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野中の告白
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「ご搭乗の皆様。本日も日本ウイング航空をご利用頂き誠にありがとうございます。機長の野中でございます。当機は現在順調に飛行を続けており、羽田空港には定刻の18時に到着予定でございます。着陸の際には、美しい東京の夕暮れをご覧頂けると思います」
この便には彩乃が乗っている。
今、このアナウンスを聞いてくれていると思うと、何を話そうかと野中は少し考え込む。
「私達は仕事柄、日々空を飛んでおりますが、1つとして同じフライトはございません。本日ご搭乗の皆様におかれましても、このフライトが思い出深いものとなりますよう、心より願っております。皆様を安全に羽田空港までお送り致しますので、この先もどうぞごゆっくり空の旅をお楽しみください」
アナウンスを終えると、隣の副操縦士が、へえーと呟く。
「なんだ?」
「いえ、なんだかいつもの野中さんと違うなと思って。今日のPAはお笑いゼロなんですね?」
「何を言う。俺はいつだって真面目100%だぞ」
「あはは!それはないですよ」
確かに今日の自分はいつもとは違う。
あれから何度も彩乃とメールをやり取りするようになり、予定を聞いたところ、今日の自分の便に乗ることが分かった。
せっかくだからと、このあとディナーに誘ってある。
そこでロンドンのお土産を渡して、想いを伝えられたら…。
気持ちがはやるが、今は操縦に集中しなければ。
野中は気を引きしめて、前を見据えた。
◇
「野中さん!」
空港ターミナルに隣接したホテルのロビーに入ると、中央のソファに座っていた彩乃が立ち上がった。
「彩乃さん、お待たせ致しました」
「いいえ。フライトでお疲れのところ、すみません」
「こちらこそ、出張のあとにおつき合い頂き恐縮です」
「とんでもない。また野中さんに会えるのを楽しみにしておりました」
にっこり微笑む彩乃に、野中は早くも胸がドキドキした。
淡いブルーの涼しげなワンピースが、清楚な雰囲気の彩乃によく似合っている。
野中は彩乃を、予約したレストランへと案内した。
「では、再会を祝して」
「ふふ、そうですね。乾杯」
二人で窓からの夜景を眺めながら、ディナーを楽しむ。
「野中さん。今日の機内アナウンスも素敵でした」
「え?いや、お恥ずかしい。コーパイには、今日はお笑いゼロなのかと突っ込まれました」
「まあ、ふふふ。いつものクスッと笑えるお話も好きですけど、今日のお話はとてもロマンチックでした。私も窓から東京の夕暮れを眺めて、思い出深いフライトになりました。野中さんは、このきれいな夜景も見慣れていらっしゃるのでしょうけど」
「いえ、何度見ても飽きません。それにこうやってあなたと一緒に眺める夜景は、私にとっては新鮮で特別です」
すると彩乃は、少し照れたようにうつむいた。
「すみません、私、こういう会話に慣れていなくて…。野中さんはたくさんの女性から告白されるのでしょうね。パイロットの制服姿も、とてもかっこいいですもの」
「いえ!とんでもない。誰からも、まったく声をかけられませんよ」
「本当に?信じられません」
「本当ですよ。職場の仲間に聞いて頂ければ分かります。いつもふざけてばかりで、彼女なんてもう何年もいなくて」
ええ?!と彩乃は、驚いて目を見開く。
「パイロットの方でもそうなんですか?」
「うっ、彩乃さん。じわっと心が痛みます」
「あ!ごめんなさい。そういう意味ではなくて」
慌てて彩乃は否定し、少し考えてから口を開く。
「実は私、野中さんのことをどう思えばいいのか、分からなかったんです」
え?と野中は首をかしげる。
「スマートに指輪を返してくださった時、とても素敵な方だなって思いました。メールを頂いた時もとても嬉しくて。お返事が来た時には更に嬉しくて、だんだん野中さんとのやり取りが楽しみになってきたんです」
野中は胸がキュッとなるのを感じた。
「でも野中さんはパイロットですもの。モテるに決まってます。女性にメールを送るのも、野中さんにとってはどうってことないのでしょう?だから私、単なる知り合いのように振る舞うしかないのかなって思っていました」
「え、あの、彩乃さん。私はそんなつもりはなく…」
今度は彩乃が、え?と首をかしげた。
野中はうつむいてゆっくり話し出す。
「彩乃さんに最初にメールする時も、送ってもいいものかどうか、散々悩みました。お返事を頂いた時は、それはもう嬉しくて。そこから更にもう一度送るのもとても迷いましたが、ここで連絡が途切れてしまうのが嫌で。彩乃さんと、ずっとやり取りしていたかったんです」
「野中さん…」
「いつの間にか、あなたからのメールが楽しみで仕方なくなりました。仕事を終えてメールをチェックして、届いていたら、もう舞い上がるほど嬉しくて。こんな歳なのに、お恥ずかしい」
「いえ、そんな…。私の方こそ、野中さんとメールをするのがとても楽しくて。他愛もない話なのに、どうしてこんなに嬉しくなるのか不思議なくらいでした。でも、実際にこうして会ってお話している今も、とても楽しいです。ちょっと照れくさくて恥ずかしいですけど…」
そう言って彩乃は頬をほんのり赤くする。
そんな彩乃に、野中はポーッと見とれた。
最後のデザートが運ばれてくると、野中は彩乃にロンドンのお土産を差し出した。
「え、よろしいのですか?」
「はい。気に入って頂けるといいのですが」
「とても嬉しいです。開けてみても構いませんか?」
「ええ、どうぞ」
彩乃は両手で大事そうに箱を受け取ると、リボンをスルッと解く。
箱の蓋をそっと開け、驚いたように目を見張った。
「まあ!なんて素敵なの…」
恵真が選んで野中に薦めたそのプレゼントは、オルゴール付きのジュエリーボックスだった。
ブルーの蓋の部分は、まるで星空のようにスワロフスキーが散りばめられている。
「きれい…」
目を潤ませながら、彩乃はじっとジュエリーボックスを見つめる。
「彩乃さん、オルゴールも聴いてみて」
「はい」
野中に促され、彩乃はボックスの底のネジを巻く。
可愛らしい音色で奏でられた曲は…
「ラベンダーズ ブルー!私、この曲大好きなんです」
まるで少女のように目を輝かせ、オルゴールに耳を寄せる。
じっと音色に聴き入る彩乃を、野中は優しい眼差しで見守った。
やがて音が鳴り止むと、彩乃はうっとりとため息をつく。
「本当になんて素敵…。野中さん、ありがとうございます!私の宝物にします」
「気に入って頂けたようで私も嬉しいです。彩乃さん、ジュエリーボックスの中も見てみて」
え?と彩乃は怪訝そうにしてから、そっとボックスを開けた。
「えっ!これは?」
ジュエリーボックスの中に掛けられていたのは、煌めくサファイアのネックレス。
彩乃は息を呑んで言葉を失う。
「そのネックレスも、気に入って頂けると嬉しいのですが…」
野中の言葉に、彩乃は慌てて首を振る。
「いえ、これは頂けません」
「なぜですか?」
「それは、だって…。単なるお土産で、こんな高価なネックレスは頂けません」
野中はじっと一点を見据えてから、思い切って顔を上げた。
「では、私の恋人としてなら受け取って頂けますか?」
「え?それは、どういう…」
彩乃の顔に困惑の色が広がる。
「彩乃さん、私とおつき合いして頂けませんか?」
ハッとしたように、彩乃は目を大きくさせた。
「あなたと初めて会った時、年甲斐もなく一目惚れしてしまいました。メールのやり取りをするうちに、どんどんあなたに惹かれていきました。毎日あなたのことが頭から離れず、会いたくてたまらなくなりました。やっと今、こうしてあなたと一緒に食事が出来て、この時間がもっともっと続けばいいのにと先程からずっと心の中で願っていました」
彩乃の瞳が涙で潤んでいく。
「私の願いを叶えて頂けませんか?これからも、ずっとあなたと一緒にいたいという、私の願いを」
とうとう彩乃の目から涙がこぼれ落ちた。
「私も、あの日突然私の前に現れたかっこいいあなたに一目惚れしました。でもきっと叶わない、夢の世界の出来事だと自分に言い聞かせていました。だってあなたはパイロットなんですもの。現実的に好きになってはいけないと、どこかで気持ちを抑え込んでいました。でも今、こうして…」
気持ちが高ぶって上手く呼吸が出来ずに、彩乃は大きく息を吸う。
「こんなに素敵なジュエリーボックスをくださって、しかもオルゴールは私の大好きな曲…。もう魔法にかけられたように夢見心地で信じられません。これが夢だって分かったら、私はあなたの言葉にすぐに頷くのに…」
そんな彩乃に、野中は優しく笑いかける。
「では、夢でもいいから頷いてくれませんか?そうすれば私はあなたを、ずっとこのまま夢見心地にさせてみせます」
彩乃はクスッと笑みを漏らす。
「ずっと、一生?」
「はい。ずっと、一生」
「私、ボーッとしたままですよ?」
「はい。ボーッと夢見ててください」
ふふっと彩乃は楽しそうに笑う。
「時々起こしてくださいね?現実のあなたともちゃんとお話したいから」
「分かりました。とびきり面白い話をして、大笑いさせてみせます」
「それは楽しみ!」
彩乃は満面の笑みを浮かべる。
野中はそっとネックレスを手に取ると、彩乃に微笑んだ。
彩乃は髪を手で束ねて、きれいなうなじを野中に向ける。
滑らかな肌の上を滑らせるように、野中が彩乃の胸にネックレスを着ける。
キラキラと輝くネックレスに手をやり、柔らかく微笑む彩乃に、野中も優しい笑顔を向けた。
この便には彩乃が乗っている。
今、このアナウンスを聞いてくれていると思うと、何を話そうかと野中は少し考え込む。
「私達は仕事柄、日々空を飛んでおりますが、1つとして同じフライトはございません。本日ご搭乗の皆様におかれましても、このフライトが思い出深いものとなりますよう、心より願っております。皆様を安全に羽田空港までお送り致しますので、この先もどうぞごゆっくり空の旅をお楽しみください」
アナウンスを終えると、隣の副操縦士が、へえーと呟く。
「なんだ?」
「いえ、なんだかいつもの野中さんと違うなと思って。今日のPAはお笑いゼロなんですね?」
「何を言う。俺はいつだって真面目100%だぞ」
「あはは!それはないですよ」
確かに今日の自分はいつもとは違う。
あれから何度も彩乃とメールをやり取りするようになり、予定を聞いたところ、今日の自分の便に乗ることが分かった。
せっかくだからと、このあとディナーに誘ってある。
そこでロンドンのお土産を渡して、想いを伝えられたら…。
気持ちがはやるが、今は操縦に集中しなければ。
野中は気を引きしめて、前を見据えた。
◇
「野中さん!」
空港ターミナルに隣接したホテルのロビーに入ると、中央のソファに座っていた彩乃が立ち上がった。
「彩乃さん、お待たせ致しました」
「いいえ。フライトでお疲れのところ、すみません」
「こちらこそ、出張のあとにおつき合い頂き恐縮です」
「とんでもない。また野中さんに会えるのを楽しみにしておりました」
にっこり微笑む彩乃に、野中は早くも胸がドキドキした。
淡いブルーの涼しげなワンピースが、清楚な雰囲気の彩乃によく似合っている。
野中は彩乃を、予約したレストランへと案内した。
「では、再会を祝して」
「ふふ、そうですね。乾杯」
二人で窓からの夜景を眺めながら、ディナーを楽しむ。
「野中さん。今日の機内アナウンスも素敵でした」
「え?いや、お恥ずかしい。コーパイには、今日はお笑いゼロなのかと突っ込まれました」
「まあ、ふふふ。いつものクスッと笑えるお話も好きですけど、今日のお話はとてもロマンチックでした。私も窓から東京の夕暮れを眺めて、思い出深いフライトになりました。野中さんは、このきれいな夜景も見慣れていらっしゃるのでしょうけど」
「いえ、何度見ても飽きません。それにこうやってあなたと一緒に眺める夜景は、私にとっては新鮮で特別です」
すると彩乃は、少し照れたようにうつむいた。
「すみません、私、こういう会話に慣れていなくて…。野中さんはたくさんの女性から告白されるのでしょうね。パイロットの制服姿も、とてもかっこいいですもの」
「いえ!とんでもない。誰からも、まったく声をかけられませんよ」
「本当に?信じられません」
「本当ですよ。職場の仲間に聞いて頂ければ分かります。いつもふざけてばかりで、彼女なんてもう何年もいなくて」
ええ?!と彩乃は、驚いて目を見開く。
「パイロットの方でもそうなんですか?」
「うっ、彩乃さん。じわっと心が痛みます」
「あ!ごめんなさい。そういう意味ではなくて」
慌てて彩乃は否定し、少し考えてから口を開く。
「実は私、野中さんのことをどう思えばいいのか、分からなかったんです」
え?と野中は首をかしげる。
「スマートに指輪を返してくださった時、とても素敵な方だなって思いました。メールを頂いた時もとても嬉しくて。お返事が来た時には更に嬉しくて、だんだん野中さんとのやり取りが楽しみになってきたんです」
野中は胸がキュッとなるのを感じた。
「でも野中さんはパイロットですもの。モテるに決まってます。女性にメールを送るのも、野中さんにとってはどうってことないのでしょう?だから私、単なる知り合いのように振る舞うしかないのかなって思っていました」
「え、あの、彩乃さん。私はそんなつもりはなく…」
今度は彩乃が、え?と首をかしげた。
野中はうつむいてゆっくり話し出す。
「彩乃さんに最初にメールする時も、送ってもいいものかどうか、散々悩みました。お返事を頂いた時は、それはもう嬉しくて。そこから更にもう一度送るのもとても迷いましたが、ここで連絡が途切れてしまうのが嫌で。彩乃さんと、ずっとやり取りしていたかったんです」
「野中さん…」
「いつの間にか、あなたからのメールが楽しみで仕方なくなりました。仕事を終えてメールをチェックして、届いていたら、もう舞い上がるほど嬉しくて。こんな歳なのに、お恥ずかしい」
「いえ、そんな…。私の方こそ、野中さんとメールをするのがとても楽しくて。他愛もない話なのに、どうしてこんなに嬉しくなるのか不思議なくらいでした。でも、実際にこうして会ってお話している今も、とても楽しいです。ちょっと照れくさくて恥ずかしいですけど…」
そう言って彩乃は頬をほんのり赤くする。
そんな彩乃に、野中はポーッと見とれた。
最後のデザートが運ばれてくると、野中は彩乃にロンドンのお土産を差し出した。
「え、よろしいのですか?」
「はい。気に入って頂けるといいのですが」
「とても嬉しいです。開けてみても構いませんか?」
「ええ、どうぞ」
彩乃は両手で大事そうに箱を受け取ると、リボンをスルッと解く。
箱の蓋をそっと開け、驚いたように目を見張った。
「まあ!なんて素敵なの…」
恵真が選んで野中に薦めたそのプレゼントは、オルゴール付きのジュエリーボックスだった。
ブルーの蓋の部分は、まるで星空のようにスワロフスキーが散りばめられている。
「きれい…」
目を潤ませながら、彩乃はじっとジュエリーボックスを見つめる。
「彩乃さん、オルゴールも聴いてみて」
「はい」
野中に促され、彩乃はボックスの底のネジを巻く。
可愛らしい音色で奏でられた曲は…
「ラベンダーズ ブルー!私、この曲大好きなんです」
まるで少女のように目を輝かせ、オルゴールに耳を寄せる。
じっと音色に聴き入る彩乃を、野中は優しい眼差しで見守った。
やがて音が鳴り止むと、彩乃はうっとりとため息をつく。
「本当になんて素敵…。野中さん、ありがとうございます!私の宝物にします」
「気に入って頂けたようで私も嬉しいです。彩乃さん、ジュエリーボックスの中も見てみて」
え?と彩乃は怪訝そうにしてから、そっとボックスを開けた。
「えっ!これは?」
ジュエリーボックスの中に掛けられていたのは、煌めくサファイアのネックレス。
彩乃は息を呑んで言葉を失う。
「そのネックレスも、気に入って頂けると嬉しいのですが…」
野中の言葉に、彩乃は慌てて首を振る。
「いえ、これは頂けません」
「なぜですか?」
「それは、だって…。単なるお土産で、こんな高価なネックレスは頂けません」
野中はじっと一点を見据えてから、思い切って顔を上げた。
「では、私の恋人としてなら受け取って頂けますか?」
「え?それは、どういう…」
彩乃の顔に困惑の色が広がる。
「彩乃さん、私とおつき合いして頂けませんか?」
ハッとしたように、彩乃は目を大きくさせた。
「あなたと初めて会った時、年甲斐もなく一目惚れしてしまいました。メールのやり取りをするうちに、どんどんあなたに惹かれていきました。毎日あなたのことが頭から離れず、会いたくてたまらなくなりました。やっと今、こうしてあなたと一緒に食事が出来て、この時間がもっともっと続けばいいのにと先程からずっと心の中で願っていました」
彩乃の瞳が涙で潤んでいく。
「私の願いを叶えて頂けませんか?これからも、ずっとあなたと一緒にいたいという、私の願いを」
とうとう彩乃の目から涙がこぼれ落ちた。
「私も、あの日突然私の前に現れたかっこいいあなたに一目惚れしました。でもきっと叶わない、夢の世界の出来事だと自分に言い聞かせていました。だってあなたはパイロットなんですもの。現実的に好きになってはいけないと、どこかで気持ちを抑え込んでいました。でも今、こうして…」
気持ちが高ぶって上手く呼吸が出来ずに、彩乃は大きく息を吸う。
「こんなに素敵なジュエリーボックスをくださって、しかもオルゴールは私の大好きな曲…。もう魔法にかけられたように夢見心地で信じられません。これが夢だって分かったら、私はあなたの言葉にすぐに頷くのに…」
そんな彩乃に、野中は優しく笑いかける。
「では、夢でもいいから頷いてくれませんか?そうすれば私はあなたを、ずっとこのまま夢見心地にさせてみせます」
彩乃はクスッと笑みを漏らす。
「ずっと、一生?」
「はい。ずっと、一生」
「私、ボーッとしたままですよ?」
「はい。ボーッと夢見ててください」
ふふっと彩乃は楽しそうに笑う。
「時々起こしてくださいね?現実のあなたともちゃんとお話したいから」
「分かりました。とびきり面白い話をして、大笑いさせてみせます」
「それは楽しみ!」
彩乃は満面の笑みを浮かべる。
野中はそっとネックレスを手に取ると、彩乃に微笑んだ。
彩乃は髪を手で束ねて、きれいなうなじを野中に向ける。
滑らかな肌の上を滑らせるように、野中が彩乃の胸にネックレスを着ける。
キラキラと輝くネックレスに手をやり、柔らかく微笑む彩乃に、野中も優しい笑顔を向けた。
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