【完結】旦那様、わたくし家出します。

さくらもち

文字の大きさ
7 / 31

私、新人教育します。

しおりを挟む
名前を設定し治してあります。
ここから続きのお話になりますのでよろしくお願いします。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ねぇタリア。」
お店に移り住み週休2日に変えてもお店には毎日変わらずお客さんが来てくれているのは嬉しい事なのだけれども、
「オーナー?どうかされました?」
タリアは相変わらず私を上司として扱ってくれるがもう少し打ち解けたいと思うのはわたしだけかしら?
年齢だってほとんどかわらないのよ?
「もぉ、リリーって呼んでってば。ってそうじゃなくてそろそろウチも人手不足になってるから雇ったりしたいと思うのだけれどもどうかしら?」
「オーナーも諦めないですね、人手不足は確かに私も感じていたので賛成ですが、下手な人を雇うのは困りますよ。」
「あら、諦める気は無いわよ?出来れば若い子で侍女に慣れそうな雰囲気の子がいいわ。」
実はこの店のコンセプトでは無いけれども私もタリアもなんちゃって侍女服のような格好をしてクオリティの高い接客を受けれるカフェにしているの。
ちょっと背伸びしたら裕福な商家や下級貴族のようなおもてなしを受けれるってクチコミが広まって侯爵家の騎士様たちもデートに使ってくれたりと結構繁盛しているよね。
「それでしたら商業ギルドに行って募集をかけましょう。何人くらい雇いますか?」
「そうねぇ、辞めてしまう可能性もあるし、3人くらいかしら。」
正直ちょっとスパルタ指導するかもなので付いて来れない人もいるかもしれない。
「まぁ、若い子だと侍女経験ある方も少ないですしね。それくらいで良いかもしれないです。」
「そしたら明日はおやすみだから商業ギルドに行って募集をかけてくるわ。」
「あ、私が行ってきますよ。ちょうど用事が有りますし、たまにはゆっくりしてください。」
タリアも忙しいのにいつも過保護なのよ?
「そしたら2人で行きましょうよ。」
「ダメです。というより来ない方が良いので。」
「え?」
「最近よく来るナイジェルさん分かりますか?」
「ええ、よくふざけて『スィートハニー、僕と今度デートをしないかい?』って言ってる人でしょ?」
最近週3日ほど来るちょっとキザ男な人でよくふざけて誘ってくるよのね。
「あれは本気ですよ…」
ちょっとタリア?なんで頭抱えてるの?!
「とにかくオーナーはしばらく商業ギルドに近寄らないでください。ナイジェルさんは商業ギルドの前にある商会のドラ息子なので見つかると本当にデートに連れていかれてしまいますよ。」
「えっ…まぁ、こんなのでも一応もしかしたらまだ人妻だし?さすがに男の人とデートは出来ないわ。」
「あれから2ヶ月経ちますがまだ気づいてなさそうですね。あの家令奥様が野垂れ死にしてもいいと思っているのかしら?」
確かに侍女もいない、使用人も派遣しない、お手当ても届けない?(見つけていても隠蔽しているのかも?)な状態でよく放置できるわよね。
「まぁ明日は大人しく新作メニューや新人教育の事を考えておくわ。」
「そうしてください。商業ギルドには16歳から20歳の未婚女性を3人募集で大丈夫でしょうか?」
「そうね、それで出してみて。面接は次のおやすみの日にしましょうか。」
「わかりました。くれぐれもお店から出ないでくださいね!!あと明日髪染めを買ってきますからそろそろ染め直しをしませんと。」
「うーんそれなんだけどさ、そろそろめんどくさいからカツラとかにしない?」
「夏は蒸れますよ?」
「そうなの?それは困るわ。」
「そういう事なのでお手伝いしますから諦めて染め直ししてください。」
「はーい」
なんだかんだタリアは最近過保護なお姉ちゃんみたいなのよね。
でもこうやって心配してくれる人がいるって幸せだわ。
しおりを挟む
感想 124

あなたにおすすめの小説

家出したとある辺境夫人の話

あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
『突然ではございますが、私はあなたと離縁し、このお屋敷を去ることにいたしました』 これは、一通の置き手紙からはじまった一組の心通わぬ夫婦のお語。 ※ちゃんとハッピーエンドです。ただし、主人公にとっては。 ※他サイトでも掲載します。

はじめまして、旦那様。離婚はいつになさいます?

あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
「はじめてお目にかかります。……旦那様」 「……あぁ、君がアグリア、か」 「それで……、離縁はいつになさいます?」  領地の未来を守るため、同じく子爵家の次男で軍人のシオンと期間限定の契約婚をした貧乏貴族令嬢アグリア。  両家の顔合わせなし、婚礼なし、一切の付き合いもなし。それどころかシオン本人とすら一度も顔を合わせることなく結婚したアグリアだったが、長らく戦地へと行っていたシオンと初対面することになった。  帰ってきたその日、アグリアは約束通り離縁を申し出たのだが――。  形だけの結婚をしたはずのふたりは、愛で結ばれた本物の夫婦になれるのか。 ★HOTランキング最高2位をいただきました! ありがとうございます! ※書き上げ済みなので完結保証。他サイトでも掲載中です。

初耳なのですが…、本当ですか?

あおくん
恋愛
侯爵令嬢の次女として、父親の仕事を手伝ったり、邸の管理をしたりと忙しくしているアニーに公爵家から婚約の申し込みが来た! でも実際に公爵家に訪れると、異世界から来たという少女が婚約者の隣に立っていて…。

政略結婚だからと諦めていましたが、離縁を決めさせていただきました

あおくん
恋愛
父が決めた結婚。 顔を会わせたこともない相手との結婚を言い渡された私は、反論することもせず政略結婚を受け入れた。 これから私の家となるディオダ侯爵で働く使用人たちとの関係も良好で、旦那様となる義両親ともいい関係を築けた私は今後上手くいくことを悟った。 だが婚姻後、初めての初夜で旦那様から言い渡されたのは「白い結婚」だった。 政略結婚だから最悪愛を求めることは考えてはいなかったけれど、旦那様がそのつもりなら私にも考えがあります。 どうか最後まで、その強気な態度を変えることがないことを、祈っておりますわ。 ※いつものゆるふわ設定です。拙い文章がちりばめられています。 最後はハッピーエンドで終えます。

「君の為の時間は取れない」と告げた旦那様の意図を私はちゃんと理解しています。

あおくん
恋愛
憧れの人であった旦那様は初夜が終わったあと私にこう告げた。 「君の為の時間は取れない」と。 それでも私は幸せだった。だから、旦那様を支えられるような妻になりたいと願った。 そして騎士団長でもある旦那様は次の日から家を空け、旦那様と入れ違いにやって来たのは旦那様の母親と見知らぬ女性。 旦那様の告げた「君の為の時間は取れない」という言葉はお二人には別の意味で伝わったようだ。 あなたは愛されていない。愛してもらうためには必要なことだと過度な労働を強いた結果、過労で倒れた私は記憶喪失になる。 そして帰ってきた旦那様は、全てを忘れていた私に困惑する。 ※35〜37話くらいで終わります。

婚約破棄の代償

nanahi
恋愛
「あの子を放って置けないんだ。ごめん。婚約はなかったことにしてほしい」 ある日突然、侯爵令嬢エバンジェリンは婚約者アダムスに一方的に婚約破棄される。破局に追い込んだのは婚約者の幼馴染メアリという平民の儚げな娘だった。 エバンジェリンを差し置いてアダムスとメアリはひと時の幸せに酔うが、婚約破棄の代償は想像以上に大きかった。

【完結】長い眠りのその後で

maruko
恋愛
伯爵令嬢のアディルは王宮魔術師団の副団長サンディル・メイナードと結婚しました。 でも婚約してから婚姻まで一度も会えず、婚姻式でも、新居に向かう馬車の中でも目も合わせない旦那様。 いくら政略結婚でも幸せになりたいって思ってもいいでしょう? このまま幸せになれるのかしらと思ってたら⋯⋯アレッ?旦那様が2人!! どうして旦那様はずっと眠ってるの? 唖然としたけど強制的に旦那様の為に動かないと行けないみたい。 しょうがないアディル頑張りまーす!! 複雑な家庭環境で育って、醒めた目で世間を見ているアディルが幸せになるまでの物語です 全50話(2話分は登場人物と時系列の整理含む) ※他サイトでも投稿しております ご都合主義、誤字脱字、未熟者ですが優しい目線で読んで頂けますと幸いです ※表紙 AIアプリ作成

里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます

結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります> 政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・? ※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています

処理中です...