30 / 96
第30話 王宮に響く喝采と、涙味の「合格」宣言
しおりを挟む
審査員たちが協議を終え、厳粛な面持ちで大広間に戻ってくると、会場の空気はまるで張り詰めた弦のように、緊張で満ち満ちていた。国王陛下がゆっくりと立ち上がり、その威厳ある声が響き渡ると、全ての視線が玉座へと注がれる。フィオナは、隣で(いつの間にか王宮の庭から駆けつけ、侍女に扮して潜り込んでいた)エリィの手を固く、固く握りしめていた。
「本日の『味比べの催し』、誠に見事なパンの数々であった。参加した全ての職人たちの情熱と技術に、まずは心からの称賛を送りたい」
国王陛下は、まず参加者全員の健闘を温かく労った。そして、いくつかのパンに特別賞や優秀賞が授与されていく。素晴らしいパン、独創的なパン、伝統を守り抜いたパン…。次々と名前が呼ばれる中、フィオナの名前はまだない。
ルーカスは(庭の木の上から双眼鏡で中の様子を窺いつつ)「おいおい、どうなってやがるんだ…フィオナの名前はまだかよ!」と青ざめ、マルセルは(なぜか会場の隅で給仕係に完璧に成りすましながら)冷静に「…まだです。しかし、国王陛下の表情から察するに、何か特別な発表があるやもしれません」と懐中時計の秒針を追っている。
そして、ついに国王陛下が、ひときわ優しい眼差しでフィオナの方を見据え、こう切り出した。
「…そして、本日、我々審査員一同の心を最も深く揺さぶり、パンというものの可能性を改めて示してくれた作品があった」
会場が、息をのむ。
「それは、アトリエ・フィオナ、フィオナ・ヴィルヘルム嬢の『ルナ・エスペランサ』である!」
その瞬間、フィオナの目から、堰を切ったように涙が溢れ出した。エリィは「フィオナ様ー!」と叫んでフィオナに抱きつき、二人でわんわん泣きじゃくる。ルーカスは木から落ちそうになりながら「よっしゃあああ!」と雄叫びを上げ、マルセルは…さすがのマルセルも、その瞬間だけは眼鏡をそっと外し、ハンカチで目頭を押さえていた。
国王陛下は続けた。
「このパンには、順位や賞といった形では評価しきれぬ、特別な力がある。それは、食べる者の心に寄り添い、希望の光を灯すような、魂のこもった味わいだ。よって、フィオナ・ヴィルヘルム嬢には、この度の『味比べの催し』において、最高の栄誉である『王家特別賞』を授与する!」
王家特別賞――それは、通常の優勝よりもさらに名誉ある、この日のために特別に設けられた賞だったのかもしれない。
フィオナが、まだ涙で濡れたままの顔で、驚きと感謝で言葉も出ずに立ち尽くしていると、ライアス王太子がゆっくりと彼女の前に進み出た。その表情は、かつてないほど穏やかで、そして真摯な光を宿している。
彼は、周囲の貴族たちにもはっきりと聞こえるような、しかしフィオナの心に真っ直ぐ届く声で言った。
「フィオナ・ヴィルヘルム。君のパンは……見事だった。私の、いや、我々全ての期待を遥かに超える、素晴らしいパンだ。君のパン職人としての才能、そしてその真摯な姿勢に、私は心からの敬意を表する。そして、かつての私の過ちを…深く、謝罪したい」
ライアスは、そこで一度言葉を切り、そして、力強く宣言した。
「この『ルナ・エスペランサ』、そして君のパン屋『アトリエ・フィオナ』は、私が保証する。王都一のパン屋として、文句なしの――合格だ!」
その言葉と共に、彼が自ら拍手を始めると、それに呼応するように、国王陛下も、リリアンヌ嬢も、そして会場中の貴族たちからも、万雷の拍手が巻き起こった。それは、フィオナの努力と才能が、ついに公の場で認められた瞬間だった。
その頃、会場の隅では…
「ノン!ノン!ノン!ありえないデストー! ボクの芸術的かつ前衛的、そしてちょっぴり退廃的な『銀河系パルフェ・ド・パン・ノワール』こそが至高の存在! この国の美食レベルは、やはり終わっているネー!」
ジャン・ピエール・デュポンが、床に手をつき、天を仰いで一人で悲劇のヒロイン(?)を演じている。その周りには、いつの間にか彼のパンのファンになったらしい数人の貴婦人が「デュポン様、お気を確かに!」「あなたのパンは、私たちにはちゃんと分かりますわ!」と慰めているが、彼の耳には届いていないようだ。
レオン親方は(やはり、会場の柱の陰からこっそり全てを見届けていた)、そっぽを向きながらも、その口元には、誰にも気づかれないような、ほんの僅かな満足げな笑みが浮かんでいた。「…ふん、まあ、まだまだひよっこだがな。少しはマシなパンを焼けるようにはなったか」
フィオナは、溢れる涙を何度も拭いながら、審査員席、そして応援してくれた全ての人々に向かって、深々と、本当に深々と頭を下げた。
「ありがとうございます……私のパンが、ほんの少しでも皆様の心に届いたのなら……これ以上の、幸せはございません」
その姿には、かつての「悪役令嬢」の影はどこにもなかった。そこには、確かな自信と誇り、そしてパンへの深い愛情に満ちた、一人の素晴らしいパン職人、フィオナ・ヴィルヘルムが立っていた。
「試食対決」が終わり、興奮冷めやらぬ王宮を後にするフィオナ。ライアス王太子は、帰り際に彼女にそっと近づき、「後日、改めて君と話がしたい。個人的に…伝えたいことがあるんだ」と、真剣な眼差しで告げた。それは、彼自身の本当の気持ち、そしておそらくは婚約破棄の真相を伝えるための、大切な約束の言葉のようにフィオナには聞こえた。
アトリエ・フィオナに戻ると、ルーカス、マルセル、そしてエリィが、店の前で今か今かとフィオナの帰りを待ち構えていた。そして、彼女の姿を見るなり、まるで子供のようにはしゃぎながら、盛大な(そしてもちろん手作りの)ささやかな祝勝会を開いてくれたのだった。
フィオナのパンは、王都中にその名を知らしめた。そして彼女の人生は、この日を境に、新たな希望の光に照らされ、大きく、そして温かく動き始める。
路地裏の小さなパン屋から始まった物語は、まだ終わらない。むしろ、ここからが本当の始まりなのかもしれない。
「本日の『味比べの催し』、誠に見事なパンの数々であった。参加した全ての職人たちの情熱と技術に、まずは心からの称賛を送りたい」
国王陛下は、まず参加者全員の健闘を温かく労った。そして、いくつかのパンに特別賞や優秀賞が授与されていく。素晴らしいパン、独創的なパン、伝統を守り抜いたパン…。次々と名前が呼ばれる中、フィオナの名前はまだない。
ルーカスは(庭の木の上から双眼鏡で中の様子を窺いつつ)「おいおい、どうなってやがるんだ…フィオナの名前はまだかよ!」と青ざめ、マルセルは(なぜか会場の隅で給仕係に完璧に成りすましながら)冷静に「…まだです。しかし、国王陛下の表情から察するに、何か特別な発表があるやもしれません」と懐中時計の秒針を追っている。
そして、ついに国王陛下が、ひときわ優しい眼差しでフィオナの方を見据え、こう切り出した。
「…そして、本日、我々審査員一同の心を最も深く揺さぶり、パンというものの可能性を改めて示してくれた作品があった」
会場が、息をのむ。
「それは、アトリエ・フィオナ、フィオナ・ヴィルヘルム嬢の『ルナ・エスペランサ』である!」
その瞬間、フィオナの目から、堰を切ったように涙が溢れ出した。エリィは「フィオナ様ー!」と叫んでフィオナに抱きつき、二人でわんわん泣きじゃくる。ルーカスは木から落ちそうになりながら「よっしゃあああ!」と雄叫びを上げ、マルセルは…さすがのマルセルも、その瞬間だけは眼鏡をそっと外し、ハンカチで目頭を押さえていた。
国王陛下は続けた。
「このパンには、順位や賞といった形では評価しきれぬ、特別な力がある。それは、食べる者の心に寄り添い、希望の光を灯すような、魂のこもった味わいだ。よって、フィオナ・ヴィルヘルム嬢には、この度の『味比べの催し』において、最高の栄誉である『王家特別賞』を授与する!」
王家特別賞――それは、通常の優勝よりもさらに名誉ある、この日のために特別に設けられた賞だったのかもしれない。
フィオナが、まだ涙で濡れたままの顔で、驚きと感謝で言葉も出ずに立ち尽くしていると、ライアス王太子がゆっくりと彼女の前に進み出た。その表情は、かつてないほど穏やかで、そして真摯な光を宿している。
彼は、周囲の貴族たちにもはっきりと聞こえるような、しかしフィオナの心に真っ直ぐ届く声で言った。
「フィオナ・ヴィルヘルム。君のパンは……見事だった。私の、いや、我々全ての期待を遥かに超える、素晴らしいパンだ。君のパン職人としての才能、そしてその真摯な姿勢に、私は心からの敬意を表する。そして、かつての私の過ちを…深く、謝罪したい」
ライアスは、そこで一度言葉を切り、そして、力強く宣言した。
「この『ルナ・エスペランサ』、そして君のパン屋『アトリエ・フィオナ』は、私が保証する。王都一のパン屋として、文句なしの――合格だ!」
その言葉と共に、彼が自ら拍手を始めると、それに呼応するように、国王陛下も、リリアンヌ嬢も、そして会場中の貴族たちからも、万雷の拍手が巻き起こった。それは、フィオナの努力と才能が、ついに公の場で認められた瞬間だった。
その頃、会場の隅では…
「ノン!ノン!ノン!ありえないデストー! ボクの芸術的かつ前衛的、そしてちょっぴり退廃的な『銀河系パルフェ・ド・パン・ノワール』こそが至高の存在! この国の美食レベルは、やはり終わっているネー!」
ジャン・ピエール・デュポンが、床に手をつき、天を仰いで一人で悲劇のヒロイン(?)を演じている。その周りには、いつの間にか彼のパンのファンになったらしい数人の貴婦人が「デュポン様、お気を確かに!」「あなたのパンは、私たちにはちゃんと分かりますわ!」と慰めているが、彼の耳には届いていないようだ。
レオン親方は(やはり、会場の柱の陰からこっそり全てを見届けていた)、そっぽを向きながらも、その口元には、誰にも気づかれないような、ほんの僅かな満足げな笑みが浮かんでいた。「…ふん、まあ、まだまだひよっこだがな。少しはマシなパンを焼けるようにはなったか」
フィオナは、溢れる涙を何度も拭いながら、審査員席、そして応援してくれた全ての人々に向かって、深々と、本当に深々と頭を下げた。
「ありがとうございます……私のパンが、ほんの少しでも皆様の心に届いたのなら……これ以上の、幸せはございません」
その姿には、かつての「悪役令嬢」の影はどこにもなかった。そこには、確かな自信と誇り、そしてパンへの深い愛情に満ちた、一人の素晴らしいパン職人、フィオナ・ヴィルヘルムが立っていた。
「試食対決」が終わり、興奮冷めやらぬ王宮を後にするフィオナ。ライアス王太子は、帰り際に彼女にそっと近づき、「後日、改めて君と話がしたい。個人的に…伝えたいことがあるんだ」と、真剣な眼差しで告げた。それは、彼自身の本当の気持ち、そしておそらくは婚約破棄の真相を伝えるための、大切な約束の言葉のようにフィオナには聞こえた。
アトリエ・フィオナに戻ると、ルーカス、マルセル、そしてエリィが、店の前で今か今かとフィオナの帰りを待ち構えていた。そして、彼女の姿を見るなり、まるで子供のようにはしゃぎながら、盛大な(そしてもちろん手作りの)ささやかな祝勝会を開いてくれたのだった。
フィオナのパンは、王都中にその名を知らしめた。そして彼女の人生は、この日を境に、新たな希望の光に照らされ、大きく、そして温かく動き始める。
路地裏の小さなパン屋から始まった物語は、まだ終わらない。むしろ、ここからが本当の始まりなのかもしれない。
22
あなたにおすすめの小説
【完結】婚約破棄された辺境伯爵令嬢、氷の皇帝に溺愛されて最強皇后になりました
きゅちゃん
ファンタジー
美貌と知性を兼ね備えた辺境伯爵令嬢エリアナは、王太子アレクサンダーとの婚約を誇りに思っていた。しかし現れた美しい聖女セレスティアに全てを奪われ、濡れ衣を着せられて婚約破棄。故郷に追放されてしまう。
そんな時、隣国の帝国が侵攻を開始。父の急死により戦場に立ったエリアナは、たった一人で帝国軍に立ち向かうことにー
辺境の令嬢がどん底から這い上がる、最強の復讐劇が今始まる!
私を追放した王子が滅びるまで、優雅にお茶を楽しみますわ
タマ マコト
ファンタジー
王国の茶会の場で、マリアンヌは婚約者である王子アレクシスから突然の婚約破棄を告げられる。
理由は「民に冷たい」という嘘。
新しい聖女リリアの策略により、マリアンヌは「偽りの聖女」として追放される。
だがマリアンヌは涙を見せず、静かに礼をしてその場を去る。
辺境の地で彼女は小さな館を構え、「静寂の館」と名づけ、紅茶と共に穏やかな日々を過ごし始める。
しかし同時に、王都では奇跡が失われ、作物が枯れ始めていた――。
断罪される前に市井で暮らそうとした悪役令嬢は幸せに酔いしれる
葉柚
恋愛
侯爵令嬢であるアマリアは、男爵家の養女であるアンナライラに婚約者のユースフェリア王子を盗られそうになる。
アンナライラに呪いをかけたのはアマリアだと言いアマリアを追い詰める。
アマリアは断罪される前に市井に溶け込み侯爵令嬢ではなく一市民として生きようとする。
市井ではどこかの王子が呪いにより猫になってしまったという噂がまことしやかに流れており……。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
【完結】政略婚約された令嬢ですが、記録と魔法で頑張って、現世と違って人生好転させます
なみゆき
ファンタジー
典子、アラフィフ独身女性。 結婚も恋愛も経験せず、気づけば父の介護と職場の理不尽に追われる日々。 兄姉からは、都合よく扱われ、父からは暴言を浴びせられ、職場では責任を押しつけられる。 人生のほとんどを“搾取される側”として生きてきた。
過労で倒れた彼女が目を覚ますと、そこは異世界。 7歳の伯爵令嬢セレナとして転生していた。 前世の記憶を持つ彼女は、今度こそ“誰かの犠牲”ではなく、“誰かの支え”として生きることを決意する。
魔法と貴族社会が息づくこの世界で、セレナは前世の知識を活かし、友人達と交流を深める。
そこに割り込む怪しい聖女ー語彙力もなく、ワンパターンの行動なのに攻略対象ぽい人たちは次々と籠絡されていく。
これはシナリオなのかバグなのか?
その原因を突き止めるため、全ての証拠を記録し始めた。
【☆応援やブクマありがとうございます☆大変励みになりますm(_ _)m】
【完結】私を捨てた皆様、どうぞその選択を後悔なさってください 〜婚約破棄された令嬢の、遅すぎる謝罪はお断りです〜
くろねこ
恋愛
王太子の婚約者として尽くしてきた公爵令嬢エリシアは、ある日突然、身に覚えのない罪で断罪され婚約破棄を言い渡される。
味方だと思っていた家族も友人も、誰一人として彼女を庇わなかった。
――けれど、彼らは知らなかった。
彼女こそが国を支えていた“本当の功労者”だったことを。
すべてを失ったはずの令嬢が選んだのは、
復讐ではなく「関わらない」という選択。
だがその選択こそが、彼らにとって最も残酷な“ざまぁ”の始まりだった。
【完結】勇者に折られた魔王のツノは、幼児の庇護者になりました
綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢
ファンタジー
旧タイトル:膨大な魔力と知識ありのチートだけど、転生先がツノはないよね?
異世界転生、胸躍らせる夢の展開のはず。しかし目の前で繰り広げられる勇者vs魔王の激戦に、僕は飽きていた。だって王の頭上で、魔力を供給するだけのツノが僕だ。魔王が強いからツノがあるのではなく、ツノである僕がいるから彼が最強だった。
ずっと動けない。声は誰にも聞こえない。膨大な魔力も知識チートも披露できぬまま、魔王の頭上で朽ちるのか。諦めかけていた。
勇者の聖剣が僕を折るまでは……!
動けなかったツノは、折れたことで新たな仲間と出会う。チート無双はできないが、ツノなりに幸せを掴めるのか!? いつか自力で動ける日を夢見て、僕は彼と手を組んだ。
※基本ほのぼの、時々残酷表現あり(予告なし)
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2021/11/17 完結
婚約破棄のその場で転生前の記憶が戻り、悪役令嬢として反撃開始いたします
タマ マコト
ファンタジー
革命前夜の王国で、公爵令嬢レティシアは盛大な舞踏会の場で王太子アルマンから一方的に婚約を破棄され、社交界の嘲笑の的になる。その瞬間、彼女は“日本の歴史オタク女子大生”だった前世の記憶を思い出し、この国が数年後に血塗れの革命で滅びる未来を知ってしまう。
悪役令嬢として嫌われ、切り捨てられた自分の立場と、公爵家の権力・財力を「運命改変の武器」にすると決めたレティシアは、貧民街への支援や貴族の不正調査をひそかに始める。その過程で、冷静で改革派の第二王子シャルルと出会い、互いに利害と興味を抱きながら、“歴史に逆らう悪役令嬢”として静かな反撃をスタートさせていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる