3 / 89
一日目
リュッ君
しおりを挟む
「坊主、名前は?」
賽銭箱の前に座っているリュックサックが少年に聞いた。
少年が突き出している手のひらの上で、星がくるくると回って、しゃべりかけてくるリュックサックを青く光で照らし出した。
少年はまだ止まらない涙を片手で拭ってしゃくり上げながら、少し考えた。
「名前…わからない…」
むすっとして怒ったようなリュックサックの顔に、困ったような表情が浮かび上がる。
「…おやじさんとおふくろさんの名前は?」
「おやー…?」
「…パパとママの名前だよ」
「パパ…ママ…」
少年の目から再び涙があふれ始め、しゃくりあげが激しくなると、
「うえええええええええーーーままー!ぱぱー!」
と堰を切ったように金切り声を上げて、ひどく泣き始めた。
「まて!まてまて!分かった!分かったから、泣き止め!泣き止むんだよ!おぼっちゃん!」
慌てたリュックサックが、少年をなだめるように声をかけると、少年はややあって、なんとか、大泣きをこらえ、ヒックヒックと涙を拭いた。
「ふいい、まあ、そうだろうなと思ったよ、大丈夫だ、大丈夫。おっちゃんと一緒に、パパとママのところに戻ろうな」
はあはあと息を切らして、徐々に泣きやみ始める少年。
「…ママのところに帰れる?」
「ああ、帰れるさ、きっとな、ただおっちゃんにちゃんと協力すれば…だ。」
袖口で顔を拭いながら、少年がリュックサックのほうを伺った。
「うん。僕、家に帰りたい…」
「そうだな、じゃあ協力して家に帰ろうな。決まりだ。こっちに来い。あーーー」
きょとんとしてリュックサックを見つめている少年。
「まずは、お互いを呼び合うために名前を決めないとな…えーと…、そうだ!これからお前の名前はユウキだ。」
「ユウキ?」
「そうだ、これから何事にも勇気を持って物事にあたれってな!いい名前だろう?じゃあ頼む。ユウキ。俺は一人じゃ動けないんだ、見てのとおり手も足もないもんでな。お前がおぶってくれないとこっから一歩も動けやしねえんだ。さっ、ユウキ、その星を連れてこっちに来い」
手のひらの上でくるくる回っている星明りを前に出して、少年は不思議そうな顔をしてゆっくりリュックサックに近づいて来た。
「よおし、こっち来たら、まずはその星を、この俺の中に入れるんだ」
「この星を?」
手のひらの上で回る、二人を青い光で照らしている星を指差して答える。
「その星を俺の中に入れると、これからの旅に必要なアイテムが手に入る」
「アイテム?」
「そうだ、とりあえず、俺の中に星を入れてみろ」
そう言って、そのリュックサックは、リュックの蓋と思しき部分をまるで口のようにあんぐり開けて見せた。少年がわっと驚き、後ろに仰け反ると、その後、恐る恐るリュックサックの中を覗き込んだ。
パカッと開いた中身は空っぽだ。その中にゆっくり星を入れて身を引くと、そのリュックサックは星を食べるように、パクン!と口(?)を閉じて、ゴクンと飲み込むような仕草をした。星がリュックサックの中に閉ざされると、あたりがフッ…っと暗くなった。
しばらく不安そうな表情で見つめていると、リュックサックの体がプクーっと膨れ上がり、そこから青い光が漏れ始めた。その光にまぶしく照らされると、少年は思わずその光景に目を見張った。リュックサックの体が少しだけぶるぶるっと震える。そして、光が収まり消えて行くのにあわせて、リュックサックの体が空気が抜けるように元の大きさに戻っていった。
目を丸くしてその光景を見ていると、リュックサックは、パカッと、少年に向かって開けた。
驚き、しばらく固まっていた少年だったが、ハッとして気を取り直すと、身を乗り出してその中身を覗き込んだ。するとそこには、丸められた古ぼけた紙切れが一枚と、マッチ箱が一つ入っていた。
それらを取り出してまじまじと見つめる少年。しかし夜の星明りだけでは暗く、目が慣れていない少年には、それがなになのか良くは見えない。
「ちょっと待ってろ」
ふたを閉めたリュックサックがそう言うと、コキコキと体をひねってから、もごもごと体と口を動かした。そしておもむろに、ぷっ!っと、空に向ってさきほどの青い星を吐き出した。
その星は空中で静止して、あたりをほのかな青い光で照らしだした。弱い光だが、星明りだけよりは、ずいぶん周りが明るく見えた。そして、リュックサックがまじまじと、少年が握っているものを見つめて言った。
「ふん、マッチ箱と、もう一つは何だ?ちょっとユウキ、その紙を広げて見ろ」
少年がマッチ箱を傍らに置いて、丸まった紙を広げて見せた。目を凝らしてその紙を覗き込む少年とリュックサック。
それは落書きかメモ程度の乱雑さで描かれた、まるで地図のようなものだった。
「こりゃ地図だな。ほらみろ、ここが今いる場所、この神社だ。ご丁寧に『スタート』って書いてある」
あまり正確なものではなさそうに見えるその地図を目で追いながら、リュックサックがあごで差すように、地図上に描かれた神社の絵とマークに顔を向ける。
「そんで、右下な、そこに書いてあるだろう?ゴールって。そこが一応目指す場所なんだろうな。ユウキ、お前、字は読めるか?」と、おもむろに地図から顔を上げて、少年のほうに向いて訊ねた。
聞かれた少年は目をぱちくりとさせた後、ちょっと気まずそうに「少しだけ…」と答えて、地図に目をやって指を差した。
「ゴール?って書いてあるの、ここ?」と、リュックサックのほうを向いて確認をする。それを見て、リュックサックがうんと頷き、「そうだ」と答えた。
「とりあえず、ユウキと俺はそこを目指すしかない」
「…ここに行けば、おうちに帰れる?」
少年に聞かれて、リュックサックは少し答えに詰まったが、気を取り直して、
「ああ…」
とうなずいた。
「じゃあ!僕!早くそこに行きたい!」
少年の顔がぱっと明るくなり、リュックサックに詰め寄った。しかし、少し困った顔をしてリュックサックが少年をなだめるように言った。
「まあ、まて、もう夜も遅いし、行動は明日の朝になってからだ。それに、ゴールに着くには、途中で険しい道のりをクリアしていかないといけない」
きょとんとして聞き返す少年。
「クリアー?」
「ああ、そうだ、地図の中にいくつかぐるぐると☆マークが書いてあるだろう?」
リュックサックにうながされて、少年が地図を見つめると、
「これ?」
描かれた星印のマークの一つを指差して、リュックサックに聞き返した。
「ああ、そうだ、その☆マークが描かれた場所で、ほら、その…」
少年の顔の前で浮いてくるくる回っている星のほうを目で差して、
「☆のアイテムが手に入るんだ。その☆は脱出するのに必要なものだ。これがないと、ゴールについても脱出できないかもしれない…」
「ええー!うそ!ほんとに?」
絶望的な顔をして、少年は目の前にある落書きのような地図と空中でくるくる回っている青い星を交互に見つめている。
「ああ、出来の悪いゲームみたいなもんだな…、ただ、☆アイテムを手に入れて、俺の中に入れると、今回地図が出てきたみたいに、ここから脱出するために必要な道具が出てくるって寸法らしい。それが無いと、ゴールに着くのが難しくなる」
困った風な顔をして黙って聞いている少年。それを見つめるリュックサックがため息をついて。
「まあいいや、いきなりいろいろ聞かされて、お前も混乱しているだろう。今日は夜も遅いし、明日改めて地図の方向に向かうとしよう。とりあえず火をつけて暖を取りながら朝を待つしかないか…」
「ええええ!ここで寝るの?」
「そうだ!雨が降ってないだけまだマシだぜ。マッチが出て来てよかったな。乾いた苗木を集めて焚き火を付けるぞ」
「マッチって?」
「ほらそれだ、その箱にちっさい木の束が入っているから、それを一本取り出して、丸くなっているほうで火をつけるんだ。箱の横に付いたザラザラした側面でこすると火がつく」
「ふううん」
不思議そうな顔をしてマッチ箱を見つめる少年。
「見てのとおり、俺は手も足も出せないからなあ、ユウキ、お前がやるんだ」
呼ばれた少年がリュックサックのほうを向いて、その全身を見つめた。確かに、四角いリュックサックである彼には手も足もない。
困った顔で見つめる少年の目を見て、リュックサックがさらに続ける。
「失敗ばかりしていると、すぐに中身がなくなるからな。気をつけろ。さあ、木を集めよう。焚き火は木の並べ方を考えてやらないとうまく付かないからな、集めに行こうか」
くるくると回る星の明かりを頼りに、マッチ棒を見ていた少年が、目をキョロっとさせ、リュックサックのほうを向いてこう言った。
「リュッ君は、何でもよく知ってるんだね?」
「リュッ君?」
「うん、僕がユウキで、リュッ君がリュッ君」
「そうか、リュッ君か!、そいつはいい!」
リュックサックが体を揺らして、がっはっはっは!と笑った。
つられて少年も笑みがこぼれた。
少年とリュックサックがお互いに笑いあう。
青い星の光に浮かび上がったユウキとリュッ君の笑い声が、朽ち果てた神社の境内に静かに響き渡っていった。
賽銭箱の前に座っているリュックサックが少年に聞いた。
少年が突き出している手のひらの上で、星がくるくると回って、しゃべりかけてくるリュックサックを青く光で照らし出した。
少年はまだ止まらない涙を片手で拭ってしゃくり上げながら、少し考えた。
「名前…わからない…」
むすっとして怒ったようなリュックサックの顔に、困ったような表情が浮かび上がる。
「…おやじさんとおふくろさんの名前は?」
「おやー…?」
「…パパとママの名前だよ」
「パパ…ママ…」
少年の目から再び涙があふれ始め、しゃくりあげが激しくなると、
「うえええええええええーーーままー!ぱぱー!」
と堰を切ったように金切り声を上げて、ひどく泣き始めた。
「まて!まてまて!分かった!分かったから、泣き止め!泣き止むんだよ!おぼっちゃん!」
慌てたリュックサックが、少年をなだめるように声をかけると、少年はややあって、なんとか、大泣きをこらえ、ヒックヒックと涙を拭いた。
「ふいい、まあ、そうだろうなと思ったよ、大丈夫だ、大丈夫。おっちゃんと一緒に、パパとママのところに戻ろうな」
はあはあと息を切らして、徐々に泣きやみ始める少年。
「…ママのところに帰れる?」
「ああ、帰れるさ、きっとな、ただおっちゃんにちゃんと協力すれば…だ。」
袖口で顔を拭いながら、少年がリュックサックのほうを伺った。
「うん。僕、家に帰りたい…」
「そうだな、じゃあ協力して家に帰ろうな。決まりだ。こっちに来い。あーーー」
きょとんとしてリュックサックを見つめている少年。
「まずは、お互いを呼び合うために名前を決めないとな…えーと…、そうだ!これからお前の名前はユウキだ。」
「ユウキ?」
「そうだ、これから何事にも勇気を持って物事にあたれってな!いい名前だろう?じゃあ頼む。ユウキ。俺は一人じゃ動けないんだ、見てのとおり手も足もないもんでな。お前がおぶってくれないとこっから一歩も動けやしねえんだ。さっ、ユウキ、その星を連れてこっちに来い」
手のひらの上でくるくる回っている星明りを前に出して、少年は不思議そうな顔をしてゆっくりリュックサックに近づいて来た。
「よおし、こっち来たら、まずはその星を、この俺の中に入れるんだ」
「この星を?」
手のひらの上で回る、二人を青い光で照らしている星を指差して答える。
「その星を俺の中に入れると、これからの旅に必要なアイテムが手に入る」
「アイテム?」
「そうだ、とりあえず、俺の中に星を入れてみろ」
そう言って、そのリュックサックは、リュックの蓋と思しき部分をまるで口のようにあんぐり開けて見せた。少年がわっと驚き、後ろに仰け反ると、その後、恐る恐るリュックサックの中を覗き込んだ。
パカッと開いた中身は空っぽだ。その中にゆっくり星を入れて身を引くと、そのリュックサックは星を食べるように、パクン!と口(?)を閉じて、ゴクンと飲み込むような仕草をした。星がリュックサックの中に閉ざされると、あたりがフッ…っと暗くなった。
しばらく不安そうな表情で見つめていると、リュックサックの体がプクーっと膨れ上がり、そこから青い光が漏れ始めた。その光にまぶしく照らされると、少年は思わずその光景に目を見張った。リュックサックの体が少しだけぶるぶるっと震える。そして、光が収まり消えて行くのにあわせて、リュックサックの体が空気が抜けるように元の大きさに戻っていった。
目を丸くしてその光景を見ていると、リュックサックは、パカッと、少年に向かって開けた。
驚き、しばらく固まっていた少年だったが、ハッとして気を取り直すと、身を乗り出してその中身を覗き込んだ。するとそこには、丸められた古ぼけた紙切れが一枚と、マッチ箱が一つ入っていた。
それらを取り出してまじまじと見つめる少年。しかし夜の星明りだけでは暗く、目が慣れていない少年には、それがなになのか良くは見えない。
「ちょっと待ってろ」
ふたを閉めたリュックサックがそう言うと、コキコキと体をひねってから、もごもごと体と口を動かした。そしておもむろに、ぷっ!っと、空に向ってさきほどの青い星を吐き出した。
その星は空中で静止して、あたりをほのかな青い光で照らしだした。弱い光だが、星明りだけよりは、ずいぶん周りが明るく見えた。そして、リュックサックがまじまじと、少年が握っているものを見つめて言った。
「ふん、マッチ箱と、もう一つは何だ?ちょっとユウキ、その紙を広げて見ろ」
少年がマッチ箱を傍らに置いて、丸まった紙を広げて見せた。目を凝らしてその紙を覗き込む少年とリュックサック。
それは落書きかメモ程度の乱雑さで描かれた、まるで地図のようなものだった。
「こりゃ地図だな。ほらみろ、ここが今いる場所、この神社だ。ご丁寧に『スタート』って書いてある」
あまり正確なものではなさそうに見えるその地図を目で追いながら、リュックサックがあごで差すように、地図上に描かれた神社の絵とマークに顔を向ける。
「そんで、右下な、そこに書いてあるだろう?ゴールって。そこが一応目指す場所なんだろうな。ユウキ、お前、字は読めるか?」と、おもむろに地図から顔を上げて、少年のほうに向いて訊ねた。
聞かれた少年は目をぱちくりとさせた後、ちょっと気まずそうに「少しだけ…」と答えて、地図に目をやって指を差した。
「ゴール?って書いてあるの、ここ?」と、リュックサックのほうを向いて確認をする。それを見て、リュックサックがうんと頷き、「そうだ」と答えた。
「とりあえず、ユウキと俺はそこを目指すしかない」
「…ここに行けば、おうちに帰れる?」
少年に聞かれて、リュックサックは少し答えに詰まったが、気を取り直して、
「ああ…」
とうなずいた。
「じゃあ!僕!早くそこに行きたい!」
少年の顔がぱっと明るくなり、リュックサックに詰め寄った。しかし、少し困った顔をしてリュックサックが少年をなだめるように言った。
「まあ、まて、もう夜も遅いし、行動は明日の朝になってからだ。それに、ゴールに着くには、途中で険しい道のりをクリアしていかないといけない」
きょとんとして聞き返す少年。
「クリアー?」
「ああ、そうだ、地図の中にいくつかぐるぐると☆マークが書いてあるだろう?」
リュックサックにうながされて、少年が地図を見つめると、
「これ?」
描かれた星印のマークの一つを指差して、リュックサックに聞き返した。
「ああ、そうだ、その☆マークが描かれた場所で、ほら、その…」
少年の顔の前で浮いてくるくる回っている星のほうを目で差して、
「☆のアイテムが手に入るんだ。その☆は脱出するのに必要なものだ。これがないと、ゴールについても脱出できないかもしれない…」
「ええー!うそ!ほんとに?」
絶望的な顔をして、少年は目の前にある落書きのような地図と空中でくるくる回っている青い星を交互に見つめている。
「ああ、出来の悪いゲームみたいなもんだな…、ただ、☆アイテムを手に入れて、俺の中に入れると、今回地図が出てきたみたいに、ここから脱出するために必要な道具が出てくるって寸法らしい。それが無いと、ゴールに着くのが難しくなる」
困った風な顔をして黙って聞いている少年。それを見つめるリュックサックがため息をついて。
「まあいいや、いきなりいろいろ聞かされて、お前も混乱しているだろう。今日は夜も遅いし、明日改めて地図の方向に向かうとしよう。とりあえず火をつけて暖を取りながら朝を待つしかないか…」
「ええええ!ここで寝るの?」
「そうだ!雨が降ってないだけまだマシだぜ。マッチが出て来てよかったな。乾いた苗木を集めて焚き火を付けるぞ」
「マッチって?」
「ほらそれだ、その箱にちっさい木の束が入っているから、それを一本取り出して、丸くなっているほうで火をつけるんだ。箱の横に付いたザラザラした側面でこすると火がつく」
「ふううん」
不思議そうな顔をしてマッチ箱を見つめる少年。
「見てのとおり、俺は手も足も出せないからなあ、ユウキ、お前がやるんだ」
呼ばれた少年がリュックサックのほうを向いて、その全身を見つめた。確かに、四角いリュックサックである彼には手も足もない。
困った顔で見つめる少年の目を見て、リュックサックがさらに続ける。
「失敗ばかりしていると、すぐに中身がなくなるからな。気をつけろ。さあ、木を集めよう。焚き火は木の並べ方を考えてやらないとうまく付かないからな、集めに行こうか」
くるくると回る星の明かりを頼りに、マッチ棒を見ていた少年が、目をキョロっとさせ、リュックサックのほうを向いてこう言った。
「リュッ君は、何でもよく知ってるんだね?」
「リュッ君?」
「うん、僕がユウキで、リュッ君がリュッ君」
「そうか、リュッ君か!、そいつはいい!」
リュックサックが体を揺らして、がっはっはっは!と笑った。
つられて少年も笑みがこぼれた。
少年とリュックサックがお互いに笑いあう。
青い星の光に浮かび上がったユウキとリュッ君の笑い声が、朽ち果てた神社の境内に静かに響き渡っていった。
0
あなたにおすすめの小説
生贄姫の末路 【完結】
松林ナオ
児童書・童話
水の豊かな国の王様と魔物は、はるか昔にある契約を交わしました。
それは、姫を生贄に捧げる代わりに国へ繁栄をもたらすというものです。
水の豊かな国には双子のお姫様がいます。
ひとりは金色の髪をもつ、活発で愛らしい金のお姫様。
もうひとりは銀色の髪をもつ、表情が乏しく物静かな銀のお姫様。
王様が生贄に選んだのは、銀のお姫様でした。
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
中学生ユーチューバーの心霊スポットMAP
じゅん
児童書・童話
【第1回「きずな児童書大賞」大賞 受賞👑】
悪霊のいる場所では、居合わせた人に「霊障」を可視化させる体質を持つ「霊感少女」のアカリ(中学1年生)。
「ユーチューバーになりたい」幼なじみと、「心霊スポットMAPを作りたい」友達に巻き込まれて、心霊現象を検証することになる。
いくつか心霊スポットを回るうちに、最近増えている心霊現象の原因は、霊を悪霊化させている「ボス」のせいだとわかり――
クスっと笑えながらも、ゾッとする連作短編。
星降る夜に落ちた子
千東風子
児童書・童話
あたしは、いらなかった?
ねえ、お父さん、お母さん。
ずっと心で泣いている女の子がいました。
名前は世羅。
いつもいつも弟ばかり。
何か買うのも出かけるのも、弟の言うことを聞いて。
ハイキングなんて、来たくなかった!
世羅が怒りながら歩いていると、急に体が浮きました。足を滑らせたのです。その先は、とても急な坂。
世羅は滑るように落ち、気を失いました。
そして、目が覚めたらそこは。
住んでいた所とはまるで違う、見知らぬ世界だったのです。
気が強いけれど寂しがり屋の女の子と、ワケ有りでいつも諦めることに慣れてしまった綺麗な男の子。
二人がお互いの心に寄り添い、成長するお話です。
全年齢ですが、けがをしたり、命を狙われたりする描写と「死」の表現があります。
苦手な方は回れ右をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
私が子どもの頃から温めてきたお話のひとつで、小説家になろうの冬の童話際2022に参加した作品です。
石河 翠さまが開催されている個人アワード『石河翠プレゼンツ勝手に冬童話大賞2022』で大賞をいただきまして、イラストはその副賞に相内 充希さまよりいただいたファンアートです。ありがとうございます(^-^)!
こちらは他サイトにも掲載しています。
王女様は美しくわらいました
トネリコ
児童書・童話
無様であろうと出来る全てはやったと満足を抱き、王女様は美しくわらいました。
それはそれは美しい笑みでした。
「お前程の悪女はおるまいよ」
王子様は最後まで嘲笑う悪女を一刀で断罪しました。
きたいの悪女は処刑されました 解説版
生まれたばかりですが、早速赤ちゃんセラピー?始めます!
mabu
児童書・童話
超ラッキーな環境での転生と思っていたのにママさんの体調が危ないんじゃぁないの?
ママさんが大好きそうなパパさんを闇落ちさせない様に赤ちゃんセラピーで頑張ります。
力を使って魔力を増やして大きくなったらチートになる!
ちょっと赤ちゃん系に挑戦してみたくてチャレンジしてみました。
読みにくいかもしれませんが宜しくお願いします。
誤字や意味がわからない時は皆様の感性で受け捉えてもらえると助かります。
流れでどうなるかは未定なので一応R15にしております。
現在投稿中の作品と共に地道にマイペースで進めていきますので宜しくお願いします🙇
此方でも感想やご指摘等への返答は致しませんので宜しくお願いします。
ローズお姉さまのドレス
有沢真尋
児童書・童話
*「第3回きずな児童書大賞」エントリー中です*
最近のルイーゼは少しおかしい。
いつも丈の合わない、ローズお姉さまのドレスを着ている。
話し方もお姉さまそっくり。
わたしと同じ年なのに、ずいぶん年上のように振舞う。
表紙はかんたん表紙メーカーさまで作成
少年騎士
克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞参加作」ポーウィス王国という辺境の小国には、12歳になるとダンジョンか魔境で一定の強さになるまで自分を鍛えなければいけないと言う全国民に対する法律があった。周囲の小国群の中で生き残るため、小国を狙う大国から自国を守るために作られた法律、義務だった。領地持ち騎士家の嫡男ハリー・グリフィスも、その義務に従い1人王都にあるダンジョンに向かって村をでた。だが、両親祖父母の計らいで平民の幼馴染2人も一緒に12歳の義務に同行する事になった。将来救国の英雄となるハリーの物語が始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる