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10.ふつうより、ちょっとうえ
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ルノーが顔を歪めると、医師がルノーの腕を押える。
『痛みが出るようでしたら、ここまでにしましょう』
『いいえ、まだできます!』
ルノーは声を荒らげる。
あんなに必死なルノーを見たことがなかった。
『無理は禁物です。焦ってはいけません。少しずつ慣らしていきましょう』
『早く治さないと。妹が心配します』
ルノーは困ったように笑った。
『それに、僕はもっと強くなりたいんです。このままじゃ剣も持てないから』
マナがなくなり、ここで鏡は消えてしまった。
私は呆然と宙を見つめた。
最後に見たルノーの笑顔が忘れられない。
(どうしよう……。未来が変わっちゃった……)
前世でルノーは『光の剣士』と呼ばれるほどの剣豪に育った。
けれど、前世はこんな事件が起こったのだろうか? もしかしたら、前世はこんな事件起こっていないかもしれない。
前世ではレティシアはいなくて、狼から無事逃げられたかもしれない。
前世でリオーク王国にレティシアという王女がいたのかもわからないのだ。
(私のせいで)
私は花壇の隅で膝を抱えた。
もし、あの時ためらいなく魔法を使っていたら、ルノーにあんなつらい顔をさせることはなかったのではないか。
後悔しても遅い。
私の意思で時間を巻き戻ることはできないのだから。
「こんなところでどうしたの?」
急に声が降ってきた。
私は慌てて顔を上げる。──イズールだ。
彼は変わらない笑みを見せると、無遠慮に私の隣に座った。
「かくれんぼ?」
彼の問いに私は頭を横に振る。
「元気になってよかった。風邪を引いたって聞いたよ」
ルノーは私の頭を撫でる。
ここの人たちは私の頭を撫でるのが好きなようだ。
いつも、意味もなく撫でている。はじめはこの手がうっとおしくも感じたが、今はどうしてか安心する。
「ひと月も寝込むなんて、災難だったね」
「へーき」
「でも、顔は平気じゃなさそうだけど」
「おにーたまが……」
私は膝に突っ伏した。
「ルノーが心配?」
イズールの問いに私は小さく頷く。顔を上げることはできなかった。
「大丈夫。ルノーは強いから」
「しってる」
イズールはカラカラと笑う。
「そうか。兄妹だもんね。でも、レティシア姫が思っているより、もっと強いよ」
「もっと?」
「うん、もっと。だってルノーはお兄ちゃんだから」
彼の言っている意味がわからない。
「おにーたまの手、上がらない」
「今はまだ病み上がりだから」
「ずっとだったら?」
ずっと、剣が持てなかったら?
彼は未来、『光の剣士』と呼ばれるようになるだろうか。
「そんなに心配なら、聞きに行こう」
イズールが立ち上がる。そして、私に手を差し出した。
私は慌てて頭を横に振る。
そんなこと、聞けるわけがない。
もしも、もう剣は握れないと言われたら、立ち直れそうにない。
償う方法が思いつかないのだ。自分の腕を差し出せば、戻るわけでもない。
イズールが小さく笑う。
「案外、臆病なんだね。大丈夫。私が一緒だから。さぁ、行こう」
次は私の手をしっかりとつかんだ。
私はしかたなく立ち上がる。ルノーに怪我の状況を聞くのはこわい。自らの過ちを目の当たりにするこういだからだ。
しかし、知りたくもあった。
私の背負うべきものだからだ。その罪を、そしてルノーの未来を。
私とイズールは並んで歩いた。
彼はずっと手を繋いだままだ。手を離しても逃げはしないのに。
しかし、この手は嫌いじゃないので何も言わない。
「ねえ、まだルノーのこと、ふつう?」
イズールが不意に聞いた。
ふつう。
そう、前に答えたことがある。
「ふつうより、ちょっとうえ」
「ちょっと上か」
イズールが肩を揺らして笑う。
どうしてそんなに笑うのかわからない。けれど、からかわれている気がして、私は頬を膨らませた。
「ふつうの上は好きだろ? じゃあ、もうほとんど好きってことだね」
「ちあう。ふつうの、ちょっとうえ」
私はふいっと顔を背ける。
「好き」を他人に認めるのは難しい。
「素直じゃないなぁ。でも、いいね」
「どちて?」
「兄妹の仲がいいっていいことだよ」
「イズール、わるい?」
「少しね。前に言っただろう? 今の母は私のことが嫌いなんだ。弟たちにも嫌われているよ」
イズールは眉尻を下げる。
(サシュエント王国はガルバトール帝国と似ているのかも)
ガルバトール帝国でもきょうだい達の仲はよくなかった。
きょうだいが多ければ多いほど、一人の取り分が減るからだと思う。
父である皇帝は優秀な子、使える子だけを優遇した。だから、足の引っ張り合いが横行したのだ。
前世、それを悲しいと思ったことはない。
私はそういう世界しか知らなかったから。しかし、ルノーの優しさを知った今、あの世界は悲しみに満ちているように感じた。
「……おにーたま、すき」
「そっか。いいね」
「ん」
「ルノーにも言ったら、きっと喜ぶよ」
私は思わず眉根を寄せた。
ルノーに直接言うのは難しい。きっとルノーも突然そんなことを言われたら驚くだろう。
イズールは目を細め肩を揺らして笑う。彼の揺れが手を通じて、私の肩まで伝わった。
**
私とイズールを見たルノーは目を丸くした。
医師から離れたルノーは慌てて私たちに駆け寄る。
ルノーは傷の治療をしていたのか、上半身は裸で右肩から腕にかけて包帯でぐるぐる巻にされていた。
「二人とも急にどうしたの?」
「レティシア姫が心配してたから一緒に来たんだ」
イズールが私の背を優しく叩く。
私はおずおずと聞いた。
「おにーたま、いたい?」
「もうぜんぜん痛くないよ」
嘘だ。肩を少し上げただけで痛そうにしていた。しかし、それは私が勝手に魔法で覗いたもの。私はじっと彼を見つめる。
ルノーは苦笑をもらした。
「ちょっとだけ痛い、かな。でも大丈夫だよ。すぐにもとに戻るから」
ルノーは左手で私のは頭を撫でる。
傷を負った右手は動かさずに。
「て、うごかない?」
「こっち? 今はまだ治りかけだから。ちゃんと治れば動くよ。そうですよね? 先生」
ルノーが医師に問う。医師は汗を拭いながら言った。
「ええ、生活に支障ないくらいには戻りますよ」
「けんは?」
「へ?」
「けん、もつ?」
「剣……ですか」
医師は言葉を濁す。やはり、難しいのだろうか。私はルノーの未来を変えてしまったのだろうか。
彼が口を開く前にルノがー言った。
「持てるようになるよ。僕の腕のことは僕がよく知ってる。レティを守れるようにもっと強くなるから」
「いらない」
「いらない? なぜ?」
「あたちのが、つよい」
「そうだね。だから、それより強くなるよ」
どうしてそんな風に笑えるのだろうか。ルノーの剣技の授業が一番好きだった。それなのに、今は剣すら握れない。
苦しくはないのだろうか。
私のことを憎く思わないのだろうか。
私のせいで、この腕は今思うように動かないというのに。
私は彼の目を見ることができず、俯いた。
彼が私の頭を撫でる。
「レティは何も悪くない。だから、悲しまないで」
「あたち……」
「それにね、右手がだめでも、まだ左手がある。だから、大丈夫だよ」
「でも……」
「それに、僕はレティには笑っていてほしいんだ。そのほうがかわいい」
ルノーは私の濡れた頬を拭った。
彼はいつもどおりの笑顔を見せる。
私にできることは何かあるだろうか。三歳の私にはできることが少ない。
(今できることは一つだけ)
私は意を決して彼を見上げた。
「おにーたま」
『痛みが出るようでしたら、ここまでにしましょう』
『いいえ、まだできます!』
ルノーは声を荒らげる。
あんなに必死なルノーを見たことがなかった。
『無理は禁物です。焦ってはいけません。少しずつ慣らしていきましょう』
『早く治さないと。妹が心配します』
ルノーは困ったように笑った。
『それに、僕はもっと強くなりたいんです。このままじゃ剣も持てないから』
マナがなくなり、ここで鏡は消えてしまった。
私は呆然と宙を見つめた。
最後に見たルノーの笑顔が忘れられない。
(どうしよう……。未来が変わっちゃった……)
前世でルノーは『光の剣士』と呼ばれるほどの剣豪に育った。
けれど、前世はこんな事件が起こったのだろうか? もしかしたら、前世はこんな事件起こっていないかもしれない。
前世ではレティシアはいなくて、狼から無事逃げられたかもしれない。
前世でリオーク王国にレティシアという王女がいたのかもわからないのだ。
(私のせいで)
私は花壇の隅で膝を抱えた。
もし、あの時ためらいなく魔法を使っていたら、ルノーにあんなつらい顔をさせることはなかったのではないか。
後悔しても遅い。
私の意思で時間を巻き戻ることはできないのだから。
「こんなところでどうしたの?」
急に声が降ってきた。
私は慌てて顔を上げる。──イズールだ。
彼は変わらない笑みを見せると、無遠慮に私の隣に座った。
「かくれんぼ?」
彼の問いに私は頭を横に振る。
「元気になってよかった。風邪を引いたって聞いたよ」
ルノーは私の頭を撫でる。
ここの人たちは私の頭を撫でるのが好きなようだ。
いつも、意味もなく撫でている。はじめはこの手がうっとおしくも感じたが、今はどうしてか安心する。
「ひと月も寝込むなんて、災難だったね」
「へーき」
「でも、顔は平気じゃなさそうだけど」
「おにーたまが……」
私は膝に突っ伏した。
「ルノーが心配?」
イズールの問いに私は小さく頷く。顔を上げることはできなかった。
「大丈夫。ルノーは強いから」
「しってる」
イズールはカラカラと笑う。
「そうか。兄妹だもんね。でも、レティシア姫が思っているより、もっと強いよ」
「もっと?」
「うん、もっと。だってルノーはお兄ちゃんだから」
彼の言っている意味がわからない。
「おにーたまの手、上がらない」
「今はまだ病み上がりだから」
「ずっとだったら?」
ずっと、剣が持てなかったら?
彼は未来、『光の剣士』と呼ばれるようになるだろうか。
「そんなに心配なら、聞きに行こう」
イズールが立ち上がる。そして、私に手を差し出した。
私は慌てて頭を横に振る。
そんなこと、聞けるわけがない。
もしも、もう剣は握れないと言われたら、立ち直れそうにない。
償う方法が思いつかないのだ。自分の腕を差し出せば、戻るわけでもない。
イズールが小さく笑う。
「案外、臆病なんだね。大丈夫。私が一緒だから。さぁ、行こう」
次は私の手をしっかりとつかんだ。
私はしかたなく立ち上がる。ルノーに怪我の状況を聞くのはこわい。自らの過ちを目の当たりにするこういだからだ。
しかし、知りたくもあった。
私の背負うべきものだからだ。その罪を、そしてルノーの未来を。
私とイズールは並んで歩いた。
彼はずっと手を繋いだままだ。手を離しても逃げはしないのに。
しかし、この手は嫌いじゃないので何も言わない。
「ねえ、まだルノーのこと、ふつう?」
イズールが不意に聞いた。
ふつう。
そう、前に答えたことがある。
「ふつうより、ちょっとうえ」
「ちょっと上か」
イズールが肩を揺らして笑う。
どうしてそんなに笑うのかわからない。けれど、からかわれている気がして、私は頬を膨らませた。
「ふつうの上は好きだろ? じゃあ、もうほとんど好きってことだね」
「ちあう。ふつうの、ちょっとうえ」
私はふいっと顔を背ける。
「好き」を他人に認めるのは難しい。
「素直じゃないなぁ。でも、いいね」
「どちて?」
「兄妹の仲がいいっていいことだよ」
「イズール、わるい?」
「少しね。前に言っただろう? 今の母は私のことが嫌いなんだ。弟たちにも嫌われているよ」
イズールは眉尻を下げる。
(サシュエント王国はガルバトール帝国と似ているのかも)
ガルバトール帝国でもきょうだい達の仲はよくなかった。
きょうだいが多ければ多いほど、一人の取り分が減るからだと思う。
父である皇帝は優秀な子、使える子だけを優遇した。だから、足の引っ張り合いが横行したのだ。
前世、それを悲しいと思ったことはない。
私はそういう世界しか知らなかったから。しかし、ルノーの優しさを知った今、あの世界は悲しみに満ちているように感じた。
「……おにーたま、すき」
「そっか。いいね」
「ん」
「ルノーにも言ったら、きっと喜ぶよ」
私は思わず眉根を寄せた。
ルノーに直接言うのは難しい。きっとルノーも突然そんなことを言われたら驚くだろう。
イズールは目を細め肩を揺らして笑う。彼の揺れが手を通じて、私の肩まで伝わった。
**
私とイズールを見たルノーは目を丸くした。
医師から離れたルノーは慌てて私たちに駆け寄る。
ルノーは傷の治療をしていたのか、上半身は裸で右肩から腕にかけて包帯でぐるぐる巻にされていた。
「二人とも急にどうしたの?」
「レティシア姫が心配してたから一緒に来たんだ」
イズールが私の背を優しく叩く。
私はおずおずと聞いた。
「おにーたま、いたい?」
「もうぜんぜん痛くないよ」
嘘だ。肩を少し上げただけで痛そうにしていた。しかし、それは私が勝手に魔法で覗いたもの。私はじっと彼を見つめる。
ルノーは苦笑をもらした。
「ちょっとだけ痛い、かな。でも大丈夫だよ。すぐにもとに戻るから」
ルノーは左手で私のは頭を撫でる。
傷を負った右手は動かさずに。
「て、うごかない?」
「こっち? 今はまだ治りかけだから。ちゃんと治れば動くよ。そうですよね? 先生」
ルノーが医師に問う。医師は汗を拭いながら言った。
「ええ、生活に支障ないくらいには戻りますよ」
「けんは?」
「へ?」
「けん、もつ?」
「剣……ですか」
医師は言葉を濁す。やはり、難しいのだろうか。私はルノーの未来を変えてしまったのだろうか。
彼が口を開く前にルノがー言った。
「持てるようになるよ。僕の腕のことは僕がよく知ってる。レティを守れるようにもっと強くなるから」
「いらない」
「いらない? なぜ?」
「あたちのが、つよい」
「そうだね。だから、それより強くなるよ」
どうしてそんな風に笑えるのだろうか。ルノーの剣技の授業が一番好きだった。それなのに、今は剣すら握れない。
苦しくはないのだろうか。
私のことを憎く思わないのだろうか。
私のせいで、この腕は今思うように動かないというのに。
私は彼の目を見ることができず、俯いた。
彼が私の頭を撫でる。
「レティは何も悪くない。だから、悲しまないで」
「あたち……」
「それにね、右手がだめでも、まだ左手がある。だから、大丈夫だよ」
「でも……」
「それに、僕はレティには笑っていてほしいんだ。そのほうがかわいい」
ルノーは私の濡れた頬を拭った。
彼はいつもどおりの笑顔を見せる。
私にできることは何かあるだろうか。三歳の私にはできることが少ない。
(今できることは一つだけ)
私は意を決して彼を見上げた。
「おにーたま」
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