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番外編:半分だけど〜ミリア王女視点〜
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私は、ミリア・マデリーン。
いえ、今はミリア・シェリエメールだわ。
シェリエメール帝国第二皇子殿下と先日結婚したから。
シェリエメール帝国では、皇太子殿下がお子を二人授るまでは、第二皇子は王族のままだ。
その後に大公となることが決まっている。
あの日、マデリーン王国に見切りをつけたのは、全てが後手後手に回る国王陛下に呆れたこともあるし、王太子殿下の能天気さにもうんざりしたのもあるけれど、一番は大切なアイシュお姉様がマデリーン王国から亡命されてしまったから。
私は元々シェリエメール帝国に嫁入りすることが決まっていたし、幼い頃からお母様に王太子になりたいなどと思わないようにと何度も言われていた。
お母様は側妃だ。
王太子殿下のお母様である正妃様が、殿下を産まれた後にお子を授かりにくくなられたので、お母様が嫁がれることになった。
正妃様も王太子殿下も、私やお母様に優しくしてくださるけど、それは私たちが自分の立場を理解して決して踏み込まないからだと思う。
自分や自分の息子の地位が脅かされると思ったら、その相手に優しくなんかしないだろう。
王太子殿下はお優しいし真面目な方だから、アイシュお姉様と二人でマデリーン王国を支えていく。
そう思っていた。
まさか、あの王太子殿下が浮気をするなんて思いもしなかった。
お姉様の判断は早かった。
早々に婚約を解消して、クライゼン王国へと向かわれた。
クライゼン王国の第二王子殿下が、お姉様の初恋の相手だとおっしゃっていた。
アイシュお姉様が幸せなら、それで良かった。
なのに、クライゼンの王子まで浮気?
馬鹿じゃないの?
しかも相手が、自分の兄である王太子殿下の婚約者?
クライゼン王国の国王陛下の判断は早かった。
すぐに二人を、レイホリック聖国に国外追放された。
うちの国王陛下も、そのくらい判断が早ければ、フローレンス公爵家が亡命することなどなかったのに。
アイシュお姉様は、護衛のイルバレーノ様と想いを交わしたらしくて、全く気にされていないのが救いね。
王太子殿下の婚約者は、三歳年下の公爵令嬢が選ばれた。
その三年間で、ご令嬢は王太子妃教育を。
王太子殿下は、王太子教育のやり直しを行うそうよ。
まぁ、ね。
完璧な婚約者がいながら、正妃はもちろん側妃にすら出来ない一般メイドに熱を上げた時点で、王太子失格よ。
これからマデリーン王国は、厳しい道を歩むことになるわ。
クライゼン王国に、アンブレラ王国、シェリエメール帝国が睨みを利かせているのだもの。
これ以上の愚行はせずに、大人しくしていて欲しいわ。
半分だけとはいえ兄だし・・・父親だもの。
いえ、今はミリア・シェリエメールだわ。
シェリエメール帝国第二皇子殿下と先日結婚したから。
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あの日、マデリーン王国に見切りをつけたのは、全てが後手後手に回る国王陛下に呆れたこともあるし、王太子殿下の能天気さにもうんざりしたのもあるけれど、一番は大切なアイシュお姉様がマデリーン王国から亡命されてしまったから。
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そう思っていた。
まさか、あの王太子殿下が浮気をするなんて思いもしなかった。
お姉様の判断は早かった。
早々に婚約を解消して、クライゼン王国へと向かわれた。
クライゼン王国の第二王子殿下が、お姉様の初恋の相手だとおっしゃっていた。
アイシュお姉様が幸せなら、それで良かった。
なのに、クライゼンの王子まで浮気?
馬鹿じゃないの?
しかも相手が、自分の兄である王太子殿下の婚約者?
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