138 / 200
138 青春漫画の定番
しおりを挟む
サディアス殿下は笑みを深めた。
流石は王族というべきか、表情が読み辛い。
単純に面白がっている様にも見えるし、警戒している様にも見える。
「どうしてそう思ったのかな?
アイザックにでも聞いた?」
「いいえ。
ですが、少し考えれば誰でもそう思うのではないでしょうか?
多分アイザック様やニコラス様も、同じ様な結論に達していると思いますよ」
だからこそ、捜査は早期に打ち切られたのだ。
最初は、文化祭を提案した段階から教会側の企みの一部なのかと思った。
慣れない行事を決行させて、警備が緩くなった隙に、何かの事件を起こす計画だったのではないかと。
だが、もしもそうだとしたら、文化祭の発案者は教会とは無関係の人物か、教会関係者の中でも切り捨て易い人間にするべきなのだ。
でなければ、事件との関係を隠しおおせても、行事の発案者への批判が上がってしまう。
プリシラは『切り捨て易い人物』に当て嵌まらない。
『初の聖女が誕生するかも!』なんて、鳴り物入りで保護下に置いたプリシラを簡単に切り捨ててしまえば、必ず教会の無責任さを非難する声が上がるから。
ここまで考えた時点で、教会はこの事件には関係していないと判断した。
次に動機から考えてみた。
ストーカーはただ侵入しただけで、他に怪しい行動はしていないし、するつもりもなかったのは取り調べにより明らかになっている。
侵入者騒動は陽動作戦で、その裏で何者かが、なんらかの目的を果たしたのだろうか?
文化祭では様々なトラブルが起こっていたが、犯罪と呼べる様な物は侵入事件のみだった。
危険物なども発見されていないので、陽動作戦の線は薄い。
それでも、ストーカーの協力者である酒場の男には、明確な目的があったはずなのだ。
ならば、侵入して騒動を起こす事自体が目的なのでは?
そう考えれば、自ずと答えは出るだろう。
紙質以外は精巧な作りだったという偽の許可証は、簡単に入手出来る代物ではない。
それを用意出来るのは、相当な力と金と人脈を持った人物。
紙質だけが違っているという点も、なんだか態とらしい気がしてくる。
「そもそも、箝口令が敷かれていたのに、噂が広がるスピードが早過ぎるんですよ」
「成る程、今後の参考にしよう」
「もう否定するつもりも無いのですね」
「うーん、これ迄の反応で、君は危険人物ではないだろうと判断したし、余計な事をペラペラ喋ったりもしなさそうだからね。
今は教会を調子付かせる訳にはいかないんだ。
勿論、安全対策は取っていたよ。侵入者が暴力衝動などの危険性のない人物である事は確認済みだったし、念の為、相手に接触する前に捕縛する予定で密かに騎士に見張らせていたのだが、事を起こす前にニコラスが気付いてしまったんだ」
サディアス殿下の表情からは、先程までの傲慢さは消えていたが、それでも私の腹の虫は治まっていないのよね。
「まあ、安全対策をするのは当たり前ですよね。
私の評価に対しては、王太子殿下の信用を得られて光栄です。
……とでも、本来ならば申し上げるべき場面なのでしょうけど。
残念ながら、互いに信頼関係を結べる状況にはないみたいですわ」
「確かにそうだね。
君に対する非礼を、改めて陳謝したい。
言い訳になるが、君が危険人物になり得るかどうかを判断する必要があると思ったんだ。
金や権力に左右されるかどうか。怒りに任せて感情的な行動をとるかどうか。『光の乙女』の様に独善的な考えを持っていないかどうか。
何せ、あのアイザックを操れる唯一の存在だし、特殊能力を持っている疑惑もあるからね。
人柄を知っておくのは大切だ。
だが、私はやり方を間違えた。本当に申し訳ない」
サディアス殿下は深々と頭を下げて謝罪した。
まあ、良い機会なので、私もサディアス殿下が信用に値する人物かを知っておきたい気持ちはある。
サディアス殿下の失脚を防ぎ続けて良いのかどうか、まだ判断がつきかねているから。
「殿下の謝罪を受け入れない自由は、私にありますか?」
「拒否権はあるが、出来れば受け入れて欲しいと思っている。
どうすれば許してもらえるだろうか?
何なら一発くらい殴ってくれても良いが」
え? もしかしてさっき『ぶん殴りてぇな』って思っていたのが顔に出ていた?
内心ちょっと動揺していると、それまで黙って控えていた王宮侍女が徐に口を開いた。
「殿下にしては名案でございますね。
さあさあ、エヴァレット様、どうぞご遠慮なく」
「ほんの冗談だったんだがなぁ……」
「あら、男に二言はございませんでしょう?
殿方は仲違いをした際に、拳を交える事で遺恨を残さずに解決する場合があると聞きます。
殿下は既にエヴァレット様のお心を傷付けたのですから、その分身体的な痛みを与えられる事で、おあいこになさったら良いのですよ」
彼女は無表情のままサディアス殿下を追い込む。
うん、確かに青春漫画やスポ根漫画とかで、殴り合って仲良くなるシーンは定番だけど。
「はあ……。
この侍女は長年私の妃に仕えている者なんだよ。
アイザックに内緒でエヴァレット嬢を呼び出したいと言ったら、貸し出された。
所謂、お目付役って奴だな」
サディアス殿下は溜息混じりに侍女を紹介してくれた。
私にペコリと会釈した彼女は、やっぱり無表情なのだが、心なしか眼差しが優しく感じるのは私が単純だからだろうか。
「無礼な発言や態度があった場合は、後程妃殿下にご報告する手筈だったのですが、エヴァレット様が自ら制裁を加えるのが一番よろしいのではないかと」
「えっと…、では、お言葉に甘えて?」
妃殿下の侍女さんに背中を押されて、つい頷いてしまった。
「……分かった、自分で言い出した事だし、受け入れよう」
「まさかご自身でお決めになった事を違えたりはなさいませんでしょうが、一応、一筆お書き下さいませ」
「変な所で手際が良過ぎるっ!!」
ササッと紙とペンを用意した侍女さんに、サディアス殿下はブツブツと文句を言いつつサインをし、立ち上がった。
「座ったままの方が良かったか?」
「いえ、立った状態で結構ですよ。
心の準備はよろしいですか?」
「いつでもどうぞ」
ギュッと目を閉じて歯を食いしばったサディアス殿下の前に立つ。
「では、遠慮なく」
「……えっ……」
私の構えを見て、王宮侍女が意外そうな声を漏らした次の瞬間。
───ドカッ!!
鈍い音が響き、殿下が「ウグッ!」っと小さく呻き声を上げた。
「グッ、……カハッ!」
鍛えていらっしゃるのだろうから、流石に倒れたりはしなかったけど、鳩尾を押さえて若干咳き込んでいる。
「ちょっとやり過ぎましたか?」
「…………い、いや……ゲホッ、大丈夫、だが……てっきり頬に平手が来るものかと……」
「だって、王太子殿下の頬に真っ赤な手形を残す訳には参りませんでしょう?」
一応、気を遣って鳩尾に拳をお見舞いしたのに。
「……手形が残る程の力で来るとも思わないだろう?」
私達の遣り取りを聞いていた侍女さんが、「プフッ」と小さく吹き出した。
そこへ、バタバタと忙しない足音が近付いてきたかと思えば、ノックも無しに勢い良く扉が開く。
「オフィーリア、無事かっ!?」
部屋に飛び込んで来たのは、勿論アイザックだった。
流石は王族というべきか、表情が読み辛い。
単純に面白がっている様にも見えるし、警戒している様にも見える。
「どうしてそう思ったのかな?
アイザックにでも聞いた?」
「いいえ。
ですが、少し考えれば誰でもそう思うのではないでしょうか?
多分アイザック様やニコラス様も、同じ様な結論に達していると思いますよ」
だからこそ、捜査は早期に打ち切られたのだ。
最初は、文化祭を提案した段階から教会側の企みの一部なのかと思った。
慣れない行事を決行させて、警備が緩くなった隙に、何かの事件を起こす計画だったのではないかと。
だが、もしもそうだとしたら、文化祭の発案者は教会とは無関係の人物か、教会関係者の中でも切り捨て易い人間にするべきなのだ。
でなければ、事件との関係を隠しおおせても、行事の発案者への批判が上がってしまう。
プリシラは『切り捨て易い人物』に当て嵌まらない。
『初の聖女が誕生するかも!』なんて、鳴り物入りで保護下に置いたプリシラを簡単に切り捨ててしまえば、必ず教会の無責任さを非難する声が上がるから。
ここまで考えた時点で、教会はこの事件には関係していないと判断した。
次に動機から考えてみた。
ストーカーはただ侵入しただけで、他に怪しい行動はしていないし、するつもりもなかったのは取り調べにより明らかになっている。
侵入者騒動は陽動作戦で、その裏で何者かが、なんらかの目的を果たしたのだろうか?
文化祭では様々なトラブルが起こっていたが、犯罪と呼べる様な物は侵入事件のみだった。
危険物なども発見されていないので、陽動作戦の線は薄い。
それでも、ストーカーの協力者である酒場の男には、明確な目的があったはずなのだ。
ならば、侵入して騒動を起こす事自体が目的なのでは?
そう考えれば、自ずと答えは出るだろう。
紙質以外は精巧な作りだったという偽の許可証は、簡単に入手出来る代物ではない。
それを用意出来るのは、相当な力と金と人脈を持った人物。
紙質だけが違っているという点も、なんだか態とらしい気がしてくる。
「そもそも、箝口令が敷かれていたのに、噂が広がるスピードが早過ぎるんですよ」
「成る程、今後の参考にしよう」
「もう否定するつもりも無いのですね」
「うーん、これ迄の反応で、君は危険人物ではないだろうと判断したし、余計な事をペラペラ喋ったりもしなさそうだからね。
今は教会を調子付かせる訳にはいかないんだ。
勿論、安全対策は取っていたよ。侵入者が暴力衝動などの危険性のない人物である事は確認済みだったし、念の為、相手に接触する前に捕縛する予定で密かに騎士に見張らせていたのだが、事を起こす前にニコラスが気付いてしまったんだ」
サディアス殿下の表情からは、先程までの傲慢さは消えていたが、それでも私の腹の虫は治まっていないのよね。
「まあ、安全対策をするのは当たり前ですよね。
私の評価に対しては、王太子殿下の信用を得られて光栄です。
……とでも、本来ならば申し上げるべき場面なのでしょうけど。
残念ながら、互いに信頼関係を結べる状況にはないみたいですわ」
「確かにそうだね。
君に対する非礼を、改めて陳謝したい。
言い訳になるが、君が危険人物になり得るかどうかを判断する必要があると思ったんだ。
金や権力に左右されるかどうか。怒りに任せて感情的な行動をとるかどうか。『光の乙女』の様に独善的な考えを持っていないかどうか。
何せ、あのアイザックを操れる唯一の存在だし、特殊能力を持っている疑惑もあるからね。
人柄を知っておくのは大切だ。
だが、私はやり方を間違えた。本当に申し訳ない」
サディアス殿下は深々と頭を下げて謝罪した。
まあ、良い機会なので、私もサディアス殿下が信用に値する人物かを知っておきたい気持ちはある。
サディアス殿下の失脚を防ぎ続けて良いのかどうか、まだ判断がつきかねているから。
「殿下の謝罪を受け入れない自由は、私にありますか?」
「拒否権はあるが、出来れば受け入れて欲しいと思っている。
どうすれば許してもらえるだろうか?
何なら一発くらい殴ってくれても良いが」
え? もしかしてさっき『ぶん殴りてぇな』って思っていたのが顔に出ていた?
内心ちょっと動揺していると、それまで黙って控えていた王宮侍女が徐に口を開いた。
「殿下にしては名案でございますね。
さあさあ、エヴァレット様、どうぞご遠慮なく」
「ほんの冗談だったんだがなぁ……」
「あら、男に二言はございませんでしょう?
殿方は仲違いをした際に、拳を交える事で遺恨を残さずに解決する場合があると聞きます。
殿下は既にエヴァレット様のお心を傷付けたのですから、その分身体的な痛みを与えられる事で、おあいこになさったら良いのですよ」
彼女は無表情のままサディアス殿下を追い込む。
うん、確かに青春漫画やスポ根漫画とかで、殴り合って仲良くなるシーンは定番だけど。
「はあ……。
この侍女は長年私の妃に仕えている者なんだよ。
アイザックに内緒でエヴァレット嬢を呼び出したいと言ったら、貸し出された。
所謂、お目付役って奴だな」
サディアス殿下は溜息混じりに侍女を紹介してくれた。
私にペコリと会釈した彼女は、やっぱり無表情なのだが、心なしか眼差しが優しく感じるのは私が単純だからだろうか。
「無礼な発言や態度があった場合は、後程妃殿下にご報告する手筈だったのですが、エヴァレット様が自ら制裁を加えるのが一番よろしいのではないかと」
「えっと…、では、お言葉に甘えて?」
妃殿下の侍女さんに背中を押されて、つい頷いてしまった。
「……分かった、自分で言い出した事だし、受け入れよう」
「まさかご自身でお決めになった事を違えたりはなさいませんでしょうが、一応、一筆お書き下さいませ」
「変な所で手際が良過ぎるっ!!」
ササッと紙とペンを用意した侍女さんに、サディアス殿下はブツブツと文句を言いつつサインをし、立ち上がった。
「座ったままの方が良かったか?」
「いえ、立った状態で結構ですよ。
心の準備はよろしいですか?」
「いつでもどうぞ」
ギュッと目を閉じて歯を食いしばったサディアス殿下の前に立つ。
「では、遠慮なく」
「……えっ……」
私の構えを見て、王宮侍女が意外そうな声を漏らした次の瞬間。
───ドカッ!!
鈍い音が響き、殿下が「ウグッ!」っと小さく呻き声を上げた。
「グッ、……カハッ!」
鍛えていらっしゃるのだろうから、流石に倒れたりはしなかったけど、鳩尾を押さえて若干咳き込んでいる。
「ちょっとやり過ぎましたか?」
「…………い、いや……ゲホッ、大丈夫、だが……てっきり頬に平手が来るものかと……」
「だって、王太子殿下の頬に真っ赤な手形を残す訳には参りませんでしょう?」
一応、気を遣って鳩尾に拳をお見舞いしたのに。
「……手形が残る程の力で来るとも思わないだろう?」
私達の遣り取りを聞いていた侍女さんが、「プフッ」と小さく吹き出した。
そこへ、バタバタと忙しない足音が近付いてきたかと思えば、ノックも無しに勢い良く扉が開く。
「オフィーリア、無事かっ!?」
部屋に飛び込んで来たのは、勿論アイザックだった。
2,307
あなたにおすすめの小説
悪女と呼ばれた死に戻り令嬢、二度目の人生は婚約破棄から始まる
冬野月子
恋愛
「私は確かに19歳で死んだの」
謎の声に導かれ馬車の事故から兄弟を守った10歳のヴェロニカは、その時に負った傷痕を理由に王太子から婚約破棄される。
けれど彼女には嫉妬から破滅し短い生涯を終えた前世の記憶があった。
なぜか死に戻ったヴェロニカは前世での過ちを繰り返さないことを望むが、婚約破棄したはずの王太子が積極的に親しくなろうとしてくる。
そして学校で再会した、馬車の事故で助けた少年は、前世で不幸な死に方をした青年だった。
恋や友情すら知らなかったヴェロニカが、前世では関わることのなかった人々との出会いや関わりの中で新たな道を進んでいく中、前世に嫉妬で殺そうとまでしたアリサが入学してきた。
「お幸せに」と微笑んだ悪役令嬢は、二度と戻らなかった。
パリパリかぷちーの
恋愛
王太子から婚約破棄を告げられたその日、
クラリーチェ=ヴァレンティナは微笑んでこう言った。
「どうか、お幸せに」──そして姿を消した。
完璧すぎる令嬢。誰にも本心を明かさなかった彼女が、
“何も持たずに”去ったその先にあったものとは。
これは誰かのために生きることをやめ、
「私自身の幸せ」を選びなおした、
ひとりの元・悪役令嬢の再生と静かな愛の物語。
婚約破棄で悪役令嬢を辞めたので、今日から素で生きます。
黒猫かの
恋愛
「エリー・オルブライト! 貴様との婚約を破棄する!」
豪華絢爛な夜会で、ウィルフレッド王子から突きつけられた非情な宣告。
しかし、公爵令嬢エリーの心境は……「よっしゃあ! やっと喋れるわ!!」だった。
願いの代償
らがまふぃん
恋愛
誰も彼もが軽視する。婚約者に家族までも。
公爵家に生まれ、王太子の婚約者となっても、誰からも認められることのないメルナーゼ・カーマイン。
唐突に思う。
どうして頑張っているのか。
どうして生きていたいのか。
もう、いいのではないだろうか。
メルナーゼが生を諦めたとき、世界の運命が決まった。
*ご都合主義です。わかりづらいなどありましたらすみません。笑って読んでくださいませ。本編15話で完結です。番外編を数話、気まぐれに投稿します。よろしくお願いいたします。
※ありがたいことにHOTランキング入りいたしました。たくさんの方の目に触れる機会に感謝です。本編は終了しましたが、番外編も投稿予定ですので、気長にお付き合いくださると嬉しいです。たくさんのお気に入り登録、しおり、エール、いいねをありがとうございます。R7.1/31
*らがまふぃん活動三周年周年記念として、R7.11/4に一話お届けいたします。楽しく活動させていただき、ありがとうございます。
【完結】仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
ある王国の王室の物語
朝山みどり
恋愛
平和が続くある王国の一室で婚約者破棄を宣言された少女がいた。カップを持ったまま下を向いて無言の彼女を国王夫妻、侯爵夫妻、王太子、異母妹がじっと見つめた。
顔をあげた彼女はカップを皿に置くと、レモンパイに手を伸ばすと皿に取った。
それから
「承知しました」とだけ言った。
ゆっくりレモンパイを食べるとお茶のおかわりを注ぐように侍女に合図をした。
それからバウンドケーキに手を伸ばした。
カクヨムで公開したものに手を入れたものです。
婚約破棄の代償
nanahi
恋愛
「あの子を放って置けないんだ。ごめん。婚約はなかったことにしてほしい」
ある日突然、侯爵令嬢エバンジェリンは婚約者アダムスに一方的に婚約破棄される。破局に追い込んだのは婚約者の幼馴染メアリという平民の儚げな娘だった。
エバンジェリンを差し置いてアダムスとメアリはひと時の幸せに酔うが、婚約破棄の代償は想像以上に大きかった。
【完結】お飾りではなかった王妃の実力
鏑木 うりこ
恋愛
王妃アイリーンは国王エルファードに離婚を告げられる。
「お前のような醜い女はいらん!今すぐに出て行け!」
しかしアイリーンは追い出していい人物ではなかった。アイリーンが去った国と迎え入れた国の明暗。
完結致しました(2022/06/28完結表記)
GWだから見切り発車した作品ですが、完結まで辿り着きました。
★お礼★
たくさんのご感想、お気に入り登録、しおり等ありがとうございます!
中々、感想にお返事を書くことが出来なくてとても心苦しく思っています(;´Д`)全部読ませていただいており、とても嬉しいです!!内容に反映したりしなかったりあると思います。ありがとうございます~!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる