13 / 36
13 ど近眼薬師は過保護を脱却したい
しおりを挟む
森を騒がした(騒いでいたのは主にアリアだけだが)コハクの家出騒動を終え、コハクが森に戻ってきて無事にアリアと仲直りしてからの事……。
アリアは恥ずかしさと後悔などの様々な念により身悶えしていた。
情けなくもショックにより発熱で倒れた後、いつの間にか戻ってきてくれたコハクに看病されてやっと回復した私は師匠であるライラにこってり叱られて、コハクへの態度を反省した。いつまでも赤ちゃん扱いは逆にコハクに失礼だと思い知らされた私は態度を改めると約束し、実年齢は別として思春期の男の子にする態度ではなかったと猛省したのだ。
これからは布団にもぐりこんだり風呂場に突入はしないと誓うとやっとコハクが許してくれて、いつも通りの関係になれた事に胸を撫でおろした。
それにしても。まさか、そんなにコハクを怒らしていたなんて……私ってなんて馬鹿なの!と本当に後悔した。思春期を侮っていたわ。思春期の男の子が異性との触れ合いにここまで神経質になるものだなんて思わなかったのだ。私なんて親戚のおばちゃんくらいの存在だし大丈夫だろうとたかをくくっていた。
まさかーーーー母親以外の異性を全拒否するほどだなんて……。
コハクってばマザコンだったのね。
何かの書物で子供とは成長過程で家族以外の異性を拒否する時期があるとは書いてあったけれど、拒否されたということは私は家族として認められていないということなのだ。その事実がズーンと重くのしかかるが、絶交から仲直りしてもらえただけでありがたいと思わなければならない。
ただ、家族とまでいかなくても……親戚とか、近所の親しいおねえさんとか……もう少しくらい親近感持ってくれててもいいのに!と、私との触れ合いを拒否するコハクを逆怨みもした。
それからというもの……たまに水遊びには誘うがお手製の水遊び着を身に付けることもやめたし、せいぜい裾を捲って足をさらすくらいにしている。これくらいならコハクは苦笑いはするが特に何も言わなかった。許してくれたんだと思ったら嬉しくてちょっぴりはしゃいでしまったのはナイショである。だってコハクは昔、私の顔の刺激の強さで熱を出したこともあるのだ。あのまま嫌われていてもおかしくない状況で色々と譲歩してくれたのはありがたすぎる。だが、それでもいつかちゃんと家族として認識されたいと願うばかりであった。
***
別の話として、コハクからしたら水遊びすらも(アリアの生足)やや刺激が強いのだが、これ以上言うとそれこそ本当の理由を話さなければならなくなってしまう可能性が出てくるのでコハクは口が裂けても言えなかった。
この辺はコハクの心情を察して欲しいが、さすがに「アリア様のことを性的対象に見てます」なんて口が裂けたとしても言えるわけがない。という事だろうか。そんなことを言おうものならアリアがどんな反応をするかを考えるだけでコハクは身震いするくらい恐ろしかったからだ。……もし「コハクったら不潔よ!」とか「そんな風に見てたなんて……もう嫌い!」なんて言われたら……。よし、地中に埋まろう。そして永遠に冬眠しよう。と結論を出すコハクはいたって真剣だ。その前に実の母の手によって葬られる可能性もあるが。だからこそコハクは何も言わなかったのだが、それにアリアが気づくはずもない。
それに……なんだかんだ言ってもコハクの体と精神は立派な思春期の少年である。たまにはそんなご褒美(生足チラ見え)があってもいいとも思っていた。まぁ、それ以上の刺激は強すぎるのでなにかと危険なのだが……。(赤面)
魔力に目覚めた時は爆発的な力を見せたコハクだがそれ以降は特別な才能の開花もなく、それまで増加ばかりしていて魔力も安定したのか急激な成長も徐々に落ち着きを見せ、いまでは13歳くらいで止まっている。“森の魔女”がこれなら今後は通常の子供と同じように成長していくだろうと告げると、あからさまにガッカリした様子のコハクにアリアは不思議そうに首を傾げていた。
特別な才能の開花については個人差があるというが、もしかして期待していたのかな。と思うと慰めたくはなるが、こればかりは個人差があるので致し方ないものだ。と、ガックリと肩を落としていたコハクを見守るしかなかった。
しかし、コハクの悩みは別のところにある。
アリアはこの時18歳。実年齢はさておき、見た目年齢が5歳差というのはコハクにとって残念でしかなかった。本音を言えばもう少し成長したかったと顔に書いてあるがアリアには伝わらない。
「良かったわね、コハク。これで急に大きくなって服が破けたりしなくて済むわよ!それにあんまり成長し過ぎてコハクが朝になって急にお爺さんになってたら困るもの」
確かに成長を通りすぎて老化は困る。と、コハクは無理矢理自分を納得させるしかなかった。
結局アリアがコハクの事を男性として意識するはずもなく、“年の離れた思春期の弟”くらいの感覚なのだろう。反抗期と思春期がいっぺんにきた弟とは、異性との触れ合いを恥ずかしがるお年頃なのだ……と、すっかりものわかりのよい姉気分に浸っているアリアにはその弟の複雑な心理などわかるはずもなかった。
「一応コハクの魔力も目覚めたし、これからどんな秘めた才能があるのかが楽しみね」
この世界では“魔力持ち”とは秘めた才能を持っていると言われている。それは一般的な人間には到底出来ない事。と言う意味なのだが、それは“森の魔女”やアリアがやっているように、薬を調合するときに自分の魔力を混ぜ合わせることにより飛躍的な効果を出す。などである。魔力には目覚めたものの、その才能の開花には未だ至らないコハクをアリアは見守ろうと誓っていた。いつ何時どんなきっかけで目覚めるかなんて、誰にもわからないのだから。と。
各“魔力持ち”の魔力の質やその量によって秘められた才能とは様々だと言われている。なにせその“魔力持ち”自体が希少な存在なので研究はあまり進まないまま何百年と過ぎている結果、“魔力持ち”イコール王家に保護と言う名の献上される存在だと言われているが……そんなことなど知ったこっちゃない“魔力持ち”が多数この森にいることなど国王は知らないだろう。(王妃が魔力持ちだと言うことも気づいていないみたいだし)
残念な国王とコハクの複雑な心情はさておき、それからしばらくは平穏な時間が過ぎてきた。
***
だが、そんなある日。
「師匠?!」
“森の魔女”ことライラが、ぎっくり腰で倒れたのだ。
「うぅ……今日は街には行こうと思ってたんだけとねぇ……」
いくら自給自足が基本の“森の魔女”とはいえ、森の中ではどうしても手に入らない品物だって出てくる。
今までそうゆう物は、師匠自身が時折だが森から出て街へ買い物へ行ってきたのだ。ちなみにお金はどうしてたかというと、街へ出た時に手持ちの薬を売って手に入れていた。街には師匠が“森の魔女”だとは知られていないが、“時々やってくる薬師のおばあさん”としてはそれなりに有名らしい。だからなのか、師匠の持っていく軟膏は安いのによく効くからと重宝されていた。
そして、まさかのぎっくり腰で苦しむ師匠の姿にアリアは決意する。
「私が買い物に行きます!」
もちろん慌てた。主にコハクとシロが。
「アリア様が街へ行って買い物だなんて危険過ぎます!」
「ピィ!」
断固反対する従者と専属聖霊の姿に、アリアは思わずカチンときてしまった。確かに自分は世間に疎いかもしれないが買い物すらマトモに出来ないと思われているとなると反論せざる負えない。私だって、もう大人なんだからね!
「師匠印の軟膏を売って、そのお金で必要な物を買うぐらい出来ます!!」
なぜかかたくなに譲らないアリアに、コハクとシロも渋々納得する。過保護が過ぎると言われても、コハクとシロのアリアに対する過保護が留まることはないだろう。
そして、コハクが付き添うのを条件にアリアが街へ行くのを許可されるが……久々の街でまたもや騒動が起きるなど思いもしなかったのだ。
「ァ、アリアーティア?!本当にアリアーティアなのか!」
「へ?」
まさか、一番会いたくない人物に出会う事になるなんて思いもしなかった。
なんで王子が下町なんかにいるのよ~っ?!
アリアは恥ずかしさと後悔などの様々な念により身悶えしていた。
情けなくもショックにより発熱で倒れた後、いつの間にか戻ってきてくれたコハクに看病されてやっと回復した私は師匠であるライラにこってり叱られて、コハクへの態度を反省した。いつまでも赤ちゃん扱いは逆にコハクに失礼だと思い知らされた私は態度を改めると約束し、実年齢は別として思春期の男の子にする態度ではなかったと猛省したのだ。
これからは布団にもぐりこんだり風呂場に突入はしないと誓うとやっとコハクが許してくれて、いつも通りの関係になれた事に胸を撫でおろした。
それにしても。まさか、そんなにコハクを怒らしていたなんて……私ってなんて馬鹿なの!と本当に後悔した。思春期を侮っていたわ。思春期の男の子が異性との触れ合いにここまで神経質になるものだなんて思わなかったのだ。私なんて親戚のおばちゃんくらいの存在だし大丈夫だろうとたかをくくっていた。
まさかーーーー母親以外の異性を全拒否するほどだなんて……。
コハクってばマザコンだったのね。
何かの書物で子供とは成長過程で家族以外の異性を拒否する時期があるとは書いてあったけれど、拒否されたということは私は家族として認められていないということなのだ。その事実がズーンと重くのしかかるが、絶交から仲直りしてもらえただけでありがたいと思わなければならない。
ただ、家族とまでいかなくても……親戚とか、近所の親しいおねえさんとか……もう少しくらい親近感持ってくれててもいいのに!と、私との触れ合いを拒否するコハクを逆怨みもした。
それからというもの……たまに水遊びには誘うがお手製の水遊び着を身に付けることもやめたし、せいぜい裾を捲って足をさらすくらいにしている。これくらいならコハクは苦笑いはするが特に何も言わなかった。許してくれたんだと思ったら嬉しくてちょっぴりはしゃいでしまったのはナイショである。だってコハクは昔、私の顔の刺激の強さで熱を出したこともあるのだ。あのまま嫌われていてもおかしくない状況で色々と譲歩してくれたのはありがたすぎる。だが、それでもいつかちゃんと家族として認識されたいと願うばかりであった。
***
別の話として、コハクからしたら水遊びすらも(アリアの生足)やや刺激が強いのだが、これ以上言うとそれこそ本当の理由を話さなければならなくなってしまう可能性が出てくるのでコハクは口が裂けても言えなかった。
この辺はコハクの心情を察して欲しいが、さすがに「アリア様のことを性的対象に見てます」なんて口が裂けたとしても言えるわけがない。という事だろうか。そんなことを言おうものならアリアがどんな反応をするかを考えるだけでコハクは身震いするくらい恐ろしかったからだ。……もし「コハクったら不潔よ!」とか「そんな風に見てたなんて……もう嫌い!」なんて言われたら……。よし、地中に埋まろう。そして永遠に冬眠しよう。と結論を出すコハクはいたって真剣だ。その前に実の母の手によって葬られる可能性もあるが。だからこそコハクは何も言わなかったのだが、それにアリアが気づくはずもない。
それに……なんだかんだ言ってもコハクの体と精神は立派な思春期の少年である。たまにはそんなご褒美(生足チラ見え)があってもいいとも思っていた。まぁ、それ以上の刺激は強すぎるのでなにかと危険なのだが……。(赤面)
魔力に目覚めた時は爆発的な力を見せたコハクだがそれ以降は特別な才能の開花もなく、それまで増加ばかりしていて魔力も安定したのか急激な成長も徐々に落ち着きを見せ、いまでは13歳くらいで止まっている。“森の魔女”がこれなら今後は通常の子供と同じように成長していくだろうと告げると、あからさまにガッカリした様子のコハクにアリアは不思議そうに首を傾げていた。
特別な才能の開花については個人差があるというが、もしかして期待していたのかな。と思うと慰めたくはなるが、こればかりは個人差があるので致し方ないものだ。と、ガックリと肩を落としていたコハクを見守るしかなかった。
しかし、コハクの悩みは別のところにある。
アリアはこの時18歳。実年齢はさておき、見た目年齢が5歳差というのはコハクにとって残念でしかなかった。本音を言えばもう少し成長したかったと顔に書いてあるがアリアには伝わらない。
「良かったわね、コハク。これで急に大きくなって服が破けたりしなくて済むわよ!それにあんまり成長し過ぎてコハクが朝になって急にお爺さんになってたら困るもの」
確かに成長を通りすぎて老化は困る。と、コハクは無理矢理自分を納得させるしかなかった。
結局アリアがコハクの事を男性として意識するはずもなく、“年の離れた思春期の弟”くらいの感覚なのだろう。反抗期と思春期がいっぺんにきた弟とは、異性との触れ合いを恥ずかしがるお年頃なのだ……と、すっかりものわかりのよい姉気分に浸っているアリアにはその弟の複雑な心理などわかるはずもなかった。
「一応コハクの魔力も目覚めたし、これからどんな秘めた才能があるのかが楽しみね」
この世界では“魔力持ち”とは秘めた才能を持っていると言われている。それは一般的な人間には到底出来ない事。と言う意味なのだが、それは“森の魔女”やアリアがやっているように、薬を調合するときに自分の魔力を混ぜ合わせることにより飛躍的な効果を出す。などである。魔力には目覚めたものの、その才能の開花には未だ至らないコハクをアリアは見守ろうと誓っていた。いつ何時どんなきっかけで目覚めるかなんて、誰にもわからないのだから。と。
各“魔力持ち”の魔力の質やその量によって秘められた才能とは様々だと言われている。なにせその“魔力持ち”自体が希少な存在なので研究はあまり進まないまま何百年と過ぎている結果、“魔力持ち”イコール王家に保護と言う名の献上される存在だと言われているが……そんなことなど知ったこっちゃない“魔力持ち”が多数この森にいることなど国王は知らないだろう。(王妃が魔力持ちだと言うことも気づいていないみたいだし)
残念な国王とコハクの複雑な心情はさておき、それからしばらくは平穏な時間が過ぎてきた。
***
だが、そんなある日。
「師匠?!」
“森の魔女”ことライラが、ぎっくり腰で倒れたのだ。
「うぅ……今日は街には行こうと思ってたんだけとねぇ……」
いくら自給自足が基本の“森の魔女”とはいえ、森の中ではどうしても手に入らない品物だって出てくる。
今までそうゆう物は、師匠自身が時折だが森から出て街へ買い物へ行ってきたのだ。ちなみにお金はどうしてたかというと、街へ出た時に手持ちの薬を売って手に入れていた。街には師匠が“森の魔女”だとは知られていないが、“時々やってくる薬師のおばあさん”としてはそれなりに有名らしい。だからなのか、師匠の持っていく軟膏は安いのによく効くからと重宝されていた。
そして、まさかのぎっくり腰で苦しむ師匠の姿にアリアは決意する。
「私が買い物に行きます!」
もちろん慌てた。主にコハクとシロが。
「アリア様が街へ行って買い物だなんて危険過ぎます!」
「ピィ!」
断固反対する従者と専属聖霊の姿に、アリアは思わずカチンときてしまった。確かに自分は世間に疎いかもしれないが買い物すらマトモに出来ないと思われているとなると反論せざる負えない。私だって、もう大人なんだからね!
「師匠印の軟膏を売って、そのお金で必要な物を買うぐらい出来ます!!」
なぜかかたくなに譲らないアリアに、コハクとシロも渋々納得する。過保護が過ぎると言われても、コハクとシロのアリアに対する過保護が留まることはないだろう。
そして、コハクが付き添うのを条件にアリアが街へ行くのを許可されるが……久々の街でまたもや騒動が起きるなど思いもしなかったのだ。
「ァ、アリアーティア?!本当にアリアーティアなのか!」
「へ?」
まさか、一番会いたくない人物に出会う事になるなんて思いもしなかった。
なんで王子が下町なんかにいるのよ~っ?!
35
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢発溺愛幼女着
みおな
ファンタジー
「違います!わたくしは、フローラさんをいじめてなどいません!」
わたくしの声がホールに響いたけれど、誰もわたくしに手を差し伸べて下さることはなかった。
響いたのは、婚約者である王太子殿下の冷たい声。
わたくしに差し伸べられたのは、騎士団長のご子息がわたくしを強く床に押し付ける腕。
冷ややかな周囲のご令嬢ご令息の冷笑。
どうして。
誰もわたくしを信じてくれないまま、わたくしは冷たい牢の中で命を落とした。
もう何も奪わせない。私が悪役令嬢になったとしても。
パリパリかぷちーの
恋愛
侯爵令嬢エレノアは、長年の婚約者であった第一王子エドワードから、公衆の面前で突然婚約破棄を言い渡される。エドワードが選んだのは、エレノアが妹のように可愛がっていた隣国の王女リリアンだった。
全てを失い絶望したエレノアは、この婚約破棄によって実家であるヴァルガス侯爵家までもが王家から冷遇され、窮地に立たされたことを知る。
悪役令嬢に転生したので地味令嬢に変装したら、婚約者が離れてくれないのですが。
槙村まき
恋愛
スマホ向け乙女ゲーム『時戻りの少女~ささやかな日々をあなたと共に~』の悪役令嬢、リシェリア・オゼリエに転生した主人公は、処刑される未来を変えるために地味に地味で地味な令嬢に変装して生きていくことを決意した。
それなのに学園に入学しても婚約者である王太子ルーカスは付きまとってくるし、ゲームのヒロインからはなぜか「私の代わりにヒロインになって!」とお願いされるし……。
挙句の果てには、ある日隠れていた図書室で、ルーカスに唇を奪われてしまう。
そんな感じで悪役令嬢がヤンデレ気味な王子から逃げようとしながらも、ヒロインと共に攻略対象者たちを助ける? 話になるはず……!
第二章以降は、11時と23時に更新予定です。
他サイトにも掲載しています。
よろしくお願いします。
25.4.25 HOTランキング(女性向け)四位、ありがとうございます!
誰からも愛されない悪役令嬢に転生したので、自由気ままに生きていきたいと思います。
木山楽斗
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢であるエルファリナに転生した私は、彼女のその境遇に対して深い悲しみを覚えていた。
彼女は、家族からも婚約者からも愛されていない。それどころか、その存在を疎まれているのだ。
こんな環境なら歪んでも仕方ない。そう思う程に、彼女の境遇は悲惨だったのである。
だが、彼女のように歪んでしまえば、ゲームと同じように罪を暴かれて牢屋に行くだけだ。
そのため、私は心を強く持つしかなかった。悲惨な結末を迎えないためにも、どんなに不当な扱いをされても、耐え抜くしかなかったのである。
そんな私に、解放される日がやって来た。
それは、ゲームの始まりである魔法学園入学の日だ。
全寮制の学園には、歪な家族は存在しない。
私は、自由を得たのである。
その自由を謳歌しながら、私は思っていた。
悲惨な境遇から必ず抜け出し、自由気ままに生きるのだと。
悪役令嬢がヒロインからのハラスメントにビンタをぶちかますまで。
倉桐ぱきぽ
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生した私は、ざまぁ回避のため、まじめに生きていた。
でも、ヒロイン(転生者)がひどい!
彼女の嘘を信じた推しから嫌われるし。無実の罪を着せられるし。そのうえ「ちゃんと悪役やりなさい」⁉
シナリオ通りに進めたいヒロインからのハラスメントは、もう、うんざり!
私は私の望むままに生きます!!
本編+番外編3作で、40000文字くらいです。
⚠途中、視点が変わります。サブタイトルをご覧下さい。
婚約破棄で、おひとり様になれるはずだったのに!?
パリパリかぷちーの
恋愛
主人公ルシアン・ヴァイオレットは、「悪役令嬢」として振る舞う孤独愛好家の公爵令嬢。念願だった第一王子アランとの婚約破棄を言い渡されると、内心では歓喜し、大都会の喧騒から逃れて森の奥の廃墟同然の別荘へと引きこもる。ルシアンの目的は、誰にも邪魔されない至高の静寂ライフを満喫することだった。
しかし、彼女の理想郷にはすでに先客がいた。それは、無口で無愛想だがハイスペックな謎の男、キース。実は彼は、王国の裏社会を統べる『影の英雄』と呼ばれる辺境伯であり、ルシアンの孤高の姿に心奪われた重度の隠れファンだった。
ヒロインだと言われましたが、人違いです!
みおな
恋愛
目が覚めたら、そこは乙女ゲームの世界でした。
って、ベタすぎなので勘弁してください。
しかも悪役令嬢にざまあされる運命のヒロインとかって、冗談じゃありません。
私はヒロインでも悪役令嬢でもありません。ですから、関わらないで下さい。
断罪中、味方が多すぎて王子が孤立している件について
夏乃みのり
恋愛
バーンスタイン伯爵家の令嬢ラミリアは、魔力も剣の才能もない「ごく普通」の地味な女性。
ある日のパーティーで、婚約者であるジェラルド第二王子から「地味で無能で嫉妬深い」と罵られ、身に覚えのない罪で婚約破棄を突きつけられてしまう。
しかし、断罪劇は予想外の展開へ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる