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第4話
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あれよあれよという間にロメオは連行されてしまい、オフィーリアが声を掛ける間もなかった。
父や兄に詳しい事情を聞きたかったが国王陛下が居るため、迂闊な発言は出来ない。
「父上ーっ!!」
けたたましい声が遠ざかり、やがて聞こえなくなるとほっとしたような空気が流れた。
「此の度は済まなかった」
オフィーリアは目の前で起こっていることが信じられなかった。
国王陛下が頭を下げている。
しかも自分に向かって。
「いえ。……頭を上げて下さいませ。私はそこまでされるほどのものではございません」
どう答えるのが最適解なのか分からなくなったオフィーリアは無難な答えを選んだつもりだったが、国王としては違ったらしい。
「そういう訳にはいかぬ。あのバカ息子との縁談を調えてしまったのはこちらの落ち度。次の王太子はルドルフか。ルドルフに婚約者が居なければお主を推しても良かったのだが。いや余計なことを言ったな」
「とんでもありません」
この時は気付かなかったがオフィーリアの前にいたマベウス公爵がその発言を聞いた途端、国王を睨んだと聞いて後で真っ青になったオフィーリアだった。
しかし、とそこでオフィーリアの内に疑問が湧いた。
父親や兄、それに国王は元々何の用でここへ来たのだろうか。
そう言えば、オフィーリアは思い出す。
先ほどの言葉を思い返すとこれまで執務室内で起きた事を知っていたようにも捉えることが出来る。
そんなはずはない。と否定しながらもオフィーリアは聞いてみることにした。
「お父様、それにお兄様まで。一体何のご用でこちらへいらしたのですか?」
これまで婚約者とはいえ、相手は王太子である。
その立場もあってか、ロメオとはそれほど親しいようには見えなかったが。
「そうだったな。あれではお前も分からないだろう。陛下、よろしいですかな?」
「うむ」
言質を取ったマベウス公爵が徐に執務机の端に手を掛ける。
「確かこの辺りに……ありましたな」
手に握られていたのはとても小さな、何かの部品とも装飾品の一部とも取れる不可思議な形をしていた。
「父上、俺がやったのに」
「まあ、私にも花を持たせてくれ」
どちらにせよオフィーリアには見慣れない形の物だった。
「お父様それは一体何ですの?」
どうやら二人の間では話が通じているようなのでオフィーリアは聞いてみることにした。
するととんでもない答えが返って来た。
「ああ、これか。これはな――音を集めて送る機械だそうだ」
父や兄に詳しい事情を聞きたかったが国王陛下が居るため、迂闊な発言は出来ない。
「父上ーっ!!」
けたたましい声が遠ざかり、やがて聞こえなくなるとほっとしたような空気が流れた。
「此の度は済まなかった」
オフィーリアは目の前で起こっていることが信じられなかった。
国王陛下が頭を下げている。
しかも自分に向かって。
「いえ。……頭を上げて下さいませ。私はそこまでされるほどのものではございません」
どう答えるのが最適解なのか分からなくなったオフィーリアは無難な答えを選んだつもりだったが、国王としては違ったらしい。
「そういう訳にはいかぬ。あのバカ息子との縁談を調えてしまったのはこちらの落ち度。次の王太子はルドルフか。ルドルフに婚約者が居なければお主を推しても良かったのだが。いや余計なことを言ったな」
「とんでもありません」
この時は気付かなかったがオフィーリアの前にいたマベウス公爵がその発言を聞いた途端、国王を睨んだと聞いて後で真っ青になったオフィーリアだった。
しかし、とそこでオフィーリアの内に疑問が湧いた。
父親や兄、それに国王は元々何の用でここへ来たのだろうか。
そう言えば、オフィーリアは思い出す。
先ほどの言葉を思い返すとこれまで執務室内で起きた事を知っていたようにも捉えることが出来る。
そんなはずはない。と否定しながらもオフィーリアは聞いてみることにした。
「お父様、それにお兄様まで。一体何のご用でこちらへいらしたのですか?」
これまで婚約者とはいえ、相手は王太子である。
その立場もあってか、ロメオとはそれほど親しいようには見えなかったが。
「そうだったな。あれではお前も分からないだろう。陛下、よろしいですかな?」
「うむ」
言質を取ったマベウス公爵が徐に執務机の端に手を掛ける。
「確かこの辺りに……ありましたな」
手に握られていたのはとても小さな、何かの部品とも装飾品の一部とも取れる不可思議な形をしていた。
「父上、俺がやったのに」
「まあ、私にも花を持たせてくれ」
どちらにせよオフィーリアには見慣れない形の物だった。
「お父様それは一体何ですの?」
どうやら二人の間では話が通じているようなのでオフィーリアは聞いてみることにした。
するととんでもない答えが返って来た。
「ああ、これか。これはな――音を集めて送る機械だそうだ」
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