その転生幼女、取り扱い注意〜稀代の魔術師は魔王の娘になりました〜

みおな

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どうするつもりかな

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「ジェンティアナ王国第一王女シアン・ジェンティアナと申します」

 私はメフィストから教育は受けているので、スカートの両端をチョンと摘んで、会釈をした。

 他国、王族だからって無駄に遜る必要はない、というのが魔国の総意だ。

 だから相手が人間の国の国王陛下だからといって、ガッツリと頭を下げたりしない。

 そもそも、私を人質にしようと画策している相手にはらう敬意なんてものはない。

「アザレア王国国王だ。第一王子のリフト、こっちは第二王子のセントだ」

「リフト・アザレアと申します。ようこそお越し下さいました、ジェンティアナ殿下」

「セント・アザレアだ」

 にこやかに挨拶するリフト殿下と、上から目線の国王とセント王子。

 上から目線王子、国王似か。
第一王子は、ちゃんとしてるのに。

 確かにパパとママが駆け落ち結婚したことで、迷惑も被ったんだろう。

 その娘である私に思うところはあるんだろうけど、この国王とかには直接的に関係はないよね。

 それに、王家はママの実家の公爵家に慰謝料を請求する側であって、確かに逃げられた王太子はかわいそうだけど、代わりはいたからこうして王家は継続してるわけで・・・

 それなのに、私を人質にして魔国に仕返ししようなんて、おかしくない?

「セント、にお連れしろ。失礼のないようにな」

「はい、父上」

「僕もご一緒してもいいですよね?父上」

 にこやかな笑顔のまま、自分も同行すると言うリフト殿下。

「リフト!これは見合いだぞ。お前は外しなさい」

「かまいませんわ。どうかご案内下さい、リフト殿下、セント殿下」

「ッ!ご案内しろ、リフト、セント」

 私が一緒にと伝えると、一瞬顔を顰めた国王だがすぐに控えていた騎士に視線を向ける。

 これは、部屋に着いたら上手くリフト殿下だけ部屋から出すか、私だけを部屋に入れるつもりかのどっちかね。

 別にどっちにしろかまわない。
あの部屋の装置は取り外してあるし、謁見前に周囲の他の部屋にも装置がないことを確認してある。

 そして案内されたのは、やっぱりあの部屋だった。

「どうぞ、こちらの部屋です。あ、殿下たちはちょっとお待ちください」

「え?なんだ?」

 騎士は私たちだけを部屋に入るように勧め、殿下二人を呼び止める。

 バタン!ガチャガチャ!

 背後で扉が閉まり、鍵がかかる音がする。

「おいっ!何を・・・」

「陛下のご命令です。殿下たちはお部屋にお戻りください」

「おいっ・・・」

 言い争う声が聞こえたが、それが遠ざかって行く。

 まぁ、子供の殿下たちが大人の力に敵うわけがない。

 さて、閉じ込めてどうするつもりかな。

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