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十二限目 調理実習
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「ハンバーーーー!ーーーグ!!」
「突然過ぎませんか!?」
<十二限目 調理実習>
「さて、今夜私が頂くのは」
「む、塩ラーメンカルボナーラ風グラタン。白米を添えて」
「チェンジでお願いします!」
今日も今日とて補習部の一同は補習にならない為の部活動を行っている。本日の補習は調理実習。行う場所は当然家庭科室である。
「念の為お聞きしますが、お二人にお料理の経験は?」
「ない!」
「む?お料理は得意。誰かに食べさせた事はないし自分が食べた事もない。作った事も無いけれど、自信しかない」
「捨てましょうかその自信は」
今回の調理実習のテーマはなんと自由。それぞれが好きなものを作ればいいと言う嬉しい様な困る様なテーマなのだ。
「初心者ならまずは簡単なものを作りましょう!手の込んだ料理はその後です!」
「了解!カップヌードルだな!」
「それは料理ではありませんね」
静かなツッコミを入れながら六花が自分の料理の準備をする。
「ろーは何を作るの?」
「ハンバーグです」
「ほぉ?じゃあまずはろっちゃんが作ってくれよ。私達はそれを見てるから」
「まあ構いませんよ。実は私料理には少し自信がありましてね」
六花は二人に期待を眼差しを向けられているのが嬉しいのか自信満々に料理を始めた。
「まずは玉ねぎをみじん切りにしてフライパンで炒めます」
「ふむ」
「次にひき肉に塩を加え粘りがでるまでよく混ぜ、ハンバーグの材料すべてを入れて手早く混ぜます」
六花は説明をしながらテキパキと手を動かしていく。その動きは洗練されており普段からよく料理をしている事が分かる動きだった。
「2~3個にわけて叩きながら空気を抜き、楕円形にまとめる。真ん中をくぼませましょう。そしてフライパンで両面軽く焦げ目がつくまで焼き、水50mlを加えフタをして蒸し焼きにしていきます」
「おお!それっぽくなってきたなぁ!」
「む、美味しそう」
「竹串などを刺して肉汁が透明になっていれば、フタを外して水分を飛ばしましょう。ハンバーグを取り出し、空いたフライパンにそのままソースの材料を入れて煮て、ソースがあたたまったらハンバーグにかけて、完成です!」
六花がフライパンからハンバーグを皿に取り分け、見事六花の料理が完成した。
「おお!うっまそぉぉ!」
「む、某少年漫画の海賊の王を目指す少年みたいな言い方」
「ちなみに今回のレシピはクックパッドに載っているので皆さんも良かったら作ってみて下さいね」
美味しそうなハンバーグに白米と味噌汁を付けて六花の料理は完全に完成となる。その料理は凄く手の込んだものではないものの、愛情が込められた素晴らしいものだった。
「いやっほぉぉう!いっただきまーーーす!」
その芳ばしい匂いにいろはは我慢の限界を迎え、六花の料理を口にした。
「まっっっっっず」
そして、苦痛の表情を浮かべた。
「えぇ!?」
「む?本当に?こんなに美味しそうだし、いい匂いがしてるのに」
波留が疑問に思いながら口元を覆うマフラーを外して六花のハンバーグを口にする。その感想は。
「む、む?む。む、むむむぅ」
「どうなんですか!?素直に教えて下さい!」
「不味い」
「率直に言い過ぎです!」
六花が作ったハンバーグはどうやら不評の様だ。完成度は非常に高いのだが。
「味噌汁も不味い!?米もかよ!?」
「む?どうすればこんなに料理を不味く出来る?」
「し、知りませんよ!?わたくしが聞きたいくらいです!」
念の為言っておきますがクックパッドに載っているレシピは一切悪くありません。六花が悪いのです。誹謗中傷などでは全くもってありません。
「む、どうしてここまでご飯が不味くなるの?」
「幾ら可愛くてもご飯が食べられないんじゃいいお嫁さんにはなれないぜ?」
「お、お嫁さん?少し先の事過ぎませんか?」
いずれ来るかも知れない未来に想いを馳せ頬を染める六花。そんな六花を二人が優しく撫でた。
「作者ってお嫁さんとかウェディングとかそういうあれ好きだよな。ちょこちょこ性癖開示してくると止めたほうがいいぜ?キモイから」
急にライフルで撃ち抜かれた!?さっきまでいい話風だったというのに!?
「む、というか女性が料理を作るという発想が前時代的。今時は男も料理を作るから女の子が料理を作れなくても問題はない」
「確かにそうですが、好きな人には、手料理を食べてもらいたいじゃないですか」
まだ赤い顔で実に可愛らしい事を言う六花を二人はまたしても笑顔で撫でた。流石六花。実に可愛い。幸せになって欲しい。
「おいおい作者さんよぉ。もし六花に好きな人が出来て作者の所に結婚の挨拶に来たらどうすんだよ?」
うちの六花はやらん!!!!!
「作者さん!?別にわたくしは作者さんの娘ではありませんよ!?」
「むほん!そろそろ私達も料理しない?」
「謀反?ああ、こほんって事か。ま、はっちゃんの言い分も一理あるな」
波瑠の機転のお陰で作者は助かりましたよ。さて、気を取り直していろはと波瑠は料理を選ぶ。二人が選んだなるべく初心者でも作りやすい料理は。
「む、クックグーのホイコーロー」
「カレーメシ!」
「それは、料理ではないのでは?」
六花が呆れ半分に回鍋肉とカレーメシを見る。回鍋肉はまだ野菜や肉を切る工程があるから料理という事は出来る。だがカレーメシはカップラーメンと何も違わない。
「せめておにぎりとかにしませんか?流石にカップラーメンは許されないでしょう?」
「失礼な!これは完全メシだぞ!?」
「今栄養バランスの話なんてしてないんですよ!」
謎の方向性からカレーメシを庇ういろはのカレーメシを六花が取り上げる。
「しゃーねーなぁ。じゃあ餃子にするわ」
「何故餃子!?」
餃子が難易度の高い料理はどうかは作者には分からないが、間違いなく調理実習で作るものではないだろう。そして料理初心者が作るものでもない。
「うるせえ!私は決めたんだ!黙って私の料理を食えぇ!」
こうしていろはと波瑠の料理は始まった。
「む、キャベツを切る。肉を切る。次は、何を切る?」
「箱の後ろにやり方が書いてありますから、それを参考にして下さい」
「む」
六花のアドバイスもありながらも、波瑠は慣れないながらも着々と回鍋肉の準備を進めていく。
「うおおおおおお!肉を混ぜろ!肉を混ぜろぉぉ!」
その背後でいろはが餃子の種を作る。
「大丈夫ですかね?」
「む、まあ食べられないものにはならないんじゃない?」
いろはたっての希望で二人はいろはの餃子が完成するまでいろはの方を見ないと約束した。理由は、「その方が楽しいからだぜ!」
Sorekara do sitano
「む、完成した」
「私もだぜ、へっへっへ。見るがいい!これが私の餃子だ!」
二人の完成した料理がテーブルに並ぶ。形が均一化されていない回鍋肉と同じく歪な形をした餃子。これが凄く歪な形ならまだネタになったのだが。
「うーん。少し形が崩れていますが、まあ最初ならこんなものでは?寧ろ初めてにしてはよく出来た方です」
「む!侵害!メシまずのろーには言われたくない!」
「そうだそうだ!でもちゃんと個性があってネタになるろっちゃんが羨ましいぜ私は!」
その料理達は初心者が作ったものとしては至って普通の料理だった。この料理に至っては何の面白さもなかった。そして何の面白味もない事はいろはにとっては致命打となり得る。
「食え!超絶上手いか超絶不味い!」
「む」
「はい」
必死に自分の面白さを求めるいろはが少し惨めに感じて、二人は餃子を箸で摘み口に運ぶ。
「む、むんむん。普通」
「はい。とても美味しい事はないですが、全然食べられます」
「ばかやろぉぉぉぉぉぉぉ!!」
二人の感想の後、いろはは地面に跪いた。
「うむ、最高に美味い。流石いろはいい俺の良妻肉⚪︎器になるぜ」
「きゃぁぁぁぁ!!!?いつの間にここにぃぃ!?」
三人が瞬きをした刹那。最高の変態こと星本能寺がいろはの餃子を口にして、最低な事を口にした。
「いいタイミングで来たぜドヘンタイ!!!このクソドヘンタイが!!!しっねぇぇぇぇぇ!!!」
「ハグラブぉふ!!!?」
オチが出来たことに喜んだいろはが実に嬉しいそうに星本能寺を殴り飛ばした。
「突然過ぎませんか!?」
<十二限目 調理実習>
「さて、今夜私が頂くのは」
「む、塩ラーメンカルボナーラ風グラタン。白米を添えて」
「チェンジでお願いします!」
今日も今日とて補習部の一同は補習にならない為の部活動を行っている。本日の補習は調理実習。行う場所は当然家庭科室である。
「念の為お聞きしますが、お二人にお料理の経験は?」
「ない!」
「む?お料理は得意。誰かに食べさせた事はないし自分が食べた事もない。作った事も無いけれど、自信しかない」
「捨てましょうかその自信は」
今回の調理実習のテーマはなんと自由。それぞれが好きなものを作ればいいと言う嬉しい様な困る様なテーマなのだ。
「初心者ならまずは簡単なものを作りましょう!手の込んだ料理はその後です!」
「了解!カップヌードルだな!」
「それは料理ではありませんね」
静かなツッコミを入れながら六花が自分の料理の準備をする。
「ろーは何を作るの?」
「ハンバーグです」
「ほぉ?じゃあまずはろっちゃんが作ってくれよ。私達はそれを見てるから」
「まあ構いませんよ。実は私料理には少し自信がありましてね」
六花は二人に期待を眼差しを向けられているのが嬉しいのか自信満々に料理を始めた。
「まずは玉ねぎをみじん切りにしてフライパンで炒めます」
「ふむ」
「次にひき肉に塩を加え粘りがでるまでよく混ぜ、ハンバーグの材料すべてを入れて手早く混ぜます」
六花は説明をしながらテキパキと手を動かしていく。その動きは洗練されており普段からよく料理をしている事が分かる動きだった。
「2~3個にわけて叩きながら空気を抜き、楕円形にまとめる。真ん中をくぼませましょう。そしてフライパンで両面軽く焦げ目がつくまで焼き、水50mlを加えフタをして蒸し焼きにしていきます」
「おお!それっぽくなってきたなぁ!」
「む、美味しそう」
「竹串などを刺して肉汁が透明になっていれば、フタを外して水分を飛ばしましょう。ハンバーグを取り出し、空いたフライパンにそのままソースの材料を入れて煮て、ソースがあたたまったらハンバーグにかけて、完成です!」
六花がフライパンからハンバーグを皿に取り分け、見事六花の料理が完成した。
「おお!うっまそぉぉ!」
「む、某少年漫画の海賊の王を目指す少年みたいな言い方」
「ちなみに今回のレシピはクックパッドに載っているので皆さんも良かったら作ってみて下さいね」
美味しそうなハンバーグに白米と味噌汁を付けて六花の料理は完全に完成となる。その料理は凄く手の込んだものではないものの、愛情が込められた素晴らしいものだった。
「いやっほぉぉう!いっただきまーーーす!」
その芳ばしい匂いにいろはは我慢の限界を迎え、六花の料理を口にした。
「まっっっっっず」
そして、苦痛の表情を浮かべた。
「えぇ!?」
「む?本当に?こんなに美味しそうだし、いい匂いがしてるのに」
波留が疑問に思いながら口元を覆うマフラーを外して六花のハンバーグを口にする。その感想は。
「む、む?む。む、むむむぅ」
「どうなんですか!?素直に教えて下さい!」
「不味い」
「率直に言い過ぎです!」
六花が作ったハンバーグはどうやら不評の様だ。完成度は非常に高いのだが。
「味噌汁も不味い!?米もかよ!?」
「む?どうすればこんなに料理を不味く出来る?」
「し、知りませんよ!?わたくしが聞きたいくらいです!」
念の為言っておきますがクックパッドに載っているレシピは一切悪くありません。六花が悪いのです。誹謗中傷などでは全くもってありません。
「む、どうしてここまでご飯が不味くなるの?」
「幾ら可愛くてもご飯が食べられないんじゃいいお嫁さんにはなれないぜ?」
「お、お嫁さん?少し先の事過ぎませんか?」
いずれ来るかも知れない未来に想いを馳せ頬を染める六花。そんな六花を二人が優しく撫でた。
「作者ってお嫁さんとかウェディングとかそういうあれ好きだよな。ちょこちょこ性癖開示してくると止めたほうがいいぜ?キモイから」
急にライフルで撃ち抜かれた!?さっきまでいい話風だったというのに!?
「む、というか女性が料理を作るという発想が前時代的。今時は男も料理を作るから女の子が料理を作れなくても問題はない」
「確かにそうですが、好きな人には、手料理を食べてもらいたいじゃないですか」
まだ赤い顔で実に可愛らしい事を言う六花を二人はまたしても笑顔で撫でた。流石六花。実に可愛い。幸せになって欲しい。
「おいおい作者さんよぉ。もし六花に好きな人が出来て作者の所に結婚の挨拶に来たらどうすんだよ?」
うちの六花はやらん!!!!!
「作者さん!?別にわたくしは作者さんの娘ではありませんよ!?」
「むほん!そろそろ私達も料理しない?」
「謀反?ああ、こほんって事か。ま、はっちゃんの言い分も一理あるな」
波瑠の機転のお陰で作者は助かりましたよ。さて、気を取り直していろはと波瑠は料理を選ぶ。二人が選んだなるべく初心者でも作りやすい料理は。
「む、クックグーのホイコーロー」
「カレーメシ!」
「それは、料理ではないのでは?」
六花が呆れ半分に回鍋肉とカレーメシを見る。回鍋肉はまだ野菜や肉を切る工程があるから料理という事は出来る。だがカレーメシはカップラーメンと何も違わない。
「せめておにぎりとかにしませんか?流石にカップラーメンは許されないでしょう?」
「失礼な!これは完全メシだぞ!?」
「今栄養バランスの話なんてしてないんですよ!」
謎の方向性からカレーメシを庇ういろはのカレーメシを六花が取り上げる。
「しゃーねーなぁ。じゃあ餃子にするわ」
「何故餃子!?」
餃子が難易度の高い料理はどうかは作者には分からないが、間違いなく調理実習で作るものではないだろう。そして料理初心者が作るものでもない。
「うるせえ!私は決めたんだ!黙って私の料理を食えぇ!」
こうしていろはと波瑠の料理は始まった。
「む、キャベツを切る。肉を切る。次は、何を切る?」
「箱の後ろにやり方が書いてありますから、それを参考にして下さい」
「む」
六花のアドバイスもありながらも、波瑠は慣れないながらも着々と回鍋肉の準備を進めていく。
「うおおおおおお!肉を混ぜろ!肉を混ぜろぉぉ!」
その背後でいろはが餃子の種を作る。
「大丈夫ですかね?」
「む、まあ食べられないものにはならないんじゃない?」
いろはたっての希望で二人はいろはの餃子が完成するまでいろはの方を見ないと約束した。理由は、「その方が楽しいからだぜ!」
Sorekara do sitano
「む、完成した」
「私もだぜ、へっへっへ。見るがいい!これが私の餃子だ!」
二人の完成した料理がテーブルに並ぶ。形が均一化されていない回鍋肉と同じく歪な形をした餃子。これが凄く歪な形ならまだネタになったのだが。
「うーん。少し形が崩れていますが、まあ最初ならこんなものでは?寧ろ初めてにしてはよく出来た方です」
「む!侵害!メシまずのろーには言われたくない!」
「そうだそうだ!でもちゃんと個性があってネタになるろっちゃんが羨ましいぜ私は!」
その料理達は初心者が作ったものとしては至って普通の料理だった。この料理に至っては何の面白さもなかった。そして何の面白味もない事はいろはにとっては致命打となり得る。
「食え!超絶上手いか超絶不味い!」
「む」
「はい」
必死に自分の面白さを求めるいろはが少し惨めに感じて、二人は餃子を箸で摘み口に運ぶ。
「む、むんむん。普通」
「はい。とても美味しい事はないですが、全然食べられます」
「ばかやろぉぉぉぉぉぉぉ!!」
二人の感想の後、いろはは地面に跪いた。
「うむ、最高に美味い。流石いろはいい俺の良妻肉⚪︎器になるぜ」
「きゃぁぁぁぁ!!!?いつの間にここにぃぃ!?」
三人が瞬きをした刹那。最高の変態こと星本能寺がいろはの餃子を口にして、最低な事を口にした。
「いいタイミングで来たぜドヘンタイ!!!このクソドヘンタイが!!!しっねぇぇぇぇぇ!!!」
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