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第三話 前世の記憶
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「……はぁ!!」
意識を失ったワタクシは、大きな声を出しながら起き上がる。するとそこは、先程までいた見知らぬ部屋ではなく、飽きる程見てきた部屋の中だった。
「ここは、ワタクシの部屋?」
もしかして、ここも天国の一部なのかしら? ふんっ、使い勝手のわかっているワタクシの部屋を用意しておくだなんて、ようやくワタクシへの接し方がわかってきたようですわね。
「はぁ……変なものを見せられたせいで、気分が悪いですわ……痛っ……!」
ベッドの上で上半身を起こしたワタクシの右手の指に、鋭い痛みが走った。痛みのしたところを確認すると、右手の人差し指と中指、そして薬指に包帯が巻かれていた。
これって……半年前に、ワタクシが暇つぶしに読んでた本で、見事に指を切ってしまった時と同じ指ですわ。
同時に三本もの指を切ったのは、これが最初で最後でしたので、よく覚えておりますの。
天国にいるというのに、どうして過去の怪我をしているのかしら? それに、死んだ後でも痛みって感じるものですの?
「天国って、本当に意味のわからない場所ですわね……ここでこうしていても仕方ありませんし、外の様子でも見に――うぐっ!?」
現状に不満を漏らしながらも、とりあえずベッドから出たワタクシの頭に、とてつもない激痛が走った。
「あ、あぁぁぁ!? い、痛い……痛いぃぃぃ!? な、なんですのこれぇぇぇぇ!?!?」
頭の中を強打されながら、グチャグチャにかき回されているかのような激痛に耐えきれなくて、思わずその場でうずくまってしまった。
一体、何が……!? どうしてワタクシがこんなに苦しまなくちゃいけないんですの!? これも全て、あの聖女のせい……!
「うっ……こ、これは……!?」
激痛のせいで、目を力強く閉じているはずなのに、なにかの景色が見えてきた。それも、どれもこれもワタクシが知らないものばかりだった。
小汚い男に殴られたり、ヒステリックな女に無理やり勉強させられたり、よくわからない場所に押し込められて、ぎゅうぎゅうになりながら移動したり、太った醜い男に頭を何度も下げたり……そして、幼い子供達と楽しそうに話していたり。
どうしてこんな知らない光景が……違う、全てワタクシは知っている。これは紛れもなく、ワタクシの記憶……!
「……思い、出した……あれは、ワタクシの……ううん、あたしの記憶だ……!」
さっき見た光景が、あたしの記憶だとわかったとたん、激痛が嘘だったようにスーッと消えていた。
あともう少し続いていたら、痛みのショックでまた死んじゃってたかもしれない。もう二度も死ぬのを経験しているんだから、しばらくはそんな経験したくない。
「ミシェルお嬢様!? いかがされましたか!?」
痛みから解放された安心感を感じながら、ベッドに腰を下ろしていると、屋敷に仕えている若い女性の使用人が、血相を変えてやってきた。その女性に続いて、何人も部屋に飛び込んできた。
あれだけ大きな声を出したら、なにかあったのかって思っちゃうのも無理はないよね。早く大丈夫だって伝えて、安心させなきゃ。
「大丈夫です。ちょっと虫が出て驚いてしまっただけですので……」
「さ、左様でございますか。尋常じゃない叫び声でしたので……」
「ご心配をおかけして、申し訳ありません。それと、わざわざ見に来てくれてありがとうございます」
「……えっ……?」
「どうかしましたか?」
「いえ、その……暖かいお言葉をいただけて、感謝と驚きでつい……」
そ、そうだよね……以前のあたし……ミシェル・スチュワートという人間だったら、心配するのは当然とか、来るのが遅いとか、傍から聞いてたら何様だって思うような発言をしていたと思う。
前世の記憶を思い出したからなのか、今のあたしは、前世の性格を基準にした考え方になっているから、そんなことは言わない。
……まあ、どうして記憶が戻ったのかとか、性格が前世のものになっているのかとか、全然わからないんだけどね。わからないことが多すぎて、頭がパンクしちゃいそうだ。
「大変失礼いたしました。それと、そろそろフレリック様のお誕生日パーティーに向かうための、準備をさせていただきます」
「フレリック様の……わ、わかりました。少し休んでからでもよろしいでしょうか?」
「かしこまりました。では三十分後に伺わせていただきます。では、失礼いたします」
使用人達は深々と頭を下げてから、あたしの部屋を去っていった。
「この指の怪我、それにフレリック様のお誕生日パーティー……まさか、ここはあたしが処刑される半年前の時間……? もしそうなら、あれも残ってるのかな?」
あたしは机の引き出しを開けると、とあるものを見つけた。それは、綺麗な装飾がされたオルゴールだった。
このオルゴールは、三年前……あたしの十三歳の誕生日に、フレリック様が誕生日プレゼントとして贈ってくれたものだ。
でも、婚約破棄をされた日の夜に、あたしを捨てたフレリック様への怒りと憎しみをぶつけるように、粉々に砕いてしまったはず。
それがあるということは、少なくともここは、処刑された日よりも前の時間だということだ。
「……とりあえず、今までのことを整理して、一旦落ち付こう」
何度か深呼吸をしてから、静かに目を閉じる。
――あたしは元々、椎名真琴という名前の、どこにでもいるOLだった。でも、ママに押し付けられた、双子の弟妹を養うために働きすぎた結果、過労から来た眩暈のせいで階段から落ちて、そこであたしは人生の幕を下ろしたはず。
だというのに、あたしは何故か別の世界で、ミシェル・スチュワートという人間として生きていた。
人間の父とエルフの母を持つこの世界のあたしは、ハーフエルフとしてこの世に生まれた。
父は今もこの家の当主として働いているが、母はあたしがまだ物心がつく前に、病気で亡くなってしまった。
最後の最後まで、あたしのことを大切にしてくれた、素晴らしい女性だったと、使用人から聞いたことがある。
そんな二人の間に生まれたあたしは、幼い頃は家のために真面目に勉強する子だったけど、いくら頑張ってもお父様に認めてもらえず、真面目に生きるのがバカバカしくなって……まるで物語に出てくる悪役令嬢みたいな、ワガママで性格最悪な人間になった。
無事に悪役令嬢になったあたしは、この後に行われるパーティーで、婚約者であるフレリック様に婚約破棄を突き付けられ、学園でずっといじめていた女性――エリーザによって、大罪の冤罪をかけられて、処刑されちゃうんだよね。
それで、なぜかあたしは死んだ後に前世の記憶を見て、半年前にタイムスリップをして、前世の記憶を思い出した、と……なるほどなるほど……。
「って! 全然意味がわからないよ!? なるほどじゃないよ! 普通、人間は死んだらそこで終わりじゃないの!? テレビで前世の記憶があります~、みたいな特番を見たことあるけど、まさか現実に起こるとかありえないって! しかも魔法がある世界ってなに!?」
考えれば考える程、意味がわからなくて頭がまた痛くなってきた。
でも……はっきりしていることはある……あたしは、大切な家族を置いてきてしまったんだ。
「二人共、大丈夫かな……寂しくて泣いてないかな……施設に預けられて、離れ離れになってないかな……お腹すかせてないかな……」
大切な家族を置いて逝ってしまった自分への不甲斐なさや、弟妹への申し訳なさ、そしてもう会えないという寂しさが、涙となって目から溢れた。
「……ううん、泣いてたって何も解決はしないよね。もしかしたら、元の世界に戻る方法はあるかもしれない」
幸いにも、この世界には魔法というものが、数多く存在している。その中に、もう一度転生する魔法とか、移動する魔法とか、何かしらの方法がきっとあるはずだ。
「この世界に来れたなら、戻る方法だってきっとあるはず! うん、そう考えたら、少し元気が出てきたかも!」
よし、今後の目標は、なんとかして元の世界に帰る方法を見つけることだ。
しかし、このまま普通に過ごしていたら、あたしは婚約破棄をされて、謂れの無い大罪の冤罪をかけられて、殺されてしまう。
あたしが復讐なんてしなければ、そんなことにはならないかもしれないけど……あくまで可能性でしかないから、なるべくその可能性は潰しておきたい。
「それなら、今日のパーティーで行われる婚約破棄を喜んで受けて、禍根が残らないようにして……その後にこっちのパパ……じゃなかった。お父様に追放されるはずだから、家を出たら復讐なんて考えないで、遠くの地に行って、元の世界に帰る方法を探そう!」
大雑把ではあったけど、自分の中で色々とまとまった頃を見計らっていたかのように、先程の使用人がやってきた。
どうやら、いつの間にかパーティーに行くための準備をする時間になっていたみたいだね。
……お姉ちゃん、絶対に二人の元に帰ってみせるから。帰ったら、たくさん遊んであげるし、二人が大好物のハンバーグを作ってあげるからね。
意識を失ったワタクシは、大きな声を出しながら起き上がる。するとそこは、先程までいた見知らぬ部屋ではなく、飽きる程見てきた部屋の中だった。
「ここは、ワタクシの部屋?」
もしかして、ここも天国の一部なのかしら? ふんっ、使い勝手のわかっているワタクシの部屋を用意しておくだなんて、ようやくワタクシへの接し方がわかってきたようですわね。
「はぁ……変なものを見せられたせいで、気分が悪いですわ……痛っ……!」
ベッドの上で上半身を起こしたワタクシの右手の指に、鋭い痛みが走った。痛みのしたところを確認すると、右手の人差し指と中指、そして薬指に包帯が巻かれていた。
これって……半年前に、ワタクシが暇つぶしに読んでた本で、見事に指を切ってしまった時と同じ指ですわ。
同時に三本もの指を切ったのは、これが最初で最後でしたので、よく覚えておりますの。
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現状に不満を漏らしながらも、とりあえずベッドから出たワタクシの頭に、とてつもない激痛が走った。
「あ、あぁぁぁ!? い、痛い……痛いぃぃぃ!? な、なんですのこれぇぇぇぇ!?!?」
頭の中を強打されながら、グチャグチャにかき回されているかのような激痛に耐えきれなくて、思わずその場でうずくまってしまった。
一体、何が……!? どうしてワタクシがこんなに苦しまなくちゃいけないんですの!? これも全て、あの聖女のせい……!
「うっ……こ、これは……!?」
激痛のせいで、目を力強く閉じているはずなのに、なにかの景色が見えてきた。それも、どれもこれもワタクシが知らないものばかりだった。
小汚い男に殴られたり、ヒステリックな女に無理やり勉強させられたり、よくわからない場所に押し込められて、ぎゅうぎゅうになりながら移動したり、太った醜い男に頭を何度も下げたり……そして、幼い子供達と楽しそうに話していたり。
どうしてこんな知らない光景が……違う、全てワタクシは知っている。これは紛れもなく、ワタクシの記憶……!
「……思い、出した……あれは、ワタクシの……ううん、あたしの記憶だ……!」
さっき見た光景が、あたしの記憶だとわかったとたん、激痛が嘘だったようにスーッと消えていた。
あともう少し続いていたら、痛みのショックでまた死んじゃってたかもしれない。もう二度も死ぬのを経験しているんだから、しばらくはそんな経験したくない。
「ミシェルお嬢様!? いかがされましたか!?」
痛みから解放された安心感を感じながら、ベッドに腰を下ろしていると、屋敷に仕えている若い女性の使用人が、血相を変えてやってきた。その女性に続いて、何人も部屋に飛び込んできた。
あれだけ大きな声を出したら、なにかあったのかって思っちゃうのも無理はないよね。早く大丈夫だって伝えて、安心させなきゃ。
「大丈夫です。ちょっと虫が出て驚いてしまっただけですので……」
「さ、左様でございますか。尋常じゃない叫び声でしたので……」
「ご心配をおかけして、申し訳ありません。それと、わざわざ見に来てくれてありがとうございます」
「……えっ……?」
「どうかしましたか?」
「いえ、その……暖かいお言葉をいただけて、感謝と驚きでつい……」
そ、そうだよね……以前のあたし……ミシェル・スチュワートという人間だったら、心配するのは当然とか、来るのが遅いとか、傍から聞いてたら何様だって思うような発言をしていたと思う。
前世の記憶を思い出したからなのか、今のあたしは、前世の性格を基準にした考え方になっているから、そんなことは言わない。
……まあ、どうして記憶が戻ったのかとか、性格が前世のものになっているのかとか、全然わからないんだけどね。わからないことが多すぎて、頭がパンクしちゃいそうだ。
「大変失礼いたしました。それと、そろそろフレリック様のお誕生日パーティーに向かうための、準備をさせていただきます」
「フレリック様の……わ、わかりました。少し休んでからでもよろしいでしょうか?」
「かしこまりました。では三十分後に伺わせていただきます。では、失礼いたします」
使用人達は深々と頭を下げてから、あたしの部屋を去っていった。
「この指の怪我、それにフレリック様のお誕生日パーティー……まさか、ここはあたしが処刑される半年前の時間……? もしそうなら、あれも残ってるのかな?」
あたしは机の引き出しを開けると、とあるものを見つけた。それは、綺麗な装飾がされたオルゴールだった。
このオルゴールは、三年前……あたしの十三歳の誕生日に、フレリック様が誕生日プレゼントとして贈ってくれたものだ。
でも、婚約破棄をされた日の夜に、あたしを捨てたフレリック様への怒りと憎しみをぶつけるように、粉々に砕いてしまったはず。
それがあるということは、少なくともここは、処刑された日よりも前の時間だということだ。
「……とりあえず、今までのことを整理して、一旦落ち付こう」
何度か深呼吸をしてから、静かに目を閉じる。
――あたしは元々、椎名真琴という名前の、どこにでもいるOLだった。でも、ママに押し付けられた、双子の弟妹を養うために働きすぎた結果、過労から来た眩暈のせいで階段から落ちて、そこであたしは人生の幕を下ろしたはず。
だというのに、あたしは何故か別の世界で、ミシェル・スチュワートという人間として生きていた。
人間の父とエルフの母を持つこの世界のあたしは、ハーフエルフとしてこの世に生まれた。
父は今もこの家の当主として働いているが、母はあたしがまだ物心がつく前に、病気で亡くなってしまった。
最後の最後まで、あたしのことを大切にしてくれた、素晴らしい女性だったと、使用人から聞いたことがある。
そんな二人の間に生まれたあたしは、幼い頃は家のために真面目に勉強する子だったけど、いくら頑張ってもお父様に認めてもらえず、真面目に生きるのがバカバカしくなって……まるで物語に出てくる悪役令嬢みたいな、ワガママで性格最悪な人間になった。
無事に悪役令嬢になったあたしは、この後に行われるパーティーで、婚約者であるフレリック様に婚約破棄を突き付けられ、学園でずっといじめていた女性――エリーザによって、大罪の冤罪をかけられて、処刑されちゃうんだよね。
それで、なぜかあたしは死んだ後に前世の記憶を見て、半年前にタイムスリップをして、前世の記憶を思い出した、と……なるほどなるほど……。
「って! 全然意味がわからないよ!? なるほどじゃないよ! 普通、人間は死んだらそこで終わりじゃないの!? テレビで前世の記憶があります~、みたいな特番を見たことあるけど、まさか現実に起こるとかありえないって! しかも魔法がある世界ってなに!?」
考えれば考える程、意味がわからなくて頭がまた痛くなってきた。
でも……はっきりしていることはある……あたしは、大切な家族を置いてきてしまったんだ。
「二人共、大丈夫かな……寂しくて泣いてないかな……施設に預けられて、離れ離れになってないかな……お腹すかせてないかな……」
大切な家族を置いて逝ってしまった自分への不甲斐なさや、弟妹への申し訳なさ、そしてもう会えないという寂しさが、涙となって目から溢れた。
「……ううん、泣いてたって何も解決はしないよね。もしかしたら、元の世界に戻る方法はあるかもしれない」
幸いにも、この世界には魔法というものが、数多く存在している。その中に、もう一度転生する魔法とか、移動する魔法とか、何かしらの方法がきっとあるはずだ。
「この世界に来れたなら、戻る方法だってきっとあるはず! うん、そう考えたら、少し元気が出てきたかも!」
よし、今後の目標は、なんとかして元の世界に帰る方法を見つけることだ。
しかし、このまま普通に過ごしていたら、あたしは婚約破棄をされて、謂れの無い大罪の冤罪をかけられて、殺されてしまう。
あたしが復讐なんてしなければ、そんなことにはならないかもしれないけど……あくまで可能性でしかないから、なるべくその可能性は潰しておきたい。
「それなら、今日のパーティーで行われる婚約破棄を喜んで受けて、禍根が残らないようにして……その後にこっちのパパ……じゃなかった。お父様に追放されるはずだから、家を出たら復讐なんて考えないで、遠くの地に行って、元の世界に帰る方法を探そう!」
大雑把ではあったけど、自分の中で色々とまとまった頃を見計らっていたかのように、先程の使用人がやってきた。
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