私の居場所を見つけてください。

葉方萌生

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第二章 不穏なカルテ

□母の日記Ⅱ

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<1999年10月15日>

今日、初めて病院で診てもらった。
本当は別の病院に行こうとしていたのだけれど……訳あって清葉病院で診てもらうことになった。
ちょうど六週を迎えた日。無事に心拍まで確認できてほっとした。でも初期のこの時期は流産する確率が高いから気をつけないと。
夫に話すととても喜んでくれた。私のお腹を撫でて、「良かったな」と抱きしめてくれる。それがとても嬉しくもあり、胸に確かな罪悪感が芽生えた。
大丈夫よ……うん、だってこの子は間違いなく、私と彼の子ども・・・・・・・なんだから。これからは絶対に、この子と夫を幸せにするために生きるって誓った。夫にはたくさん協力してもらったし、この子が来てくれるまで精神的に大変なことも多かった。今からは夫婦二人で頑張ってこの子を育てていこう。

過去の過ちは完全に清算できるわけじゃない。
でも、過去の後悔を変えられるとすれば今から未来の私が納得のいく行動をとるしかないのだ。

ひとまずこの子が来てくれて私も夫も幸せだ。
産まれるまでどうか健康でいられますように。
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