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選ぶのは?発知らなかった事実行き
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お兄様の甘さを含んだ視線に戸惑っていると、アネッサ様たちがお部屋にやって来られました。
モンクスフード王国への対応の話し合いがありましたから、まだ皆様サフィラスに滞在されていたのですわ。
明日にはお戻りになるので、今夜はパーティーですわ。
「あら?ローズ様、お顔が赤いわ。お風邪かしら?大丈夫?」
ミリエッタ様が心配そうに、顔を覗き込んで来ます。
「だ、大丈夫です」
「ジルが告白したんじゃないか?俺と結婚してくれ~って」
アグニス様が揶揄うようにおっしゃいます。
はい?ローズとお兄様は兄妹ですわよ?確かにお母様は違いますけど、お父様は間違いなく同じ・・・ですわよね?
「アグニス!」
「もう!アグニス様のその、思ったことをすぐに口に出すのをおやめくださいと何度言えばお分かりくださるのですか。ローズ様はまだ六歳なのですよ!」
「ご、ごめん、アネッサ。ジルもごめん・・・」
ええ。アネッサ様のおっしゃる通りです。
アグニス様は魔王さまなのですから、もう少し口にすることをお考えになるべきですわ。
国と国の問題に発展する可能性がありましてよ。
ですが、今回は見逃しますわ。
だって、聞き逃せない内容ですもの。
「どういうことですか?私は、お兄様の妹ですよね?」
まさか、お父様の血も繋がっていないとか言いませんよね?
もし血が繋がっていなければ、私は・・・
「ローズ、落ち着け。アグニス、お前は後で説教だ」
「ゔっ、ごめん」
「ローズ、お前は間違いなく父上の娘で、俺の妹だ」
「・・・良かった」
私はホッとしました。良かったです。
私は純粋なローズではありませんが、お兄様の妹でなかったのなら、ここにいる資格がないことになります。
ここにいたいのです。
ナーシサスの両親が裏切っていなかったことは分かりましたが、もうヴァイオレットの体は死んでしまったのです。
もう、戻れないのです。
そして、もし戻れたとしても・・・
サフィラスにいたい。
エセルやロイン、リカルドやエラルドたちと一緒にいたい。
お兄様は私の頭をゆっくりと撫でました。
珍しいですわ。お兄様は、髪型が崩れるのを私が嫌がるので、頭を撫でることは控えられていたのに。
「お兄様?」
「ローズがもっと大人になってから話すつもりだったんだが・・・」
「?」
「俺たち魔族は、近親婚がほとんどなんだ。いや、下位の魔族はそうでもないが、王族はほとんどが近親婚だ。俺の母親も父親の従姉妹だった」
いえ、従姉妹は近親というほどではないですし、人間世界でも婚姻はありますけど・・・
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明日にはお戻りになるので、今夜はパーティーですわ。
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はい?ローズとお兄様は兄妹ですわよ?確かにお母様は違いますけど、お父様は間違いなく同じ・・・ですわよね?
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「ご、ごめん、アネッサ。ジルもごめん・・・」
ええ。アネッサ様のおっしゃる通りです。
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ですが、今回は見逃しますわ。
だって、聞き逃せない内容ですもの。
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「・・・良かった」
私はホッとしました。良かったです。
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