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あの国のことを聞きました
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「ここはメルキオール王国。通称魔国と呼ばれている。見た目が人間と変わらない者もいるが、獣人と呼ばれる容姿の者もいる。人間の国とも国交はしていて、アドニス王国やオーブレチア王国、バルサム王国とかが主だな。逆にうちを敵視しているのがネモフィラ王国やナルシサス聖国だ」
ヴィンセント様はお忙しい中、私に色々なことを教えて下さいます。
今日は、このメルキオール王国について教えてくださっているのですが、そこで聞き覚えのある国名が出てきました。
ネモフィラ王国。
ルディアを悪女だと言って断罪した国です。
現在の私は、あの生活から脱却できたことを満足していますが、だからといって殺されたことを不満に思っていないわけではありません。
私のことを愛してくださる女神様のお力があったから、こうして新たな生を賜われましたけど。
そもそも聖女を殺して、あの国はどうなったのでしょうか。
本来なら新たな聖女が誕生するはずですが、私に聖女の力は宿ったままです。
それとも、私がネモフィラ王国にいないことで、新たな聖女はあの国に生まれたのでしょうか?
「あの・・・ヴィンセント様」
「どうした?」
「ネモフィラ王国には聖女がいたと思うのですが・・・」
「ああ。いるという話だが、その割にはあの国には魔物が出現していると聞く」
聖女がいるのに、魔物が出現しているのですか。
聖女の役目として、結界を張るということがありますが、その新たな聖女は結界が張れないのでしょうか。
それとも、女神様がお力を貸し与えていない?
「聖女に興味があるのか?」
「いえ、そういうわけではありません。このメルキオール王国からしたら、聖女は敵ですよね?」
「敵というわけではない。確かにネモフィラ王国の聖女の力は強く、魔物を退けれると聞くが、俺たちは全ての魔物の味方というわけではない。俺たち魔族と魔物は似て非なるモノなんだ。自我のない魔物は、人も魔族も等しく襲う。ただ魔族は強いから、本能で俺たちを襲わないだけなんだ」
それは初めて知りました。
ネモフィラ王国では、祈ること以外許されていませんでしたから。
他国のことはもちろん、ネモフィラ王国の住んでいる人のことすら知りませんでした。
王太子殿下の婚約者という名の、奴隷でしかなかったのだと、今ではわかります。
あの頃は、それを疑問にも思わなかったので女神様にお伺いすることもなかったですし。
敵でないのなら、私に聖女の力があることをヴィンセント様にお話するべきでしょうか。
ヴィンセント様はお忙しい中、私に色々なことを教えて下さいます。
今日は、このメルキオール王国について教えてくださっているのですが、そこで聞き覚えのある国名が出てきました。
ネモフィラ王国。
ルディアを悪女だと言って断罪した国です。
現在の私は、あの生活から脱却できたことを満足していますが、だからといって殺されたことを不満に思っていないわけではありません。
私のことを愛してくださる女神様のお力があったから、こうして新たな生を賜われましたけど。
そもそも聖女を殺して、あの国はどうなったのでしょうか。
本来なら新たな聖女が誕生するはずですが、私に聖女の力は宿ったままです。
それとも、私がネモフィラ王国にいないことで、新たな聖女はあの国に生まれたのでしょうか?
「あの・・・ヴィンセント様」
「どうした?」
「ネモフィラ王国には聖女がいたと思うのですが・・・」
「ああ。いるという話だが、その割にはあの国には魔物が出現していると聞く」
聖女がいるのに、魔物が出現しているのですか。
聖女の役目として、結界を張るということがありますが、その新たな聖女は結界が張れないのでしょうか。
それとも、女神様がお力を貸し与えていない?
「聖女に興味があるのか?」
「いえ、そういうわけではありません。このメルキオール王国からしたら、聖女は敵ですよね?」
「敵というわけではない。確かにネモフィラ王国の聖女の力は強く、魔物を退けれると聞くが、俺たちは全ての魔物の味方というわけではない。俺たち魔族と魔物は似て非なるモノなんだ。自我のない魔物は、人も魔族も等しく襲う。ただ魔族は強いから、本能で俺たちを襲わないだけなんだ」
それは初めて知りました。
ネモフィラ王国では、祈ること以外許されていませんでしたから。
他国のことはもちろん、ネモフィラ王国の住んでいる人のことすら知りませんでした。
王太子殿下の婚約者という名の、奴隷でしかなかったのだと、今ではわかります。
あの頃は、それを疑問にも思わなかったので女神様にお伺いすることもなかったですし。
敵でないのなら、私に聖女の力があることをヴィンセント様にお話するべきでしょうか。
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