22 / 51
学生編
新入生代表!
しおりを挟む
入学式の新入生代表は既定路線なら皇太子殿下だったんだって…
1位を私が取ってしまったから職員会議で大モメしたらしいよ?
正直そういう人前に出ることは好きじゃないから皇太子殿下にお願いして欲しいと辞退したんだけど、向こうは私が首席入学だから慣例通りで挨拶をすればいいと。
ちなみにアンちゃんパパから公爵家の養女にならないかとも言われたんだけど…
お断りしました。
アンちゃんは姉妹になれると思ったのにと残念がられたけど、今の家族が大好きだから名前だけでも出来れば養女になりたいと思えないんだ。
その事をパパやママに話したら大泣きされたけど、
「ユーナが危険な目に合う事があるかも知れないからその時は公爵家の養女になるべきなのかもしれないが、もう少し私たちの娘でいてくれ。」
って言われてしまったよ。
「危ない目に会うことは考えられないけど気をつけていつまでも2人の娘でいたいな。もし養女になっても2人は私のパパとママだよ!」
そういうと号泣されちゃったけど、私は本気だよ?
もちろん養女になる気は無いけどもしそうなっても家族を守る力は身につけないといけないね。
スローライフとはちょっと離れちゃってるけど今はやりたい事が出来てるしこれはコレで良いかな?
まぁ後は新入生代表挨拶だよ!
そんな経緯もあるし目立つ事は避けたいんだよね。
ほんとどうにかならないのかなぁ。
1人で悩んでも仕方が無いのでアンちゃんに手紙を出し相談してみるとソッコーで返事が帰ってきて今夜アンちゃんパパが居るから一緒に相談乗ってもらおうという事でついでにお泊まりもしてね。
という事だったので急いで家に連絡してお泊まりの準備をする。
お泊まりの許可も降りたので夕方お迎えに来た公爵家の馬車にのってむかう。
「ユーナ、いらっしゃい。」
「アンジェリカ様、お邪魔致します。」
到着するとサロンで優雅にお茶をしているアンちゃんの所に通される。
手土産は急だったので、ドライフルーツとこっそり仕込んでおいた蒸留酒いわゆるブランデー(まだ3年しか寝かせてないから微妙かもだけど)。
地味に色々作ってるんだけどこの辺はまだ出し渋りしたかったけど仕方が無いね、権力者に媚び売った方がいいもん。
「な、なんだコレは…」
封切りを目の前でして近くならふわっと香りが香り、毒味をした侍従さんが名残惜しそうに問題ないことを告げるとアンちゃんパパが1口飲んだ途端固まっちゃった。
「ブランデーという酒精の強めのお酒になります。飲み過ぎには注意してください。そのまま飲まれるのも良いのですが、氷を入れて見るとまた美味しいですよ。酒精が強ければ水で割って飲んでもいいですね。」
私的にはまだ香りが足りないかなーって熟成も初期に作った3年ものだからまだ改良の余地が大いにあるしね。
「ふむ、こんな極上の酒は初めて飲んだよ。ユーナ君コレは君の父親の商会で売っているものかな?」
うん、とっても気に入って貰えたらしい。
「実は申し訳お話なのですがまだコチラは試作品でして、私の父にもまた見せてないモノになっていますが、ひとまず人様にお出しできるものになったので今回手土産にさせて頂きました。」
普通なら試作品を公爵様にお出しするなんて不敬といわれても仕方が無いけど現存してる酒よりもクオリティの高いものだと試飲してくれたマークが言っていたので何とかなるとかけたんだよね。
「なんと!コレでまだ試作品とは。ではこれを飲んだものは私以外はほとんどいないと?」
「はい、私の護衛のモノと私づきのメイドが少し試飲しているだけなので瓶に入れてお渡ししたのは閣下が初めてです。お気に召した様でしたらあと少しばかり用立てできますので後日お届けいたします。」
まだ寝かせたいから今飲みきるわけに行かないんだよね。
「では、お願い出来るかな?」
「はい。」
まぁその後はスムーズにお願いをする事が出来て、心配事は何とかしてくれると言う事だった。
1位を私が取ってしまったから職員会議で大モメしたらしいよ?
正直そういう人前に出ることは好きじゃないから皇太子殿下にお願いして欲しいと辞退したんだけど、向こうは私が首席入学だから慣例通りで挨拶をすればいいと。
ちなみにアンちゃんパパから公爵家の養女にならないかとも言われたんだけど…
お断りしました。
アンちゃんは姉妹になれると思ったのにと残念がられたけど、今の家族が大好きだから名前だけでも出来れば養女になりたいと思えないんだ。
その事をパパやママに話したら大泣きされたけど、
「ユーナが危険な目に合う事があるかも知れないからその時は公爵家の養女になるべきなのかもしれないが、もう少し私たちの娘でいてくれ。」
って言われてしまったよ。
「危ない目に会うことは考えられないけど気をつけていつまでも2人の娘でいたいな。もし養女になっても2人は私のパパとママだよ!」
そういうと号泣されちゃったけど、私は本気だよ?
もちろん養女になる気は無いけどもしそうなっても家族を守る力は身につけないといけないね。
スローライフとはちょっと離れちゃってるけど今はやりたい事が出来てるしこれはコレで良いかな?
まぁ後は新入生代表挨拶だよ!
そんな経緯もあるし目立つ事は避けたいんだよね。
ほんとどうにかならないのかなぁ。
1人で悩んでも仕方が無いのでアンちゃんに手紙を出し相談してみるとソッコーで返事が帰ってきて今夜アンちゃんパパが居るから一緒に相談乗ってもらおうという事でついでにお泊まりもしてね。
という事だったので急いで家に連絡してお泊まりの準備をする。
お泊まりの許可も降りたので夕方お迎えに来た公爵家の馬車にのってむかう。
「ユーナ、いらっしゃい。」
「アンジェリカ様、お邪魔致します。」
到着するとサロンで優雅にお茶をしているアンちゃんの所に通される。
手土産は急だったので、ドライフルーツとこっそり仕込んでおいた蒸留酒いわゆるブランデー(まだ3年しか寝かせてないから微妙かもだけど)。
地味に色々作ってるんだけどこの辺はまだ出し渋りしたかったけど仕方が無いね、権力者に媚び売った方がいいもん。
「な、なんだコレは…」
封切りを目の前でして近くならふわっと香りが香り、毒味をした侍従さんが名残惜しそうに問題ないことを告げるとアンちゃんパパが1口飲んだ途端固まっちゃった。
「ブランデーという酒精の強めのお酒になります。飲み過ぎには注意してください。そのまま飲まれるのも良いのですが、氷を入れて見るとまた美味しいですよ。酒精が強ければ水で割って飲んでもいいですね。」
私的にはまだ香りが足りないかなーって熟成も初期に作った3年ものだからまだ改良の余地が大いにあるしね。
「ふむ、こんな極上の酒は初めて飲んだよ。ユーナ君コレは君の父親の商会で売っているものかな?」
うん、とっても気に入って貰えたらしい。
「実は申し訳お話なのですがまだコチラは試作品でして、私の父にもまた見せてないモノになっていますが、ひとまず人様にお出しできるものになったので今回手土産にさせて頂きました。」
普通なら試作品を公爵様にお出しするなんて不敬といわれても仕方が無いけど現存してる酒よりもクオリティの高いものだと試飲してくれたマークが言っていたので何とかなるとかけたんだよね。
「なんと!コレでまだ試作品とは。ではこれを飲んだものは私以外はほとんどいないと?」
「はい、私の護衛のモノと私づきのメイドが少し試飲しているだけなので瓶に入れてお渡ししたのは閣下が初めてです。お気に召した様でしたらあと少しばかり用立てできますので後日お届けいたします。」
まだ寝かせたいから今飲みきるわけに行かないんだよね。
「では、お願い出来るかな?」
「はい。」
まぁその後はスムーズにお願いをする事が出来て、心配事は何とかしてくれると言う事だった。
394
あなたにおすすめの小説
余命半年のはずが?異世界生活始めます
ゆぃ♫
ファンタジー
静波杏花、本日病院で健康診断の結果を聞きに行き半年の余命と判明…
不運が重なり、途方に暮れていると…
確認はしていますが、拙い文章で誤字脱字もありますが読んでいただけると嬉しいです。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
婚約破棄されたので森の奥でカフェを開いてスローライフ
あげは
ファンタジー
「私は、ユミエラとの婚約を破棄する!」
学院卒業記念パーティーで、婚約者である王太子アルフリードに突然婚約破棄された、ユミエラ・フォン・アマリリス公爵令嬢。
家族にも愛されていなかったユミエラは、王太子に婚約破棄されたことで利用価値がなくなったとされ家を勘当されてしまう。
しかし、ユミエラに特に気にした様子はなく、むしろ喜んでいた。
これまでの生活に嫌気が差していたユミエラは、元孤児で転生者の侍女ミシェルだけを連れ、その日のうちに家を出て人のいない森の奥に向かい、森の中でカフェを開くらしい。
「さあ、ミシェル! 念願のスローライフよ! 張り切っていきましょう!」
王都を出るとなぜか国を守護している神獣が待ち構えていた。
どうやら国を捨てユミエラについてくるらしい。
こうしてユミエラは、転生者と神獣という何とも不思議なお供を連れ、優雅なスローライフを楽しむのであった。
一方、ユミエラを追放し、神獣にも見捨てられた王国は、愚かな王太子のせいで混乱に陥るのだった――。
なろう・カクヨムにも投稿
土属性を極めて辺境を開拓します~愛する嫁と超速スローライフ~
にゃーにゃ
ファンタジー
「土属性だから追放だ!」理不尽な理由で追放されるも「はいはい。おっけー」主人公は特にパーティーに恨みも、未練もなく、世界が危機的な状況、というわけでもなかったので、ササッと王都を去り、辺境の地にたどり着く。
「助けなきゃ!」そんな感じで、世界樹の少女を襲っていた四天王の一人を瞬殺。 少女にほれられて、即座に結婚する。「ここを開拓してスローライフでもしてみようか」 主人公は土属性パワーで一瞬で辺境を開拓。ついでに魔王を超える存在を土属性で作ったゴーレムの物量で圧殺。
主人公は、世界樹の少女が生成したタネを、育てたり、のんびりしながら辺境で平和にすごす。そんな主人公のもとに、ドワーフ、魚人、雪女、魔王四天王、魔王、といった亜人のなかでも一際キワモノの種族が次から次へと集まり、彼らがもたらす特産品によってドンドン村は発展し豊かに、にぎやかになっていく。
【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる