冤罪で断罪されたら、魔王の娘に生まれ変わりました〜今度はやりたい放題します

みおな

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別人臭が酷いわ

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「あんな浮気男!好きになる要素なんてないわ!」

 どうしよう。
レイニー様の別人臭が酷いんだけど。

 ローズリッテが見た時、セドリック様と寄り添ってたのに。

「えーと、えーと、セドリック様のことは嫌いだということでしょうか?」

「大っ嫌いです!大体、レイニーもレイニーです!婚約者のいる男性に擦り寄って。まぁ、最近の乙女ゲームはそういうの多いんですけど、もうそれ乙女ゲームじゃないですもん。略奪のどこが乙女だって話で!」

 えーと。えーと。どうしよう。
レイニー様が聖女っぽくないんだけど。

「あ、あの・・・レイニー様?」

「そもそも、ローズリッテ様は何もしてないんですよ!乙女ゲームの中では確かにレイニーにちょっとキツい物言いをしたりしてましたけど!教科書破いたり、制服汚したりしてましたけど!それって、攻略対象とヒロインを正当化させるための、運営の身勝手というか、ストーリーのための要素というか。婚約者に浮気されたら、私だって教科書の一つや二つ破きますよ!」

「ノイン。これのどこが聖女なんだ?」

「そんなこと聞かれても知りませんよ。でもロゼ様がレイニーと呼んでるんですから、聖女なのでは?」

 レイニー様がはじけすぎてて、パパたちが困惑してるわ。

 分かる。分かるわ、パパ。
私もローズリッテの記憶がなかったら、この人のこと聖女だとは思わないもの。

「それで、ローズリッテが何もしていないから、生まれ変わらせたということか?聖女の力を失ってまで?そこまでする義理がお前にあるのか?」

「え?だって聖女なんてなりたかったわけじゃないし、あのままいたらセドリックと結婚させられるし。なら、聖女の力を失えばいいかなぁって。ローズリッテ様も助けられる。私はセドリックと結婚せずに済む。ウィンウィンじゃないですか」

「ウィン?何だそれは」

「えーと、お互いにラッキー・・・利があるってことですよ。でも、どうして魔王である貴方がそんなことを調べてるんです?え、ちょっと待って。もしかしてこの美少女がローズリッテ様が生まれ変わった姿だったりします?」

 レイニー様が私に抱きつく勢いで、近付いて来る。

「それ以上近づくな。ロゼが怯えている」

 パパが牽制してくれたけど、怯えているというか、レイニー様のことが怖いわけじゃないんだけど。

 ラーヴァナのおっとりとした話し方の人はローズリッテ時代にもいたんだけど、今のレイニー様みたいな人ってローズリッテの周囲にはいなかったのよ。

 ちょっと・・・ほんのちょっとだけびっくりしちゃっただけよ。
 
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