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第五十五話 招かれざる客
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お父様がいるであろう客間に向かうと、そこには先に来ていたお父様が、ふんぞり返って葉巻を吸っていた。
人の家に急に来て、こんな失礼な態度をしている人間と血が繋がってるなんて、本当に勘弁してほしいよ。
「やっと来たか。私を待たせるとは、相変わらず親不孝者だな」
「……お父様、どうしてここに?」
「お前がバーンズ家の次男と婚約したと聞いて、その前祝を渡しに来たのだ。さすが私の子、素晴らしい相手を見つけたものだ」
……実はあたしとアラン様は、戻って来てから、晴れて恋人となった。それで、近いうちに結婚をしようと話しているんだけど、公表だけしておいて、詳しい日程とか、色々なことがまだ決まっていない状態なんだよね。
「随分とお耳が早いお方ですね」
「あ、アラン様! いつのまに?」
「俺の部屋にも呼び出しがあったから、こうして参った次第だ。ごきげんよう、クレマン様」
「ごきげんよう。随分前にパーティーで話した以来だな」
「ええ、そうですね」
そこで社交辞令は終わりと言わんばかりに、アラン様とあたしは、お父様の対面に腰を下ろした。
「それで、最近巷で有名なスチュワート家の当主様が、何かご用ですか?」
「有名……?」
「ミシェルには黙っていたんだが、最近スチュワート家は色々と汚いことに手を出しているという噂が流れていてな。人身売買や横領に密売……他にも色々しているそうですね」
「人聞きの悪いことを言う男だ。私がそのような悪事に手を出すと思うかね?」
出すか出さないかで言ったら……家の為になるんだったら、お父様なら多分やると思う。
「まあいい、本題に入ろう。アラン様もご存じだと思うが、我らスチュワート家は歴史の長い、由緒正しい家だ。その歴史を未来に紡ぎ、家を存続させるのは私の使命だ。だが、最近少々資金繰りに苦戦していてな。我々の友好の証として、融資をお願いしたい」
「……なるほど、上の監視の目が厳しくなり、今までの資金集めが出来なくなった、と」
「そこまで妄想力が高いと、かえって尊敬してしまうな。ああ、もちろんタダでとは言わない。融資していただいた金に関しては、後にきちんと返済はする。他にも、こちらの見返りも用意している」
お父様は、数枚の書類をアラン様に手渡す。
一体書類には何が書かれているのか……見せてもらえなかったからわからないけど、呆れたように溜息を吐くアラン様の姿から察するに、良くないものだったというのはわかるね。
――そして、分かった瞬間に、アラン様は書類をビリビリに破いてしまった。
「なっ……き、貴様……!?」
「犯罪者と組んで得られるメリットは、我々にはありません。それと、これは個人的なお話ですが……自分の子供すらまともに面倒が見られないような三流以下の人間と組むなど、論外です」
アラン様に完膚なきまでに言われてしまったお父様は、体中を怒りで真っ赤にしながら、怒りの矛先をあたしに向けてきた。
「貴様、私に育ててもらった恩を忘れたのか? 親を助けることも知らないほど、貴様は愚かな娘だったのか!? そうじゃないのなら、妻としてこいつを説得しろ!」
こんな状態でも横暴な態度を取る父上の姿は、なんとも滑稽で情けない。
そう思うと同時に、あたしの胸の奥から、今まで感じたことの無いくらいの怒りが湧いてきた。
「育ててもらった? ははっ……あはははははっ! ふざけんな!!」
あたしは机をバンッ! と大きく叩いて、怒りを少しでも発散させる。
しかし、これだけで溜まった鬱憤がおさまるはずもなく――
「ずっとずっとあたしのことなんて見向きもしないで、あたしのことは使用人に丸投げ! いくら頑張ったところで、頑張ったの一言もくれないで! ちょっと思い通りにならなかったら、即座に家から追い出して! それで、今度はお金を借りるために協力しろって!? どいつもこいつも……ふざけんな! あたしは都合のいい道具じゃないの!!」
お父様のことだけじゃなく、前世のママやパパのことまで思いだしちゃって、想像以上にヒートアップしちゃった。
でも、言ったことは後悔していないよ。お父様にはこれくらい言わないと、腹の虫がおさまらないもん!
「私にそんな口をきいて、どうなるかわかっているんだろうな!?」
「ほう、どうなるのでしょう? 少々興味がありますね」
そう言うと、アラン様はあたし達の前に置かれた机を蹴り上げ、魔法を使って窓から外に吹き飛ばしてしまった。
アラン様を愛しているあたしですら、彼の突然の蛮行に驚いてしまったのだから、お父様も驚かないわけも無く――椅子から転げ落ち、ガタガタと震えていた。
「な、な、な……!? こ、こんにゃこひょをしれ……」
「ただで済むと思っているのか、ですか? さっきからバカの一つ覚えのようにそればかり……私は愛するミシェルを守るためなら、どんなことでもすると決めております。それが、血の繋がりがあるあなたも、例外ではない」
「ひぃぃぃぃ……」
アラン様は、高名な魔法使いとして有名なお方だ。そんな彼が本気を出そうとしている姿を見れば、怯えて呂律が回らなくなるのも無理はない。
でも……家ではあたしに偉そうにしていたくせに、いざ危機に陥ったら怯えるのは、さすがに酷すぎる。
「最終勧告です。この屋敷から出ていきなさい。そして、自分で蒔いた種なのですから、最後まで家長としての責任を果たしてください」
「ぐっ……ぐぐっ……くっそぉ……! この恨み、覚えておくからな! いつか必ず何百倍にして返してやる……!!」
お父様は、最後の最後まで恨み言を言いながら、屋敷を去っていった。
願わくは、もう二度とあの人とは会いたくない。だって、あたしはもうミシェル・スチュワートじゃなくて、ミシェル・バーンズなのだから。
「…………」
お父様が去っていった方を見ながら、ストンッとソファに腰を降ろす。
……さっきはつい頭に血が上ってガンガン言っちゃったけど、あんなことをしてよかったんだろうか……?
「ミシェル、どうした?」
「……お父様がもし、今回のことを公表して、報復でもしたらって思っちゃって……」
「それはないだろう。まだ噂程度に過ぎない悪事を、わざわざ自ら表舞台に明かしてしまう可能性があるのに、一時の感情に任せて行動するほど、彼は愚かではないだろう」
「言われてみれば、その通りですね……」
「まったく、人がミシェルに大切な話をしようとしていたのに、こんな邪魔が入るとは」
「大切な話ってなんですか? あ、結婚式の日程が決まったとか?」
「それはまだだが……それと同じくらい大切なことだ。実は……」
もったいぶるようにそこで言葉を止めるアラン様は、こほんと咳払いを挟んでから、衝撃的な事実を放してくれた。
「ついにあの魔法が使えるようになったんだ」
人の家に急に来て、こんな失礼な態度をしている人間と血が繋がってるなんて、本当に勘弁してほしいよ。
「やっと来たか。私を待たせるとは、相変わらず親不孝者だな」
「……お父様、どうしてここに?」
「お前がバーンズ家の次男と婚約したと聞いて、その前祝を渡しに来たのだ。さすが私の子、素晴らしい相手を見つけたものだ」
……実はあたしとアラン様は、戻って来てから、晴れて恋人となった。それで、近いうちに結婚をしようと話しているんだけど、公表だけしておいて、詳しい日程とか、色々なことがまだ決まっていない状態なんだよね。
「随分とお耳が早いお方ですね」
「あ、アラン様! いつのまに?」
「俺の部屋にも呼び出しがあったから、こうして参った次第だ。ごきげんよう、クレマン様」
「ごきげんよう。随分前にパーティーで話した以来だな」
「ええ、そうですね」
そこで社交辞令は終わりと言わんばかりに、アラン様とあたしは、お父様の対面に腰を下ろした。
「それで、最近巷で有名なスチュワート家の当主様が、何かご用ですか?」
「有名……?」
「ミシェルには黙っていたんだが、最近スチュワート家は色々と汚いことに手を出しているという噂が流れていてな。人身売買や横領に密売……他にも色々しているそうですね」
「人聞きの悪いことを言う男だ。私がそのような悪事に手を出すと思うかね?」
出すか出さないかで言ったら……家の為になるんだったら、お父様なら多分やると思う。
「まあいい、本題に入ろう。アラン様もご存じだと思うが、我らスチュワート家は歴史の長い、由緒正しい家だ。その歴史を未来に紡ぎ、家を存続させるのは私の使命だ。だが、最近少々資金繰りに苦戦していてな。我々の友好の証として、融資をお願いしたい」
「……なるほど、上の監視の目が厳しくなり、今までの資金集めが出来なくなった、と」
「そこまで妄想力が高いと、かえって尊敬してしまうな。ああ、もちろんタダでとは言わない。融資していただいた金に関しては、後にきちんと返済はする。他にも、こちらの見返りも用意している」
お父様は、数枚の書類をアラン様に手渡す。
一体書類には何が書かれているのか……見せてもらえなかったからわからないけど、呆れたように溜息を吐くアラン様の姿から察するに、良くないものだったというのはわかるね。
――そして、分かった瞬間に、アラン様は書類をビリビリに破いてしまった。
「なっ……き、貴様……!?」
「犯罪者と組んで得られるメリットは、我々にはありません。それと、これは個人的なお話ですが……自分の子供すらまともに面倒が見られないような三流以下の人間と組むなど、論外です」
アラン様に完膚なきまでに言われてしまったお父様は、体中を怒りで真っ赤にしながら、怒りの矛先をあたしに向けてきた。
「貴様、私に育ててもらった恩を忘れたのか? 親を助けることも知らないほど、貴様は愚かな娘だったのか!? そうじゃないのなら、妻としてこいつを説得しろ!」
こんな状態でも横暴な態度を取る父上の姿は、なんとも滑稽で情けない。
そう思うと同時に、あたしの胸の奥から、今まで感じたことの無いくらいの怒りが湧いてきた。
「育ててもらった? ははっ……あはははははっ! ふざけんな!!」
あたしは机をバンッ! と大きく叩いて、怒りを少しでも発散させる。
しかし、これだけで溜まった鬱憤がおさまるはずもなく――
「ずっとずっとあたしのことなんて見向きもしないで、あたしのことは使用人に丸投げ! いくら頑張ったところで、頑張ったの一言もくれないで! ちょっと思い通りにならなかったら、即座に家から追い出して! それで、今度はお金を借りるために協力しろって!? どいつもこいつも……ふざけんな! あたしは都合のいい道具じゃないの!!」
お父様のことだけじゃなく、前世のママやパパのことまで思いだしちゃって、想像以上にヒートアップしちゃった。
でも、言ったことは後悔していないよ。お父様にはこれくらい言わないと、腹の虫がおさまらないもん!
「私にそんな口をきいて、どうなるかわかっているんだろうな!?」
「ほう、どうなるのでしょう? 少々興味がありますね」
そう言うと、アラン様はあたし達の前に置かれた机を蹴り上げ、魔法を使って窓から外に吹き飛ばしてしまった。
アラン様を愛しているあたしですら、彼の突然の蛮行に驚いてしまったのだから、お父様も驚かないわけも無く――椅子から転げ落ち、ガタガタと震えていた。
「な、な、な……!? こ、こんにゃこひょをしれ……」
「ただで済むと思っているのか、ですか? さっきからバカの一つ覚えのようにそればかり……私は愛するミシェルを守るためなら、どんなことでもすると決めております。それが、血の繋がりがあるあなたも、例外ではない」
「ひぃぃぃぃ……」
アラン様は、高名な魔法使いとして有名なお方だ。そんな彼が本気を出そうとしている姿を見れば、怯えて呂律が回らなくなるのも無理はない。
でも……家ではあたしに偉そうにしていたくせに、いざ危機に陥ったら怯えるのは、さすがに酷すぎる。
「最終勧告です。この屋敷から出ていきなさい。そして、自分で蒔いた種なのですから、最後まで家長としての責任を果たしてください」
「ぐっ……ぐぐっ……くっそぉ……! この恨み、覚えておくからな! いつか必ず何百倍にして返してやる……!!」
お父様は、最後の最後まで恨み言を言いながら、屋敷を去っていった。
願わくは、もう二度とあの人とは会いたくない。だって、あたしはもうミシェル・スチュワートじゃなくて、ミシェル・バーンズなのだから。
「…………」
お父様が去っていった方を見ながら、ストンッとソファに腰を降ろす。
……さっきはつい頭に血が上ってガンガン言っちゃったけど、あんなことをしてよかったんだろうか……?
「ミシェル、どうした?」
「……お父様がもし、今回のことを公表して、報復でもしたらって思っちゃって……」
「それはないだろう。まだ噂程度に過ぎない悪事を、わざわざ自ら表舞台に明かしてしまう可能性があるのに、一時の感情に任せて行動するほど、彼は愚かではないだろう」
「言われてみれば、その通りですね……」
「まったく、人がミシェルに大切な話をしようとしていたのに、こんな邪魔が入るとは」
「大切な話ってなんですか? あ、結婚式の日程が決まったとか?」
「それはまだだが……それと同じくらい大切なことだ。実は……」
もったいぶるようにそこで言葉を止めるアラン様は、こほんと咳払いを挟んでから、衝撃的な事実を放してくれた。
「ついにあの魔法が使えるようになったんだ」
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