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第六章・僕のいる場所
39・兄と弟
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僕が本当はアノー伯爵家の嫡男なんだと知っているのは、この場で坊ちゃまとラウル殿下だけだ。だからここにいる殆どの人達は、一体何を言っているのだろう?と呆気にとられている。
「お兄さんなの?イーライ様の兄上が…エリオットだって!?」
トムさんは驚き過ぎて心の声が表へと出てしまっている。そりゃそうだ…誰だってそう思うよね?公爵家の従者をしている僕が、伯爵家の令息の兄だなんて…
「そうなんです…ちょっと訳あって、僕はコイツの兄なんだ。」
そう言ってから改めてイーライを見上げた。僕よりも背がずっと高く体格も良いイーライ。どちらかというとこっちが兄だと言った方が、しっくりくるだろう。久しぶりに僕と目を合わせたイーライは凄くオドオドとしている。子供の頃はコイツの乱暴さに恐怖を感じていたが、今となってはそれも幼い故の行動だったのだと理解できる。そして先程のイーライの行動を思い出して、苦笑いしながら変わってないな…と呟いた。
「イーライ、皆さんに謝りなさい。お前の今日一日の失礼な言動と行動を謝るんだ!」
僕は毅然とした態度で弟を叱った。こうなった以上、そのくらいしなければアノー家は取り潰しになる。コイツはきっとそんなことは夢にも思ってないだろうが…。かといって素直に謝るかどうかは分からないが、僕はそれに賭けてみた…
「す、すみません!申し訳…ありませんでした」
イーライは意外なほど素直に謝った。心の中ではマズい…と分かっていたのかも知れない。ただ、あとに引けなくなってあんな事をやってしまったのだろう。こうして謝ったけど、もう一押し必要だろうと思った僕は…
「皆さん、本当にすみませんでした!本人もこうやって反省しているようですので、今回限りは赦してやっていただけませんか?」
僕はそう言って、この場に居る全ての人へと深々と頭を下げた。それに対して皆は、少し戸惑っている様子だったが、最後には分かってくればいいのだと態度を軟化してくれた。僕はホッとして息をつく。
──ポン、ポン。
僕の肩に優しく触れるその仕草は…振り向くと坊ちゃまが、ご苦労さまとでもいうように優しい笑顔で立っていた。
「ではエリオット、控え室に行こうか?」
坊ちゃまからそう言われて、微笑みながらコクリと頷く。それからもう一度だけ…とイーライの方へと向き直し、怪我をした肩とは反対の肩に手をやる。そして…
「イーライ、お前はかつての父さんのように騎士になるのだろう?それならしっかりやりなさい!」
これが兄として伝える最後の言葉だ…。それに対してイーライは、ポロッと一筋の涙をこぼす。
その涙の意味は、悔し涙なのかそれとも違うのか…それはイーライにしか分からない。
それからイーライの隣に居るガイ様に「弟をよろしくお願いします」と再度頭を下げた。
ガイ様は、以前自分が助けた男がまさかイーライの兄だったなんて!と驚いていたようだが、笑顔で「分かりました」と頷いてくれた。それならもう何も言うことはないと、クルリと踵を返して僕を待つ坊ちゃまの方へと駆け出した。
そして控え室に入ろうとすると、僕を呼び止める声が…
お次は誰なの?と振り返ると、眉をハの字にし、泣きそうになっているトムさんが…えっ?
見ると、そこに居る殆どの人が同じような表情をしている。なんとアンディまでもが!うーん…これはもしかして?
──これ、誤解してるね?
どうも皆は僕がアノー伯爵の隠し子なんだと思っている様子で…ホントは逆なんだけどな?
隠し子として散々苦労した挙句、正妻の子のイーライを諌めなければならなかった僕を、不憫だと思っているようだ。だから皆は、これ以上は可哀想で聞いてはいけない!と気を使っている感じで「さあ、控え室に入ろう!」と優しく手招きしてくれている。
僕はそれに笑顔で「はい」と返事をして、もう誤解されたままでいいかな?なんて思っていた。
僕は坊ちゃまと離れる気はないし、唯一僕を待っていてくれた執事のジョナサンだってもう伯爵家にはいないしね!
とりあえずはアノー家を救えて良かったと、笑顔で坊ちゃまの側へと駆け寄った。
その時後ろから、「兄上…」というイーライの声が聞こえた気がしたけど、もう僕は振り返らなかった。
「坊ちゃま!て、手首が腫れてるぅ~ど、どうしたら…」
そのことに衝撃を受けて、ガクッと項垂れる僕。
「落ち着けエリオット、大丈夫だ。見た目ほど痛くはないよ」
そうは言うものの、真っ赤に腫れ上がる坊ちゃまの手首を見ながらオロオロしてしまう。もの凄く痛そうだ…
それからそっとその手首を両手で包み込み、ふーふーと息をふきかけながら「痛いの痛いの飛んでいけ~」と、おまじないする…効いたかな?
あれっ?坊ちゃまが顔を隠して、フルフルと震えているけど…子供っぽくてイヤだったかな?おまけに遠くでラウル殿下が、机に突っ伏してブツブツ言ってるけど何だろう?
皆さんやっぱり疲れてるんだろうねぇ~と結論づけて、早く帰らないと!と支度を急いでいると、意外な人物から声を掛けられる。
「君はエリオット…だったかな?弟さんと和解出来たようで良かったね」
直ぐ側で婚約者のアラン君と楽しげに話していたマクベス大公は、何故か僕に声を掛けてくる。どうもさっきのイーライとの一件を見ていたようだった。
「はい!お騒がせしまして申し訳ありませんでした」
緊張しながらそう答えたが、僕の心はまた違うところへと向いていた。だって、坊ちゃまが隣にいるんだ!マズいよね?
大公がこの後、坊ちゃまへと話を振ったらどうしよう…声を聞かれてしまうのだろうか…?
「お兄さんなの?イーライ様の兄上が…エリオットだって!?」
トムさんは驚き過ぎて心の声が表へと出てしまっている。そりゃそうだ…誰だってそう思うよね?公爵家の従者をしている僕が、伯爵家の令息の兄だなんて…
「そうなんです…ちょっと訳あって、僕はコイツの兄なんだ。」
そう言ってから改めてイーライを見上げた。僕よりも背がずっと高く体格も良いイーライ。どちらかというとこっちが兄だと言った方が、しっくりくるだろう。久しぶりに僕と目を合わせたイーライは凄くオドオドとしている。子供の頃はコイツの乱暴さに恐怖を感じていたが、今となってはそれも幼い故の行動だったのだと理解できる。そして先程のイーライの行動を思い出して、苦笑いしながら変わってないな…と呟いた。
「イーライ、皆さんに謝りなさい。お前の今日一日の失礼な言動と行動を謝るんだ!」
僕は毅然とした態度で弟を叱った。こうなった以上、そのくらいしなければアノー家は取り潰しになる。コイツはきっとそんなことは夢にも思ってないだろうが…。かといって素直に謝るかどうかは分からないが、僕はそれに賭けてみた…
「す、すみません!申し訳…ありませんでした」
イーライは意外なほど素直に謝った。心の中ではマズい…と分かっていたのかも知れない。ただ、あとに引けなくなってあんな事をやってしまったのだろう。こうして謝ったけど、もう一押し必要だろうと思った僕は…
「皆さん、本当にすみませんでした!本人もこうやって反省しているようですので、今回限りは赦してやっていただけませんか?」
僕はそう言って、この場に居る全ての人へと深々と頭を下げた。それに対して皆は、少し戸惑っている様子だったが、最後には分かってくればいいのだと態度を軟化してくれた。僕はホッとして息をつく。
──ポン、ポン。
僕の肩に優しく触れるその仕草は…振り向くと坊ちゃまが、ご苦労さまとでもいうように優しい笑顔で立っていた。
「ではエリオット、控え室に行こうか?」
坊ちゃまからそう言われて、微笑みながらコクリと頷く。それからもう一度だけ…とイーライの方へと向き直し、怪我をした肩とは反対の肩に手をやる。そして…
「イーライ、お前はかつての父さんのように騎士になるのだろう?それならしっかりやりなさい!」
これが兄として伝える最後の言葉だ…。それに対してイーライは、ポロッと一筋の涙をこぼす。
その涙の意味は、悔し涙なのかそれとも違うのか…それはイーライにしか分からない。
それからイーライの隣に居るガイ様に「弟をよろしくお願いします」と再度頭を下げた。
ガイ様は、以前自分が助けた男がまさかイーライの兄だったなんて!と驚いていたようだが、笑顔で「分かりました」と頷いてくれた。それならもう何も言うことはないと、クルリと踵を返して僕を待つ坊ちゃまの方へと駆け出した。
そして控え室に入ろうとすると、僕を呼び止める声が…
お次は誰なの?と振り返ると、眉をハの字にし、泣きそうになっているトムさんが…えっ?
見ると、そこに居る殆どの人が同じような表情をしている。なんとアンディまでもが!うーん…これはもしかして?
──これ、誤解してるね?
どうも皆は僕がアノー伯爵の隠し子なんだと思っている様子で…ホントは逆なんだけどな?
隠し子として散々苦労した挙句、正妻の子のイーライを諌めなければならなかった僕を、不憫だと思っているようだ。だから皆は、これ以上は可哀想で聞いてはいけない!と気を使っている感じで「さあ、控え室に入ろう!」と優しく手招きしてくれている。
僕はそれに笑顔で「はい」と返事をして、もう誤解されたままでいいかな?なんて思っていた。
僕は坊ちゃまと離れる気はないし、唯一僕を待っていてくれた執事のジョナサンだってもう伯爵家にはいないしね!
とりあえずはアノー家を救えて良かったと、笑顔で坊ちゃまの側へと駆け寄った。
その時後ろから、「兄上…」というイーライの声が聞こえた気がしたけど、もう僕は振り返らなかった。
「坊ちゃま!て、手首が腫れてるぅ~ど、どうしたら…」
そのことに衝撃を受けて、ガクッと項垂れる僕。
「落ち着けエリオット、大丈夫だ。見た目ほど痛くはないよ」
そうは言うものの、真っ赤に腫れ上がる坊ちゃまの手首を見ながらオロオロしてしまう。もの凄く痛そうだ…
それからそっとその手首を両手で包み込み、ふーふーと息をふきかけながら「痛いの痛いの飛んでいけ~」と、おまじないする…効いたかな?
あれっ?坊ちゃまが顔を隠して、フルフルと震えているけど…子供っぽくてイヤだったかな?おまけに遠くでラウル殿下が、机に突っ伏してブツブツ言ってるけど何だろう?
皆さんやっぱり疲れてるんだろうねぇ~と結論づけて、早く帰らないと!と支度を急いでいると、意外な人物から声を掛けられる。
「君はエリオット…だったかな?弟さんと和解出来たようで良かったね」
直ぐ側で婚約者のアラン君と楽しげに話していたマクベス大公は、何故か僕に声を掛けてくる。どうもさっきのイーライとの一件を見ていたようだった。
「はい!お騒がせしまして申し訳ありませんでした」
緊張しながらそう答えたが、僕の心はまた違うところへと向いていた。だって、坊ちゃまが隣にいるんだ!マズいよね?
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🌟第10回BL小説大賞にて奨励賞を頂戴しました。応援ありがとうございました。
🌟本作は旧Twitterの「フォロワーをイメージして同人誌のタイトルつける」タグで貴宮あすかさんがくださったタイトル『凍てついた薔薇は恋に溶かされる』から思いついて書いた物語です。ありがとうございました。
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