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小雪の思い込み
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午後になると瑠璃は、ホテルのSNSにアップする庭園の写真を撮りに行くことにした。
部屋を出たところで、山下が、
「瑠璃ちゃん、待って。俺も行く」
と追いかけて来た。
二人は連れ立って庭園に行き、美しく咲いているツツジや菖蒲、アマリリスなどを写真に収めていく。
「うわ、めっちゃ綺麗に撮れてるね」
「本当に!素敵ですね」
二人で瑠璃のスマートフォンを覗き込み、たくさんの写真に惚れ惚れとした。
「ここから厳選するのが大変で。いつも全部載せたくなっちゃうんです」
「ははは!そうだね」
明るく笑う山下に、瑠璃はふと改まった口調で頭を下げる。
「山下さん、私の体調を心配して下さってありがとうございます」
「え?なにが?」
「だって、山下さんは別に庭園に用事はないですよね?今も、私に付き添う為に来て下さったのでしょう?」
すると、山下は半分照れたように苦笑いする。
「そんな大した事じゃないよ。会議まで時間があって、俺も気分転換したくなっただけだし」
ポリポリと頬を掻く山下に、瑠璃はもう一度お礼を言った。
その時、かあさま!と可愛い声がして、二人は振り返る。
「まあ!すみれ」
「え、すみれちゃん?!」
小雪と繋いでいた手を離し、すみれが瑠璃に駆け寄って来た。
「あのね、こゆせんせいが、すみれのなまえのおはな、みにいこうって」
しゃがんだ瑠璃にギューッと抱きついた後、すみれが嬉しそうにそう話す。
「あ、すみれの花ね。えーっと、ほら!あの花よ」
「これ?ちっちゃくてかわいい!」
すみれは興味深そうに、じっと花に顔を近付けている。
「うわー、すみれちゃん、大きくなったなあ」
その後ろ姿に、山下がしみじみと呟く。
「来月で3歳になります」
「そうか!もうそんなになるんだね。結婚式のちょうど1年後、同じ日にすみれちゃんが産まれるなんて、凄いよね。いやー、綺麗な瑠璃ちゃんのウェディングドレス姿、今でも覚えてるよ」
ええ?そんな…と首を振ってから、瑠璃は、すみれ、と娘を呼ぶ。
「すみれ、この人は山下さんっていうの。ずっと前に会ったこともあるのよ」
「やま…た?」
すみれは、たどたどしく繰り返す。
「覚えてないかなー?まだすみれちゃん、小さかったもんね。お兄ちゃんはね、山下 稜っていうんだ。りょうお兄ちゃん…いや、もしや、おじさんか?すみれちゃんから見たら、もはや俺はおじさんになるのか?!」
急に真顔でブツブツと呟き出した山下に、瑠璃はクスッと笑う。
「山下さん、まだまだお兄ちゃんですよ」
「そう?いける?でも、俺もう30だよ?」
「見た目はお兄ちゃんって感じですよ。ね?すみれ」
すみれは、ちょっとはにかみながら山下を見上げる。
「おにいちゃん…?」
「そう!りょうお兄ちゃんだよー!いやー、嬉しいな。お兄ちゃん、すみれちゃんにデレデレだよ」
あはは!と頭に手をやる山下に、瑠璃もすみれと顔を見合わせて笑った。
◇
ナーサリーに戻った小雪とすみれは、さっき見たばかりのお花を描こうか!と、テーブルにスケッチブックを広げた。
すみれは、クレヨンで早速すみれの花を描いている。
上手ねーと声をかけた小雪は、先ほどの庭園での事を思い出し、急に真顔になった。
(あの男の人…いったい誰なのだろう。瑠璃さんに妙に馴れ馴れしいし。それに呼び方も、瑠璃ちゃんって。そんな呼び方する人なんている?もしかして、瑠璃さんが総支配人夫人ってこと知らないとか?まさか、瑠璃さんに言い寄ろうとしてたり?!)
小雪は、思わず両手で頬を押さえる。
ホテルの社員ではない小雪も、最初は瑠璃が総支配人と結婚していることを知らなかった。
1年前のある日、瑠璃がすみれを連れてそっとナーサリーに入って来ると、小雪に尋ねたのだ。
「あの、私、このホテルの社員で育児休業中なのですが、そろそろ職場復帰を考えていまして…。週に4日、5時間ほど、娘を預かって頂く事は可能でしょうか?」
「はい、もちろん大丈夫ですよ」
笑顔で頷く小雪に、瑠璃はホッとしたように娘に笑いかけていた。
そして、まずはスポット利用で2時間慣らし保育してみましょうと、初回は簡単な連絡シートを書いてもらう。
日付と利用時間を書き込みながら、小雪は瑠璃に、所属部署と内線番号を尋ねた。
「営業部企画広報課ですね、かしこまりました。何かあればすぐこちらの番号にご連絡致します。ではこの先のお名前の欄から下をご記入頂けますか?職場で使っていらっしゃるお名前でお願いします」
職場では旧姓を使用しているというお母様も多い。
それを知らずに結婚後の名字で連絡を取ろうとすると、電話口の人に、そんな人はうちにはいませんと言われてしまう事もある為、必ず職場でのお名前を確認するのだ。
瑠璃は、サラサラと綺麗な字で書き込むと、用紙の向きを変えて小雪に返す。
「えっと、早乙女瑠璃さんですね。お子様は、すみれちゃん。可愛いお名前ですね!」
思わず顔を上げてそう言うと、瑠璃は、ありがとうございますと言ってから娘に微笑む。
「年齢は1歳11ヶ月。アレルギーや持病も特になし。薬の服用もないですね、分かりました。こういった預かり保育を利用されるのも初めてなんですね」
記入されたシートを指差し確認しながら小雪がそう言うと、瑠璃は、ええ…と声のトーンを落とす。
「だから少し心配で…私から離れたこともないので」
「分かりました。では最初は、お母様もご一緒に過ごしてみませんか?今日は特にお母様の用事はないのですよね?」
「あ、はい。今日はまだ仕事を入れていなくて…」
「でしたら、是非すみれちゃんと一緒にここで遊んでみて下さい」
小雪の言葉に瑠璃は安心したように微笑み、すみれを抱っこしたまま絨毯に上がって、一緒におもちゃで遊び始めた。
小雪はその様子を見ながら、目を細める。
(とっても優しいお母様。すみれちゃんを大事に育ててらっしゃるのね)
すみれに絵本を読み聞かせたり、どんな音がするかしら?と言いながら、音の鳴るおもちゃを手に握らせたり…
愛情たっぷりに接している様子に、小雪も嬉しくなった。
すみれもすっかり安心してこの場所に慣れ、2回目からは、とくにグズることなく瑠璃と離れる事も出来た。
そしてついに瑠璃の時短勤務が始まり、すみれは週に4日、5時間の定期保育と決まった。
それに伴い、家族構成や住所も含めた細かい項目のカウンセリングシートを記入してもらう。
そこで初めて、早乙女は瑠璃の旧姓である事に小雪は気付いた。
(本名は神崎瑠璃さんだったのね。じゃあすみれちゃんも、神崎 すみれちゃんか…お父様は、神崎 一生さん。ん?なんか聞いた事あるような… )
かんざき、かんざき…と何度か繰り返した後、ようやく小雪は、あっ!と思い出した。
「も、もしや総支配人?!そうよ、確かにそうだわ。ってことは…」
瑠璃は総支配人夫人、そしてすみれは総支配人のお子様。
「ひゃーーー!!」
小雪は、両手を頬に当てたまま仰け反って驚いた。
(ほんと、あの時の事は、思い出しただけで背筋がヒヤッとするわ)
すみれと一緒にスケッチブックに向かいながら、小雪は苦笑いする。
(だいたい、そういう事なら総支配人の筋からお話があるのが普通じゃない?瑠璃さんったら、一般のお客様と同じようにいらっしゃるんだもん)
事実を知った後、気付かずに申し訳ありませんでした!と瑠璃に頭を下げると、え?と瑠璃は目をパチクリさせていたっけ。
(今思えば、とっても瑠璃さんらしい)
小雪はふふっと思わず笑みを洩らしたが、すぐにまた真顔に戻る。
(だからそうよ。さっきのあの男の人も、瑠璃さんが総支配人夫人ってことを知らないんだわ。スタッフの人みたいだけど、ホテルの制服じゃないから、取引先とか出入りの業者さんなのよ、きっと。それで馴れ馴れしく瑠璃ちゃんなんて呼んでて。はっ!もしや本気で瑠璃さんに言い寄ろうとしてたりして?)
そんな、そんな事、絶対にだめ!
小雪が頭をブンブン振っていると、すみれがふと顔を上げる。
「こゆせんせい?どうしたの?」
「す、すみれちゃん。何もないよ、大丈夫だからね!」
思わずすみれを抱きしめる。
(そうよ、そんな事あってはならない。こんなに可愛いすみれちゃんの家庭を壊すような事は、私が絶対に許さないんだから!)
小雪は、りょうお兄ちゃんだよーとヘラヘラしていた山下の顔を思い出し、ギュッと拳を握りしめた。
部屋を出たところで、山下が、
「瑠璃ちゃん、待って。俺も行く」
と追いかけて来た。
二人は連れ立って庭園に行き、美しく咲いているツツジや菖蒲、アマリリスなどを写真に収めていく。
「うわ、めっちゃ綺麗に撮れてるね」
「本当に!素敵ですね」
二人で瑠璃のスマートフォンを覗き込み、たくさんの写真に惚れ惚れとした。
「ここから厳選するのが大変で。いつも全部載せたくなっちゃうんです」
「ははは!そうだね」
明るく笑う山下に、瑠璃はふと改まった口調で頭を下げる。
「山下さん、私の体調を心配して下さってありがとうございます」
「え?なにが?」
「だって、山下さんは別に庭園に用事はないですよね?今も、私に付き添う為に来て下さったのでしょう?」
すると、山下は半分照れたように苦笑いする。
「そんな大した事じゃないよ。会議まで時間があって、俺も気分転換したくなっただけだし」
ポリポリと頬を掻く山下に、瑠璃はもう一度お礼を言った。
その時、かあさま!と可愛い声がして、二人は振り返る。
「まあ!すみれ」
「え、すみれちゃん?!」
小雪と繋いでいた手を離し、すみれが瑠璃に駆け寄って来た。
「あのね、こゆせんせいが、すみれのなまえのおはな、みにいこうって」
しゃがんだ瑠璃にギューッと抱きついた後、すみれが嬉しそうにそう話す。
「あ、すみれの花ね。えーっと、ほら!あの花よ」
「これ?ちっちゃくてかわいい!」
すみれは興味深そうに、じっと花に顔を近付けている。
「うわー、すみれちゃん、大きくなったなあ」
その後ろ姿に、山下がしみじみと呟く。
「来月で3歳になります」
「そうか!もうそんなになるんだね。結婚式のちょうど1年後、同じ日にすみれちゃんが産まれるなんて、凄いよね。いやー、綺麗な瑠璃ちゃんのウェディングドレス姿、今でも覚えてるよ」
ええ?そんな…と首を振ってから、瑠璃は、すみれ、と娘を呼ぶ。
「すみれ、この人は山下さんっていうの。ずっと前に会ったこともあるのよ」
「やま…た?」
すみれは、たどたどしく繰り返す。
「覚えてないかなー?まだすみれちゃん、小さかったもんね。お兄ちゃんはね、山下 稜っていうんだ。りょうお兄ちゃん…いや、もしや、おじさんか?すみれちゃんから見たら、もはや俺はおじさんになるのか?!」
急に真顔でブツブツと呟き出した山下に、瑠璃はクスッと笑う。
「山下さん、まだまだお兄ちゃんですよ」
「そう?いける?でも、俺もう30だよ?」
「見た目はお兄ちゃんって感じですよ。ね?すみれ」
すみれは、ちょっとはにかみながら山下を見上げる。
「おにいちゃん…?」
「そう!りょうお兄ちゃんだよー!いやー、嬉しいな。お兄ちゃん、すみれちゃんにデレデレだよ」
あはは!と頭に手をやる山下に、瑠璃もすみれと顔を見合わせて笑った。
◇
ナーサリーに戻った小雪とすみれは、さっき見たばかりのお花を描こうか!と、テーブルにスケッチブックを広げた。
すみれは、クレヨンで早速すみれの花を描いている。
上手ねーと声をかけた小雪は、先ほどの庭園での事を思い出し、急に真顔になった。
(あの男の人…いったい誰なのだろう。瑠璃さんに妙に馴れ馴れしいし。それに呼び方も、瑠璃ちゃんって。そんな呼び方する人なんている?もしかして、瑠璃さんが総支配人夫人ってこと知らないとか?まさか、瑠璃さんに言い寄ろうとしてたり?!)
小雪は、思わず両手で頬を押さえる。
ホテルの社員ではない小雪も、最初は瑠璃が総支配人と結婚していることを知らなかった。
1年前のある日、瑠璃がすみれを連れてそっとナーサリーに入って来ると、小雪に尋ねたのだ。
「あの、私、このホテルの社員で育児休業中なのですが、そろそろ職場復帰を考えていまして…。週に4日、5時間ほど、娘を預かって頂く事は可能でしょうか?」
「はい、もちろん大丈夫ですよ」
笑顔で頷く小雪に、瑠璃はホッとしたように娘に笑いかけていた。
そして、まずはスポット利用で2時間慣らし保育してみましょうと、初回は簡単な連絡シートを書いてもらう。
日付と利用時間を書き込みながら、小雪は瑠璃に、所属部署と内線番号を尋ねた。
「営業部企画広報課ですね、かしこまりました。何かあればすぐこちらの番号にご連絡致します。ではこの先のお名前の欄から下をご記入頂けますか?職場で使っていらっしゃるお名前でお願いします」
職場では旧姓を使用しているというお母様も多い。
それを知らずに結婚後の名字で連絡を取ろうとすると、電話口の人に、そんな人はうちにはいませんと言われてしまう事もある為、必ず職場でのお名前を確認するのだ。
瑠璃は、サラサラと綺麗な字で書き込むと、用紙の向きを変えて小雪に返す。
「えっと、早乙女瑠璃さんですね。お子様は、すみれちゃん。可愛いお名前ですね!」
思わず顔を上げてそう言うと、瑠璃は、ありがとうございますと言ってから娘に微笑む。
「年齢は1歳11ヶ月。アレルギーや持病も特になし。薬の服用もないですね、分かりました。こういった預かり保育を利用されるのも初めてなんですね」
記入されたシートを指差し確認しながら小雪がそう言うと、瑠璃は、ええ…と声のトーンを落とす。
「だから少し心配で…私から離れたこともないので」
「分かりました。では最初は、お母様もご一緒に過ごしてみませんか?今日は特にお母様の用事はないのですよね?」
「あ、はい。今日はまだ仕事を入れていなくて…」
「でしたら、是非すみれちゃんと一緒にここで遊んでみて下さい」
小雪の言葉に瑠璃は安心したように微笑み、すみれを抱っこしたまま絨毯に上がって、一緒におもちゃで遊び始めた。
小雪はその様子を見ながら、目を細める。
(とっても優しいお母様。すみれちゃんを大事に育ててらっしゃるのね)
すみれに絵本を読み聞かせたり、どんな音がするかしら?と言いながら、音の鳴るおもちゃを手に握らせたり…
愛情たっぷりに接している様子に、小雪も嬉しくなった。
すみれもすっかり安心してこの場所に慣れ、2回目からは、とくにグズることなく瑠璃と離れる事も出来た。
そしてついに瑠璃の時短勤務が始まり、すみれは週に4日、5時間の定期保育と決まった。
それに伴い、家族構成や住所も含めた細かい項目のカウンセリングシートを記入してもらう。
そこで初めて、早乙女は瑠璃の旧姓である事に小雪は気付いた。
(本名は神崎瑠璃さんだったのね。じゃあすみれちゃんも、神崎 すみれちゃんか…お父様は、神崎 一生さん。ん?なんか聞いた事あるような… )
かんざき、かんざき…と何度か繰り返した後、ようやく小雪は、あっ!と思い出した。
「も、もしや総支配人?!そうよ、確かにそうだわ。ってことは…」
瑠璃は総支配人夫人、そしてすみれは総支配人のお子様。
「ひゃーーー!!」
小雪は、両手を頬に当てたまま仰け反って驚いた。
(ほんと、あの時の事は、思い出しただけで背筋がヒヤッとするわ)
すみれと一緒にスケッチブックに向かいながら、小雪は苦笑いする。
(だいたい、そういう事なら総支配人の筋からお話があるのが普通じゃない?瑠璃さんったら、一般のお客様と同じようにいらっしゃるんだもん)
事実を知った後、気付かずに申し訳ありませんでした!と瑠璃に頭を下げると、え?と瑠璃は目をパチクリさせていたっけ。
(今思えば、とっても瑠璃さんらしい)
小雪はふふっと思わず笑みを洩らしたが、すぐにまた真顔に戻る。
(だからそうよ。さっきのあの男の人も、瑠璃さんが総支配人夫人ってことを知らないんだわ。スタッフの人みたいだけど、ホテルの制服じゃないから、取引先とか出入りの業者さんなのよ、きっと。それで馴れ馴れしく瑠璃ちゃんなんて呼んでて。はっ!もしや本気で瑠璃さんに言い寄ろうとしてたりして?)
そんな、そんな事、絶対にだめ!
小雪が頭をブンブン振っていると、すみれがふと顔を上げる。
「こゆせんせい?どうしたの?」
「す、すみれちゃん。何もないよ、大丈夫だからね!」
思わずすみれを抱きしめる。
(そうよ、そんな事あってはならない。こんなに可愛いすみれちゃんの家庭を壊すような事は、私が絶対に許さないんだから!)
小雪は、りょうお兄ちゃんだよーとヘラヘラしていた山下の顔を思い出し、ギュッと拳を握りしめた。
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