力を持っているのか、教えてもらってなかったなあ。
どうなんだよ?」
医者の妹は、ぐっと返事につまった。
「医者の妹よ、あんたは、公爵家の敷地に出入り禁止。
理由は、分かるよな?
あんた、公爵家に出入りするには相応しくないから。」
医者の妹は、むかっとして、何かを言おうとしたから、先に言ってやる。
「五人いた婚約者候補が、一人脱落かあ。
医者の妹は、一人だけ、他の4人とは毛色が違うもんな?
あんたを出入り禁止にするのに、反対するか、他の4人に聞いてみたらどうだ?」
オレは、他の4人に目を向ける。
医者の妹は、憤怒の表情でオレを見ていたが、オレと同様に、他の4人を見て、たじろいだ。
「医者の妹が、婚約者候補から脱落することに、反対するゲストは、いなさそうだ。
医者の妹を、他の4人と一緒の扱いにするには、無理があったということじゃないか?」
オレが水を向けると、他の4人は、否定しなかった。
「自分は、何もできないし、しないくせに、ぐいぐいきて、図々しい。」
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「あなたもでしょ!」
と医者の妹。
「一緒にしないでもらいたい。ぼくは、手ぶらで、他所の家の男にお願いしにいくような恥知らずじゃない。」
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「女の子だから、優しくしなさいよ、とか、丁重に扱って、とか、注文が多いんだが。
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「女の子に優しくするのは当然でしょ?
そんなんだから、近衛騎士なのに、モテないのよ!」
と医者の妹。
「俺は、公爵の婚約者候補だ。応えられないと分かっているから、不誠実な真似はしない。」
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従わないなら、強制退去。
さあ、帰れ。」
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