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第6章:救世主
第5話:不遜な救世主
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「あー、我輩、とんでもなく緊急でもないどうでも良い用事を思い出した。こんな面倒なことに巻き込まれたくねえ」
さすがは『怠惰』の権現様であるベリアルだ。今のこの事態が非常に面倒くさいことに繋がるのは火を見るよりも明らかであった。最近、この聖地:エルハザムに誕生した救世主は『原理主義者』であり、自分の考え以外は到底受け入れぬ『正義の使者』であることが、この串刺しの死体群の首にかけられた木製の札だけでわかってしまったのである。
どこかへと去ろうとするベリアルの襟元をアンドレイ=ラプソティが右手で掴み、逃げれないようにする。ベリアルはトホホ……とため息をつきつつ、死なばもろともとばかりに同行を再開するのであった。
アンドレイ=ラプソティたちが聖地:エルハザムの中心部にあるイニシエの救世主が埋葬されている地へと向かう。その地には霊廟というよりかは大聖堂と呼ぶほうがふさわしい建物が建てられていた。しかし、その大聖堂の前広場には1000を超える串刺しされたニンゲンたちが設置されており、アンドレイ=ラプソティの眉間には不快感を示す深いシワが何本も浮き出ることになる。
「チュッチュッチュ。これはいささかやりすぎでッチュウね。数の過多がどうとかではなく、串刺しにした後、さらにその死体に鞭を打っているのでッチュウ」
「チッ! 悪魔の我輩でもこれは好かんな。死体を嬲るこの行為こそが異端だろ……」
古今東西、戦争の敗者がその死体を辱められることはある。だが、このように兵士でも何でもない一般人であったはずの者たちが、ここまでされる言われなど無いはずであった。だが、これをさせているのはどう考えても最近、登場した救世主である。聖地を血で汚す行為自体、許されざる行為であるのに、異端であるからといって、ここまでして良いわけがない。
「あのぅ……。お怒りのところ申し訳ないのデスガ……。異端とかいうのがよくわかりまセン」
アリス=アンジェラのこの一言に、一同はがっくりと肩を落としてしまうことになる。ベリアルはアンドレイ=ラプソティに対して、ちゃんと教えておけよっ! とつい悪態をついてしまう。しかしながら、アンドレイ=ラプソティはアリス=アンジェラの教師でもなんでもない。それゆえに彼女の補佐役であるコッシロー=ネヅにそのままベリアルの言葉を渡す。
「自分のせいなんでッチュウ? あまりにも基本的で常識的なことなので、アリスちゃんも知っているとばかり思っていたのでッチュウ」
「そういう教育だから、アリス嬢ちゃんは常識的なことが抜けているんだよ。しゃーねえ。異端について、道すがら、ちょっくら解説してやるか」
大聖堂に続く大きな街道を進みながら、アリス=アンジェラに対して、勉強会を開く2人と1匹であった。アリス=アンジェラはふむふむなるほどなるほどと首級をこっくりこっくりと縦に振りまくる。アンドレイ=ラプソティとベリアルは本当にわかっているのか? と疑問を持つことになるが、救世主との邂逅が近いために、そこは余り気にしないことにした。
この世界のTOPとして、創造主:Y.O.N.Nが君臨している。それは誰しもが認める事実である。しかしながら、創造主:Y.O.N.Nはたくさんの神や天使、そして、皮肉的なことに同時に悪魔をも生み出した。
年月が過ぎるほどに、創造主:Y.O.N.Nを『主』としてとらえずに、神たちを信奉する者たちが現れ始める。創造主:Y.O.N.N以外に熱狂的に信者を獲得しているのが始祖神:S.N.O.Jである。始祖神とはその言葉通りに創造主:Y.O.N.Nが最初に創った『神』である。しかしながら、その始祖神:S.N.O.Jは地上界で信奉するのはご法度となっている。
それもそうだろう。今や、始祖神:S.N.O.Jは『悪魔たちの主神』なのだから。『第1次天魔大戦』において、堕天したのは天使だけではない。創造主:Y.O.N.Nに創られた神々もまた、堕天したのである。その神々は悪魔界、ようは『冥界の神々』となっている。だからこそ、嫌な意味で均衡が取れてしまっていて、天界と悪魔界の戦いに決着がつかないのである。
しかしながら、今、救世主が『異端』としている者たちは『亜人』と呼ばれる者ばかりであった。串刺しとなっている者たちの中に、ヒューマノイド、エルフ、ドワーフと言った『純血種』は見受けられない。半猫半人、半犬半人といった『混ざり者』ばかりなのである。
そして、亜人たちは亜人たちで信奉する神が居る。その神の名は『ゼクロス=マークス』である。彼は戦神であり、彼のいで立ちもまた半狼半人であった。その姿は亜人たちにとっては親しみやすく、かの戦神を信奉する亜人たちは多かった。
しかしながら、それでも便宜上、TOPに君臨するのは創造主:Y.O.N.Nなのだ。その創造主:Y.O.N.Nの下位に存在する神を信奉することは、すなわち、創造主:Y.O.N.Nを信奉することと同じはずなのだ。
だが、ここで問題になってくるのが『原理主義者』である。原理主義者たちは根本的に創造主:Y.O.N.Nしか認めないのである。創造主と神は別物であり、神を崇め奉るのは創造主をバカにしていると捉えているのである。だからこそ、亜人たちは排斥しなければならないというとんでも理論なのであった。
「というわけで、こんなことをする救世主は要らないのデス! シャイニング・ビンタなのデス!」
「さっすが、アリス嬢ちゃん。そこに痺れる憧れるぜ……」
「ちょっと、コッシロー殿っ! アリス殿を止めてくださいっ!」
「うわあ……。普通、悪役の口上はきっちり最後まで聞くものでッチュウよね? 救世主が大聖堂の壁をぶち破りながら、外に放り出されたでッチュウよ!?」
大聖堂の中にある謁見の間の椅子に足を組みながら座っている人物が居た。その者は天界の十三司徒であるアンドレイ=ラプソティを見るなり、クックックッ……と物思わせぶりに微笑してみせる。ひじ掛けに右ひじをつけ、その右手で顔を支えていたのである。その不遜すぎる態度にアンドレイ=ラプソティも、こいつはぶん殴ってやらなければダメだという想いが強かった。
だが、アンドレイ=ラプソティたちが何かの動きをする前に、椅子に座る救世主が左手で静止しろという所作を取ってきた。アンドレイ=ラプソティたちはその不意打ちすぎる所作で足をその場で止めてしまう。救世主は口の端を悪魔的に歪めながら、口上を語り出す。だが、自分の名前を言った辺りで、アンドレイ=ラプソティたちの中で唯一、足を止めていなかった人物が、その救世主の横っ面をシャイニング・ビンタでぶっ叩くという大胆不敵すぎる行動に出たのであった。
「シュージュ様ァ! 貴様、あの御方が救世主様だと知っての狼藉かぶべええええええ!?」
「ふう。シャイニング・ビンタ再びなのデス! 汚物は聖地から飛んでいけなのデス!」
さすがは『怠惰』の権現様であるベリアルだ。今のこの事態が非常に面倒くさいことに繋がるのは火を見るよりも明らかであった。最近、この聖地:エルハザムに誕生した救世主は『原理主義者』であり、自分の考え以外は到底受け入れぬ『正義の使者』であることが、この串刺しの死体群の首にかけられた木製の札だけでわかってしまったのである。
どこかへと去ろうとするベリアルの襟元をアンドレイ=ラプソティが右手で掴み、逃げれないようにする。ベリアルはトホホ……とため息をつきつつ、死なばもろともとばかりに同行を再開するのであった。
アンドレイ=ラプソティたちが聖地:エルハザムの中心部にあるイニシエの救世主が埋葬されている地へと向かう。その地には霊廟というよりかは大聖堂と呼ぶほうがふさわしい建物が建てられていた。しかし、その大聖堂の前広場には1000を超える串刺しされたニンゲンたちが設置されており、アンドレイ=ラプソティの眉間には不快感を示す深いシワが何本も浮き出ることになる。
「チュッチュッチュ。これはいささかやりすぎでッチュウね。数の過多がどうとかではなく、串刺しにした後、さらにその死体に鞭を打っているのでッチュウ」
「チッ! 悪魔の我輩でもこれは好かんな。死体を嬲るこの行為こそが異端だろ……」
古今東西、戦争の敗者がその死体を辱められることはある。だが、このように兵士でも何でもない一般人であったはずの者たちが、ここまでされる言われなど無いはずであった。だが、これをさせているのはどう考えても最近、登場した救世主である。聖地を血で汚す行為自体、許されざる行為であるのに、異端であるからといって、ここまでして良いわけがない。
「あのぅ……。お怒りのところ申し訳ないのデスガ……。異端とかいうのがよくわかりまセン」
アリス=アンジェラのこの一言に、一同はがっくりと肩を落としてしまうことになる。ベリアルはアンドレイ=ラプソティに対して、ちゃんと教えておけよっ! とつい悪態をついてしまう。しかしながら、アンドレイ=ラプソティはアリス=アンジェラの教師でもなんでもない。それゆえに彼女の補佐役であるコッシロー=ネヅにそのままベリアルの言葉を渡す。
「自分のせいなんでッチュウ? あまりにも基本的で常識的なことなので、アリスちゃんも知っているとばかり思っていたのでッチュウ」
「そういう教育だから、アリス嬢ちゃんは常識的なことが抜けているんだよ。しゃーねえ。異端について、道すがら、ちょっくら解説してやるか」
大聖堂に続く大きな街道を進みながら、アリス=アンジェラに対して、勉強会を開く2人と1匹であった。アリス=アンジェラはふむふむなるほどなるほどと首級をこっくりこっくりと縦に振りまくる。アンドレイ=ラプソティとベリアルは本当にわかっているのか? と疑問を持つことになるが、救世主との邂逅が近いために、そこは余り気にしないことにした。
この世界のTOPとして、創造主:Y.O.N.Nが君臨している。それは誰しもが認める事実である。しかしながら、創造主:Y.O.N.Nはたくさんの神や天使、そして、皮肉的なことに同時に悪魔をも生み出した。
年月が過ぎるほどに、創造主:Y.O.N.Nを『主』としてとらえずに、神たちを信奉する者たちが現れ始める。創造主:Y.O.N.N以外に熱狂的に信者を獲得しているのが始祖神:S.N.O.Jである。始祖神とはその言葉通りに創造主:Y.O.N.Nが最初に創った『神』である。しかしながら、その始祖神:S.N.O.Jは地上界で信奉するのはご法度となっている。
それもそうだろう。今や、始祖神:S.N.O.Jは『悪魔たちの主神』なのだから。『第1次天魔大戦』において、堕天したのは天使だけではない。創造主:Y.O.N.Nに創られた神々もまた、堕天したのである。その神々は悪魔界、ようは『冥界の神々』となっている。だからこそ、嫌な意味で均衡が取れてしまっていて、天界と悪魔界の戦いに決着がつかないのである。
しかしながら、今、救世主が『異端』としている者たちは『亜人』と呼ばれる者ばかりであった。串刺しとなっている者たちの中に、ヒューマノイド、エルフ、ドワーフと言った『純血種』は見受けられない。半猫半人、半犬半人といった『混ざり者』ばかりなのである。
そして、亜人たちは亜人たちで信奉する神が居る。その神の名は『ゼクロス=マークス』である。彼は戦神であり、彼のいで立ちもまた半狼半人であった。その姿は亜人たちにとっては親しみやすく、かの戦神を信奉する亜人たちは多かった。
しかしながら、それでも便宜上、TOPに君臨するのは創造主:Y.O.N.Nなのだ。その創造主:Y.O.N.Nの下位に存在する神を信奉することは、すなわち、創造主:Y.O.N.Nを信奉することと同じはずなのだ。
だが、ここで問題になってくるのが『原理主義者』である。原理主義者たちは根本的に創造主:Y.O.N.Nしか認めないのである。創造主と神は別物であり、神を崇め奉るのは創造主をバカにしていると捉えているのである。だからこそ、亜人たちは排斥しなければならないというとんでも理論なのであった。
「というわけで、こんなことをする救世主は要らないのデス! シャイニング・ビンタなのデス!」
「さっすが、アリス嬢ちゃん。そこに痺れる憧れるぜ……」
「ちょっと、コッシロー殿っ! アリス殿を止めてくださいっ!」
「うわあ……。普通、悪役の口上はきっちり最後まで聞くものでッチュウよね? 救世主が大聖堂の壁をぶち破りながら、外に放り出されたでッチュウよ!?」
大聖堂の中にある謁見の間の椅子に足を組みながら座っている人物が居た。その者は天界の十三司徒であるアンドレイ=ラプソティを見るなり、クックックッ……と物思わせぶりに微笑してみせる。ひじ掛けに右ひじをつけ、その右手で顔を支えていたのである。その不遜すぎる態度にアンドレイ=ラプソティも、こいつはぶん殴ってやらなければダメだという想いが強かった。
だが、アンドレイ=ラプソティたちが何かの動きをする前に、椅子に座る救世主が左手で静止しろという所作を取ってきた。アンドレイ=ラプソティたちはその不意打ちすぎる所作で足をその場で止めてしまう。救世主は口の端を悪魔的に歪めながら、口上を語り出す。だが、自分の名前を言った辺りで、アンドレイ=ラプソティたちの中で唯一、足を止めていなかった人物が、その救世主の横っ面をシャイニング・ビンタでぶっ叩くという大胆不敵すぎる行動に出たのであった。
「シュージュ様ァ! 貴様、あの御方が救世主様だと知っての狼藉かぶべええええええ!?」
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