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ヴァルディア王宮の大広間は、夜の祝宴に向けて豪華に飾り付けられていた。
金糸の刺繍が施された赤い絨毯。天井からは無数のクリスタルシャンデリアが輝きを放ち、貴族たちは思い思いの衣装で会場を彩る。
この夜は、王太子レオンハルトと、セレナ・エヴァレット嬢の“婚約発表”という重要な式典だった。
それは同時に、かつて「平民とでも結婚すれば?」と見下され、婚約を破棄されたひとりの令嬢が、正真正銘の“王太子妃候補”として戴冠される瞬間でもあった。
楽団の演奏が始まり、レオンハルトが姿を現す。
その隣に立ったセレナの姿に、会場からどよめきが起こった。
月光を思わせる淡い銀のドレス。繊細な刺繍と、背中まで流れる黒髪。控えめでありながら、凛としたその美しさに、誰もが息を呑んだ。
「なんて……威厳と気品……」
「あれが、本当にあの“捨てられた”令嬢か?」
「いや、もう彼女は“選ばれた”存在だ……!」
そんなささやきを聞きながら、セレナは静かに前へ歩く。
隣には、彼――レオンハルト。
迷いも恐れも、もうなかった。
「皆にご紹介したい。僕の婚約者、セレナ・エヴァレット嬢だ」
王太子のその宣言に、会場が拍手に包まれる。
セレナは丁寧にお辞儀をしてから、レオンハルトを見上げた。
――ああ、本当に、ここまで来たのだと実感する。
涙が浮かびそうになるのを、ぐっとこらえた。
そのとき――
「セレナ!」
声が響いた。
異国の言葉ではなく、かつて聞き慣れた、アルヴェインの王国語。
驚いたように人々が振り返ると、そこにいたのは――
リカルド王子と、アリシア・ローレンスだった。
「……!」
思わず立ち尽くすセレナ。
レオンハルトは静かに彼女の手を握り直した。
「動揺しなくていい。君の隣に、僕がいる」
「……はい」
二人はゆっくりと視線を前に向けた。
「セレナ、俺は――」
必死な表情で叫ぶリカルド。
「お前がこんなに誇り高く美しくなるなんて……俺は、間違っていた! アリシアではなかった。やっぱり俺にはお前が……!」
「お黙りなさい」
その言葉を、セレナは一刀両断した。
「私を蔑み、見下し、捨てたのはあなたです。私に『平民とでも結婚すれば』と吐き捨てたのも、あなたです」
ざわめきが広がる。
セレナはゆっくりと階段を下り、リカルドと対峙した。
「後悔するのは勝手ですが、それを私にぶつけないでください。私は、もう過去には戻りません」
きっぱりと言い放ったセレナに、リカルドは茫然と立ち尽くす。
「……そんな……」
「それに――私にはもう、隣に立ってくれる人がいるのです」
そう言って、セレナは振り返る。
そこには、穏やかに手を差し出すレオンハルトがいた。
彼の手を取る。それだけで、全身に勇気が満ちる。
一方、アリシアの顔は、怒りと嫉妬で歪んでいた。
「どうして、あなたが幸せになるのよ……! あたしの方が、ずっと……!」
しかし彼女に向けられた視線は冷ややかだった。
「あなたがセレナ様から奪ったものは、彼女の不幸ではありません。捨てられたことで、彼女は“自由”を手に入れ、そして――本当の愛を得たのです」
そう口にしたのは、ヴァルディア王妃だった。
「あなたが奪ったのは、ただの見せかけ。セレナ嬢が得たのは、本物の誇りと幸福です」
アリシアは、何も言い返せなかった。
ついに、立ち尽くしたまま涙を流し、そのままリカルドと共に会場を去っていった。
――敗者の顔で。
夜の祝宴が再び静かに始まる。
セレナは、レオンハルトの腕に寄り添いながら、小さく囁いた。
「……終わりましたね」
「ああ。でも、始まりでもある。僕と君の人生の」
彼はそう言って、セレナの額にそっと口づけを落とした。
ふわりと温かい光が、心に灯る。
「私は……殿下と出会って、自分の価値を取り戻せました。もう、あの頃の私じゃない。これからは、未来を信じられます」
「それなら、もう“殿下”とは呼ばないでくれるかな?」
「……え?」
「僕のことは、レオンって呼んで。僕だけの、特別な呼び方で」
戸惑いながらも、セレナはそっと口にした。
「……レオン様」
「うん、それがいい」
彼は嬉しそうに微笑む。
そして、踊りの誘いのように手を差し出した。
「僕と一緒に、これからの人生を踊っていかないか?」
「……はい」
そっと手を取る。
それは、未来を誓う契りのようなものだった。
音楽がふたりを包み込む。
誰にも邪魔されない舞踏。誰にも汚せない絆。
“平民とでも結婚すれば?”――その言葉は、もう記憶の片隅にも残っていなかった。
彼女の人生は、誰かの“選ばれなかった物語”ではない。
これは、セレナ・エヴァレットが自ら選び取った、新たな物語の幕開け――
――そして、彼とともに歩む幸せな未来の、始まりだった。
金糸の刺繍が施された赤い絨毯。天井からは無数のクリスタルシャンデリアが輝きを放ち、貴族たちは思い思いの衣装で会場を彩る。
この夜は、王太子レオンハルトと、セレナ・エヴァレット嬢の“婚約発表”という重要な式典だった。
それは同時に、かつて「平民とでも結婚すれば?」と見下され、婚約を破棄されたひとりの令嬢が、正真正銘の“王太子妃候補”として戴冠される瞬間でもあった。
楽団の演奏が始まり、レオンハルトが姿を現す。
その隣に立ったセレナの姿に、会場からどよめきが起こった。
月光を思わせる淡い銀のドレス。繊細な刺繍と、背中まで流れる黒髪。控えめでありながら、凛としたその美しさに、誰もが息を呑んだ。
「なんて……威厳と気品……」
「あれが、本当にあの“捨てられた”令嬢か?」
「いや、もう彼女は“選ばれた”存在だ……!」
そんなささやきを聞きながら、セレナは静かに前へ歩く。
隣には、彼――レオンハルト。
迷いも恐れも、もうなかった。
「皆にご紹介したい。僕の婚約者、セレナ・エヴァレット嬢だ」
王太子のその宣言に、会場が拍手に包まれる。
セレナは丁寧にお辞儀をしてから、レオンハルトを見上げた。
――ああ、本当に、ここまで来たのだと実感する。
涙が浮かびそうになるのを、ぐっとこらえた。
そのとき――
「セレナ!」
声が響いた。
異国の言葉ではなく、かつて聞き慣れた、アルヴェインの王国語。
驚いたように人々が振り返ると、そこにいたのは――
リカルド王子と、アリシア・ローレンスだった。
「……!」
思わず立ち尽くすセレナ。
レオンハルトは静かに彼女の手を握り直した。
「動揺しなくていい。君の隣に、僕がいる」
「……はい」
二人はゆっくりと視線を前に向けた。
「セレナ、俺は――」
必死な表情で叫ぶリカルド。
「お前がこんなに誇り高く美しくなるなんて……俺は、間違っていた! アリシアではなかった。やっぱり俺にはお前が……!」
「お黙りなさい」
その言葉を、セレナは一刀両断した。
「私を蔑み、見下し、捨てたのはあなたです。私に『平民とでも結婚すれば』と吐き捨てたのも、あなたです」
ざわめきが広がる。
セレナはゆっくりと階段を下り、リカルドと対峙した。
「後悔するのは勝手ですが、それを私にぶつけないでください。私は、もう過去には戻りません」
きっぱりと言い放ったセレナに、リカルドは茫然と立ち尽くす。
「……そんな……」
「それに――私にはもう、隣に立ってくれる人がいるのです」
そう言って、セレナは振り返る。
そこには、穏やかに手を差し出すレオンハルトがいた。
彼の手を取る。それだけで、全身に勇気が満ちる。
一方、アリシアの顔は、怒りと嫉妬で歪んでいた。
「どうして、あなたが幸せになるのよ……! あたしの方が、ずっと……!」
しかし彼女に向けられた視線は冷ややかだった。
「あなたがセレナ様から奪ったものは、彼女の不幸ではありません。捨てられたことで、彼女は“自由”を手に入れ、そして――本当の愛を得たのです」
そう口にしたのは、ヴァルディア王妃だった。
「あなたが奪ったのは、ただの見せかけ。セレナ嬢が得たのは、本物の誇りと幸福です」
アリシアは、何も言い返せなかった。
ついに、立ち尽くしたまま涙を流し、そのままリカルドと共に会場を去っていった。
――敗者の顔で。
夜の祝宴が再び静かに始まる。
セレナは、レオンハルトの腕に寄り添いながら、小さく囁いた。
「……終わりましたね」
「ああ。でも、始まりでもある。僕と君の人生の」
彼はそう言って、セレナの額にそっと口づけを落とした。
ふわりと温かい光が、心に灯る。
「私は……殿下と出会って、自分の価値を取り戻せました。もう、あの頃の私じゃない。これからは、未来を信じられます」
「それなら、もう“殿下”とは呼ばないでくれるかな?」
「……え?」
「僕のことは、レオンって呼んで。僕だけの、特別な呼び方で」
戸惑いながらも、セレナはそっと口にした。
「……レオン様」
「うん、それがいい」
彼は嬉しそうに微笑む。
そして、踊りの誘いのように手を差し出した。
「僕と一緒に、これからの人生を踊っていかないか?」
「……はい」
そっと手を取る。
それは、未来を誓う契りのようなものだった。
音楽がふたりを包み込む。
誰にも邪魔されない舞踏。誰にも汚せない絆。
“平民とでも結婚すれば?”――その言葉は、もう記憶の片隅にも残っていなかった。
彼女の人生は、誰かの“選ばれなかった物語”ではない。
これは、セレナ・エヴァレットが自ら選び取った、新たな物語の幕開け――
――そして、彼とともに歩む幸せな未来の、始まりだった。
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