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第二章 本日は前田ワールドにご来場くださり、誠にありがとうございます。
42 腐女子に萌えを提供したつもりはない……!
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あれですよ。おかげで昨日の夜からもうすっかり頭の中が前田一色ですよ。どうしてくれんの?ねぇこれどうしてくれんの。
って原因は自分なんだけどね。ほんと謎。自分が謎。
はー、とため息をついたら、なっちゃんが首を傾げた。
「どうしたの?元気ないね」
「ああ、いや、ううん。ちょっと寝不足なだけ」
「寝不足……」
なっちゃんは首を傾げ、
「もしかしてーー恋の悩みとか」
ぶはぁっ。
動揺のあまり、何も口にしてなくてよかったというくらい盛大に噴き出した。なっちゃんが笑う。
「えー、何?思い当たる節あり?」
「無いっ。断じてないっ。そういうんじゃないっ」
ぶんぶん首を振る私を見ながら、なっちゃんは軽やかな笑い声をたてた。
「レイラちゃん。男の色気とはどんなもんでしょう」
私が前田に感じたえもいわれぬ感覚は一体何なのかーーデザイナーのレイラちゃんなら何かヒントを持っているかもと、ランチを一緒することにした私は、神妙な顔で言った。
「色気?」
レイラちゃんはパスタをくるくるフォークに巻付けながら目を上げる。
「そんなん、サリーちゃん自分で語ってたじゃない。あのお兄さんーーなんて言ったっけ、あの攻めにも受けにもなるイケメン」
「その表現やめて。マジでやめて。次会ったときマトモに顔見れなくなるから」
私の懇願に、レイラちゃんは楽しげに笑ったが、諾の返事はしなかった。うう。てことはまた言う気だな、きっと。
しかし、今日の本題はそこじゃない。私はぐぐ、と身を乗り出した。
「いや、そうなんだけど。あの人は誰が見ても色気があると思うんだけど。そうではなくて」
「特定の人が感じる色気ってこと?うーん、フェチとかとはまた別に、でしょ。それって単純に、好きかどうかじゃないの?」
「違う!断じて違う!そうではないそうではなくて!」
「そんなに強く否定しなくても……」
レイラちゃんは笑った。
「逆に疑っちゃうよ。何、いい出会いでもあった?」
「そういう訳では……」
私はうろたえて目をさ迷わせた。レイラちゃんは楽しげに笑い、そうだ、と荷物をゴソゴソし始める。
「サリーちゃんのおかげで、やる気が沸いてさ。お礼に見せとこうと思って」
「……これって」
「コミケの新刊。ていっても18禁のとこじゃなくてごめんね。さすがにそれは見せられないわ」
笑顔で差し出された線画はいわゆる壁ドンである。眼鏡男子をイケメンが壁ドンしている様。
「……まさかこれ」
マサトさんがモデルとか言わないよね。そんでもって前田がモデルとか言わないよね。
あまりの絵の美麗さに軽いめまいを感じていると、レイラちゃんは晴れやかに笑った。
「いやー、おかげでイメージしやすくなって助かったわぁ。やっぱり生は違うよね」
……深く考えたら負けだ。そうだ心を強く持つんだ。
とりあえず違う話にしようと、私は無理矢理笑顔を浮かべる。
「そういえば、レイラちゃん、マサトさんと前田が一緒にいるとこ、どこで見たの?」
私が見たのはプログラミング体験コーナーだが、そこにはレイラちゃんはいなかったはず。
「グラフィック展示のところにスタンプあったでしょ。私、そこの担当だったのよね」
レイラちゃんは話し始める。
「マサトさん?だっけ。あの人が前田にオムツ替えできる場所聞いてて、前田がすごい不機嫌そうに、そんなの知りません、勝手に探してください、って」
げ。あいつお客さんに何してんの。お客様は神様ですって学校で習わなかった?いや違うか学校では習わないか、でもそれマズいでしょ社会人として。
「……で、たまたま近くにいた私に聞いてきたから、すみませんって謝ったんだけど」
おぉう。何て素敵な友情。同期の鑑。
「ってか、前田が去った後で、あの人大ウケしててね。私にも、いや大丈夫だからって。超いい人だなーと思ってたら、『先にからかったのは俺だから』って笑ってた」
レイラちゃんは言って首を傾げた。
「で?サリーちゃん、一体あの二人に何があったの?」
「へ?」
「だって、二人は面識ないんでしょ。共通点はサリーちゃん、あなたの知り合い、ってだけ。てことは……」
「てことは?」
「だから、それをサリーちゃんに聞いてるんじゃないの」
言われて私はうろたえた。トゥーマッチなマサトさんのボディタッチ。マサトさんに抑えた怒りをぶつけ、その後私に距離を置いた前田。
――今朝の、突然の告白。
……え、もしかして、あれ、マジ?
いや、でも……あの告白は、そういう意図にしては余りに呆気なさすぎた。
だからきっと、友人としての好意なんだろうと……無意識にそう思っていて……でも前田がわざわざそういうことを口にするキャラとも思えなくて……
「あああああ」
完全に動転した思考回路で頭を抱える。
「えー、何?何?」
レイラちゃんは笑う。
「ま、残念ながらリアルBL展開ではなさそうだから、深くは聞かないでおくけど」
私が縋るような目を向けると、レイラちゃんはニヤニヤしながら言った。
「でも、あの同期会。それこそ発案者はフリーダムだからね」
……え?
ぽかんとした私の顔を、レイラちゃんは面白がって見ている。
「部門異動になって戸惑ってるんじゃないかって。フリーダムが他人のこと気にかけることあるんだ、って初めて知った」
私は情報が処理仕切れずただ口を開け閉めするばかりだ。レイラちゃんはその様子に、私の皿を示し、
「冷めちゃうよ。早く食べなよ」
私が慌てて食べ始めると、レイラちゃんは思い出したように口を開いた。
「そんで、最初の話に戻るけど」
私は口いっぱいにパスタを含みながらレイラちゃんを見やる。
「色気って、フリーダムに感じたの?」
かろうじてパスタを噴き出さなかった私を褒めて欲しい。
って原因は自分なんだけどね。ほんと謎。自分が謎。
はー、とため息をついたら、なっちゃんが首を傾げた。
「どうしたの?元気ないね」
「ああ、いや、ううん。ちょっと寝不足なだけ」
「寝不足……」
なっちゃんは首を傾げ、
「もしかしてーー恋の悩みとか」
ぶはぁっ。
動揺のあまり、何も口にしてなくてよかったというくらい盛大に噴き出した。なっちゃんが笑う。
「えー、何?思い当たる節あり?」
「無いっ。断じてないっ。そういうんじゃないっ」
ぶんぶん首を振る私を見ながら、なっちゃんは軽やかな笑い声をたてた。
「レイラちゃん。男の色気とはどんなもんでしょう」
私が前田に感じたえもいわれぬ感覚は一体何なのかーーデザイナーのレイラちゃんなら何かヒントを持っているかもと、ランチを一緒することにした私は、神妙な顔で言った。
「色気?」
レイラちゃんはパスタをくるくるフォークに巻付けながら目を上げる。
「そんなん、サリーちゃん自分で語ってたじゃない。あのお兄さんーーなんて言ったっけ、あの攻めにも受けにもなるイケメン」
「その表現やめて。マジでやめて。次会ったときマトモに顔見れなくなるから」
私の懇願に、レイラちゃんは楽しげに笑ったが、諾の返事はしなかった。うう。てことはまた言う気だな、きっと。
しかし、今日の本題はそこじゃない。私はぐぐ、と身を乗り出した。
「いや、そうなんだけど。あの人は誰が見ても色気があると思うんだけど。そうではなくて」
「特定の人が感じる色気ってこと?うーん、フェチとかとはまた別に、でしょ。それって単純に、好きかどうかじゃないの?」
「違う!断じて違う!そうではないそうではなくて!」
「そんなに強く否定しなくても……」
レイラちゃんは笑った。
「逆に疑っちゃうよ。何、いい出会いでもあった?」
「そういう訳では……」
私はうろたえて目をさ迷わせた。レイラちゃんは楽しげに笑い、そうだ、と荷物をゴソゴソし始める。
「サリーちゃんのおかげで、やる気が沸いてさ。お礼に見せとこうと思って」
「……これって」
「コミケの新刊。ていっても18禁のとこじゃなくてごめんね。さすがにそれは見せられないわ」
笑顔で差し出された線画はいわゆる壁ドンである。眼鏡男子をイケメンが壁ドンしている様。
「……まさかこれ」
マサトさんがモデルとか言わないよね。そんでもって前田がモデルとか言わないよね。
あまりの絵の美麗さに軽いめまいを感じていると、レイラちゃんは晴れやかに笑った。
「いやー、おかげでイメージしやすくなって助かったわぁ。やっぱり生は違うよね」
……深く考えたら負けだ。そうだ心を強く持つんだ。
とりあえず違う話にしようと、私は無理矢理笑顔を浮かべる。
「そういえば、レイラちゃん、マサトさんと前田が一緒にいるとこ、どこで見たの?」
私が見たのはプログラミング体験コーナーだが、そこにはレイラちゃんはいなかったはず。
「グラフィック展示のところにスタンプあったでしょ。私、そこの担当だったのよね」
レイラちゃんは話し始める。
「マサトさん?だっけ。あの人が前田にオムツ替えできる場所聞いてて、前田がすごい不機嫌そうに、そんなの知りません、勝手に探してください、って」
げ。あいつお客さんに何してんの。お客様は神様ですって学校で習わなかった?いや違うか学校では習わないか、でもそれマズいでしょ社会人として。
「……で、たまたま近くにいた私に聞いてきたから、すみませんって謝ったんだけど」
おぉう。何て素敵な友情。同期の鑑。
「ってか、前田が去った後で、あの人大ウケしててね。私にも、いや大丈夫だからって。超いい人だなーと思ってたら、『先にからかったのは俺だから』って笑ってた」
レイラちゃんは言って首を傾げた。
「で?サリーちゃん、一体あの二人に何があったの?」
「へ?」
「だって、二人は面識ないんでしょ。共通点はサリーちゃん、あなたの知り合い、ってだけ。てことは……」
「てことは?」
「だから、それをサリーちゃんに聞いてるんじゃないの」
言われて私はうろたえた。トゥーマッチなマサトさんのボディタッチ。マサトさんに抑えた怒りをぶつけ、その後私に距離を置いた前田。
――今朝の、突然の告白。
……え、もしかして、あれ、マジ?
いや、でも……あの告白は、そういう意図にしては余りに呆気なさすぎた。
だからきっと、友人としての好意なんだろうと……無意識にそう思っていて……でも前田がわざわざそういうことを口にするキャラとも思えなくて……
「あああああ」
完全に動転した思考回路で頭を抱える。
「えー、何?何?」
レイラちゃんは笑う。
「ま、残念ながらリアルBL展開ではなさそうだから、深くは聞かないでおくけど」
私が縋るような目を向けると、レイラちゃんはニヤニヤしながら言った。
「でも、あの同期会。それこそ発案者はフリーダムだからね」
……え?
ぽかんとした私の顔を、レイラちゃんは面白がって見ている。
「部門異動になって戸惑ってるんじゃないかって。フリーダムが他人のこと気にかけることあるんだ、って初めて知った」
私は情報が処理仕切れずただ口を開け閉めするばかりだ。レイラちゃんはその様子に、私の皿を示し、
「冷めちゃうよ。早く食べなよ」
私が慌てて食べ始めると、レイラちゃんは思い出したように口を開いた。
「そんで、最初の話に戻るけど」
私は口いっぱいにパスタを含みながらレイラちゃんを見やる。
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