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リエルとシリル姉妹の場合
シリルとリエル
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イグリット家の子供たちにかけられた呪いは、当然のことながらシリルとリエルの双子の姉妹にもかけられていた。
父親のウィラードの無表情を継いだ双子は、その整った容姿故にビスクドールのようだと周囲からは言われていた。
笑わない彼女たちを笑わせることが出来たなら!
皇帝一家に名を連ねることが出来る、という噂まで飛び交うほどに、リエルとシリルは人気だった。
もっとも、玉砕していく人間もあり得ないほど多かったが。
そんな可愛いシリルとリエルを、他国の、しかも屑確定な相手の婚約者にすることを、ウィラードもルアンもルインも猛反対した。
そして、妻であり母であるフレデリカから冷たく「なら、呪いはどうやって解くおつもりですか。早いうちにさっさと払って、正真正銘の婚約者も選ばなければならないのに」と叱責された。
イグリット帝国では、男性の適齢期は二十歳から二十五歳だが、女性は二十歳頃だと言われている。
つまりは、さっさと呪いを解いて早めに本当の婚約者を決めなければならないのだ。
「だが、フレデリカ・・・」
「シリルとリエルには、ちゃんと護衛の侍女を付けます。そもそも、あの子達はイグリット家の娘ですよ。問題なくやり遂げます!」
ウィラードの心配も一刀両断のフレデリカは、シリルとリエルを見た。
無表情で母親を見つめたシリルとリエル姉妹は、こくりと頷く。
シリルにはシリルの専属侍女のサリーが付き、リエルにはリエルの専属侍女のリリーが付く。
サリーとリリーも双子で、生まれた時からシリルとリエルに仕えることが決まっていた。
それ故に、幼い頃から戦闘や諜報など多くのことを学んでいる。
「だけど、誰も知り合いのいない場所だし、婚約相手も屑だと思うし」
「僕たちも付いて行ったほうが・・・」
「「サリー(リリー)がいるから大丈夫です」」
ルアンとルインの心配にも、シリルとリエルは心配無用だときっぱり言い切る。
そして、本当にあっさりと目的の大陸の国に向かい、それぞれあっさりと婚約破棄をもぎ取って来た。
「シリル、次はこの国だ」
書類を受け取り、シリルは目を通す。
そこには、解呪者からの次の行き先と婚約者の立場と名前、婚約破棄の代償に受け取る物、そしてシリルの次の爵位が記されていた。
どうやっているのか、シリルやリエル、サリーやリリーにも仮の爵位が与えられ、仮の両親も準備されている。
解呪者とはウィラードしか会っていないため、どんな人間なのかルアンたちも尋ねたが、ウィラードは決して教えてはくれなかった。
父親のウィラードの無表情を継いだ双子は、その整った容姿故にビスクドールのようだと周囲からは言われていた。
笑わない彼女たちを笑わせることが出来たなら!
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もっとも、玉砕していく人間もあり得ないほど多かったが。
そんな可愛いシリルとリエルを、他国の、しかも屑確定な相手の婚約者にすることを、ウィラードもルアンもルインも猛反対した。
そして、妻であり母であるフレデリカから冷たく「なら、呪いはどうやって解くおつもりですか。早いうちにさっさと払って、正真正銘の婚約者も選ばなければならないのに」と叱責された。
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無表情で母親を見つめたシリルとリエル姉妹は、こくりと頷く。
シリルにはシリルの専属侍女のサリーが付き、リエルにはリエルの専属侍女のリリーが付く。
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それ故に、幼い頃から戦闘や諜報など多くのことを学んでいる。
「だけど、誰も知り合いのいない場所だし、婚約相手も屑だと思うし」
「僕たちも付いて行ったほうが・・・」
「「サリー(リリー)がいるから大丈夫です」」
ルアンとルインの心配にも、シリルとリエルは心配無用だときっぱり言い切る。
そして、本当にあっさりと目的の大陸の国に向かい、それぞれあっさりと婚約破棄をもぎ取って来た。
「シリル、次はこの国だ」
書類を受け取り、シリルは目を通す。
そこには、解呪者からの次の行き先と婚約者の立場と名前、婚約破棄の代償に受け取る物、そしてシリルの次の爵位が記されていた。
どうやっているのか、シリルやリエル、サリーやリリーにも仮の爵位が与えられ、仮の両親も準備されている。
解呪者とはウィラードしか会っていないため、どんな人間なのかルアンたちも尋ねたが、ウィラードは決して教えてはくれなかった。
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