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婚約破棄発断罪行き
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「ヴァイオレット・ナーシサス!ナーシサス公爵家の威光をかざして、僕の大切なフローラをいじめたこと、許し難い。そのような悪女は、王太子妃ひいてはこの国の王妃に相応しくない!よって、モンクスフード王国王太子であるウッド・モンクスフードの名においてヴァイオレット・ナーシサスとの婚約破棄を宣言するっ!」
モンクスフード王国の王宮で行われていた、ウッド王太子殿下の誕生日パーティー。
そこで行われたのは、ウッド王太子殿下の婚約者である私、ヴァイオレット・ナーシサス公爵令嬢の断罪劇でした。
私は、ナーシサス公爵家の長女ヴァイオレットと申します。
紫色の髪に同色の瞳をしております。
ウッド王太子殿下と私は、五歳の時に婚約者になりました。
ウッド王太子殿下は、煌めく金色の髪に澄んだ青空のような青い瞳をされております。
ウッド様は王立学園に入学されてから、私と距離を取られるようになりました。
学園では多くの貴族と交流したいので、婚約者といえど学園の送迎はしないこと。
お昼も一緒しないこと。
特別な用がなければ、他の令嬢と同じような距離感を保つこと。
そう言われていました。
そのことは、入学前に前もって言われていたので、私も自分の友人との時間を大切にしていたのですが、入学して半年も経った頃から、ウッド様はひとりの令嬢と親しくされるようになったのです。
フローラ・ヘザー。
ヘザー男爵家のご令嬢で、柔らかなパステルピンク色の髪と瞳をした、可愛らしいご令嬢です。
ウッド様の隣には、いつもフローラ様がいらっしゃるようになり、どうやら学園の送迎もされているようでした。
私とはお昼を一緒に食べることなど一度もないのに、フローラ様とは毎日王族専用室で食べられているとお聞きしました。
そう。
お二人のことは、学園では皆様の噂になっていたのです。
そのことで、お父様やお母様、そして王妃様からも注意を受けました。
婚約者として、ウッド様の行いを注意するべきだと。
確かに婚約者がありながら、他のご令嬢と懇意にするべきではありません。
いくら私との婚約が政略的なものとはいえ、このままでは王族としての沽券に関わります。
さりげなく、ウッド様にお伝えしたのですが、ウッド様はとても不機嫌になり、一層私との距離は開き、常にフローラ様とご一緒なさるようになりました。
それならば、私との婚約を解消してくださればと何度も思ったのですが、きっと国王陛下や王妃様がお許しくださらなかったのでしょう。
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紫色の髪に同色の瞳をしております。
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ウッド様は王立学園に入学されてから、私と距離を取られるようになりました。
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お昼も一緒しないこと。
特別な用がなければ、他の令嬢と同じような距離感を保つこと。
そう言われていました。
そのことは、入学前に前もって言われていたので、私も自分の友人との時間を大切にしていたのですが、入学して半年も経った頃から、ウッド様はひとりの令嬢と親しくされるようになったのです。
フローラ・ヘザー。
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そう。
お二人のことは、学園では皆様の噂になっていたのです。
そのことで、お父様やお母様、そして王妃様からも注意を受けました。
婚約者として、ウッド様の行いを注意するべきだと。
確かに婚約者がありながら、他のご令嬢と懇意にするべきではありません。
いくら私との婚約が政略的なものとはいえ、このままでは王族としての沽券に関わります。
さりげなく、ウッド様にお伝えしたのですが、ウッド様はとても不機嫌になり、一層私との距離は開き、常にフローラ様とご一緒なさるようになりました。
それならば、私との婚約を解消してくださればと何度も思ったのですが、きっと国王陛下や王妃様がお許しくださらなかったのでしょう。
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