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小話
青空の下、ふたりで
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「白雪様。真白ノ国の民たちを、どうかお守りください」
春の訪れをようやく感じられるようになってきたものの、朝早いこの時間、まだ空は白み始めたばかりだ。
竹林に囲まれた儀式の間はしんと静まり返っており、本邸の音も人の動く気配も全く届かない。祭壇の前に膝をつき、祈りを捧げる天音の声だけがこの場に凛と響き渡った。
祈っても祈っても足りないくらいに、真白ノ国は衰退の一途を辿っている。
天音は贄とはいえたった一人の少女である。自分のこの行為に果たしてどれだけの意味があるのか、不安に苛まれる瞬間はあるが、それでも天音はこのお役目を放棄しようとは思わなかった。
生まれながらにして贄の運命を背負い、そのために今日まで生かしてもらえている。天音にとって、贄であることは自身の存在価値を証明することなのだ。今さら切り離せるものではない。
暑くもないのに汗が浮く。眩暈に視界が揺れ、吐き気すら覚えるが、歯を食いしばって耐える。自国の延命を図るため、天音は今日も、使える力の全てを尽くして真白ノ女神である白雪に祈りを捧げた。
祈りノ儀式を終え、天音はふらつきながらも立ち上がると、頼りない足取りで儀式の間を出るべく、竹林を抜ける。その出口に、今日は黎夜はいなかった。
無茶をしがちな天音を心配して、祈りノ儀式が終わるころには待ってくれることがここ最近はほとんどである黎夜だが、彼にも生活があるので必ず毎日とはいかない。
天音には再生の力があるので只人より丈夫である。だから黎夜がそこまで心配する必要はないのだが、彼は「そういう問題じゃないから」とぴしゃりと言い退けた。黎夜を心配させてばかりで心苦しく思う反面、その思いがくすっぐたくも嬉しい天音は、儀式後に黎夜と会う瞬間が好きだった。
(会えなかったのは残念だけど、仕方ないよね)
いつもは黎夜と二人並んで歩く食堂までの道のりを、今ばかりは天音ひとりで歩くしかない。不規則な足音を立て、のろのろと進む。連日、膨大な力を消費しているため、残った再生の力は必要最小限である。体の不調はなかなか良くならなかった。
やっとの思いで食堂前までたどり着く。冷や汗がこめかみを伝い、顔からはすっかり血の気が引いていた。食欲は湧かないが、食事を摂らないことには回復もままならない。
食堂に上がりこもうとすると廊下の角から見知った家臣が数名現れ、天音は硬直した。彼らは天音を忌避し、いじめてくる者だった。平時なら適当にあしらえばいいのだが、今の天音にそのような余裕はない。しかし逃げるのも間に合わず、家臣たちとばっちりと目が合ってしまった。
彼らは一瞬顔を顰めて嫌悪を露わにしたが、守り人である黎夜を伴わず真っ青な顔で佇む天音を見て、にたりと笑った。
「これはこれは贄姫様。お勤めご苦労様です」
「顔色が大分よろしくないですが、きちんとお役目は果たされてきたのでしょうな?」
「……当たり前でしょう」
言い返す気力もほとんどなく、天音はそれだけ言うと彼らの脇をすり抜けて食堂へ入ろうとした。しかし戸に手をかけたところで、その手を思いきり掴まれた。
「い……っ」
痛みに眉根を寄せ、咄嗟に手を引こうとしたが、びくともしない。
「放してよ……!」
天音がきっと睨み上げるも、家臣たちは「おお、怖い」とおどけて笑っていた。
「化け物なのだからこのくらいは何ともないだろう?」
再生の力があるので怪我をしてもすぐに治る。だからといって痛覚がないわけではないのだ。
黎夜が側にいるときは、家臣たちはあれこれ言ってきても直接的な嫌がらせをしてこない。最近は黎夜とともにいることがほとんどだったので、久方ぶりに気に食わない小娘をいたぶれると、彼らは溜め込んだ鬱憤を晴らすように執拗に天音をいじめ出した。
あらゆる罵詈雑言を浴びせられながら、逃げることも叶わない。隙を突いて手を引き抜こうと試みるも、掴まれる力がより強くなる一方だった。
元より不調なのもあり、抵抗は止めて、飽きるまで適当に付き合っていた方が得策ではないかという考えが頭を過る。投げやりになっているのではなく、経験上その方が賢い選択なのだとわかっていた。
天音が反応を見せなくなると、彼らは不愉快さに顔を歪め、今度は手を振り上げ……。
「姫様!」
割り込んできた鋭い声に、その場の皆が動きを止める。その隙に声の主である黎夜は天音の前に立つと、先ほどまで天音の手を掴み、その上頬を打とうとしていた家臣の手を捻り上げた。
「ぐ……っ」
家臣の苦悶の表情を見ても、黎夜は容赦なく掴んでいる手の力を強めるだけだった。
「放せ……!」
「……姫様も、同じように仰ったのではありませんか?」
氷よりも冷たい眼差しと底冷えする声で、黎夜は家臣を睨みつける。家臣は痛みに顔を歪めたまま、それでもふんと鼻を鳴らして嘲った。
「化け物の言葉など誰が聞くものか」
家臣の言葉尻とほぼ同時に、骨の軋む音が上がる。
「痛い、痛い!」
「化け物の声は聞こえないのですよね。私にも聞こえません」
「痛い、放せ! 俺を化け物扱いするな!」
「人をいじめて楽しんで、これを化け物と言わず何と言いましょう?」
ぼんやりとしていた天音だったが、ここでようやく我に返った。
「黎夜、もういいよ」
「私は何もよろしくありませんが」
「黎夜」
天音がもう一度呼びかけると、黎夜はちらりと視線だけを天音に向けた。顔の青い天音を視界に映し、深く息を吐いて怒りを抑え込むと、黎夜はぱっと乱暴に手を放した。
「姫様のご命令なら」
「うん。一度離れの部屋に戻ろっか」
天音は大丈夫だと伝えたくて黎夜に笑いかけるが、黎夜は厳しい顔つきのままだった。もしかしたらうまく笑えていなかったのかもしれない。
背後で何やら喚いていたが得意の聞こえないふりで通し、天音と黎夜は離れに続く廊下を歩いた。
離れに近づくほどに人は捌けていく。気が抜けて、天音の足がもつれた。
「わ……っ」
しかし天音が転倒することはなかった。慣れた動作で黎夜が天音の体を支えたからだ。
「ありがとう、黎夜」
いつもであれば「何やってるの……」と呆れた声が降ってくるところだが、今日の黎夜は天音を放さないまま、なぜか「ごめん」と囁いた。
天音は目をぱちくりと瞬かせる。黎夜が謝ることなど何かあっただろうか。それが顔に出ていたのだろう、黎夜は後悔の滲む声で話し出す。
「祈りノ儀式が終わった後、迎えに行けなかった。行けていたら不調の天音を一人にせずに済んだし、いじめられることもなかったはずなのに」
黎夜の腕の中で、天音は顔を上げて笑って見せた。
「それは仕方ないよ。それにほら、わたしは大丈夫だから」
「そんな青い顔して言われても説得力ないからね。それに……」
黎夜はそっと天音から身を離すと、天音の右手を掬い取った。
「痣になってる。痛みは?」
見ると家臣に掴まれていた右手には青痣が刻まれていた。再生の力が十分にあるときは青くなる時間はほんの一瞬なので、こうして青い痣が残っていることは珍しいことだった。
「今はまだ痛いけど。これくらいなら午前中には治ると思うよ」
あっけらかんとした当事者の天音よりも、黎夜の方がよほど痛みを堪えるような苦しげな顔をしていた。
「ごめん、本当に」
黎夜は真面目で強い責任感を持っていると天音は知っている。おそらく今の天音が「大丈夫」や「気にしなくていいんだよ」と言っても、黎夜は納得しないだろう。ゆっくりと調子を取り戻しつつある天音は「もう、しょうがないなぁ」とあえておどけた口調で言った。
「朝食の甘味を譲ってね。それで許してあげるよ」
なおも言い募ろうとしていた黎夜だが、無理を隠し切れない天音の笑顔を前にしては何も言えなくなってしまった。
天音の笑顔が好きだ。守りたいと思う。けれど今のように痛々しく笑ってほしいのではない。
だから、と黎夜は目を閉じ、深く息を吐き出した。そうして目を開ける。
「姫様のご随意に」
二人きりのこの場において黎夜は敬語を使わなくても良いのだが、あえてそのように冗談めかして答えた。黎夜が小さな笑みを浮かべると、天音はようやくほっとしたように作り笑いではない自然な笑顔を見せてくれた。
ふと空を見上げると、白んでいたはずの空は澄んだ青に塗り替わっていた。晴れ渡る空はまるで自分たちの心のようで、天音と黎夜は笑みを交わすのだった。
春の訪れをようやく感じられるようになってきたものの、朝早いこの時間、まだ空は白み始めたばかりだ。
竹林に囲まれた儀式の間はしんと静まり返っており、本邸の音も人の動く気配も全く届かない。祭壇の前に膝をつき、祈りを捧げる天音の声だけがこの場に凛と響き渡った。
祈っても祈っても足りないくらいに、真白ノ国は衰退の一途を辿っている。
天音は贄とはいえたった一人の少女である。自分のこの行為に果たしてどれだけの意味があるのか、不安に苛まれる瞬間はあるが、それでも天音はこのお役目を放棄しようとは思わなかった。
生まれながらにして贄の運命を背負い、そのために今日まで生かしてもらえている。天音にとって、贄であることは自身の存在価値を証明することなのだ。今さら切り離せるものではない。
暑くもないのに汗が浮く。眩暈に視界が揺れ、吐き気すら覚えるが、歯を食いしばって耐える。自国の延命を図るため、天音は今日も、使える力の全てを尽くして真白ノ女神である白雪に祈りを捧げた。
祈りノ儀式を終え、天音はふらつきながらも立ち上がると、頼りない足取りで儀式の間を出るべく、竹林を抜ける。その出口に、今日は黎夜はいなかった。
無茶をしがちな天音を心配して、祈りノ儀式が終わるころには待ってくれることがここ最近はほとんどである黎夜だが、彼にも生活があるので必ず毎日とはいかない。
天音には再生の力があるので只人より丈夫である。だから黎夜がそこまで心配する必要はないのだが、彼は「そういう問題じゃないから」とぴしゃりと言い退けた。黎夜を心配させてばかりで心苦しく思う反面、その思いがくすっぐたくも嬉しい天音は、儀式後に黎夜と会う瞬間が好きだった。
(会えなかったのは残念だけど、仕方ないよね)
いつもは黎夜と二人並んで歩く食堂までの道のりを、今ばかりは天音ひとりで歩くしかない。不規則な足音を立て、のろのろと進む。連日、膨大な力を消費しているため、残った再生の力は必要最小限である。体の不調はなかなか良くならなかった。
やっとの思いで食堂前までたどり着く。冷や汗がこめかみを伝い、顔からはすっかり血の気が引いていた。食欲は湧かないが、食事を摂らないことには回復もままならない。
食堂に上がりこもうとすると廊下の角から見知った家臣が数名現れ、天音は硬直した。彼らは天音を忌避し、いじめてくる者だった。平時なら適当にあしらえばいいのだが、今の天音にそのような余裕はない。しかし逃げるのも間に合わず、家臣たちとばっちりと目が合ってしまった。
彼らは一瞬顔を顰めて嫌悪を露わにしたが、守り人である黎夜を伴わず真っ青な顔で佇む天音を見て、にたりと笑った。
「これはこれは贄姫様。お勤めご苦労様です」
「顔色が大分よろしくないですが、きちんとお役目は果たされてきたのでしょうな?」
「……当たり前でしょう」
言い返す気力もほとんどなく、天音はそれだけ言うと彼らの脇をすり抜けて食堂へ入ろうとした。しかし戸に手をかけたところで、その手を思いきり掴まれた。
「い……っ」
痛みに眉根を寄せ、咄嗟に手を引こうとしたが、びくともしない。
「放してよ……!」
天音がきっと睨み上げるも、家臣たちは「おお、怖い」とおどけて笑っていた。
「化け物なのだからこのくらいは何ともないだろう?」
再生の力があるので怪我をしてもすぐに治る。だからといって痛覚がないわけではないのだ。
黎夜が側にいるときは、家臣たちはあれこれ言ってきても直接的な嫌がらせをしてこない。最近は黎夜とともにいることがほとんどだったので、久方ぶりに気に食わない小娘をいたぶれると、彼らは溜め込んだ鬱憤を晴らすように執拗に天音をいじめ出した。
あらゆる罵詈雑言を浴びせられながら、逃げることも叶わない。隙を突いて手を引き抜こうと試みるも、掴まれる力がより強くなる一方だった。
元より不調なのもあり、抵抗は止めて、飽きるまで適当に付き合っていた方が得策ではないかという考えが頭を過る。投げやりになっているのではなく、経験上その方が賢い選択なのだとわかっていた。
天音が反応を見せなくなると、彼らは不愉快さに顔を歪め、今度は手を振り上げ……。
「姫様!」
割り込んできた鋭い声に、その場の皆が動きを止める。その隙に声の主である黎夜は天音の前に立つと、先ほどまで天音の手を掴み、その上頬を打とうとしていた家臣の手を捻り上げた。
「ぐ……っ」
家臣の苦悶の表情を見ても、黎夜は容赦なく掴んでいる手の力を強めるだけだった。
「放せ……!」
「……姫様も、同じように仰ったのではありませんか?」
氷よりも冷たい眼差しと底冷えする声で、黎夜は家臣を睨みつける。家臣は痛みに顔を歪めたまま、それでもふんと鼻を鳴らして嘲った。
「化け物の言葉など誰が聞くものか」
家臣の言葉尻とほぼ同時に、骨の軋む音が上がる。
「痛い、痛い!」
「化け物の声は聞こえないのですよね。私にも聞こえません」
「痛い、放せ! 俺を化け物扱いするな!」
「人をいじめて楽しんで、これを化け物と言わず何と言いましょう?」
ぼんやりとしていた天音だったが、ここでようやく我に返った。
「黎夜、もういいよ」
「私は何もよろしくありませんが」
「黎夜」
天音がもう一度呼びかけると、黎夜はちらりと視線だけを天音に向けた。顔の青い天音を視界に映し、深く息を吐いて怒りを抑え込むと、黎夜はぱっと乱暴に手を放した。
「姫様のご命令なら」
「うん。一度離れの部屋に戻ろっか」
天音は大丈夫だと伝えたくて黎夜に笑いかけるが、黎夜は厳しい顔つきのままだった。もしかしたらうまく笑えていなかったのかもしれない。
背後で何やら喚いていたが得意の聞こえないふりで通し、天音と黎夜は離れに続く廊下を歩いた。
離れに近づくほどに人は捌けていく。気が抜けて、天音の足がもつれた。
「わ……っ」
しかし天音が転倒することはなかった。慣れた動作で黎夜が天音の体を支えたからだ。
「ありがとう、黎夜」
いつもであれば「何やってるの……」と呆れた声が降ってくるところだが、今日の黎夜は天音を放さないまま、なぜか「ごめん」と囁いた。
天音は目をぱちくりと瞬かせる。黎夜が謝ることなど何かあっただろうか。それが顔に出ていたのだろう、黎夜は後悔の滲む声で話し出す。
「祈りノ儀式が終わった後、迎えに行けなかった。行けていたら不調の天音を一人にせずに済んだし、いじめられることもなかったはずなのに」
黎夜の腕の中で、天音は顔を上げて笑って見せた。
「それは仕方ないよ。それにほら、わたしは大丈夫だから」
「そんな青い顔して言われても説得力ないからね。それに……」
黎夜はそっと天音から身を離すと、天音の右手を掬い取った。
「痣になってる。痛みは?」
見ると家臣に掴まれていた右手には青痣が刻まれていた。再生の力が十分にあるときは青くなる時間はほんの一瞬なので、こうして青い痣が残っていることは珍しいことだった。
「今はまだ痛いけど。これくらいなら午前中には治ると思うよ」
あっけらかんとした当事者の天音よりも、黎夜の方がよほど痛みを堪えるような苦しげな顔をしていた。
「ごめん、本当に」
黎夜は真面目で強い責任感を持っていると天音は知っている。おそらく今の天音が「大丈夫」や「気にしなくていいんだよ」と言っても、黎夜は納得しないだろう。ゆっくりと調子を取り戻しつつある天音は「もう、しょうがないなぁ」とあえておどけた口調で言った。
「朝食の甘味を譲ってね。それで許してあげるよ」
なおも言い募ろうとしていた黎夜だが、無理を隠し切れない天音の笑顔を前にしては何も言えなくなってしまった。
天音の笑顔が好きだ。守りたいと思う。けれど今のように痛々しく笑ってほしいのではない。
だから、と黎夜は目を閉じ、深く息を吐き出した。そうして目を開ける。
「姫様のご随意に」
二人きりのこの場において黎夜は敬語を使わなくても良いのだが、あえてそのように冗談めかして答えた。黎夜が小さな笑みを浮かべると、天音はようやくほっとしたように作り笑いではない自然な笑顔を見せてくれた。
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