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リエル・イグリットの場合
チナ・パンランチの加速する想い
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「カルロス様。毎日ご一緒できて嬉しいですぅ」
カルロスの左腕に、歩くのに邪魔にならない適度にくっつくと、チナはカルロスを見上げた。
この角度が一番可愛く見えるのよね。
チナには、前世の記憶というものがあった。
この世界が何の物語の世界なのかは分からないけど、ピンク色の髪と瞳を見て、自分がこの世界のヒロインだと思った。
王太子であるカルロスと親しくなれたことで、間違いないと確信した。
転生した先も、準男爵家だし。
身分の低い令嬢が、王子様と恋をして様々な障害を乗り越えるのって、王道よね。
物語の内容は分からないけど、カルロスに高位貴族の婚約者がいると知って、彼女が悪役令嬢だと思った。
カルロスの婚約者は、あり得ないくらい綺麗な令嬢だった。
でも、チナに全く関わって来ようとしないし、文句を言ってくるのは決まっていつも一緒にいる公爵令嬢だ。
婚約者でもないのに、王太子殿下に対してなんて偉そうなの!と思うが、公爵令嬢とモメても、カルロスは必ずチナの味方をしてくれるから、多分攻略は上手くいってるんだと思う。
特にここ最近は、毎日会ってくれる。
一緒に街ブラしたり、手を繋いでお散歩したり。
毎日がすっごく充実してる。
ただ、最近はあんまりプレゼントをくれなくなった。
以前なら、欲しいって言った物は買ってくれてたのに。
そんな高い物は強請っていない。
本当は、綺麗な宝石のネックレスや指輪、あの公爵令嬢が着ていそうなドレスなんかが欲しい。
でも高価なものを強請って、せっかく上手くいってる攻略が躓くのはいや。
慌てなくても、王太子妃になれば好きなものを買えるんだから。
「・・・チナは可愛いな」
「えへへ。カルロス様にそう言ってもらえて嬉しいです。カルロス様がかっこいいから、私もちょっとでも綺麗だって思われたくて」
「チナ」
カルロス様は私の腕を引いて、ギュッと抱きしめてきた。
「カルロス様・・・」
上目遣いで、ちょっとウルウルした瞳で、カルロス様を見上げる。
そろそろ、次のステップに進みたいのよね。
あの婚約者から奪うためにも、キスくらいしておきたい。
「チナ、好きだ・・・」
カルロス様の目に、熱がこもっている気がする。
私がそっと目をつぶると、顔が近付いて来る気配がした。
「チナ、僕の婚約者になって欲しい。チナのことが好きなんだ」
「・・・嬉しい、カルロス様。でも、婚約者様のことはどうするの?」
「婚約破棄をする。だから、僕の隣にいて欲しい」
軽く触れるだけのキスだったけど、ずっと聞きたかった婚約破棄の言葉が聞けた!
やっぱりこの世界は、ヒロインである私のための世界なんだわ。
カルロスの左腕に、歩くのに邪魔にならない適度にくっつくと、チナはカルロスを見上げた。
この角度が一番可愛く見えるのよね。
チナには、前世の記憶というものがあった。
この世界が何の物語の世界なのかは分からないけど、ピンク色の髪と瞳を見て、自分がこの世界のヒロインだと思った。
王太子であるカルロスと親しくなれたことで、間違いないと確信した。
転生した先も、準男爵家だし。
身分の低い令嬢が、王子様と恋をして様々な障害を乗り越えるのって、王道よね。
物語の内容は分からないけど、カルロスに高位貴族の婚約者がいると知って、彼女が悪役令嬢だと思った。
カルロスの婚約者は、あり得ないくらい綺麗な令嬢だった。
でも、チナに全く関わって来ようとしないし、文句を言ってくるのは決まっていつも一緒にいる公爵令嬢だ。
婚約者でもないのに、王太子殿下に対してなんて偉そうなの!と思うが、公爵令嬢とモメても、カルロスは必ずチナの味方をしてくれるから、多分攻略は上手くいってるんだと思う。
特にここ最近は、毎日会ってくれる。
一緒に街ブラしたり、手を繋いでお散歩したり。
毎日がすっごく充実してる。
ただ、最近はあんまりプレゼントをくれなくなった。
以前なら、欲しいって言った物は買ってくれてたのに。
そんな高い物は強請っていない。
本当は、綺麗な宝石のネックレスや指輪、あの公爵令嬢が着ていそうなドレスなんかが欲しい。
でも高価なものを強請って、せっかく上手くいってる攻略が躓くのはいや。
慌てなくても、王太子妃になれば好きなものを買えるんだから。
「・・・チナは可愛いな」
「えへへ。カルロス様にそう言ってもらえて嬉しいです。カルロス様がかっこいいから、私もちょっとでも綺麗だって思われたくて」
「チナ」
カルロス様は私の腕を引いて、ギュッと抱きしめてきた。
「カルロス様・・・」
上目遣いで、ちょっとウルウルした瞳で、カルロス様を見上げる。
そろそろ、次のステップに進みたいのよね。
あの婚約者から奪うためにも、キスくらいしておきたい。
「チナ、好きだ・・・」
カルロス様の目に、熱がこもっている気がする。
私がそっと目をつぶると、顔が近付いて来る気配がした。
「チナ、僕の婚約者になって欲しい。チナのことが好きなんだ」
「・・・嬉しい、カルロス様。でも、婚約者様のことはどうするの?」
「婚約破棄をする。だから、僕の隣にいて欲しい」
軽く触れるだけのキスだったけど、ずっと聞きたかった婚約破棄の言葉が聞けた!
やっぱりこの世界は、ヒロインである私のための世界なんだわ。
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