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学生編
テンプレキタキタ
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『はーい、みんなユーナだよ!私は今体育館裏ならぬ図書館裏に居ます。』
心の中で実況したくなっちゃうのは許して?現在テンプレキタキタ状態でさ、対立派閥の侯爵令嬢含む取り巻きに連れてこられました!
なんでこうなったかって?
原因は殿下だよ!
この前の公爵様から渡してもらったブランデーをとある方が大いに気に入ったらしくまた欲しいと何故か殿下経由で頼まれた訳!
それを仲良く話していた事でおじょー様達の反感を買ったらしく、取り入るな、勘違いするな、とまぁテンプレ中なので相手にしてられず現実逃避してたわけよ。
兄さん達はその辺上手くやっていたみたいで特に難癖付けられたとか無かったらしいけど女子は怖いねー
「ちょっと聞いておりますの!?」
そう聞こえた瞬間ほっぺに衝撃が
めんどくさいから聞き流して考え事してたら思いっきりビンタくらったよ。
うん、結構痛いかも。お嬢様なのに結構力強いんだね。
「聞いておりますが、仰りたいことは終わられましたか?」
反論とか意味無いしした所でまた生意気だのなんだのと言われるだけだもんね。
「んなっ!」
「あと、お言葉ですが、殿下に擦り寄ったのではなく、殿下が声をかけてくださったという事を理解していらっしゃいますか?」
別に男女二人だけで会おうとしていたとか馴れ馴れしくしていた訳では無いので特に問題は無いし、婚約者がいる訳でもないのでなおさら問題にならないはずなのにね。
「平民のくせに図々しい!」
ダメだこりゃ頭の足りないお嬢様って事ね。
たしかクラスも違うので誰?ってなったくらいだから本当におバカさんなのかもしれないけど知ったこっちゃない。
「確かにお声はかけて頂きましたがあくまで私が優秀な成績を納めている事に興味を持たれていただけですから、ご不満があれば殿下に私には話しかけるべきでないとお伝えしてみてはいかがでしょうか?」
ってちょっと煽ってもいいよね?
コレで本当に言いに行ったらバカでしょ、逆にあの殿下なら傍によるなくらい思いそうなのを知らないで未来の皇妃を夢見てる愚か者と判断されるだけね。
「そうね、あなた言う通りそうさせて頂くわ。でも殿下にあなたから近寄る事は金輪際しない事ね。」
私から話しかけていないのにまだいうかこのお嬢様。
呆れて物が言えないが、満足したらしく取り巻きを連れてどっかに行ってくれたので良かったわ。
それにしてもビンタされた所が痛いし。
「ユーナさん!」
うわ、よりによってこの人に見つかるとは。
どっと疲れてその場へたりこんでいると物陰から飛び出してきた人に呼ばれたがそれが殿下の側近のノンディス様だった。
私この人苦手なのよね、何となくさ。
「あ、ノンディス様ごきげんよう。」
「ごきげんようじゃないです、その頬はどうしたのですか!」
私の真っ赤になってるかもしれない頬にびっくりしているけどさここで告げ口ってのもあの人たちと同じレベルになりそうで嫌だわ。
「気になさらないでください。」
「そういう訳には行きません、もしかしてさっきジャドゥン侯爵令嬢たちとすれ違いましたがなにか関係ありますか?」
ん、この人もしかして本当は全部見てたんじゃないの?
だったとしてもあくまで私の口からは告げ口みたいな事はしないけどね、誰かに見られてないとも言えないし。
「さあ、私にはなんの事だか分かりませんわ。」
「はぁまぁいいでしょう、とりあえず腫れているので医務室で見てもらいましょう。」
前世の記憶があるので分かるけどこう言うのは冷やすしか方法は無いんだよね、あとは回復魔法の使い手に治してもらうか。
医務室に行けば治してもらえるけど、暗黙の了解的なので実技の怪我以外は平民はやたらと医務室は利用しないと言うことになっているらしい事は兄さんたちに教わっているのでお断りするが、
「女性なんですからそういう訳には行きません!」
と半ば強引に医務室に連れていかれてしまったのだけどね。
心の中で実況したくなっちゃうのは許して?現在テンプレキタキタ状態でさ、対立派閥の侯爵令嬢含む取り巻きに連れてこられました!
なんでこうなったかって?
原因は殿下だよ!
この前の公爵様から渡してもらったブランデーをとある方が大いに気に入ったらしくまた欲しいと何故か殿下経由で頼まれた訳!
それを仲良く話していた事でおじょー様達の反感を買ったらしく、取り入るな、勘違いするな、とまぁテンプレ中なので相手にしてられず現実逃避してたわけよ。
兄さん達はその辺上手くやっていたみたいで特に難癖付けられたとか無かったらしいけど女子は怖いねー
「ちょっと聞いておりますの!?」
そう聞こえた瞬間ほっぺに衝撃が
めんどくさいから聞き流して考え事してたら思いっきりビンタくらったよ。
うん、結構痛いかも。お嬢様なのに結構力強いんだね。
「聞いておりますが、仰りたいことは終わられましたか?」
反論とか意味無いしした所でまた生意気だのなんだのと言われるだけだもんね。
「んなっ!」
「あと、お言葉ですが、殿下に擦り寄ったのではなく、殿下が声をかけてくださったという事を理解していらっしゃいますか?」
別に男女二人だけで会おうとしていたとか馴れ馴れしくしていた訳では無いので特に問題は無いし、婚約者がいる訳でもないのでなおさら問題にならないはずなのにね。
「平民のくせに図々しい!」
ダメだこりゃ頭の足りないお嬢様って事ね。
たしかクラスも違うので誰?ってなったくらいだから本当におバカさんなのかもしれないけど知ったこっちゃない。
「確かにお声はかけて頂きましたがあくまで私が優秀な成績を納めている事に興味を持たれていただけですから、ご不満があれば殿下に私には話しかけるべきでないとお伝えしてみてはいかがでしょうか?」
ってちょっと煽ってもいいよね?
コレで本当に言いに行ったらバカでしょ、逆にあの殿下なら傍によるなくらい思いそうなのを知らないで未来の皇妃を夢見てる愚か者と判断されるだけね。
「そうね、あなた言う通りそうさせて頂くわ。でも殿下にあなたから近寄る事は金輪際しない事ね。」
私から話しかけていないのにまだいうかこのお嬢様。
呆れて物が言えないが、満足したらしく取り巻きを連れてどっかに行ってくれたので良かったわ。
それにしてもビンタされた所が痛いし。
「ユーナさん!」
うわ、よりによってこの人に見つかるとは。
どっと疲れてその場へたりこんでいると物陰から飛び出してきた人に呼ばれたがそれが殿下の側近のノンディス様だった。
私この人苦手なのよね、何となくさ。
「あ、ノンディス様ごきげんよう。」
「ごきげんようじゃないです、その頬はどうしたのですか!」
私の真っ赤になってるかもしれない頬にびっくりしているけどさここで告げ口ってのもあの人たちと同じレベルになりそうで嫌だわ。
「気になさらないでください。」
「そういう訳には行きません、もしかしてさっきジャドゥン侯爵令嬢たちとすれ違いましたがなにか関係ありますか?」
ん、この人もしかして本当は全部見てたんじゃないの?
だったとしてもあくまで私の口からは告げ口みたいな事はしないけどね、誰かに見られてないとも言えないし。
「さあ、私にはなんの事だか分かりませんわ。」
「はぁまぁいいでしょう、とりあえず腫れているので医務室で見てもらいましょう。」
前世の記憶があるので分かるけどこう言うのは冷やすしか方法は無いんだよね、あとは回復魔法の使い手に治してもらうか。
医務室に行けば治してもらえるけど、暗黙の了解的なので実技の怪我以外は平民はやたらと医務室は利用しないと言うことになっているらしい事は兄さんたちに教わっているのでお断りするが、
「女性なんですからそういう訳には行きません!」
と半ば強引に医務室に連れていかれてしまったのだけどね。
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