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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
485.サーバル王国の王妃様曰く、マウンテン王家の方は、思いが強いそうです。王姉殿下、国王陛下、ミーレ長官、ギリギリ王族の司祭、クロード。
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「どうしても、その話題をなさりたいのですね。」
と王妃陛下。
なさりたいともー。
「マウンテン王国の女王陛下の客死事件の真相を解明しないことには、ドリアン王国を排除するための信頼関係を築けないと気づいたからなー。」
「真相を、どのようにお使いになりますか?」
と王妃陛下。
「まず、一つ。
オレには、死者の名誉を回復することによって、救える人がいるんだよな。
その人の名誉を回復することは、これまでの常識とされてきたことをひっくり返すことになり、国と国のパワーバランスを変えかねない、という予測もしている。
だからこその世代交代。
新しい認識を携えて、次の世代へ。
三国同盟で、力を合わせて、国難を乗り切る。
ドリアン王国に立ち向かうなら、三国が、分断されないように、ドリアン王国から揺さぶりをかけられる箇所を減らす。
無くすのは、難しいからな。
無くしたつもりでいたら、その隙をつかれる。」
オレは、自分で話しながら、理路整然と話せているかなー、と考えていた。
日本にいたときには、経験のない話題だから。
自信がなさそうな態度は見せない。
オレは、国の顔。
オレがやりたい放題できるのは、クロードのおかげ。
クロードは、オレが自由にできるように、全部を請け負ってくれている。
家政方面は、大公妃が担当する分野だけど、王侯貴族の家政について、さわりさえも知らない上に指導しようという人が見つからなかったオレでは、指揮をとることができない。
使用人を信頼して任せきりにしていた結果が、大公妃予算の横領だった。
だから。
クロードは、政務だけでなく、家のことも、担当してくれている。
オレは、クロードと一緒に仕事がしたい。
クロードと生きていく場所をクロードと一緒に整えたい。
ドリアン王国に煩わされる時間が惜しい。
話しながら思ったんだけど。
王妃陛下が、サーバル王国の王女様シガラキノ様に教えるときに、オレの家庭教師にもなってほしい。
ミーレ長官の奥様に教えてもらうことを考えてきたけれど、ミーレ長官の奥様は国のトップの伴侶になるための教育を受けていない。
ミーレ長官の王妃になれるだけの優秀さを持ち合わせながら、王太子妃として教育されてこなかった。
知らないことは、教えられない。
ミーレ長官の奥様は、オレが家政を取り仕切れるようになったら、実務を頼みたい。
ミーレ長官の奥様には、オレの家政を支えてもらいたい。
オレが優秀さで定評のある、ミーレ長官の奥様に仕事をふる前に、オレ自身で、オレの仕事を把握しておきたい。
オレは、溢れる夢と希望を叶えるために、王妃陛下との関係を作り上げながら、真相を引き出すぞ。
「大公妃殿下のご気性は、クロード様の慰めとなったことでしょう。」
と王妃陛下。
クロードの話が始まるのかな?
「クロードがそう感じているなら、オレは満足。オレを日本から呼び寄せた女神様も、満足だよな?」
「妾のしたことよ。」
と女神様。
女神様も、満足そうだ。
「マウンテン王家の方は、思いの強い方が多いのです。」
と王妃陛下。
「オレの知っているマウンテン王家の方というと。
王姉殿下スナメリ様。
今代の国王陛下。
ミーレ長官。
ギリギリ王族と言われていた司祭。
王家の血が入っているか、となるとクロードもかな。」
全員、自分の意思は固い、と言えるよな。
王姉殿下スナメリ様は、自分自身の在り方を自分で考えている。
今代の国王陛下は、女神様に恋煩い。
ミーレ長官は、お母さんのことだけが突出していたけれど、基本的に血の繋がった家族への思いが深い。
ギリギリ王族と言われていた司祭は、好きな平民の男、医者との愛を貫くために、と、祖国を捨てた。
クロードは、初めて会った日から、オレ一筋。
恋愛一辺倒だな。
王姉殿下スナメリ様は、クロードに対して、待つ気持ちがあったから、押しかけたりしていなかったけれど、情熱的ではあったよな。
「確かに。」
マウンテン王家の血筋は、人恋しい女神様の恋人に向いているかもしれない。
愛が重くて、愛に包まれることに安心できる。
オレは、クロードにぎゅっと抱きしめられながら、つむじの匂いを嗅がれるのが、好きだ。
オレのことが好きなんだなーって、じんわりくる。
「思いの強さが、同じ方向に向かっている間は、誰も問題に気づきません。」
と王妃陛下。
「問題が起こりやすいのかな?」
「思いの強さの反面、他の誰かの思いを汲み取ることはしないのです。
マウンテン王家の方は。」
と王妃陛下。
マウンテン王家は、好き勝手系かな?
クロードとオレを分断してオレを殺そうとしていた国王陛下の執念。
出会ったころのクロードの一方通行さ。
息子を王に、と望んで、息子に意思確認せずに、ちゃくちゃくと準備を進めたミーレ長官。
納得できるぞ?
マウンテン王家の血が濃い男の特徴なのかな。
クロードは、出会ったころからと比べると、頼れる、話し合える伴侶になったなー。
出会ったころなんて、クロードに、オレと会話する気があるとは思えなかったからなー。
オレは、クロードの思い出に浸りそうになって、今じゃない、と意識を戻した。
「誰かの思いを汲み取ることがない、の、誰かは、身内も身内以外も両方をさすのかな?」
と王妃陛下。
なさりたいともー。
「マウンテン王国の女王陛下の客死事件の真相を解明しないことには、ドリアン王国を排除するための信頼関係を築けないと気づいたからなー。」
「真相を、どのようにお使いになりますか?」
と王妃陛下。
「まず、一つ。
オレには、死者の名誉を回復することによって、救える人がいるんだよな。
その人の名誉を回復することは、これまでの常識とされてきたことをひっくり返すことになり、国と国のパワーバランスを変えかねない、という予測もしている。
だからこその世代交代。
新しい認識を携えて、次の世代へ。
三国同盟で、力を合わせて、国難を乗り切る。
ドリアン王国に立ち向かうなら、三国が、分断されないように、ドリアン王国から揺さぶりをかけられる箇所を減らす。
無くすのは、難しいからな。
無くしたつもりでいたら、その隙をつかれる。」
オレは、自分で話しながら、理路整然と話せているかなー、と考えていた。
日本にいたときには、経験のない話題だから。
自信がなさそうな態度は見せない。
オレは、国の顔。
オレがやりたい放題できるのは、クロードのおかげ。
クロードは、オレが自由にできるように、全部を請け負ってくれている。
家政方面は、大公妃が担当する分野だけど、王侯貴族の家政について、さわりさえも知らない上に指導しようという人が見つからなかったオレでは、指揮をとることができない。
使用人を信頼して任せきりにしていた結果が、大公妃予算の横領だった。
だから。
クロードは、政務だけでなく、家のことも、担当してくれている。
オレは、クロードと一緒に仕事がしたい。
クロードと生きていく場所をクロードと一緒に整えたい。
ドリアン王国に煩わされる時間が惜しい。
話しながら思ったんだけど。
王妃陛下が、サーバル王国の王女様シガラキノ様に教えるときに、オレの家庭教師にもなってほしい。
ミーレ長官の奥様に教えてもらうことを考えてきたけれど、ミーレ長官の奥様は国のトップの伴侶になるための教育を受けていない。
ミーレ長官の王妃になれるだけの優秀さを持ち合わせながら、王太子妃として教育されてこなかった。
知らないことは、教えられない。
ミーレ長官の奥様は、オレが家政を取り仕切れるようになったら、実務を頼みたい。
ミーレ長官の奥様には、オレの家政を支えてもらいたい。
オレが優秀さで定評のある、ミーレ長官の奥様に仕事をふる前に、オレ自身で、オレの仕事を把握しておきたい。
オレは、溢れる夢と希望を叶えるために、王妃陛下との関係を作り上げながら、真相を引き出すぞ。
「大公妃殿下のご気性は、クロード様の慰めとなったことでしょう。」
と王妃陛下。
クロードの話が始まるのかな?
「クロードがそう感じているなら、オレは満足。オレを日本から呼び寄せた女神様も、満足だよな?」
「妾のしたことよ。」
と女神様。
女神様も、満足そうだ。
「マウンテン王家の方は、思いの強い方が多いのです。」
と王妃陛下。
「オレの知っているマウンテン王家の方というと。
王姉殿下スナメリ様。
今代の国王陛下。
ミーレ長官。
ギリギリ王族と言われていた司祭。
王家の血が入っているか、となるとクロードもかな。」
全員、自分の意思は固い、と言えるよな。
王姉殿下スナメリ様は、自分自身の在り方を自分で考えている。
今代の国王陛下は、女神様に恋煩い。
ミーレ長官は、お母さんのことだけが突出していたけれど、基本的に血の繋がった家族への思いが深い。
ギリギリ王族と言われていた司祭は、好きな平民の男、医者との愛を貫くために、と、祖国を捨てた。
クロードは、初めて会った日から、オレ一筋。
恋愛一辺倒だな。
王姉殿下スナメリ様は、クロードに対して、待つ気持ちがあったから、押しかけたりしていなかったけれど、情熱的ではあったよな。
「確かに。」
マウンテン王家の血筋は、人恋しい女神様の恋人に向いているかもしれない。
愛が重くて、愛に包まれることに安心できる。
オレは、クロードにぎゅっと抱きしめられながら、つむじの匂いを嗅がれるのが、好きだ。
オレのことが好きなんだなーって、じんわりくる。
「思いの強さが、同じ方向に向かっている間は、誰も問題に気づきません。」
と王妃陛下。
「問題が起こりやすいのかな?」
「思いの強さの反面、他の誰かの思いを汲み取ることはしないのです。
マウンテン王家の方は。」
と王妃陛下。
マウンテン王家は、好き勝手系かな?
クロードとオレを分断してオレを殺そうとしていた国王陛下の執念。
出会ったころのクロードの一方通行さ。
息子を王に、と望んで、息子に意思確認せずに、ちゃくちゃくと準備を進めたミーレ長官。
納得できるぞ?
マウンテン王家の血が濃い男の特徴なのかな。
クロードは、出会ったころからと比べると、頼れる、話し合える伴侶になったなー。
出会ったころなんて、クロードに、オレと会話する気があるとは思えなかったからなー。
オレは、クロードの思い出に浸りそうになって、今じゃない、と意識を戻した。
「誰かの思いを汲み取ることがない、の、誰かは、身内も身内以外も両方をさすのかな?」
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