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アメジストの姫君
婚約の申し込みが来ました
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ケーキ屋で元婚約者と出会ってから2日後、ダートン公爵家から婚約の申し込みが来たと聞いて固まっているアリス・ビスクランド5歳です。
ええと。確かアリスの記憶では屑との婚約は11歳だったと思うのですが。学園で出会って婚約することになったはずです。
「ダートン公爵家のご嫡男はアリスと同い年だよ。公爵家からの申し込みだし、アリスが望むならー」
「嫌ですっ!!」
お父様の言葉に食い気味に答えてしまいました。むしろ聞く前に嫌だと言いたかったくらいです。
私のあまりの勢いに、お父様がびっくりされてます。
でも、仕方ありません。絶対に嫌なんですから。
公爵家からの申し込みを断るなんて難しいと思って、前回は受けたみたいだけど、今回は絶対絶対回避したいです。
未来に不幸しか見えません。お家には迷惑をかけてしまうことになるかもしれないけれど・・・
「あ、アリス?そんなに嫌なのかい?」
「あの子、ジッと見てた。怖い。絶対、嫌」
私がそう言うと、お父様は困ったようなお顔をされます。だけど、お母様が助け舟を出してくれました。
「あの日、ルイスが馬車にすぐ戻ったのはそういうことだったのね。旦那さま、アリスがそう言うなら、お断りすればよろしいですわ」
「しかし、公爵家からの申し込みを、ジッと見てたからといって断るのもなぁ」
「大丈夫です。ダートン公爵のお姉様は私の友人ですし、公爵夫人はうちのお得意様ですわ。私が夫人たちにお話しますから」
え?友達?お得意様?
それなら前回も断れたんじゃ・・・いや、無理・・・ですね。アリスの大人しい性格から考えて、お父様とお母様に嫌だとか言えなかったと思います。
その点、今の私は遠慮がありませんから、嫌なものは嫌だと言います。
お母様の言葉に、お父様も納得してくれたみたいです。よかったです。
婚約者がいながら浮気して、挙げ句に冤罪ふっかけてくるような屑と婚約なんて絶対ごめんですからね。
まぁ、そういうゲームなんですけどね。当事者になると、そうも言っていられません。
あの乙女ゲーム作った人って、頭おかしいですよね。
大体、高位貴族が下位貴族のヒロインと結婚出来るという設定自体がおかしいんです。
貴族の結婚は個人同士というより、家と家のものです。まぁ、我が家のように恋愛結婚のところもありますけど。
それを、虐めたなどという理由で、破棄しようとか、あんなのが公爵家の跡取りでいいんですか?
大体、虐めてなどいませんし。注意すらしてません。
高位貴族に擦り寄る態度には、第1王子の婚約者の公爵令嬢様が注意していましたけどね。
それは虐めなんかじゃないですし。注意受けて当たり前の行動なんですけど、なんであれが当然と攻略対象たちは思うんでしょうね。
あんなのが国のトップに立つ人たちだと思うと、この国も終わりかなぁと思います。いっそ、隣国とかに行きたいです。
ええと。確かアリスの記憶では屑との婚約は11歳だったと思うのですが。学園で出会って婚約することになったはずです。
「ダートン公爵家のご嫡男はアリスと同い年だよ。公爵家からの申し込みだし、アリスが望むならー」
「嫌ですっ!!」
お父様の言葉に食い気味に答えてしまいました。むしろ聞く前に嫌だと言いたかったくらいです。
私のあまりの勢いに、お父様がびっくりされてます。
でも、仕方ありません。絶対に嫌なんですから。
公爵家からの申し込みを断るなんて難しいと思って、前回は受けたみたいだけど、今回は絶対絶対回避したいです。
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「あの日、ルイスが馬車にすぐ戻ったのはそういうことだったのね。旦那さま、アリスがそう言うなら、お断りすればよろしいですわ」
「しかし、公爵家からの申し込みを、ジッと見てたからといって断るのもなぁ」
「大丈夫です。ダートン公爵のお姉様は私の友人ですし、公爵夫人はうちのお得意様ですわ。私が夫人たちにお話しますから」
え?友達?お得意様?
それなら前回も断れたんじゃ・・・いや、無理・・・ですね。アリスの大人しい性格から考えて、お父様とお母様に嫌だとか言えなかったと思います。
その点、今の私は遠慮がありませんから、嫌なものは嫌だと言います。
お母様の言葉に、お父様も納得してくれたみたいです。よかったです。
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まぁ、そういうゲームなんですけどね。当事者になると、そうも言っていられません。
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大体、高位貴族が下位貴族のヒロインと結婚出来るという設定自体がおかしいんです。
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それは虐めなんかじゃないですし。注意受けて当たり前の行動なんですけど、なんであれが当然と攻略対象たちは思うんでしょうね。
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