45 / 60
第四十五話 研究施設
しおりを挟む
「…………」
マール家に向かう馬車の中で、まるで人形のようにジッとしながら、ぼんやりと外を眺めていると、いつの間にかマール家の屋敷に到着したようで、御者に馬車から降ろされた。
……沢山の人が、あたしのことを出迎えてくれているなぁ……なにか言ってるみたいだけど、全然頭に入ってこない。
「ミシェル様、ようこそマール家へ。此度の婚約を受けてくれたこと、誠に感謝申し上げます」
「……あ、はい……」
ボーっとしていると、いつの間にか目の間に立っていたスィヤンフィ様に声をかけられていた。
これから夫になる人が、わざわざ来てくれたのに、それすら気づけないなんて……これじゃあ、アラン様があたしを捨てたくなる気持ちもよくわかるよ……あはっ……あははっ……。
「これは、想像以上に魔法が効いてしまっているようだな……あの程度の出力でこれとは……まったく面倒な……こほん……ミシェル様、顔をお上げください」
「……?」
スィヤンフィ様は、なにかぶつぶつと独り言を言ってから、あたしの顎をクイっと上げた。それは、前の世界で読んだ漫画にあった、顎クイと同じものだった。
「ミシェル様、少し元気を出してください」
「……スィヤンフィ様……ワタクシは……ごめんなさい、少し落ち込んでしまっていて」
「何があったかは存じませんが、よければ後でお話を聞きますよ」
「ありがとうございます。そう言ってもらえるだけで、少し楽になりました」
スィヤンフィ様が優しく慰めてくれたおかげで、あたしの体に少しばかりの気力が戻ってきた。
すぐにいつも通りの元気になるのは無理かもしれないけど……一日でも早く立ち直って、また頑張らないと。
あたしを好きになって結婚の申し出をしてくれたスィヤンフィ様の好意に報いるためにも。
不敬な態度を取ってしまい、何かしらの形でバーンズ家に迷惑をかけないためにも。
そして……大切な家族の待っている世界に帰るためにも。
「それはなによりです。では、あなたの部屋にご案内……の前に、一つ御覧になってほしいものがございまして」
「……はあ……なんでしょうか?」
「あなたに以前提示した、メリットに繋がる話です。こちらへどうぞ」
屋敷に通されたあたしは、スィヤンフィ様と共に、地下へと続く階段を降りていく。そこにあったのは、ぼんやりと赤く光る魔法陣だった。
「これは転移魔法陣です」
「スィヤンフィ様は、転移魔法が使えるのですか!?」
「ええ。まだ完成には至っていないうえに、使うには多くの制約がありますが、普通に使う程度には問題ありません。さあ、どうぞ」
「…………」
転移魔法が失敗すれば、大変なことになってしまうことを知っている以上、迂闊に乗るわけにはいかない……はずなのだが、スィヤンフィ様は躊躇なく転移魔法に乗り、どこかへ消えてしまった。
スィヤンフィ様が大丈夫なら、あたしだって大丈夫だよね……怖いけど、乗るしかない!
「えいっ!!」
目をギュッと瞑って魔法陣に乗ると、瞑っていても周りが明るくなっているのがわかるくらい、眩しい場所に飛ばされた。
ここが転移先の場所? それとも転移中? もしかして……失敗して死んじゃったとか!?
「着きました。目を開けても大丈夫ですよ」
「スィヤンフィ様……」
何があっても耐えられるように我慢していると、ポンっと肩に手が乗った感覚を感じた。
それに従って目を開けると、あたしは薄暗い廊下にある、分厚い扉の前に立っていた。その扉は、まるであたしの侵入を拒んでいるかのようだ。
「この中に、お見せしたいものがございます。とても面白い物なので、ぜひ楽しみにしてください」
「は、はぁ……わかりました」
スィヤンフィ様に連れられて部屋の中に入ると、無駄に広くて薄暗い部屋だった。
ランプやロウソクといった、一般的に普及されている光源は一切目につかない。その代わりに部屋を照らしていたのは、ぼんやりと光る液体が入ったカプセルだった。
……ううん、違う……入っているのは液体だけじゃない! こ、これは……!?
「え……なに、これ……動物や植物が……大きなカプセルの中に……うそっ、こっちには人間に、エルフまで!?」
これは、どうみても普通の研究施設じゃない。まるで漫画の世界に出てくるマッドサイエンティストの研究施設みたいな……い、一体どういうことなの!?
「うっ……うえぇ……!」
部屋の中に満ち溢れる、動物や植物たちの怒りや悲しみや憎悪……あの森のものに勝るとも劣らない、どす黒い感情が、部屋の中に充満している。
その感情を感じるだけで、気分が悪くなってきた。
「おや、どうしました? そんな驚いて、尻もちまでついて」
「スィヤンフィ様、ここは一体何なんですか!?」
「ここは私の実験施設ですよ。ここでは魔道具店で売っている魔道具の開発や、個人的な研究を行っているのです」
「じゃあ、この人達は……!」
「もちろん、私の実験サンプルです」
サンプル……? 動物や植物を使うのは聞いたことがあるけど、人の形をしているものを使うのは、許されない。
「人体実験は、国の法で固く禁じられています! これが発覚すれば、極刑は免れませんよ!」
「そこはご心配なく。この研究は、国の上層部の人間達も関わっております」
「は……?」
「今のだと、やや語弊がありますね。私の魔法で彼らの認識をいじり、私達のしていることは慈善活動と思わせておりますので、ご安心を」
てっきりこれは、スィヤンフィ様が暴走しているものだと思ってたけど、まさか国まで巻き込んでいただなんて……!
「こんなことをして、人間として心が痛まないんですか!?」
「ふーん……うーん……ふむー…………」
しばらく考えながらウロウロしていたスィヤンフィ様は、何か結論付いたようで、にこやかに笑ってみせた。
「いくつかの視点で君の質問を考えてみましたが、全く痛みませんね。彼らは生き物ではなく、サンプルでしか無いのだから」
スィヤンフィ様……良い人だと思ってたのに……蓋を開けてみたら、とんでもないマッドサイエンティストだった……ど、どうすればいいの?
「あっ……も、もしかしてあたしを実験のサンプルにするんですか!?」
「ええ。今すぐではありませんが……ハーフエルフは貴重な存在ですからね。そんな存在を見過ごすのは、あまりにも惜しい。だから、あなたに魔法で暗示をかけた」
「ま、魔法……?」
あたしが魔法に対して才能があまりないからなのか、魔法を使われた覚えが全く――いや待って。もしかして、たまにスィヤンフィ様の目が赤く光っていたのは、もしかして……!?
あ、あまりにも迂闊だった。あそこで気のせい? とか呑気なことを考えていないで、怪しんでいればこんなことには……!
「暗示って、なにをかけたんですか!?」
「アラン様に対して不信感を強く抱くように、そして他の人間よりも気分が落ち込みやすくしました。思った以上に効きすぎてしまって面倒だったので、先程調整をいたしましたがね」
「なら……アラン様にもなにか暗示をかけたんですか!?」
「…………」
どうして急にアラン様があたしに酷いことを言ってきたのかわからなかったし、あたしが信じられなくなったのも、スィヤンフィ様の魔法のせいなら理解できる!
やっぱりアラン様は、あたしを捨てるようなことをするはずがない――そんな甘い考えを否定するように、今まで饒舌に喋ってたスィヤンフィ様の口が、堅く閉ざされた。
どうしてそこで止めるの? アラン様にもなにか暗示をかけたんだよね? だから、あたしに酷いことを言ったんだよね? ねえ、そうだって言ってよ!
「あなたの期待に添えられなくて、大変心苦しいですが、私が魔法を使ったのは、ミシェル様だけです。此度の結婚を許可したのは、彼の意志です」
「う、うそっ……嘘だ! あなたはアラン様に魔法をかけたんだ! そうじゃなきゃ、あたしを捨てるようなことをするはずが……!」
「実験施設を見せたうえに、ここまで丁寧に話したというのに、そこだけ嘘をつくメリットは、私にはありません」
それじゃあ、アラン様の態度は、嘘偽りが無いものだったの……? もしかしたら、アラン様は魔法のせいでおかしくなってて、本当はまだあたしのことを……って思ってたけど……そんな甘い幻想なんて、あるわけないってことだね……。
「おや、そんな涙を流して……綺麗な顔が台無しですよ」
「放っておいてください……」
「……ふぅ。それで、いつまでそこで隠れて見物しているのですか。そろそろ出てきたらどうですか?」
「えっ……?」
「もう、どうして言っちゃうわけ? ノリわっるいわー」
ケラケラと、人を小馬鹿にしたような笑い声をあげながらあたしの前に出てきた女性の姿は、とても見覚えがあった。
ううん、見覚えがあるなんてレベルじゃない。あ、あの子は……!
「エリーザ、様……?」
マール家に向かう馬車の中で、まるで人形のようにジッとしながら、ぼんやりと外を眺めていると、いつの間にかマール家の屋敷に到着したようで、御者に馬車から降ろされた。
……沢山の人が、あたしのことを出迎えてくれているなぁ……なにか言ってるみたいだけど、全然頭に入ってこない。
「ミシェル様、ようこそマール家へ。此度の婚約を受けてくれたこと、誠に感謝申し上げます」
「……あ、はい……」
ボーっとしていると、いつの間にか目の間に立っていたスィヤンフィ様に声をかけられていた。
これから夫になる人が、わざわざ来てくれたのに、それすら気づけないなんて……これじゃあ、アラン様があたしを捨てたくなる気持ちもよくわかるよ……あはっ……あははっ……。
「これは、想像以上に魔法が効いてしまっているようだな……あの程度の出力でこれとは……まったく面倒な……こほん……ミシェル様、顔をお上げください」
「……?」
スィヤンフィ様は、なにかぶつぶつと独り言を言ってから、あたしの顎をクイっと上げた。それは、前の世界で読んだ漫画にあった、顎クイと同じものだった。
「ミシェル様、少し元気を出してください」
「……スィヤンフィ様……ワタクシは……ごめんなさい、少し落ち込んでしまっていて」
「何があったかは存じませんが、よければ後でお話を聞きますよ」
「ありがとうございます。そう言ってもらえるだけで、少し楽になりました」
スィヤンフィ様が優しく慰めてくれたおかげで、あたしの体に少しばかりの気力が戻ってきた。
すぐにいつも通りの元気になるのは無理かもしれないけど……一日でも早く立ち直って、また頑張らないと。
あたしを好きになって結婚の申し出をしてくれたスィヤンフィ様の好意に報いるためにも。
不敬な態度を取ってしまい、何かしらの形でバーンズ家に迷惑をかけないためにも。
そして……大切な家族の待っている世界に帰るためにも。
「それはなによりです。では、あなたの部屋にご案内……の前に、一つ御覧になってほしいものがございまして」
「……はあ……なんでしょうか?」
「あなたに以前提示した、メリットに繋がる話です。こちらへどうぞ」
屋敷に通されたあたしは、スィヤンフィ様と共に、地下へと続く階段を降りていく。そこにあったのは、ぼんやりと赤く光る魔法陣だった。
「これは転移魔法陣です」
「スィヤンフィ様は、転移魔法が使えるのですか!?」
「ええ。まだ完成には至っていないうえに、使うには多くの制約がありますが、普通に使う程度には問題ありません。さあ、どうぞ」
「…………」
転移魔法が失敗すれば、大変なことになってしまうことを知っている以上、迂闊に乗るわけにはいかない……はずなのだが、スィヤンフィ様は躊躇なく転移魔法に乗り、どこかへ消えてしまった。
スィヤンフィ様が大丈夫なら、あたしだって大丈夫だよね……怖いけど、乗るしかない!
「えいっ!!」
目をギュッと瞑って魔法陣に乗ると、瞑っていても周りが明るくなっているのがわかるくらい、眩しい場所に飛ばされた。
ここが転移先の場所? それとも転移中? もしかして……失敗して死んじゃったとか!?
「着きました。目を開けても大丈夫ですよ」
「スィヤンフィ様……」
何があっても耐えられるように我慢していると、ポンっと肩に手が乗った感覚を感じた。
それに従って目を開けると、あたしは薄暗い廊下にある、分厚い扉の前に立っていた。その扉は、まるであたしの侵入を拒んでいるかのようだ。
「この中に、お見せしたいものがございます。とても面白い物なので、ぜひ楽しみにしてください」
「は、はぁ……わかりました」
スィヤンフィ様に連れられて部屋の中に入ると、無駄に広くて薄暗い部屋だった。
ランプやロウソクといった、一般的に普及されている光源は一切目につかない。その代わりに部屋を照らしていたのは、ぼんやりと光る液体が入ったカプセルだった。
……ううん、違う……入っているのは液体だけじゃない! こ、これは……!?
「え……なに、これ……動物や植物が……大きなカプセルの中に……うそっ、こっちには人間に、エルフまで!?」
これは、どうみても普通の研究施設じゃない。まるで漫画の世界に出てくるマッドサイエンティストの研究施設みたいな……い、一体どういうことなの!?
「うっ……うえぇ……!」
部屋の中に満ち溢れる、動物や植物たちの怒りや悲しみや憎悪……あの森のものに勝るとも劣らない、どす黒い感情が、部屋の中に充満している。
その感情を感じるだけで、気分が悪くなってきた。
「おや、どうしました? そんな驚いて、尻もちまでついて」
「スィヤンフィ様、ここは一体何なんですか!?」
「ここは私の実験施設ですよ。ここでは魔道具店で売っている魔道具の開発や、個人的な研究を行っているのです」
「じゃあ、この人達は……!」
「もちろん、私の実験サンプルです」
サンプル……? 動物や植物を使うのは聞いたことがあるけど、人の形をしているものを使うのは、許されない。
「人体実験は、国の法で固く禁じられています! これが発覚すれば、極刑は免れませんよ!」
「そこはご心配なく。この研究は、国の上層部の人間達も関わっております」
「は……?」
「今のだと、やや語弊がありますね。私の魔法で彼らの認識をいじり、私達のしていることは慈善活動と思わせておりますので、ご安心を」
てっきりこれは、スィヤンフィ様が暴走しているものだと思ってたけど、まさか国まで巻き込んでいただなんて……!
「こんなことをして、人間として心が痛まないんですか!?」
「ふーん……うーん……ふむー…………」
しばらく考えながらウロウロしていたスィヤンフィ様は、何か結論付いたようで、にこやかに笑ってみせた。
「いくつかの視点で君の質問を考えてみましたが、全く痛みませんね。彼らは生き物ではなく、サンプルでしか無いのだから」
スィヤンフィ様……良い人だと思ってたのに……蓋を開けてみたら、とんでもないマッドサイエンティストだった……ど、どうすればいいの?
「あっ……も、もしかしてあたしを実験のサンプルにするんですか!?」
「ええ。今すぐではありませんが……ハーフエルフは貴重な存在ですからね。そんな存在を見過ごすのは、あまりにも惜しい。だから、あなたに魔法で暗示をかけた」
「ま、魔法……?」
あたしが魔法に対して才能があまりないからなのか、魔法を使われた覚えが全く――いや待って。もしかして、たまにスィヤンフィ様の目が赤く光っていたのは、もしかして……!?
あ、あまりにも迂闊だった。あそこで気のせい? とか呑気なことを考えていないで、怪しんでいればこんなことには……!
「暗示って、なにをかけたんですか!?」
「アラン様に対して不信感を強く抱くように、そして他の人間よりも気分が落ち込みやすくしました。思った以上に効きすぎてしまって面倒だったので、先程調整をいたしましたがね」
「なら……アラン様にもなにか暗示をかけたんですか!?」
「…………」
どうして急にアラン様があたしに酷いことを言ってきたのかわからなかったし、あたしが信じられなくなったのも、スィヤンフィ様の魔法のせいなら理解できる!
やっぱりアラン様は、あたしを捨てるようなことをするはずがない――そんな甘い考えを否定するように、今まで饒舌に喋ってたスィヤンフィ様の口が、堅く閉ざされた。
どうしてそこで止めるの? アラン様にもなにか暗示をかけたんだよね? だから、あたしに酷いことを言ったんだよね? ねえ、そうだって言ってよ!
「あなたの期待に添えられなくて、大変心苦しいですが、私が魔法を使ったのは、ミシェル様だけです。此度の結婚を許可したのは、彼の意志です」
「う、うそっ……嘘だ! あなたはアラン様に魔法をかけたんだ! そうじゃなきゃ、あたしを捨てるようなことをするはずが……!」
「実験施設を見せたうえに、ここまで丁寧に話したというのに、そこだけ嘘をつくメリットは、私にはありません」
それじゃあ、アラン様の態度は、嘘偽りが無いものだったの……? もしかしたら、アラン様は魔法のせいでおかしくなってて、本当はまだあたしのことを……って思ってたけど……そんな甘い幻想なんて、あるわけないってことだね……。
「おや、そんな涙を流して……綺麗な顔が台無しですよ」
「放っておいてください……」
「……ふぅ。それで、いつまでそこで隠れて見物しているのですか。そろそろ出てきたらどうですか?」
「えっ……?」
「もう、どうして言っちゃうわけ? ノリわっるいわー」
ケラケラと、人を小馬鹿にしたような笑い声をあげながらあたしの前に出てきた女性の姿は、とても見覚えがあった。
ううん、見覚えがあるなんてレベルじゃない。あ、あの子は……!
「エリーザ、様……?」
42
あなたにおすすめの小説
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
ブスすぎて嫁の貰い手がないから閨勤侍女になれと言われたので縁を切ります、完全に!完全縁切りの先にあったのは孤独ではなくて…
ハートリオ
恋愛
ルフスは結婚が決まった従姉の閨勤侍女になるよう父親に命令されたのをきっかけに父に無視され冷遇されて来た日々を終わらせようとブラコン父と完全に縁を切る決意する。
一方、従姉の結婚相手はアルゲンテウス辺境伯とのことだが、実は手違いがあって辺境伯が結婚したいのはルフス。
そんなこんなの異世界ファンタジーラブです。
読んでいただけると嬉しいです。
9回巻き戻った公爵令嬢ですが、10回目の人生はどうやらご褒美モードのようです
志野田みかん
恋愛
アリーシア・グランツ公爵令嬢は、異世界から落ちてきた聖女ミアに婚約者を奪われ、断罪されて処刑された。殺されるたびに人生が巻き戻り、そのたびに王太子マクシミリアンはミアに心奪われ、アリーシアは処刑、処刑、処刑!
10回目の人生にして、ようやく貧乏男爵令嬢アリーに生まれ変わった。
もう王太子や聖女には関わらない!と心に決めたのに、病弱な弟のために王宮の侍女として働くことに。するとなぜか、王太子マクシミリアンは聖女ミアには目もくれず、男爵令嬢アリーを溺愛し始めて……。
(頭を空っぽにして笑えることを目指したコメディです。2020年に執筆した作品です。本作を読みたいというお声があったため再掲します)
置き去りにされた転生シンママはご落胤を秘かに育てるも、モトサヤはご容赦のほどを
青の雀
恋愛
シンママから玉の輿婚へ
学生時代から付き合っていた王太子のレオンハルト・バルセロナ殿下に、ある日突然、旅先で置き去りにされてしまう。
お忍び旅行で来ていたので、誰も二人の居場所を知らなく、両親のどちらかが亡くなった時にしか発動しないはずの「血の呪縛」魔法を使われた。
お腹には、殿下との子供を宿しているというのに、政略結婚をするため、バレンシア・セレナーデ公爵令嬢が邪魔になったという理由だけで、あっけなく捨てられてしまったのだ。
レオンハルトは当初、バレンシアを置き去りにする意図はなく、すぐに戻ってくるつもりでいた。
でも、王都に戻ったレオンハルトは、そのまま結婚式を挙げさせられることになる。
お相手は隣国の王女アレキサンドラ。
アレキサンドラとレオンハルトは、形式の上だけの夫婦となるが、レオンハルトには心の妻であるバレンシアがいるので、指1本アレキサンドラに触れることはない。
バレンシアガ置き去りにされて、2年が経った頃、白い結婚に不満をあらわにしたアレキサンドラは、ついに、バレンシアとその王子の存在に気付き、ご落胤である王子を手に入れようと画策するが、どれも失敗に終わってしまう。
バレンシアは、前世、京都の餅菓子屋の一人娘として、シンママをしながら子供を育てた経験があり、今世もパティシエとしての腕を生かし、パンに製菓を売り歩く行商になり、王子を育てていく。
せっかくなので、家庭でできる餅菓子レシピを載せることにしました
存在感のない聖女が姿を消した後 [完]
風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは
永く仕えた国を捨てた。
何故って?
それは新たに現れた聖女が
ヒロインだったから。
ディアターナは
いつの日からか新聖女と比べられ
人々の心が離れていった事を悟った。
もう私の役目は終わったわ…
神託を受けたディアターナは
手紙を残して消えた。
残された国は天災に見舞われ
てしまった。
しかし聖女は戻る事はなかった。
ディアターナは西帝国にて
初代聖女のコリーアンナに出会い
運命を切り開いて
自分自身の幸せをみつけるのだった。
婚約破棄で、おひとり様になれるはずだったのに!?
パリパリかぷちーの
恋愛
主人公ルシアン・ヴァイオレットは、「悪役令嬢」として振る舞う孤独愛好家の公爵令嬢。念願だった第一王子アランとの婚約破棄を言い渡されると、内心では歓喜し、大都会の喧騒から逃れて森の奥の廃墟同然の別荘へと引きこもる。ルシアンの目的は、誰にも邪魔されない至高の静寂ライフを満喫することだった。
しかし、彼女の理想郷にはすでに先客がいた。それは、無口で無愛想だがハイスペックな謎の男、キース。実は彼は、王国の裏社会を統べる『影の英雄』と呼ばれる辺境伯であり、ルシアンの孤高の姿に心奪われた重度の隠れファンだった。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる