118 / 146
最終章 僕たちの未来へ☆
死闘
しおりを挟む
☆貴也はソラに後ろに隠れさせた。
銃弾が外れても跳弾というものがある。
メグと配下二人。
左利きのロンの左手には短めの柳葉刀が握られている。
「貴也。おとなしく私に従うなら、手足をちょん切るのは勘弁してやるわよ!
銃を捨ててソラと一緒にこっちに来るのよ。」
すると貴也は「ハハハハハハハ!」と高笑い。
「何がおかしいの?」
とムッとするメグ。
「メグ様。僕はあなた達を見逃してあげると言ったのに!
それにまだ白薔薇の調教師のつもりでいるのですか?
もう白薔薇は壊滅してる事もあなたは知ってるはずですよ。」
「貴也。奴隷が偉そうに!
いい?まだ戸倉様や私が生きているうちは白薔薇は滅びてはいないわ!
また白薔薇を再興してやるだけ。
その時はお前もお前以外の他の奴隷どもも、再び鎖に繋いで調教してやる。
覚悟しておく事ね!」
「なるほど。ならますます、戸倉とあなたは生かして置くわけにはいかない。
死んでもらいますよ!
メグ様!」
メグが貴也とやり取りしている間にロンが配下の二人に指示を
出し、貴也の両翼から回る様に命じた。
貴也を包囲する陣形だ。
配下の二人が貴也に発砲する。
「ソラ。僕が呼ぶまでは隠れて動くなよ。
何があっても!」
配下の一人が貴也に迫る。
貴也は気付いてはいないように見える。
構えた瞬間、貴也は背中に目があったのかのように、振り向きざまに射線をずらしてP10を発射!
9パラが一人を撃ち倒した。
そしてもう一人は貴也と撃ち合いになり右肩を撃ち抜かれて悶絶する。
貴也は埠頭での銃撃戦で、遮蔽物を巧妙に利用しながら、メグとも銃撃戦を繰り広げた。
貴也は9パラを連射して、メグを追い詰めていく。
メグはシズP230で応戦しながら引いていった。
奴隷なのになんで銃撃戦に場馴れしているのよ。
そして、メグの太腿と腹を貴也のP10が撃ち抜く!
「ぎっ!」
歯をきしませ声をあげて、倒れ込むメグ。
腹を撃たれたショックでP230も取り落としてしまう。
これでは反撃も出来ない。
貴也はメグにとどめを刺そうとするが、ロンがコンテナの上から飛び降りてロンの柳葉刀が貴也の背後を一閃。
貴也は瞬時にかわすが、コートを切られた。
貴也は瞬時にロンに銃を突きつけるが、ロンの柳葉刀がさらに襲い、貴也の銃を弾き飛ばした。
追い詰められた貴也。
もう銃は無い。
「フン。ヨクカワシタ!
ツカエルナ。ダガソレデハ、プロニハカテナイ!」
カタコトの日本語で話しながら、左手で持つ柳葉刀をユラユラとさせながら、貴也に迫った。
貴也はやむを得ず、右手でコンバットナイフを構える。
「ホウ。カマエハワルクナイガ、オレハ、プロノナイフツカイダ!『笑』」
ロンが残忍な笑顔を浮かべて貴也を斬り裂こうと、瞬時に貴也の間合いに入り、柳葉刀を二閃!
貴也は必死に避け、貴也の胸に斬られ、服の切れ目から血が吹き出す。
「くっ…痛っ!」
顔を歪める貴也。
ロンはなかなかしぶといとは感心したが、とどめを刺すべくさらに間合いを詰めて、貴也の頸動脈を狙って柳葉刀を振り抜く。
ガキッ!
貴也はなんとかコンバットナイフで右手のみで、柳葉刀を受け止めるが、ロンは柳葉刀を両手で握るや、貴也に刃を押し付けた。
グググググググググ!
貴也の頸動脈に柳葉刀の刃が近づいた瞬間!
貴也の口元がニヤリと笑うと!
貴也は何も持っていない左手を一閃し、ロンの右顔面を分銅付きの鎖が襲った。
バシュッ!
「ウッガー!」
血しぶきが上がり、謎の肉片が宙を飛びメグの前に落ちた。
それが何か気付いたメグは蒼白になる。
肉片はロンの右耳。
貴也はさらに左手を旋回させて、巧みに鎖を操り、分銅がロンの額に辺り、ロンの額は大量出血した。
「グッグガア!コノガキ!」
貴也はロンから離れて距離を置くと、そのままコートを脱ぎ捨てた。
ロンは驚愕した。
貴也の左手首には手枷を嵌めていて、その手枷には1メートル以上の鎖が取り付けられて、鎖の先端には、武器となる錘の分銅が取り付けられていたのだ。
このガキはこんな武器を隠し持ち、わざと俺に避けきれぬだけの間合いまで、接近させて鎖を…
くう…血が流れ出て視界を遮る。
ロンは柳葉刀を青眼に構えて貴也に対抗しようとするが、視界が不利な状態では貴也の敵では無かった。
貴也は左手を振り上げ、鎖を舞わせ始めた。
くう……血が目に入る状態では、鎖の動きに目が追いつかん…
くっそー!こうなれば、
相討ちに持ち込むまで!
「ぐっがっ~!」
ロンは捨て身で貴也に襲いかかるが、貴也の鎖がロンの左手首を襲い、骨折させた。
「ウッガー!」
右手で左手首を抑えるロンの首に鎖が巻き付き、貴也はロンを押し倒すと、貴也の右手のコンバットナイフがひるがえり、ロンの頸動脈を切り裂いた。
赤い血の噴水が、ロンの首から噴き出してロンは絶命した。
メグは凄惨な光景に声もあげられない。
「ここまでですね。メグ様。」
ロンの返り血を浴びて凄惨な姿の貴也はP10を拾ってメグの前に立つ。
メグは太腿と腹を撃たれて大量の血が流れ出ていた。
これはもう助からないわね。
くっそう…奴隷ごときに…『笑』
「貴也…お前も私や戸倉様と同じね。『笑』
ククククククッ!ただの悪魔だわ。
とっ戸倉様が…お前を白鯨に出てくるエイハブだって言っていた。
ゴホッゴホッ…!トモとジュンを殺されて…足を食いちぎられた…ブホッ!…ただの…復讐鬼だってね!
私たちと同じ…ゴホッ!
ざまあみろ…よ…。」
メグは貴也に捨て台詞を吐き捨てた。
貴也は能面のような表情でメグを見下ろした。
「そうです。あなた達悪魔を殺す為に、僕は鬼になりました。
戸倉は許せない。
でも…これはあなたに聞いて置きたかったのですが、どうしてあなたは戸倉についていったのですか?
戸倉は…本物の悪魔ですよ。」
メグは虚ろな眼をしながら、口から血を流して貴也を見た。
そして乾いた笑いをすると貴也の質問に答える。
「そんなの…決まってる…でしょ…愛…して…いたのよ…♡
悪魔…を愛する…には…はぁ…ゴホッゴホッ!
悪魔になるしか…ないでしょ…
あんた…みたいな…ガキには…分からない…さ。『笑』」
すっとメグの瞳から光が消えた。
貴也は黙ってメグを見下ろしていたが、メグの開けたままの瞳を優しく閉じてやる。
メグもおそらく、戸倉の犠牲者なんだろう。
◈ひとつの死闘が今、終った❗
銃弾が外れても跳弾というものがある。
メグと配下二人。
左利きのロンの左手には短めの柳葉刀が握られている。
「貴也。おとなしく私に従うなら、手足をちょん切るのは勘弁してやるわよ!
銃を捨ててソラと一緒にこっちに来るのよ。」
すると貴也は「ハハハハハハハ!」と高笑い。
「何がおかしいの?」
とムッとするメグ。
「メグ様。僕はあなた達を見逃してあげると言ったのに!
それにまだ白薔薇の調教師のつもりでいるのですか?
もう白薔薇は壊滅してる事もあなたは知ってるはずですよ。」
「貴也。奴隷が偉そうに!
いい?まだ戸倉様や私が生きているうちは白薔薇は滅びてはいないわ!
また白薔薇を再興してやるだけ。
その時はお前もお前以外の他の奴隷どもも、再び鎖に繋いで調教してやる。
覚悟しておく事ね!」
「なるほど。ならますます、戸倉とあなたは生かして置くわけにはいかない。
死んでもらいますよ!
メグ様!」
メグが貴也とやり取りしている間にロンが配下の二人に指示を
出し、貴也の両翼から回る様に命じた。
貴也を包囲する陣形だ。
配下の二人が貴也に発砲する。
「ソラ。僕が呼ぶまでは隠れて動くなよ。
何があっても!」
配下の一人が貴也に迫る。
貴也は気付いてはいないように見える。
構えた瞬間、貴也は背中に目があったのかのように、振り向きざまに射線をずらしてP10を発射!
9パラが一人を撃ち倒した。
そしてもう一人は貴也と撃ち合いになり右肩を撃ち抜かれて悶絶する。
貴也は埠頭での銃撃戦で、遮蔽物を巧妙に利用しながら、メグとも銃撃戦を繰り広げた。
貴也は9パラを連射して、メグを追い詰めていく。
メグはシズP230で応戦しながら引いていった。
奴隷なのになんで銃撃戦に場馴れしているのよ。
そして、メグの太腿と腹を貴也のP10が撃ち抜く!
「ぎっ!」
歯をきしませ声をあげて、倒れ込むメグ。
腹を撃たれたショックでP230も取り落としてしまう。
これでは反撃も出来ない。
貴也はメグにとどめを刺そうとするが、ロンがコンテナの上から飛び降りてロンの柳葉刀が貴也の背後を一閃。
貴也は瞬時にかわすが、コートを切られた。
貴也は瞬時にロンに銃を突きつけるが、ロンの柳葉刀がさらに襲い、貴也の銃を弾き飛ばした。
追い詰められた貴也。
もう銃は無い。
「フン。ヨクカワシタ!
ツカエルナ。ダガソレデハ、プロニハカテナイ!」
カタコトの日本語で話しながら、左手で持つ柳葉刀をユラユラとさせながら、貴也に迫った。
貴也はやむを得ず、右手でコンバットナイフを構える。
「ホウ。カマエハワルクナイガ、オレハ、プロノナイフツカイダ!『笑』」
ロンが残忍な笑顔を浮かべて貴也を斬り裂こうと、瞬時に貴也の間合いに入り、柳葉刀を二閃!
貴也は必死に避け、貴也の胸に斬られ、服の切れ目から血が吹き出す。
「くっ…痛っ!」
顔を歪める貴也。
ロンはなかなかしぶといとは感心したが、とどめを刺すべくさらに間合いを詰めて、貴也の頸動脈を狙って柳葉刀を振り抜く。
ガキッ!
貴也はなんとかコンバットナイフで右手のみで、柳葉刀を受け止めるが、ロンは柳葉刀を両手で握るや、貴也に刃を押し付けた。
グググググググググ!
貴也の頸動脈に柳葉刀の刃が近づいた瞬間!
貴也の口元がニヤリと笑うと!
貴也は何も持っていない左手を一閃し、ロンの右顔面を分銅付きの鎖が襲った。
バシュッ!
「ウッガー!」
血しぶきが上がり、謎の肉片が宙を飛びメグの前に落ちた。
それが何か気付いたメグは蒼白になる。
肉片はロンの右耳。
貴也はさらに左手を旋回させて、巧みに鎖を操り、分銅がロンの額に辺り、ロンの額は大量出血した。
「グッグガア!コノガキ!」
貴也はロンから離れて距離を置くと、そのままコートを脱ぎ捨てた。
ロンは驚愕した。
貴也の左手首には手枷を嵌めていて、その手枷には1メートル以上の鎖が取り付けられて、鎖の先端には、武器となる錘の分銅が取り付けられていたのだ。
このガキはこんな武器を隠し持ち、わざと俺に避けきれぬだけの間合いまで、接近させて鎖を…
くう…血が流れ出て視界を遮る。
ロンは柳葉刀を青眼に構えて貴也に対抗しようとするが、視界が不利な状態では貴也の敵では無かった。
貴也は左手を振り上げ、鎖を舞わせ始めた。
くう……血が目に入る状態では、鎖の動きに目が追いつかん…
くっそー!こうなれば、
相討ちに持ち込むまで!
「ぐっがっ~!」
ロンは捨て身で貴也に襲いかかるが、貴也の鎖がロンの左手首を襲い、骨折させた。
「ウッガー!」
右手で左手首を抑えるロンの首に鎖が巻き付き、貴也はロンを押し倒すと、貴也の右手のコンバットナイフがひるがえり、ロンの頸動脈を切り裂いた。
赤い血の噴水が、ロンの首から噴き出してロンは絶命した。
メグは凄惨な光景に声もあげられない。
「ここまでですね。メグ様。」
ロンの返り血を浴びて凄惨な姿の貴也はP10を拾ってメグの前に立つ。
メグは太腿と腹を撃たれて大量の血が流れ出ていた。
これはもう助からないわね。
くっそう…奴隷ごときに…『笑』
「貴也…お前も私や戸倉様と同じね。『笑』
ククククククッ!ただの悪魔だわ。
とっ戸倉様が…お前を白鯨に出てくるエイハブだって言っていた。
ゴホッゴホッ…!トモとジュンを殺されて…足を食いちぎられた…ブホッ!…ただの…復讐鬼だってね!
私たちと同じ…ゴホッ!
ざまあみろ…よ…。」
メグは貴也に捨て台詞を吐き捨てた。
貴也は能面のような表情でメグを見下ろした。
「そうです。あなた達悪魔を殺す為に、僕は鬼になりました。
戸倉は許せない。
でも…これはあなたに聞いて置きたかったのですが、どうしてあなたは戸倉についていったのですか?
戸倉は…本物の悪魔ですよ。」
メグは虚ろな眼をしながら、口から血を流して貴也を見た。
そして乾いた笑いをすると貴也の質問に答える。
「そんなの…決まってる…でしょ…愛…して…いたのよ…♡
悪魔…を愛する…には…はぁ…ゴホッゴホッ!
悪魔になるしか…ないでしょ…
あんた…みたいな…ガキには…分からない…さ。『笑』」
すっとメグの瞳から光が消えた。
貴也は黙ってメグを見下ろしていたが、メグの開けたままの瞳を優しく閉じてやる。
メグもおそらく、戸倉の犠牲者なんだろう。
◈ひとつの死闘が今、終った❗
1
あなたにおすすめの小説
朔望大学医学部付属病院/ White Dictator
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
White Dictator______通称:『白衣の独裁者』
<ホワイト・ディクテイター>
⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯
圧倒的な「実力」と「技術」で捩じ伏せ・現場を支配する凄腕たち。
___ ごく僅かな一瞬の隙も逃さない神手の集まり。
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる