38 / 55
研究者って
しおりを挟む
「姫様、姫様!コレ、貰ってもいい?良いよね?転送で送っちゃうよ?」
「・・・」
私は現在、絶賛ドン引き中だ。
ザギが研究大好きなのは、理解していたけど。
人間が作った、魔法を妨害する装置。
興味深々なのは分かるけど。
なんかアゼリアだった頃に、魔術師の同僚?から言われた言葉、思い出すんだけど。
『探究する事が魔術師としての成長に繋がるとしても、あり得ないわ~。気持ち悪いったらありゃしない』
気持ち悪いとまでは思わないけど、ザギのことをちょっと良いなと思ってた人がいても、その姿見たら・・・
いや、うん。
考えるのはやめよう。これは諸刃の刃だわ。
「よし!これでこの部屋にあった装置は取り除いたよ・・・って、なに?姫様。その微妙な表情」
「いや、何でも・・・」
「アンタのそのテンションにひいてんのよ。可愛い女の子二人放置して、その魔法や魔道具大好き性格どうにかしなさいよ」
私が何でもないと続けようとしたら、アマリアが妙なツッコミを入れた。
アマリア。
私としては同意するけど、私としては、弁護したいというか、何というか。
ザギが心外だという顔をする。
「姫様が可愛いというのは同意するけど、いい歳して何言ってんの」
「失敬ね!私はまだ四百歳になったばっかよ!」
ばっか・・・いやまぁ確かに、パパは八百歳だし、アマリアの種族の寿命は知らないけど、パパのを考えたら確かに若い・・・というか見た目年齢くらい?になるのかなと思うけど。
「ほんっと、研究者ってウザ。口だけは達者なんだから!」
「はいはい。君の大好きなラグムは間違ってもこんなことは言いませんね」
「な・・・!ちょっ・・・!わっ、私は別にラグムのことなんか・・・」
アマリアの顔がポンっと音を立てて、真っ赤になる。
「アマリアってラグムのことが好きなんだ。知らなかった」
「え、あ、う、あの・・・」
「いいな。うん。お似合いだと思う。好きって言うの?もう言ったの?」
「・・・ま、まだなので・・・その、内緒に・・・」
まだなんだ。
ラグムって、優しくて力持ち、みたいなタイプだよね。
そっかー。
アマリア?ってヒョウというか、猫系だよね。
対するラグムは、犬系。
二人が結婚して子供が生まれたら、何系が生まれるんだろ。
「装置を取り除いたなら、魔法使えるかな」
浮遊魔法を唱えてみると、ふわっとアマリアの体が浮かび上がった。
「ん、大丈夫そ。じゃあ、とりあえずお見合いに行くかな。もし、私と引き離されても転移できるから心配しないで」
とりあえず、お役目は果たしておこうかな。
「・・・」
私は現在、絶賛ドン引き中だ。
ザギが研究大好きなのは、理解していたけど。
人間が作った、魔法を妨害する装置。
興味深々なのは分かるけど。
なんかアゼリアだった頃に、魔術師の同僚?から言われた言葉、思い出すんだけど。
『探究する事が魔術師としての成長に繋がるとしても、あり得ないわ~。気持ち悪いったらありゃしない』
気持ち悪いとまでは思わないけど、ザギのことをちょっと良いなと思ってた人がいても、その姿見たら・・・
いや、うん。
考えるのはやめよう。これは諸刃の刃だわ。
「よし!これでこの部屋にあった装置は取り除いたよ・・・って、なに?姫様。その微妙な表情」
「いや、何でも・・・」
「アンタのそのテンションにひいてんのよ。可愛い女の子二人放置して、その魔法や魔道具大好き性格どうにかしなさいよ」
私が何でもないと続けようとしたら、アマリアが妙なツッコミを入れた。
アマリア。
私としては同意するけど、私としては、弁護したいというか、何というか。
ザギが心外だという顔をする。
「姫様が可愛いというのは同意するけど、いい歳して何言ってんの」
「失敬ね!私はまだ四百歳になったばっかよ!」
ばっか・・・いやまぁ確かに、パパは八百歳だし、アマリアの種族の寿命は知らないけど、パパのを考えたら確かに若い・・・というか見た目年齢くらい?になるのかなと思うけど。
「ほんっと、研究者ってウザ。口だけは達者なんだから!」
「はいはい。君の大好きなラグムは間違ってもこんなことは言いませんね」
「な・・・!ちょっ・・・!わっ、私は別にラグムのことなんか・・・」
アマリアの顔がポンっと音を立てて、真っ赤になる。
「アマリアってラグムのことが好きなんだ。知らなかった」
「え、あ、う、あの・・・」
「いいな。うん。お似合いだと思う。好きって言うの?もう言ったの?」
「・・・ま、まだなので・・・その、内緒に・・・」
まだなんだ。
ラグムって、優しくて力持ち、みたいなタイプだよね。
そっかー。
アマリア?ってヒョウというか、猫系だよね。
対するラグムは、犬系。
二人が結婚して子供が生まれたら、何系が生まれるんだろ。
「装置を取り除いたなら、魔法使えるかな」
浮遊魔法を唱えてみると、ふわっとアマリアの体が浮かび上がった。
「ん、大丈夫そ。じゃあ、とりあえずお見合いに行くかな。もし、私と引き離されても転移できるから心配しないで」
とりあえず、お役目は果たしておこうかな。
138
あなたにおすすめの小説
転生令息は攻略拒否!?~前世の記憶持ってます!~
深郷由希菜
ファンタジー
前世の記憶持ちの令息、ジョーン・マレットスは悩んでいた。
ここの世界は、前世で妹がやっていたR15のゲームで、自分が攻略対象の貴族であることを知っている。
それはまだいいが、攻略されることに抵抗のある『ある理由』があって・・・?!
(追記.2018.06.24)
物語を書く上で、特に知識不足なところはネットで調べて書いております。
もし違っていた場合は修正しますので、遠慮なくお伝えください。
(追記2018.07.02)
お気に入り400超え、驚きで声が出なくなっています。
どんどん上がる順位に不審者になりそうで怖いです。
(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
今更ですが1日1エピソードは書きたいと思ってますが、かなりマイペースで進行しています。
ちなみに不審者は通り越しました。
(追記2018.07.26)
完結しました。要らないとタイトルに書いておきながらかなり使っていたので、サブタイトルを要りませんから持ってます、に変更しました。
お気に入りしてくださった方、見てくださった方、ありがとうございました!
ボロ雑巾な伯爵夫人、やっと『家族』を手に入れました。~旦那様から棄てられて、ギブ&テイクでハートフルな共同生活を始めます2~
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
第二夫人に最愛の旦那様も息子も奪われ、挙句の果てに家から追い出された伯爵夫人・フィーリアは、なけなしの餞別だけを持って大雨の中を歩き続けていたところ、とある男の子たちに出会う。
言葉汚く直情的で、だけど決してフィーリアを無視したりはしない、ディーダ。
喋り方こそ柔らかいが、その実どこか冷めた毒舌家である、ノイン。
12、3歳ほどに見える彼らとひょんな事から共同生活を始めた彼女は、人々の優しさに触れて少しずつ自身の居場所を確立していく。
====
●本作は「ボロ雑巾な伯爵夫人、旦那様から棄てられて、ギブ&テイクでハートフルな共同生活を始めます。」からの続き作品です。
前作では、二人との出会い~同居を描いています。
順番に読んでくださる方は、目次下にリンクを張っておりますので、そちらからお入りください。
※アプリで閲覧くださっている方は、タイトルで検索いただけますと表示されます。
置き去りにされた転生シンママはご落胤を秘かに育てるも、モトサヤはご容赦のほどを
青の雀
恋愛
シンママから玉の輿婚へ
学生時代から付き合っていた王太子のレオンハルト・バルセロナ殿下に、ある日突然、旅先で置き去りにされてしまう。
お忍び旅行で来ていたので、誰も二人の居場所を知らなく、両親のどちらかが亡くなった時にしか発動しないはずの「血の呪縛」魔法を使われた。
お腹には、殿下との子供を宿しているというのに、政略結婚をするため、バレンシア・セレナーデ公爵令嬢が邪魔になったという理由だけで、あっけなく捨てられてしまったのだ。
レオンハルトは当初、バレンシアを置き去りにする意図はなく、すぐに戻ってくるつもりでいた。
でも、王都に戻ったレオンハルトは、そのまま結婚式を挙げさせられることになる。
お相手は隣国の王女アレキサンドラ。
アレキサンドラとレオンハルトは、形式の上だけの夫婦となるが、レオンハルトには心の妻であるバレンシアがいるので、指1本アレキサンドラに触れることはない。
バレンシアガ置き去りにされて、2年が経った頃、白い結婚に不満をあらわにしたアレキサンドラは、ついに、バレンシアとその王子の存在に気付き、ご落胤である王子を手に入れようと画策するが、どれも失敗に終わってしまう。
バレンシアは、前世、京都の餅菓子屋の一人娘として、シンママをしながら子供を育てた経験があり、今世もパティシエとしての腕を生かし、パンに製菓を売り歩く行商になり、王子を育てていく。
せっかくなので、家庭でできる餅菓子レシピを載せることにしました
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
【完結】クビだと言われ、実家に帰らないといけないの?と思っていたけれどどうにかなりそうです。
まりぃべる
ファンタジー
「お前はクビだ!今すぐ出て行け!!」
そう、第二王子に言われました。
そんな…せっかく王宮の侍女の仕事にありつけたのに…!
でも王宮の庭園で、出会った人に連れてこられた先で、どうにかなりそうです!?
☆★☆★
全33話です。出来上がってますので、随時更新していきます。
読んでいただけると嬉しいです。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
〈完結〉前世と今世、合わせて2度目の白い結婚ですもの。場馴れしておりますわ。
ごろごろみかん。
ファンタジー
「これは白い結婚だ」
夫となったばかりの彼がそう言った瞬間、私は前世の記憶を取り戻した──。
元華族の令嬢、高階花恋は前世で白い結婚を言い渡され、失意のうちに死んでしまった。それを、思い出したのだ。前世の記憶を持つ今のカレンは、強かだ。
"カーター家の出戻り娘カレンは、貴族でありながら離婚歴がある。よっぽど性格に難がある、厄介な女に違いない"
「……なーんて言われているのは知っているけど、もういいわ!だって、私のこれからの人生には関係ないもの」
白魔術師カレンとして、お仕事頑張って、愛猫とハッピーライフを楽しみます!
☆恋愛→ファンタジーに変更しました
編み物好き地味令嬢はお荷物として幼女化されましたが、えっ?これ魔法陣なんですか?
灯息めてら
恋愛
編み物しか芸がないと言われた地味令嬢ニニィアネは、家族から冷遇された挙句、幼女化されて魔族の公爵に売り飛ばされてしまう。
しかし、彼女の編み物が複雑な魔法陣だと発見した公爵によって、ニニィアネの生活は一変する。しかもなんだか……溺愛されてる!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる