はい!喜んで!

みおな

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リエルとシリル姉妹の場合

婚約者の来国と新たな信者

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「まぁぁ!本当に可愛らしい姫君だこと!ごきげんよう。わたくしはロドリゲス王国から参りましたナスターシャですわ」

「このように可愛らしい方々が私の義妹になるのですね。何という僥倖でしょうか。私はアルゴス王国から参りましたバートン公爵が娘カトリーヌと申します」

 揃ってやって来たルアンとルインの婚約者は、皇帝陛下であるウィラードへの挨拶もそこそこに、シリルとリエルの元へと挨拶に向かった。

 第二王女と公爵令嬢としては失格な対応だが、ここイグリット帝国では正しい対応と言える。

 この国の皇帝陛下も皇帝妃殿下も、第一皇子殿下も第二皇子殿下も、何なら使用人たちも、双子の皇女殿下を寵愛しているのである。

 特に今は呪いが残っているので、他国に赴くこともあり、溺愛は加速している。

「はじめまして、ナスターシャ王女殿下、カトリーヌ公爵令嬢様。イグリット帝国第一皇女シリルと申します」

「第二皇女リエルと申します」

 愛らしい双子の挨拶を、ウィラードもフレデリカも、ルアンもルインも自慢げに見守っている。

 そしてナスターシャとカトリーヌは、歓喜した。

「本当にそっくりでいらっしゃるのね。ドレスの色が同じならわたくしには見分けがつかないわ」

「見分けがつくまでに時間がかかるかもしれませんが、お気を悪くなさらないでくださいませね?」

 婚約者であるルアンとルインよりも、可愛い双子に夢中のナスターシャとカトリーヌである。

 そして、その様子に満足な様子のルアンとルイン。

「「お気になさらず」」

「ロドリゲス王国第二王女ナスターシャ嬢、アルゴス王国バートン公爵令嬢カトリーヌ嬢。シリルとリエルは、訳あって時に国から出る時がある。だから、我が国にいるときは是非仲良くしてやって欲しい」

「「もちろんですわ」」

 緩やかなウェーブの金髪に青い瞳のナスターシャと、エメラルド色のストレートの髪と瞳のカトリーヌ。

 二人とも国では美姫と呼ばれていたが、目の前の双子は次元が違った。

 表情には乏しいものの、いや乏しいからこそ、ほんの僅かに見える笑みが尊く感じる。

 この日、またシリルとリエルの双子のが生まれたのだった。
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