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第七章
偶然の再会 SIDE 仁①
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ドバイに建設のプロジェクトが、完成オープンするまでは、こちらを拠点にするつもりでいた。城之内の仕事はここだけではないが、ドバイから各国に飛ぶ生活である程度落ち着いたからだ。
日本にいる真琴の事は気になるが、まだ接触さえ出来ていない。しかも、今の俺の状態じゃどうする事も出来ない。ただ花田部長、いや城之内不動産の花田社長からは、時々真琴の様子を聞いている。
控えめな性格だがしっかりとした芯のある真琴。仕事は真面目で、控えめなだけでなく自分の意見や提案もあるという。
城之内不動産の受付には、彼女の提案で彼女自身が花を生けて飾っているらしい。彼女の人柄を表すような素晴らしい仕上がりだと、花田社長から自分の事のように、自慢している話を聞いた。
聞いただけで満足出来なかった俺は、日本に用事があって一時帰国した際、用もないのに城之内不動産に寄ったのは言うまでもない。
みんなが退社した後の時間を狙い、春樹を連れて城之内不動産に行ったのだが、受付だけ見て帰るつもりが……。
「専務、飛行機の時間まであまり時間がないですよ」
春樹に小言を言われながら、エレベーターで20階を目指していた。
「わかってる。一目見れたらいいんだ」
そんな会話をしながら到着した城之内不動産が入るフロア。扉が開くと目の前にはエレベーターを待っていた花田社長。
「「…」」お互い無言で見つめ合う。
「プッアハハハハッ」
俺がここに来た理由が直ぐにわかった花田社長が笑いだした。
「専務、取りあえずエレベーターを降りて下さい」
扉を開けていた春樹に言われた。
「花田社長、ご無沙汰しております」
一緒に降りた春樹が先に挨拶をする。
「ああ。田沼くんお久しぶりだね。相変わらず忙しそうで」
「お陰様で。ショッピングモールも順調でなによりです」
「ああ。いつも助かってる。で?見に来たんでしょう?」
花田社長は俺を見てから後ろを振り返る。
「あ、ああ」
他にここに寄る理由がないから、素直に答えるしかない。
日本にいる真琴の事は気になるが、まだ接触さえ出来ていない。しかも、今の俺の状態じゃどうする事も出来ない。ただ花田部長、いや城之内不動産の花田社長からは、時々真琴の様子を聞いている。
控えめな性格だがしっかりとした芯のある真琴。仕事は真面目で、控えめなだけでなく自分の意見や提案もあるという。
城之内不動産の受付には、彼女の提案で彼女自身が花を生けて飾っているらしい。彼女の人柄を表すような素晴らしい仕上がりだと、花田社長から自分の事のように、自慢している話を聞いた。
聞いただけで満足出来なかった俺は、日本に用事があって一時帰国した際、用もないのに城之内不動産に寄ったのは言うまでもない。
みんなが退社した後の時間を狙い、春樹を連れて城之内不動産に行ったのだが、受付だけ見て帰るつもりが……。
「専務、飛行機の時間まであまり時間がないですよ」
春樹に小言を言われながら、エレベーターで20階を目指していた。
「わかってる。一目見れたらいいんだ」
そんな会話をしながら到着した城之内不動産が入るフロア。扉が開くと目の前にはエレベーターを待っていた花田社長。
「「…」」お互い無言で見つめ合う。
「プッアハハハハッ」
俺がここに来た理由が直ぐにわかった花田社長が笑いだした。
「専務、取りあえずエレベーターを降りて下さい」
扉を開けていた春樹に言われた。
「花田社長、ご無沙汰しております」
一緒に降りた春樹が先に挨拶をする。
「ああ。田沼くんお久しぶりだね。相変わらず忙しそうで」
「お陰様で。ショッピングモールも順調でなによりです」
「ああ。いつも助かってる。で?見に来たんでしょう?」
花田社長は俺を見てから後ろを振り返る。
「あ、ああ」
他にここに寄る理由がないから、素直に答えるしかない。
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