憧れのスローライフを異世界で?

さくらもち

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学生編

君に決めた!(某アニメ風)

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結局納得して決められたのは3人でした。
面接してみると表情は取り繕う事が出来ても話をすると微妙って思ったりいいんだけど経験があまりにも足りないなとか悩みに悩んで3人で挫折しちゃったけど、後はローテーションで10人の人を選んだのでその中から選びながら決めていいと言って貰えたのでひとまず伯爵家4男のココダイトさんをリーダーとして護衛順などを決めるのは丸投げしちゃった。
他は子爵家次女のルビィナルさん、平民出身ハンナの3人でしばらくは頑張って貰うことになったけど、この3人の実力が知りたいな…

とりあえず訓練所にお邪魔して一時的に配属された10人も含めた様子を見せてもらう。

訓練所の木陰で優雅にお茶を出してもらいながら見学していると隅の方で素振りをしている少女が目に入った。

素人が見ても綺麗な素振りでなんというかキレが違う気がする。
じーっと見ているとココダイトが(さん付けしてたら呼び捨てにしてくれと懇願された)
「あの子はイリナといいユーナ様と同じ歳になります。」
「私には剣術なんて偉そうに言えないけどあの子の動きは素敵ね。」
「私はイリナは頑張っているとしか言えません。」
「ふふ、真面目ね。」
「それゆえ同期はみんな先に出世してますが私は騎士として生きて行ければそれで良いので。」
「私の近衛騎士団の団長に出世して欲しいわね。」
「お望みとあらば。」
「期待してますね。」

「では、イリナの所に行っても良いかしら?私の騎士様?」
「お供致します。」

イリナが話してみて私の騎士になる気が有るならば是非見習い騎士でもいいから入って貰えないかな。
「少しよろしいかしら?」
邪魔にならない位置で彼女に声をかける。
「っつ、失礼致しました。」
振り返りドレスの私を見て慌てて膝をついて礼をする。
その素早さと綺麗な例に礼に関心しつつ
「初めまして、私はユーナ・リーベントと申しますわ。」
「イリナ・ジャドゥンと申します。」
ん?ジャドゥンってあのバカ娘とバカ親と同じ名前?
「ユーナ様、イリナはジャドゥン子爵の姪に当たります。」
姪か!
「ユーナ様には親族がご迷惑をおかけしたようで大変申し訳ございません。」
イリナが申し訳なさそうに謝ってくれるがこの子がなにかした訳ではないし、なんか名前で苦労してそうな気がするんだけど。
よし!ここはあの某アニメのセリフを言いたい!
「イリナは何もしていないので謝る必要はありませんよ。」
「ですが、」
「もし申し訳ないと思うならば私の騎士になる気はありませんか?」
心の中では、イリナ!君に決めた!って言ってるけどね。
「えっ?」
「私の騎士を探しています、イリナは私の騎士になるのは嫌ですか?」
「私でよろしいのでしょうか?」
「ええ、お願いしますね。ココダイト、あとの手続きはお願いできます?」
「お任せ下さい。」

予定外の騎士が決まり当面の私の専属枠はあと1つとなったがどうなるんだろう。
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