《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。

かざみはら まなか

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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。

337.桃の節句のお内裏様とお雛様は、お内裏様とお内裏様に。お内裏様の冠は、愛こんにゃく家にもこんにゃくにも似合うのではないでしょうか。

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愛こんにゃく家の希望に、オレは胸をうたれた。

愛こんにゃく家のお父さんお母さん。

おたくの息子さんは、オレが必ず幸せにするぞ!

「愛こんにゃく家の希望を叶える提案をじゃんじゃん出すように。」

とは言ったものの。

サーバル王国の人は、案をひねり出そうとはしてくれるが、全員未婚なので、結婚式を挙げた経験がない。

王女様の結婚式準備は、サーバル王国の属国として相応しい格式だから、その格式より下は却下。

意見が錯綜している。

オレのミスだよな。

結婚式の未経験者相手に、結婚式の案を出せと言う唯一の既婚者がオレ。

オレも頭をひねろう。

結婚式は、愛こんにゃく家とこんにゃくの愛と夢と希望を感じる場にしたいなー。

大公妃のオレが祝っていると、周りが分かるようにするにはどうするのがいいんだろうな。

おめでとう感、というか、特別感を出すには?

分かりやすくキラキラさせてみる、とかどうかな。

大公夫妻である、クロードとオレより派手な衣装はダメだろうから。

衣装をキラキラさせるんじゃなくて、小物をキラキラさせるのはどうだろう。

名案じゃないかな?

大公夫妻が、お祝いに用意したぞ、と分かるようにすれば。

平民で、お抱え使用人がいない、愛こんにゃく家とこんにゃくに、大公夫妻から贈られたキラキラを管理させるのは、忍びない。

大公夫妻が祝福する結婚式には、大公夫妻がキラキラ小物を貸し出すことにして、キラキラ小物は、大公夫妻の管理にしてしまえばいいんじゃないかな?

これは、名案だぞ。

キラキラさせるには、宝石をくっつけるのが、一般的だけど、今から、新しい宝石を手配する時間はない。

ケレメイン家に代々伝わる宝石は、クロードの持ち物だから、そちらには手を付けたくない。

となると?

金粉をかける?

金箔を乗せる?

金閣寺みたいに、金箔を貼り付けるか。


愛こんにゃく家の家族を安心させたい。
愛こんにゃく家とこんにゃくとの仲は、道ならぬ恋ではない。

恋の成就のために日陰を歩くようなことはないと、愛こんにゃく家の家族に見せたい。

愛こんにゃく愛と愛こんにゃく家の家族は、普段会えないからさ。

愛こんにゃく家が、国全体で祝ってもらえて、こんにゃくとの中を認められて、周りの人に大事にされている状態にしてさ。

息子さんは幸せに暮らしているとお見せして、ご家族に安心してもらいたいんだよなー。

オレは、愛こんにゃく家の上司で、愛こんにゃく家とこんにゃくの仲人。

離れて暮らしている、愛こんにゃく家のご家族に、息子さんの心配いりません、と言うのは、オレの役目。

オレは、愛こんにゃく家という、愛こんにゃく家の家族の愛息子を、家族から引き離して連れてきたからなー。

結婚式に出たとき、新郎新婦の上司や恩師が出てきて、新郎新婦が、いかに職場で頼りにされているか、学校で素晴らしい人だったかを話したりしていたなー。

新郎新婦は、高砂席にいて。

この世界のルールに合わせるなら。

高砂席に新郎新婦だけを座らせるんじゃなく、高砂席を四人席にして、真ん中に愛こんにゃく家とこんにゃく、両サイドに、オレとクロードが座ればいいな。

大公妃の直属の部下で、大公のお墨付きと分かる。

高砂席に座って、挨拶されるのを待つ形にしたら、新郎こんにゃくの移動の心配はいらない。

キラキラ小物のうち、数を確保する必要がある食器やテーブルクロスは、ケレメイン大公家にあるものを使おう。

一目で分かるようにキラキラしていて、愛こんにゃく家とこんにゃくが使うときは、大公夫妻より目立たなくて、目立つときは大公夫妻と一緒。

そんなキラキラしたものは何かないかな?

ある!金屏風!

金屏風の前に座ったらいいんじゃないかな?

緋毛氈(ひもうせん)を敷いて。

お内裏様とお雛様だな。

こんにゃくに歩かせる心配をしなくて良くなったぞ。

結婚式は、桃の節句のイメージで!

お内裏様とお雛様を、お内裏様とお内裏様にして。

お内裏様の冠は、愛こんにゃく家にもこんにゃくにも、似合うと思うんだよな。
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