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16夜目のためのお話:ぎこちない二人
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(あ、これはまずい……)
自分を見つめるランベルトの目が微かに潤んでいる。それを見たのがよくなかった。
今までに父親以外の異性とこんなにも近い距離になることはなかった。改めてその事実を思い出し、とんでもない提案に乗ってしまったと後悔する。
途端に気恥ずかしくなり、やや身じろぎした。
「そ、そういえば、ロシュフォール団長はどうしてあの場にいたんですか?」
気まずさを取り繕うために問いかけると、ランベルトは動きを止めた。至近距離に迫る紫水晶のような色の目に自分が映っており、さらにいたたまれない気持ちになる。
「……所用があってあの辺りにいたんです。……殺気を感じ取ったので向かった先に、エーファさんがいました」
歯切れの悪い回答だが、エーファはそれに気づかなかった。
普段の彼女なら簡単に見破っては揶揄うのだが、今はそのような余裕がない。
「ふ、ふ~ん。そうだったんですね」
「ええ、そうだったんです」
「……」
「……そ、それでは、いきますよ」
「は、はい……」
ランベルトとて緊張している。しかしヒルデを祝いたい一心で立ち上がろうとするエーファの姿に心を打たれ、彼女のためを思い勇気をだしているのだ。
それにもかかわらずエーファが中断させたものだから、またもや自信を奮い立たせてなければならない。
二人のやり取りの一部始終を見ているシリウスは、ふすんと鼻を鳴らして呆れている。
ただ額に唇をつけるだけなのに、どうして人間たちはまごまごとしているのだろうか。
フェンリルには人間の事情や心の機微など、わからなかった。
ぎこちない雰囲気の二人は、目が合うと互いに逸らしてしまった。
――抱きしめられた状態で、額にキスをする。
ただの魔力供給だと頭の中ではわかっているのに、心の中では恋人のようなやり取りに思えてしまう。
耐え切れなくなったエーファは目を閉じた。
自分を見つめる薄青色の目が隠されたことで、ランベルトは安堵の息をつく。普段は飄々としている彼女が緊張した面持ちで自分を見つめていたことに、胸がざわざわとして落ち着かなかったのだ。
ランベルトはエーファの体を少しだけ自分に引き寄せると、彼女の額にそっと唇を触れさせた。
まるで壊れ物に触れるように、優しく。
触れた肌の滑らかさに心臓が早鐘を打ち鳴らしている。
それでも己の心を律して目を閉じ、体内にある魔力を少しずつ流し込んだ。
魔力欠乏になった人に急激に大量の魔力を送り込むと、体内にある魔力回路が壊れてしまう可能性があるからだ。
そうとわかっていながら、なかなか終わらない魔力供給に焦れた。
「……エーファさん、終わりましたよ」
上手く魔力を渡せたようで、腕の中にいるエーファの体には体温が戻っている。顔色もよくなり薔薇色で――しかし、いつもよりやや赤い。
エーファは瞼を開けず、それどころか両手で顔を隠した。
「どこか痛みますか?!」
「だ、大丈夫です。大丈夫なんですけど……」
とはいえ、その声は今にも消え入りそうだ。本当に大丈夫なのかと、不安になる。
しかしランベルトが問いかける前にエーファはもぞもぞと動いて彼の腕から脱出し、そのまま店の床の上を転がって移動した。――いや、正確に言うと転がって逃げた。
「本当に、大丈夫ですか?」
「はい! この通り、元気いっぱいです!」
エーファは顔を覆っていた手を離すと、勢いよく立ち上がる。
その顔はまだ赤い。耳まで赤かった。
「お、お礼に何かご馳走させてください!」
「しかし……」
「作っている間、存分にシリウスをモフモフして待っていてくださいね!」
畳みかけるように言い終えると、エーファはカウンターの向こうに逃げ込む。ランベルトの視線から逃げるように、その場にしゃがみ込んだ。
(ま、まだ、心臓がドキドキしている……)
自分が無意識に額に触れていることに気づき、さらに顔が赤くなる。
どうしても、さきほどまでの感覚を思い出してしまうのだ。
ランベルトの薄い唇が微かに乾燥していたこと、その唇の温かさが自分の額に移っていったこと、自分を見つめる彼の眼差しに胸が締め付けられるような心地がしたこと――。
(お、お願いだから思い出さないで~)
エーファは自分の頬をぺちぺちと叩く。
このままカウンターの中で隠れているわけにはいかず、氷魔法で自分の頬を瞬間冷却するのだった。
「エーファさん、本当に大丈夫だろうか……?」
取り残されたランベルトの膝に、シリウスがモフモフの手を添える。
「ワフッ」
彼はエーファを助けてくれたことへの礼を述べると、自分からランベルトに擦り寄り、彼の意識をエーファから外させたのだった。
*☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆*
手早くホットワインを作ったエーファは、銀のゴブレットに入れてランベルトに渡した。続いてケーキ作りだ。
今日のケーキはもう決めていた。フォンダンショコラとリンゴのキャラメリゼパンケーキとキャロットケーキだ。
まずはフォンダンショコラだ。
エーファは無心でチョコレートを刻み込み、湯銭にかけて溶かす。黙々と作業をしていると、少しずつだがいたたまれなさが薄らいでいった。
生地を作り終えると、魔法具の冷蔵庫からガナッシュを取り出す。ガナッシュは昨夜のうちにしていたのだ。
ココット皿に生地を注いだ後、その上にガナッシュを乗せた。
フォンダンショコラをオーブンで焼いている間にキャロットケーキに取り掛かり――最後にリンゴのキャラメリゼを作る。
カフェ銀月亭の店内に、さまざまな甘い香りが漂う。
「ロシュフォール団長、今日のケーキはフォンダンショコラとリンゴのキャラメリゼパンケーキとキャロットケーキですよ。どれがいいですか?」
「……それでは、フォンダンショコラを」
「かしこまりました。少しお待ちください」
エーファはパチンと指を鳴らした。すると天井から下がっている雲や星を模したランプに光が灯った。
カフェ銀月亭の開店だ。
食器棚から皿を取り出したエーファは、出来上がったフォンダンショコラを盛りつける。
生クリームを添え、その上にナッツやラズベリーを乗せる。最後にシナモンパウダーをかけると、魔法で浮かせてランベルトの近くにあるテーブルの上に置いた。
「おかわりが必要な時は言ってくださいね!」
「さすがにそれでは店の売り上げに影響が出るのでは……」
「ロシュフォール団長は恩人ですからいいんです。あの、――」
エーファは人差し指で頬を掻く。
礼を言わなければと思っているのに、なかなか言葉が出てこない。
躊躇いながらも口にしようとしたその時、カランと鈴の音が鳴り、来客を告げた。
扉の下にいるのは、ヒルデだ。
「エーファさん、私、聖女に選ばれました!」
「おめでとうございます、ヒルデさん! 聖女に選ばれて嬉しいです! 今日はお祝いさせてください!」
カウンターから出てヒルデに駆け寄ったエーファは、ヒルデの後ろにいる人物の存在に気づく。
蜂蜜を溶かしたような金色の髪に、エーファよりやや濃い薄青色の目を持つ、勝気そうで――貴族らしい高級なドレスを着た少女だ。
マクダレーナ――エーファの血縁上の従妹で侯爵令嬢が、なぜか平民区画のカフェの前にいる。
いったいどういうことだろうか。
訝しむエーファに、マクダレーナは余裕たっぷりな微笑みを向ける。
「実は、同じ歌うたいのマクダレーナ様がお茶をご一緒したいと言ってくださったんです」
エーファの視線に気づいたヒルデが嬉しそうに紹介した。彼女はマクダレーナに好感を抱いているようだ。
「私もヒルデさんのお祝いをしたくて一緒に来ましたの。いいですわよね、エーファお姉様?」
マクダレーナの目が、すっと弧を描いた。
自分を見つめるランベルトの目が微かに潤んでいる。それを見たのがよくなかった。
今までに父親以外の異性とこんなにも近い距離になることはなかった。改めてその事実を思い出し、とんでもない提案に乗ってしまったと後悔する。
途端に気恥ずかしくなり、やや身じろぎした。
「そ、そういえば、ロシュフォール団長はどうしてあの場にいたんですか?」
気まずさを取り繕うために問いかけると、ランベルトは動きを止めた。至近距離に迫る紫水晶のような色の目に自分が映っており、さらにいたたまれない気持ちになる。
「……所用があってあの辺りにいたんです。……殺気を感じ取ったので向かった先に、エーファさんがいました」
歯切れの悪い回答だが、エーファはそれに気づかなかった。
普段の彼女なら簡単に見破っては揶揄うのだが、今はそのような余裕がない。
「ふ、ふ~ん。そうだったんですね」
「ええ、そうだったんです」
「……」
「……そ、それでは、いきますよ」
「は、はい……」
ランベルトとて緊張している。しかしヒルデを祝いたい一心で立ち上がろうとするエーファの姿に心を打たれ、彼女のためを思い勇気をだしているのだ。
それにもかかわらずエーファが中断させたものだから、またもや自信を奮い立たせてなければならない。
二人のやり取りの一部始終を見ているシリウスは、ふすんと鼻を鳴らして呆れている。
ただ額に唇をつけるだけなのに、どうして人間たちはまごまごとしているのだろうか。
フェンリルには人間の事情や心の機微など、わからなかった。
ぎこちない雰囲気の二人は、目が合うと互いに逸らしてしまった。
――抱きしめられた状態で、額にキスをする。
ただの魔力供給だと頭の中ではわかっているのに、心の中では恋人のようなやり取りに思えてしまう。
耐え切れなくなったエーファは目を閉じた。
自分を見つめる薄青色の目が隠されたことで、ランベルトは安堵の息をつく。普段は飄々としている彼女が緊張した面持ちで自分を見つめていたことに、胸がざわざわとして落ち着かなかったのだ。
ランベルトはエーファの体を少しだけ自分に引き寄せると、彼女の額にそっと唇を触れさせた。
まるで壊れ物に触れるように、優しく。
触れた肌の滑らかさに心臓が早鐘を打ち鳴らしている。
それでも己の心を律して目を閉じ、体内にある魔力を少しずつ流し込んだ。
魔力欠乏になった人に急激に大量の魔力を送り込むと、体内にある魔力回路が壊れてしまう可能性があるからだ。
そうとわかっていながら、なかなか終わらない魔力供給に焦れた。
「……エーファさん、終わりましたよ」
上手く魔力を渡せたようで、腕の中にいるエーファの体には体温が戻っている。顔色もよくなり薔薇色で――しかし、いつもよりやや赤い。
エーファは瞼を開けず、それどころか両手で顔を隠した。
「どこか痛みますか?!」
「だ、大丈夫です。大丈夫なんですけど……」
とはいえ、その声は今にも消え入りそうだ。本当に大丈夫なのかと、不安になる。
しかしランベルトが問いかける前にエーファはもぞもぞと動いて彼の腕から脱出し、そのまま店の床の上を転がって移動した。――いや、正確に言うと転がって逃げた。
「本当に、大丈夫ですか?」
「はい! この通り、元気いっぱいです!」
エーファは顔を覆っていた手を離すと、勢いよく立ち上がる。
その顔はまだ赤い。耳まで赤かった。
「お、お礼に何かご馳走させてください!」
「しかし……」
「作っている間、存分にシリウスをモフモフして待っていてくださいね!」
畳みかけるように言い終えると、エーファはカウンターの向こうに逃げ込む。ランベルトの視線から逃げるように、その場にしゃがみ込んだ。
(ま、まだ、心臓がドキドキしている……)
自分が無意識に額に触れていることに気づき、さらに顔が赤くなる。
どうしても、さきほどまでの感覚を思い出してしまうのだ。
ランベルトの薄い唇が微かに乾燥していたこと、その唇の温かさが自分の額に移っていったこと、自分を見つめる彼の眼差しに胸が締め付けられるような心地がしたこと――。
(お、お願いだから思い出さないで~)
エーファは自分の頬をぺちぺちと叩く。
このままカウンターの中で隠れているわけにはいかず、氷魔法で自分の頬を瞬間冷却するのだった。
「エーファさん、本当に大丈夫だろうか……?」
取り残されたランベルトの膝に、シリウスがモフモフの手を添える。
「ワフッ」
彼はエーファを助けてくれたことへの礼を述べると、自分からランベルトに擦り寄り、彼の意識をエーファから外させたのだった。
*☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆**☆*:;;;:*☆*
手早くホットワインを作ったエーファは、銀のゴブレットに入れてランベルトに渡した。続いてケーキ作りだ。
今日のケーキはもう決めていた。フォンダンショコラとリンゴのキャラメリゼパンケーキとキャロットケーキだ。
まずはフォンダンショコラだ。
エーファは無心でチョコレートを刻み込み、湯銭にかけて溶かす。黙々と作業をしていると、少しずつだがいたたまれなさが薄らいでいった。
生地を作り終えると、魔法具の冷蔵庫からガナッシュを取り出す。ガナッシュは昨夜のうちにしていたのだ。
ココット皿に生地を注いだ後、その上にガナッシュを乗せた。
フォンダンショコラをオーブンで焼いている間にキャロットケーキに取り掛かり――最後にリンゴのキャラメリゼを作る。
カフェ銀月亭の店内に、さまざまな甘い香りが漂う。
「ロシュフォール団長、今日のケーキはフォンダンショコラとリンゴのキャラメリゼパンケーキとキャロットケーキですよ。どれがいいですか?」
「……それでは、フォンダンショコラを」
「かしこまりました。少しお待ちください」
エーファはパチンと指を鳴らした。すると天井から下がっている雲や星を模したランプに光が灯った。
カフェ銀月亭の開店だ。
食器棚から皿を取り出したエーファは、出来上がったフォンダンショコラを盛りつける。
生クリームを添え、その上にナッツやラズベリーを乗せる。最後にシナモンパウダーをかけると、魔法で浮かせてランベルトの近くにあるテーブルの上に置いた。
「おかわりが必要な時は言ってくださいね!」
「さすがにそれでは店の売り上げに影響が出るのでは……」
「ロシュフォール団長は恩人ですからいいんです。あの、――」
エーファは人差し指で頬を掻く。
礼を言わなければと思っているのに、なかなか言葉が出てこない。
躊躇いながらも口にしようとしたその時、カランと鈴の音が鳴り、来客を告げた。
扉の下にいるのは、ヒルデだ。
「エーファさん、私、聖女に選ばれました!」
「おめでとうございます、ヒルデさん! 聖女に選ばれて嬉しいです! 今日はお祝いさせてください!」
カウンターから出てヒルデに駆け寄ったエーファは、ヒルデの後ろにいる人物の存在に気づく。
蜂蜜を溶かしたような金色の髪に、エーファよりやや濃い薄青色の目を持つ、勝気そうで――貴族らしい高級なドレスを着た少女だ。
マクダレーナ――エーファの血縁上の従妹で侯爵令嬢が、なぜか平民区画のカフェの前にいる。
いったいどういうことだろうか。
訝しむエーファに、マクダレーナは余裕たっぷりな微笑みを向ける。
「実は、同じ歌うたいのマクダレーナ様がお茶をご一緒したいと言ってくださったんです」
エーファの視線に気づいたヒルデが嬉しそうに紹介した。彼女はマクダレーナに好感を抱いているようだ。
「私もヒルデさんのお祝いをしたくて一緒に来ましたの。いいですわよね、エーファお姉様?」
マクダレーナの目が、すっと弧を描いた。
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