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【閑話】恋する男
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私は侯爵家嫡男、サウスリンド・クスマウェル26歳。
25歳を過ぎても結婚しない事に両親がついに強引に結婚させようもしてくるので病弱であまり外に出たことの無いという令嬢(興味無さすぎて名前を忘れてしまった。)を妻に迎えて別邸に住まわせて侯爵家嫡男妻としては少しばかり少ない金額だがそれなりの手当金は毎月渡して使用人も付けてあとは好きに過ごすようにと言ったが、本当にこちらを煩わせない妻で結婚して香水臭い令嬢たちや親の結婚話から解放されてスッキリだ。
結婚して半年過ぎた頃お忍びで街に降りた時少しのんびりしすぎて急いで屋敷に戻ろうとしていた時に彼女とぶつかったのは運命と言うべきだろうか。
自分がこんなロマンチストのような思考をするとは思わなかったが、その時は化粧をしていなさそうなのに綺麗な顔をしているなと言う印象しか無かった。
しばらくしてぶつかった場所の近くを通ると彼女が店先の掃除をしていたので、思わず声をかけてしまった。
「ちょっといいかな?」
「はい、なんでしょうか。」
あの時は忙しいでいたからちゃんと見ていなかったが栗毛色の髪に空色の瞳が目を引く女性だった。
「先月くらいにこの先の角で君とぶつかったと思うのだけれも覚えているかい?」
あの時はきちんと謝れなかったし、その話をしたいだけと自分に言い訳をしつつ彼女と話がしたいだけなのは気付かないふりをした。
「あ、あの時の慌てていらっしゃった方ですか?」
「そう、あの時はきちんと謝れずにすまなかった。怪我とかは無さそうだったが大丈夫だっただろうか。」
覚えてくれていたことに舞い上がりそうになる。
しかも私に言い寄ってこない所も良いな。
「特に怪我はしておりませんのでお気になさらないでください。」
「そうか、なら良かった。」
「御用はそれだけでしょうか?」
「あ、あぁ」
本当ならお詫びにお茶でもとかナンパな騎士がしているように誘いたいが、そんな事をしたら彼女は多分嫌がる気がする。
「それでは仕事中ですので失礼致します。」そういって彼女ご手に持っていたのが掃除道具だと気づきそこがカフェである事に今更気づくなんて周りが見えていない自分に驚く。
「ここで働いているのか?」
「ええ、よろしければ恋人の方と今度いらしてください。」
「え、あ、いや、恋人は居ないのだが1人では入りずらいだろうか?」
恋人が居そうに見られていたのか…
「男性のおひとりでいらっしゃいますお客様もいるので大丈夫ですよ。今も1人いらっしゃいますし。」
「そうか!では寄らさせてもらうよ。」
「ありがとうございます。私は掃除道具を片付けてからお店に出ますのでお客様はこちらからおはいりになってください。」
店の雰囲気がとてもよく、彼女『リリー』というらしい事、実はカフェのオーナーである事しか知らないが、(それも本人から聞いたのではなく他の客やもう1人の従業員と話しているのを聞いて知った)彼女に会いたくてつい通ってしまう。
本来なら離婚して妻にしたいが、平民だと妾として迎えなければいけないだろうし、彼女をそんな日陰の身には支度は無いのできっとこのまま誰かと結婚するのを指を咥えて見ている事しか出来ないのだろう。
すっかり常連になった頃事件が起こったのだが本当にあの時は助けることが出来て良かったと思う。
あの男は他に似たようなことを起こしていそうだからな、親の商会も関係していそうな事も言っていたし徹底的に潰してやる!
本人は恋するお花畑男になっていて放置している妻がまさかの恋をしている相手だとは思っていないマヌケ状態なのはまだまだ続きそう……
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
旦那様目線を書いてみましたw
リリーとの温度差が激しい目です
25歳を過ぎても結婚しない事に両親がついに強引に結婚させようもしてくるので病弱であまり外に出たことの無いという令嬢(興味無さすぎて名前を忘れてしまった。)を妻に迎えて別邸に住まわせて侯爵家嫡男妻としては少しばかり少ない金額だがそれなりの手当金は毎月渡して使用人も付けてあとは好きに過ごすようにと言ったが、本当にこちらを煩わせない妻で結婚して香水臭い令嬢たちや親の結婚話から解放されてスッキリだ。
結婚して半年過ぎた頃お忍びで街に降りた時少しのんびりしすぎて急いで屋敷に戻ろうとしていた時に彼女とぶつかったのは運命と言うべきだろうか。
自分がこんなロマンチストのような思考をするとは思わなかったが、その時は化粧をしていなさそうなのに綺麗な顔をしているなと言う印象しか無かった。
しばらくしてぶつかった場所の近くを通ると彼女が店先の掃除をしていたので、思わず声をかけてしまった。
「ちょっといいかな?」
「はい、なんでしょうか。」
あの時は忙しいでいたからちゃんと見ていなかったが栗毛色の髪に空色の瞳が目を引く女性だった。
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あの時はきちんと謝れなかったし、その話をしたいだけと自分に言い訳をしつつ彼女と話がしたいだけなのは気付かないふりをした。
「あ、あの時の慌てていらっしゃった方ですか?」
「そう、あの時はきちんと謝れずにすまなかった。怪我とかは無さそうだったが大丈夫だっただろうか。」
覚えてくれていたことに舞い上がりそうになる。
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「特に怪我はしておりませんのでお気になさらないでください。」
「そうか、なら良かった。」
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「あ、あぁ」
本当ならお詫びにお茶でもとかナンパな騎士がしているように誘いたいが、そんな事をしたら彼女は多分嫌がる気がする。
「それでは仕事中ですので失礼致します。」そういって彼女ご手に持っていたのが掃除道具だと気づきそこがカフェである事に今更気づくなんて周りが見えていない自分に驚く。
「ここで働いているのか?」
「ええ、よろしければ恋人の方と今度いらしてください。」
「え、あ、いや、恋人は居ないのだが1人では入りずらいだろうか?」
恋人が居そうに見られていたのか…
「男性のおひとりでいらっしゃいますお客様もいるので大丈夫ですよ。今も1人いらっしゃいますし。」
「そうか!では寄らさせてもらうよ。」
「ありがとうございます。私は掃除道具を片付けてからお店に出ますのでお客様はこちらからおはいりになってください。」
店の雰囲気がとてもよく、彼女『リリー』というらしい事、実はカフェのオーナーである事しか知らないが、(それも本人から聞いたのではなく他の客やもう1人の従業員と話しているのを聞いて知った)彼女に会いたくてつい通ってしまう。
本来なら離婚して妻にしたいが、平民だと妾として迎えなければいけないだろうし、彼女をそんな日陰の身には支度は無いのできっとこのまま誰かと結婚するのを指を咥えて見ている事しか出来ないのだろう。
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