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第9章 オレはケレメイン大公国の大公妃殿下です。
700.愛こんにゃく家とこんにゃくの夫婦に横恋慕した男がいたそうですが?
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「私は、ヒサツグとの仲がより深まることになる祝言は何度してもよい。」
とクロード。
「クロードは、昨日の今日で惚気が止まらなくなっているよね?
今日は、これで失礼するよ。」
とカズラくんは、オレを見ながら席を立った。
「またな、カズラくん。デート楽しめよ。」
オレは、座ってカズラくんに手を振る。
「またね、ヒサツグ。またね、クロード。」
とカズラくんは、席を立ったものの、部屋を出ずにいた。
「カズラくん、どうかしたのかな?」
デートに行くんじゃなかったのかな?
扉の手前で立ち止まったカズラくんは、オレとクロードを振り返る。
「日本に帰る前は、ヒサツグにしか言えなかった、またね、がね。
今は、クロードにも言えるようになったんだよ。」
とカズラくんは、感慨深そうにしている。
「カズラ、またこの執務室で。」
とクロード。
うん、執務室で?
カズラくんと再び会うのは、執務室限定だとクロードは言ったのかな?
カズラくんは苦笑い。
「はいはい、クロード、ぼくは分かっているよ。
ヒサツグとクロードのいちゃいちゃの間には入らないからね、ぼくは。」
とカズラくん。
カズラくんは、もう行くと手を振って、執務室を出ていった。
続いて入ってきたのは、ミーレ長官夫妻。
「ミーレ長官夫妻は、息子さんと会話したんだったな?
ヤグルマさんが同席しているときに。」
ミーレ長官夫妻は、離れて暮らす息子さんが元気でいたことを喜んでいた。
「ありがとうございます。元気かどうかを聞き交わし、互いに安心して別れました。」
とミーレ長官の奥様。
「他には特に話していません。」
とミーレ長官。
「ミーレ長官夫妻も息子さんも家族でいることを諦めないでいる。
過ごしやすい距離感をつかむまで微調整を繰り返しているうちに、さ。
いつかぴったりおさまるときが来るんだろうな。」
「そうあればいいと願っています。」
とミーレ長官。
距離が近過ぎておかしくなったから、一度離して微調整をくわえながら、近づけていく途中のミーレ長官一家の様子は、これからもときどき進捗を聞くことになると思う。
今朝、ミーレ長官夫妻が自分からオレに息子さんの話題を出した。
親としての心づもりに変化があったのかもしれないよな。
「さて、報告を聞こう。」
とクロード。
ここからは、仕事の話。
ミーレ長官夫妻からは、ケレメイン大公家の家内についての報告を聞いた。
その後は、医者と司祭が市井の話を報告に来た。
医者と司祭が部屋を出るのと入れ替わりに。
「ヒサツグ様、クロード様。ただいま、戻りました。」
と愛こんにゃく家。
カズラくんをデートへ送り出した愛こんにゃく家とこんにゃくが戻ってきた。
ちょうどお昼どき。
執務室前の護衛を除き、執務室に集合した全員で食事する部屋へ移動する。
移動がてら、オレは愛こんにゃく家に話しかけていた。
「愛こんにゃく家。こんにゃくとの暮らしに、愛こんにゃく家が一人で克服できない苦労があれば、言うんだぞ?」
オレは、人間とこんにゃくの夫婦生活に不自由がないとは思っていない。
「私がこんにゃくといるからでしょう。
私の認知度が上がりました。」
と愛こんにゃく家。
「愛こんにゃく家の認知度は、以前よりも格段に上がっているよな。」
愛こんにゃく家とこんにゃくは結婚式をあげたからなー。
今や、世界規模の有名人。
愛こんにゃく家は、女神様に祝福された世界でただ一人の男。
一時期は、愛こんにゃく家が受けた女神様の祝福にあやかりたい人や、愛こんにゃく家の知名度を利用したい人がずんずん、ずんずん近寄ってきていた。
「はい。
知名度が上がった私に、こんにゃく以外に人の男根を試さないかと言い寄ってきた男がいまして。」
と愛こんにゃく家。
「はい?愛こんにゃく家とこんにゃくの間に割り込もうなんてどれだけお花畑なんだ。」
オレの思考は一瞬停止した後、正常に再起動した。
愛こんにゃく家は、人間の男が好きなんじゃなく、こんにゃくが好きだから、人間の男なんてお呼びじゃないぞ?
「愛こんにゃく家に言い寄ったのは、愛こんにゃく家の知り合いだったのかな?」
「親しくはありませんが、顔と名前は一致している男でした。」
と愛こんにゃく家。
愛こんにゃく家は、淡々と報告する。
「その男は、愛こんにゃく家の愛人になろうとしたのか?」
とクロード。
オレとクロードは、愛こんにゃく家を祝福した女神様を軽んじる行為をした男を放置するわけにはいかない。
「クロード様、ヒサツグ様。ご心配には及びません。
その男は、こんにゃくが成敗しました。」
と愛こんにゃく家。
何だって?
とクロード。
「クロードは、昨日の今日で惚気が止まらなくなっているよね?
今日は、これで失礼するよ。」
とカズラくんは、オレを見ながら席を立った。
「またな、カズラくん。デート楽しめよ。」
オレは、座ってカズラくんに手を振る。
「またね、ヒサツグ。またね、クロード。」
とカズラくんは、席を立ったものの、部屋を出ずにいた。
「カズラくん、どうかしたのかな?」
デートに行くんじゃなかったのかな?
扉の手前で立ち止まったカズラくんは、オレとクロードを振り返る。
「日本に帰る前は、ヒサツグにしか言えなかった、またね、がね。
今は、クロードにも言えるようになったんだよ。」
とカズラくんは、感慨深そうにしている。
「カズラ、またこの執務室で。」
とクロード。
うん、執務室で?
カズラくんと再び会うのは、執務室限定だとクロードは言ったのかな?
カズラくんは苦笑い。
「はいはい、クロード、ぼくは分かっているよ。
ヒサツグとクロードのいちゃいちゃの間には入らないからね、ぼくは。」
とカズラくん。
カズラくんは、もう行くと手を振って、執務室を出ていった。
続いて入ってきたのは、ミーレ長官夫妻。
「ミーレ長官夫妻は、息子さんと会話したんだったな?
ヤグルマさんが同席しているときに。」
ミーレ長官夫妻は、離れて暮らす息子さんが元気でいたことを喜んでいた。
「ありがとうございます。元気かどうかを聞き交わし、互いに安心して別れました。」
とミーレ長官の奥様。
「他には特に話していません。」
とミーレ長官。
「ミーレ長官夫妻も息子さんも家族でいることを諦めないでいる。
過ごしやすい距離感をつかむまで微調整を繰り返しているうちに、さ。
いつかぴったりおさまるときが来るんだろうな。」
「そうあればいいと願っています。」
とミーレ長官。
距離が近過ぎておかしくなったから、一度離して微調整をくわえながら、近づけていく途中のミーレ長官一家の様子は、これからもときどき進捗を聞くことになると思う。
今朝、ミーレ長官夫妻が自分からオレに息子さんの話題を出した。
親としての心づもりに変化があったのかもしれないよな。
「さて、報告を聞こう。」
とクロード。
ここからは、仕事の話。
ミーレ長官夫妻からは、ケレメイン大公家の家内についての報告を聞いた。
その後は、医者と司祭が市井の話を報告に来た。
医者と司祭が部屋を出るのと入れ替わりに。
「ヒサツグ様、クロード様。ただいま、戻りました。」
と愛こんにゃく家。
カズラくんをデートへ送り出した愛こんにゃく家とこんにゃくが戻ってきた。
ちょうどお昼どき。
執務室前の護衛を除き、執務室に集合した全員で食事する部屋へ移動する。
移動がてら、オレは愛こんにゃく家に話しかけていた。
「愛こんにゃく家。こんにゃくとの暮らしに、愛こんにゃく家が一人で克服できない苦労があれば、言うんだぞ?」
オレは、人間とこんにゃくの夫婦生活に不自由がないとは思っていない。
「私がこんにゃくといるからでしょう。
私の認知度が上がりました。」
と愛こんにゃく家。
「愛こんにゃく家の認知度は、以前よりも格段に上がっているよな。」
愛こんにゃく家とこんにゃくは結婚式をあげたからなー。
今や、世界規模の有名人。
愛こんにゃく家は、女神様に祝福された世界でただ一人の男。
一時期は、愛こんにゃく家が受けた女神様の祝福にあやかりたい人や、愛こんにゃく家の知名度を利用したい人がずんずん、ずんずん近寄ってきていた。
「はい。
知名度が上がった私に、こんにゃく以外に人の男根を試さないかと言い寄ってきた男がいまして。」
と愛こんにゃく家。
「はい?愛こんにゃく家とこんにゃくの間に割り込もうなんてどれだけお花畑なんだ。」
オレの思考は一瞬停止した後、正常に再起動した。
愛こんにゃく家は、人間の男が好きなんじゃなく、こんにゃくが好きだから、人間の男なんてお呼びじゃないぞ?
「愛こんにゃく家に言い寄ったのは、愛こんにゃく家の知り合いだったのかな?」
「親しくはありませんが、顔と名前は一致している男でした。」
と愛こんにゃく家。
愛こんにゃく家は、淡々と報告する。
「その男は、愛こんにゃく家の愛人になろうとしたのか?」
とクロード。
オレとクロードは、愛こんにゃく家を祝福した女神様を軽んじる行為をした男を放置するわけにはいかない。
「クロード様、ヒサツグ様。ご心配には及びません。
その男は、こんにゃくが成敗しました。」
と愛こんにゃく家。
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