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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
623.オレは、結婚式に呼びたかった人がいたことに初めて気づきました。祝言をあげて、オレが呼びたい人を祝言に呼ぼうとクロード。
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「ケレメイン公爵の伴侶になったんだから、と、ケレメイン公爵領の領民に祝福されて嬉しかった気持ちはあったぞ。」
オレは、考え、考え、思いを言葉に乗せていく。
オレの結婚式への気持ちを見て見ぬふりしないでみた。
「祝ってくれる人の中に。
これから大切にしていく人達の中に。
知らない大勢の人の中に。
オレのことをよく知っていて、オレを気にかけてくれる人がいてくれたなら。
結婚式を挙げるということを楽しみにできたかな?」
オレは、そんな風に考えてしまった。
一度、そんな考えを持ってしまったら。
別に気にしなくていいと流していた結婚式が、気になった。
結婚式は、花嫁さんのための舞台で新郎は、うんうん、と聞いているものだ、と経験者に聞いていたから、男のオレが結婚式に口を出すという発想は、そもそもなかったんだけど。
よく考えなくても、オレとクロードは男同士だからなー。
二人とも新郎なら、さ。
オレは、言われるがままじゃなくても良かったんだよなー、と。
「招待客の希望を出せていたなら。
オレは、オレが女神様の世界に来てから、オレを助けてくれた人を、感謝とともに招待したかったな。」
「ヒサツグは、誰を招待客に含めたかった?」
とクロード。
「一にも二にも、マウンテン王国の王都で、ケレメイン公爵家の王都邸を切り盛りしていたヤグルマさん。
ヤグルマさんがいなかったら、きっと、オレはケレメイン公爵邸に居場所を作れなかった。」
「ヤグルマだけか?」
とクロード。
「ケレメイン公爵領で、一緒に工房巡りをして、魔王による消失対策をした文官達にも、感謝しかない。
文官達は、最初から、オレという人間を見て、仕事をする相手になりうるか、でオレをはかっていた。
ケレメイン公爵領に来てから、一人の大人として、仕事を通して交流するのは、凄くやりやすかった。」
「ヒサツグは、平均的な社会人だったんだもんね?」
とカズラくん。
そうなんだよな。
「日本で庶民として生まれ、学生から社会人になったオレには、社交界なんてものは、未知の世界。
オレの生きてきた世界の知恵を絞って、仕事に前向きな文官達と仕事をしている時間があったから。
オレは、異世界に飛ばされた悔しさや寂しさに、飲み込まれないで済んだと思っている。」
「ヒサツグは、何を望む?」
とクロード。
「オレと一緒にオレの居場所を作ってくれた人達に祝われたかったな、と思う。」
オレが、クロードに伝えると。
「ヒサツグ。私と祝言をあげて、祝言にヒサツグが祝ってほしかった者らを呼ぼう。」
とクロード。
「クロード。してもらえるなら、嬉しいけど。
仕事もあるよな、いいのかな?」
「仕事は調整させる。
私は、ヒサツグから出てきた願いを叶える。」
とクロード。
この話し合いから一年後をめどに、オレとクロードの祝言をあげることが決まり。
オレは、呼びたかった人を祝言に呼べることになった。
ヤグルマさんだ。
ミーレ長官の息子さんが、ヤグルマさんと一緒にいる。
二年ぶりのヤグルマさんとミーレ長官の息子さんは、元気にしていた。
ミーレ長官の息子さんは、ヤグルマさんの見習いをしている。
かつてのオレが、ヤグルマさんについて回ったときのみたいに。
ミーレ長官の息子さんは、お父さんお母さんと関係のない大人に囲まれて、精神的にのびのび過ごせたのが伝わってきた。
今回、ミーレ長官の息子さんが来たのは、昔のお父さんお母さんを知る人で、お父さんお母さんの周りに集う人がいなさそうだから。
ミーレ長官夫妻が、かつての知り合いと仲良くしているなら、挨拶だけにしておくと、ミーレ長官の息子さんは話してくれた。
ミーレ長官親子は、お互いにいい距離感をつかんでいけるといいな。
この部屋には、オレとクロードの身内が勢ぞろいしている。
カズラくん、クロードとオレ、それぞれの秘書さん達。
ヤグルマさんとミーレ長官の息子さん。
ミーレ長官夫妻、愛こんにゃく家。
ケレメイン公爵領時代にオレと仕事をした文官さん達。
オレと文官さんが考えた魔王による消失からの救済策を実行してくれた各工房の人達。
ケレメイン大公国になってから、オレが仕事をして仲良くなった人達の代表。
あと、女神様。
女神様は、オレ達が祝言の打ち合わせをしていたところに突然現れた。
『妾の席を用意するがよい。』
と言う女神様をオレとクロードは、祝言にお招きした。
祝言する儀式は、三つあるらしい。
まずは、夫婦固めの盃。
次に、親子固めの盃。
最後に、親族固めの盃。
親子固めの盃は、いないから省略。
親族固めには、カズラくんが参加する。
とはいっても。
オレもカズラくんも、祝言の作法に関する詳しい知識がない。
夫婦固めの儀式に三々九度をやるとは聞いて知っていても、どんな風にするかは知らない。
だから、オレとクロードとカズラくんは、祝言という名前の祝言らしいものへ変えることにした。
オレは、考え、考え、思いを言葉に乗せていく。
オレの結婚式への気持ちを見て見ぬふりしないでみた。
「祝ってくれる人の中に。
これから大切にしていく人達の中に。
知らない大勢の人の中に。
オレのことをよく知っていて、オレを気にかけてくれる人がいてくれたなら。
結婚式を挙げるということを楽しみにできたかな?」
オレは、そんな風に考えてしまった。
一度、そんな考えを持ってしまったら。
別に気にしなくていいと流していた結婚式が、気になった。
結婚式は、花嫁さんのための舞台で新郎は、うんうん、と聞いているものだ、と経験者に聞いていたから、男のオレが結婚式に口を出すという発想は、そもそもなかったんだけど。
よく考えなくても、オレとクロードは男同士だからなー。
二人とも新郎なら、さ。
オレは、言われるがままじゃなくても良かったんだよなー、と。
「招待客の希望を出せていたなら。
オレは、オレが女神様の世界に来てから、オレを助けてくれた人を、感謝とともに招待したかったな。」
「ヒサツグは、誰を招待客に含めたかった?」
とクロード。
「一にも二にも、マウンテン王国の王都で、ケレメイン公爵家の王都邸を切り盛りしていたヤグルマさん。
ヤグルマさんがいなかったら、きっと、オレはケレメイン公爵邸に居場所を作れなかった。」
「ヤグルマだけか?」
とクロード。
「ケレメイン公爵領で、一緒に工房巡りをして、魔王による消失対策をした文官達にも、感謝しかない。
文官達は、最初から、オレという人間を見て、仕事をする相手になりうるか、でオレをはかっていた。
ケレメイン公爵領に来てから、一人の大人として、仕事を通して交流するのは、凄くやりやすかった。」
「ヒサツグは、平均的な社会人だったんだもんね?」
とカズラくん。
そうなんだよな。
「日本で庶民として生まれ、学生から社会人になったオレには、社交界なんてものは、未知の世界。
オレの生きてきた世界の知恵を絞って、仕事に前向きな文官達と仕事をしている時間があったから。
オレは、異世界に飛ばされた悔しさや寂しさに、飲み込まれないで済んだと思っている。」
「ヒサツグは、何を望む?」
とクロード。
「オレと一緒にオレの居場所を作ってくれた人達に祝われたかったな、と思う。」
オレが、クロードに伝えると。
「ヒサツグ。私と祝言をあげて、祝言にヒサツグが祝ってほしかった者らを呼ぼう。」
とクロード。
「クロード。してもらえるなら、嬉しいけど。
仕事もあるよな、いいのかな?」
「仕事は調整させる。
私は、ヒサツグから出てきた願いを叶える。」
とクロード。
この話し合いから一年後をめどに、オレとクロードの祝言をあげることが決まり。
オレは、呼びたかった人を祝言に呼べることになった。
ヤグルマさんだ。
ミーレ長官の息子さんが、ヤグルマさんと一緒にいる。
二年ぶりのヤグルマさんとミーレ長官の息子さんは、元気にしていた。
ミーレ長官の息子さんは、ヤグルマさんの見習いをしている。
かつてのオレが、ヤグルマさんについて回ったときのみたいに。
ミーレ長官の息子さんは、お父さんお母さんと関係のない大人に囲まれて、精神的にのびのび過ごせたのが伝わってきた。
今回、ミーレ長官の息子さんが来たのは、昔のお父さんお母さんを知る人で、お父さんお母さんの周りに集う人がいなさそうだから。
ミーレ長官夫妻が、かつての知り合いと仲良くしているなら、挨拶だけにしておくと、ミーレ長官の息子さんは話してくれた。
ミーレ長官親子は、お互いにいい距離感をつかんでいけるといいな。
この部屋には、オレとクロードの身内が勢ぞろいしている。
カズラくん、クロードとオレ、それぞれの秘書さん達。
ヤグルマさんとミーレ長官の息子さん。
ミーレ長官夫妻、愛こんにゃく家。
ケレメイン公爵領時代にオレと仕事をした文官さん達。
オレと文官さんが考えた魔王による消失からの救済策を実行してくれた各工房の人達。
ケレメイン大公国になってから、オレが仕事をして仲良くなった人達の代表。
あと、女神様。
女神様は、オレ達が祝言の打ち合わせをしていたところに突然現れた。
『妾の席を用意するがよい。』
と言う女神様をオレとクロードは、祝言にお招きした。
祝言する儀式は、三つあるらしい。
まずは、夫婦固めの盃。
次に、親子固めの盃。
最後に、親族固めの盃。
親子固めの盃は、いないから省略。
親族固めには、カズラくんが参加する。
とはいっても。
オレもカズラくんも、祝言の作法に関する詳しい知識がない。
夫婦固めの儀式に三々九度をやるとは聞いて知っていても、どんな風にするかは知らない。
だから、オレとクロードとカズラくんは、祝言という名前の祝言らしいものへ変えることにした。
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