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よろこばしいもの
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それは二人が結婚して三ヶ月過ぎたころのことだった。
アトスの甥が王都にやってきた。海の向こうからやってきたクレア宛の荷物を届けにきたのだ。本来は陸の配送をしているものに任せるものだが、家業の修行と荷物を運ぶとはどういうことか、ということを教えるためにちょうどいいということになったらしい。
今回は甥が一人で王都へ来たわけではなく、陸の配送を請け負っている者たちと一緒である。
本来なら配達が終わったら戻るべきだが、忙しくて面倒見れないので坊っちゃんをよろしくという手紙とお小遣い付きでやってきている。
それに、事前にやってくることは手紙で知らされており、クレアは指折り数えて楽しみにしていたのだ。
アトスはすこしばかり不安はあった。甥の父親である長兄から厳しく指南してやってくれという手紙を先にもらっていたのだ。最近ちょっと反抗期、という不吉な文面があった。近頃、運ぶだけなんてつまんないというらしい。
なんだか聞き覚えのある文句である。アトスはそれを指摘するようなこともなく、兄に了承の手紙を書いて送った。
クレアも同じ手紙が送られていたが、そちらには迷惑料がわりといわんばかりに真珠が二粒入っていた。
今回の贈り物の差出人はクレアの叔父である。だから、受取人もクレアである。
甥は受け取りの手順をたどたどしくもこなし、ほっとした顔をしていた。そこには微笑ましさがあった。
クレアは荷物をその場で開けることはなく、作業用テーブルの上にのせた。
「開けないんですか?」
興味津々の甥の言葉に、アトスは頭が痛かった。この甥は一番上の兄の長男で今年14になるが、その年でもその発言はまずいだろう。
ひとまずは、それは失礼になるとたしなめたが、本人は不満そうだった。少しあたりを見回して、だってさと呟いている。
「あとで見せるから、今は王都の観光に行きましょう!
陽があるうちじゃないと楽しめないこともあります」
クレアは寛大にもその無作法は咎めないし、あとで見せてあげる優しさも見せた。
「わぁい」
甥が無邪気に笑うが、演技臭いところもありあとで教育的な話が必要そうだった。
店を他の者に任せて三人は王都の散策に出た。
「ユーリスくんは王都は初めて?」
「いいえ。三度ほど来ましたが、親の後をついて歩くだけで観光なんてしたことないです」
しおらしく答える甥にアトスはほっとした。生意気な年頃ではあるが、余計なことは言いそうにない。生まれたところから知っているだけになんだか、はらはらする。
「よぉし、一緒にたのしみましょう!」
一緒に? そこに引っかかりを覚えた。ユーリスも、んん? と首を傾げている。
「私、王都観光ぜんっぜんしたことないの」
「…………叔父さん、デートとかちゃんとした?」
「それは、ちゃんとした」
ただし、レースとフリルに溢れていただけだ。そうじゃなければ、かわいい、だ。かわいい、ぬいぐるみ屋なんて、女性連れでお付き合いですという顔でないと入れもしないから。
しかし、それ以外の定番の場所には全く立ち寄りもしていなかった。
アトスは指摘されて初めて気がついた。
「住んでると仕事だけになっちゃって……。アトスは、観光地行ったりした?」
「最初に、先輩に連れて行かれたよ。警護の仕事で行くこともあるからね。
それに親族が来るとどこかには連れて行ったし」
内陸でないと見ないものというものもある。遠くまで見える時計塔が大好評だった。海はどっちと必ず聞かれたが。
「そっか。うちの親族は行商には行くのに、観光はしない」
「もったいなくないですか?」
「なんか、地元にしかない技術やらモノを見に行ったら日程全部潰れるんだって」
「仕事、するってことですか?」
「趣味かな。趣味」
ユーリスは何その趣味、という表情を隠せない。しかし、ユーリスも他の港町に行ったらわかるはずだ。見たことのない船や縄の結び方に釘付けになる。アトスはそれはなかったが、兄たちがそこに引っかかって帰れないということを経験している。
クレアもその傾向がある。アトスの実家でも同じようなことをした。使い道のないと思っていた貝殻をお買い上げして、兄に送るとも言っていた。そこからなんかちょっと加工して売る? という話をしているらしいとは手紙で見た。
「まあ、王都の王都らしいとこを見て行きましょ」
ひとまずは、そういうことになった。
三人は夕方まで満喫し、店に戻る。もう、明日、筋肉痛と嘆くクレアとまだ元気のあるユーリス。なかなかに対照的だった。
閉店済みの店内でクレアは荷物を広げた。
青い布と手紙、それから二冊の本が入っていた。
「結婚式に出られなくてすまなかった。祝いを送る、だって」
来れなかった理由は、荒天である。海が荒れて船が出なかったらしい。そんなギリギリにやってくるなと義父が言っていたのをアトスは覚えている。
あちこちを転々としているので、知らせを送るだけでも大変だったらしいからそんな言い方になるのはわかる気がした。
「おお、新刊も入ってる」
「なんです、それ」
「東国の小説。
アクダイカーンを成敗するイチローダユウがかっこいいのです」
「……そ、そうですか」
本とはほぼ無縁のユーリスには何を言われているのかわからないだろう。
正直、アトスも良さはあまりわかっていない。ただ、クレアにとっては小さい頃から読んでいた本の新刊というだけで価値があるのだろう。
「古くてよければ一冊目、貸すね。旅の道中暇でしょ」
「いえ、悪いので」
「海賊の話のほうがいいかな。海の男がかっこいいやつが」
「そっちがいいです」
「じゃあ、後で取ってくるね。
さて、この布だけど……」
海を渡ってきた布地は、つるりとして光沢があった。
「あ、これ、絹だ。
でも、みたことない、かも?」
薄く青い色のついたものをクレアは不思議そうに広げていた。
国内外の布を蒐集する義父のもとで育ったクレアが見たことのないという布は珍しい。アトスはそれを触らせてもらった。つるりとした手触りは確かに絹であるように思えた。
「染めてないな、これ。
元々こんな色の糸を作る子がいるのか……」
「わかるんですか?」
「すこしムラがある。こんなきれいな布染め損なうってこともないだろうから、わざと残してあるんだよ」
クレアは続けていいかけて、ユーリスへ視線を止めた。
「経由地はこれに書いてあるんだよね」
「ええ、発送元と通った街の印を押してあります」
「……そっかー。西花か」
感慨深そうにクレアはいった。そして、その後にその布に触れた。優しい手つきは、手触りを確かめるのではなく撫でているようだった。
「絹はうちでも作っているってアトスには話したよね。
うちにいる絹糸を出す虫は色々いるんだけど、外には出せない種もいるの。原種と言われているんだけど、増やすのは食料の都合でできないからずっと少数でいつも全滅寸前っていう」
「そうでしたね」
「それを叔父が海の向こうに持ってったの。良さそうな葉っぱがある国があるからって。絶滅したら元も子もないってね。
持っていく前に現地の生態系がくるうとか居つかなければかわいそうなことになるとか、父と大喧嘩したんだよね。これを父さんが見たら、怒っちゃうかな」
そういいながらも彼女は嬉しそうだった。
きれいねと愛しむような声は、やはり特別な何かを感じる。
「持ってきてくれてありがとう」
「え、いや、僕の仕事なので」
戸惑うようなユーリスに、クレアは微笑んだ。
「他の皆さんにも伝えてね。
とても感謝していたって」
「はい」
初めて運んだ荷物。
それがこんなに感謝されるなんてユーリスは思ってもみなかっただろう。どう答えていいのか困っているのがわかる。
ただ、荷物を持ってきた、という意識しかなかったのだろう。それが、誰かの大事な物であるということを知ってはいたけれど、ちゃんと理解まではしていない。
それをちょっとは理解してくれたといいのだが。
派手さはないが大事なことだと。
それこそ余計なお世話なのかもしれないが、甥の初めての仕事の相手がクレアであった、ということには意図的ななにかがありそうではある。
アトスは時計を見る。
「そろそろ、宿に戻る時間だ」
「え、もう!?」
「ちゃんと帰らないと次は連れて行ってもらえないぞ。
行方不明になると皆が迷惑する」
「はぁい」
慌ただしく、送ることになった。クレアは遅い時間ということで店で見送る。
「今度は仕事で会うかもね」
という予言は数年後に果たされる。叔母さん、すっごい、荷物多いんですけどぉと嘆くことになるのはさらに数年後のこと。
アトスの甥が王都にやってきた。海の向こうからやってきたクレア宛の荷物を届けにきたのだ。本来は陸の配送をしているものに任せるものだが、家業の修行と荷物を運ぶとはどういうことか、ということを教えるためにちょうどいいということになったらしい。
今回は甥が一人で王都へ来たわけではなく、陸の配送を請け負っている者たちと一緒である。
本来なら配達が終わったら戻るべきだが、忙しくて面倒見れないので坊っちゃんをよろしくという手紙とお小遣い付きでやってきている。
それに、事前にやってくることは手紙で知らされており、クレアは指折り数えて楽しみにしていたのだ。
アトスはすこしばかり不安はあった。甥の父親である長兄から厳しく指南してやってくれという手紙を先にもらっていたのだ。最近ちょっと反抗期、という不吉な文面があった。近頃、運ぶだけなんてつまんないというらしい。
なんだか聞き覚えのある文句である。アトスはそれを指摘するようなこともなく、兄に了承の手紙を書いて送った。
クレアも同じ手紙が送られていたが、そちらには迷惑料がわりといわんばかりに真珠が二粒入っていた。
今回の贈り物の差出人はクレアの叔父である。だから、受取人もクレアである。
甥は受け取りの手順をたどたどしくもこなし、ほっとした顔をしていた。そこには微笑ましさがあった。
クレアは荷物をその場で開けることはなく、作業用テーブルの上にのせた。
「開けないんですか?」
興味津々の甥の言葉に、アトスは頭が痛かった。この甥は一番上の兄の長男で今年14になるが、その年でもその発言はまずいだろう。
ひとまずは、それは失礼になるとたしなめたが、本人は不満そうだった。少しあたりを見回して、だってさと呟いている。
「あとで見せるから、今は王都の観光に行きましょう!
陽があるうちじゃないと楽しめないこともあります」
クレアは寛大にもその無作法は咎めないし、あとで見せてあげる優しさも見せた。
「わぁい」
甥が無邪気に笑うが、演技臭いところもありあとで教育的な話が必要そうだった。
店を他の者に任せて三人は王都の散策に出た。
「ユーリスくんは王都は初めて?」
「いいえ。三度ほど来ましたが、親の後をついて歩くだけで観光なんてしたことないです」
しおらしく答える甥にアトスはほっとした。生意気な年頃ではあるが、余計なことは言いそうにない。生まれたところから知っているだけになんだか、はらはらする。
「よぉし、一緒にたのしみましょう!」
一緒に? そこに引っかかりを覚えた。ユーリスも、んん? と首を傾げている。
「私、王都観光ぜんっぜんしたことないの」
「…………叔父さん、デートとかちゃんとした?」
「それは、ちゃんとした」
ただし、レースとフリルに溢れていただけだ。そうじゃなければ、かわいい、だ。かわいい、ぬいぐるみ屋なんて、女性連れでお付き合いですという顔でないと入れもしないから。
しかし、それ以外の定番の場所には全く立ち寄りもしていなかった。
アトスは指摘されて初めて気がついた。
「住んでると仕事だけになっちゃって……。アトスは、観光地行ったりした?」
「最初に、先輩に連れて行かれたよ。警護の仕事で行くこともあるからね。
それに親族が来るとどこかには連れて行ったし」
内陸でないと見ないものというものもある。遠くまで見える時計塔が大好評だった。海はどっちと必ず聞かれたが。
「そっか。うちの親族は行商には行くのに、観光はしない」
「もったいなくないですか?」
「なんか、地元にしかない技術やらモノを見に行ったら日程全部潰れるんだって」
「仕事、するってことですか?」
「趣味かな。趣味」
ユーリスは何その趣味、という表情を隠せない。しかし、ユーリスも他の港町に行ったらわかるはずだ。見たことのない船や縄の結び方に釘付けになる。アトスはそれはなかったが、兄たちがそこに引っかかって帰れないということを経験している。
クレアもその傾向がある。アトスの実家でも同じようなことをした。使い道のないと思っていた貝殻をお買い上げして、兄に送るとも言っていた。そこからなんかちょっと加工して売る? という話をしているらしいとは手紙で見た。
「まあ、王都の王都らしいとこを見て行きましょ」
ひとまずは、そういうことになった。
三人は夕方まで満喫し、店に戻る。もう、明日、筋肉痛と嘆くクレアとまだ元気のあるユーリス。なかなかに対照的だった。
閉店済みの店内でクレアは荷物を広げた。
青い布と手紙、それから二冊の本が入っていた。
「結婚式に出られなくてすまなかった。祝いを送る、だって」
来れなかった理由は、荒天である。海が荒れて船が出なかったらしい。そんなギリギリにやってくるなと義父が言っていたのをアトスは覚えている。
あちこちを転々としているので、知らせを送るだけでも大変だったらしいからそんな言い方になるのはわかる気がした。
「おお、新刊も入ってる」
「なんです、それ」
「東国の小説。
アクダイカーンを成敗するイチローダユウがかっこいいのです」
「……そ、そうですか」
本とはほぼ無縁のユーリスには何を言われているのかわからないだろう。
正直、アトスも良さはあまりわかっていない。ただ、クレアにとっては小さい頃から読んでいた本の新刊というだけで価値があるのだろう。
「古くてよければ一冊目、貸すね。旅の道中暇でしょ」
「いえ、悪いので」
「海賊の話のほうがいいかな。海の男がかっこいいやつが」
「そっちがいいです」
「じゃあ、後で取ってくるね。
さて、この布だけど……」
海を渡ってきた布地は、つるりとして光沢があった。
「あ、これ、絹だ。
でも、みたことない、かも?」
薄く青い色のついたものをクレアは不思議そうに広げていた。
国内外の布を蒐集する義父のもとで育ったクレアが見たことのないという布は珍しい。アトスはそれを触らせてもらった。つるりとした手触りは確かに絹であるように思えた。
「染めてないな、これ。
元々こんな色の糸を作る子がいるのか……」
「わかるんですか?」
「すこしムラがある。こんなきれいな布染め損なうってこともないだろうから、わざと残してあるんだよ」
クレアは続けていいかけて、ユーリスへ視線を止めた。
「経由地はこれに書いてあるんだよね」
「ええ、発送元と通った街の印を押してあります」
「……そっかー。西花か」
感慨深そうにクレアはいった。そして、その後にその布に触れた。優しい手つきは、手触りを確かめるのではなく撫でているようだった。
「絹はうちでも作っているってアトスには話したよね。
うちにいる絹糸を出す虫は色々いるんだけど、外には出せない種もいるの。原種と言われているんだけど、増やすのは食料の都合でできないからずっと少数でいつも全滅寸前っていう」
「そうでしたね」
「それを叔父が海の向こうに持ってったの。良さそうな葉っぱがある国があるからって。絶滅したら元も子もないってね。
持っていく前に現地の生態系がくるうとか居つかなければかわいそうなことになるとか、父と大喧嘩したんだよね。これを父さんが見たら、怒っちゃうかな」
そういいながらも彼女は嬉しそうだった。
きれいねと愛しむような声は、やはり特別な何かを感じる。
「持ってきてくれてありがとう」
「え、いや、僕の仕事なので」
戸惑うようなユーリスに、クレアは微笑んだ。
「他の皆さんにも伝えてね。
とても感謝していたって」
「はい」
初めて運んだ荷物。
それがこんなに感謝されるなんてユーリスは思ってもみなかっただろう。どう答えていいのか困っているのがわかる。
ただ、荷物を持ってきた、という意識しかなかったのだろう。それが、誰かの大事な物であるということを知ってはいたけれど、ちゃんと理解まではしていない。
それをちょっとは理解してくれたといいのだが。
派手さはないが大事なことだと。
それこそ余計なお世話なのかもしれないが、甥の初めての仕事の相手がクレアであった、ということには意図的ななにかがありそうではある。
アトスは時計を見る。
「そろそろ、宿に戻る時間だ」
「え、もう!?」
「ちゃんと帰らないと次は連れて行ってもらえないぞ。
行方不明になると皆が迷惑する」
「はぁい」
慌ただしく、送ることになった。クレアは遅い時間ということで店で見送る。
「今度は仕事で会うかもね」
という予言は数年後に果たされる。叔母さん、すっごい、荷物多いんですけどぉと嘆くことになるのはさらに数年後のこと。
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