42 / 42
【最終話】 女王の王配
しおりを挟む
「さっきは済まなかった」
波乱と混沌に満ちた剣術大会が終了し、応接間へ案内されたユージーンがそう謝罪してきた。
今さらそんなことを言われても。
あの会場にいた者たちは皆口々に伝えてくれることだろう。
コントワーズ王国女王の王配はシグルド帝国の第二王子であるユージーンに決定したと。
ユージーンのことは嫌いではない。
王族や貴族の婚姻のほとんどが政略結婚であることを思えば、自分は恵まれていると思う。
だが、アレクシアの中にはわだかまりがあった。
ケインの存在がユージーンの中ではそれほど重要なものではない、ということがアレクシアには得心できなかった。
ちなみにユージーンがどうやってあの大会へ潜りこんだのかと言うと、クラスター伯爵が関わっていたようだった。
現在の王国の発展のためには帝国の第二王子であるユージーンの存在が必要である、と判断しました、としれっと言ってのけたクラスター伯爵は所用があるとかで席を外している。
室内にいるのは侍従を除けばアレクシアとユージーン、そして壁際で気配を消している、先ほどの大会で大声でセインの正体がユージーンであると暴露してくれたマッテオだった。
髪色と瞳の色を変える魔道具の使用を提案したのはマッテオだったらしい。
マッテオはユージーンの側近であり、本来ならば窘める立場なのだが。
だがマッテオによるとお忍びでアレクシアの様子を見に行く、とだけ聞かされていたようでこのような大会に出場することまでは把握していなかったらしい。
王都へ入るなり、クラスター伯爵の使いに案内され、あれよあれよという間に平民として剣術大会へ出場する、と知った時にはすでに止められる範疇を越えていた、とのことだった。
コントワーズ王国の貴族から出迎えまである、となるとマッテオ一人で食い止めるのは難しいだろう。
それでも相変わらず気のおけない会話を交わす様子を見て少しだけ、羨ましくなった。
今のアレクシアには気ごころを許せるような側近はいない。
王立学園で親しくしていたゾフィー・ランズベルト侯爵令嬢は卒業後に縁談が纏まり、一度目の生でアレクシアが覚えていたのと同じくシャトー辺境伯へ嫁して行った。
少し寂しいが、友人の幸せを邪魔するつもりは少しもなかった。
こんなふうに謝罪するユージーンを目にしたらゾフィーは驚くだろうか。それとも自動自得とこっそり呟くだろうか。
「謝罪は受け取りました。こう述べればよろしいですか」
うっかりすると沸き出す感情のままに話してしまいそうなので、抑えた結果抑揚のない声音になってしまった。
どこか傷付いた様子でユージーンが口を開く。
「君のことを傷つけるつもりも、まして利用するつもりもなかった。……君があのことを気にしているのは知っているよ」
ここにはアレクシアの侍従もいるため、濁した言い方になったようだがそれがケインのことを指しているのがわかった。
アレクシアが理解したのを認め、ユージーンが続けた。
「あの時は君の気持も考えずにあんなことを言ってしまってすまない。その、何と言うか早く君をあの状況から解放してあげたくて、ああいや、違う。そんなことを言いたい訳じゃなくて」
剣術大会での堂々とした発言が嘘のようにしどろもどろになるユージーンに、アレクシアはあれ、と思った。
その上、視線も合わない。
先ほどまでとは別人か、と思うほどの変貌にアレクシアはあっけに取られ、そして気付く。
もしかして今のユージーンが素の姿なのでは?
「あの時言いたかったのは、そのことも大事だが、君のことが一番、大切だからってことで」
傍から見れば恰好悪いのかもしれない。
いつでも堂々とした態度で応じなければならない立場にあるのに、今のユージーンはそことは遠いところにいる。
「だから――」
「だから、クラスター伯爵と謀ったのですね。私が貴方と婚姻しなければ場が収まらないように」
ずばっと言い切るとユージーンが、う、と言葉に詰まったようだった。
「おかしいと思いました。剣術大会にあれほどクラスター伯爵がこだわるなんて。貴方があの大会で負ける訳ないということをクラスター伯爵は知っていたのですね」
ユージーンの剣の腕前はアレクシアも知っている。
以前誘拐された時に見たユージーンの剣術には驚かされたものだ。
「クラスター伯爵には大会で例え平民が優勝したとしても、教師を付けて教えればなどと言われましたが」
何のことはない。誰が優勝するかクラスター伯爵は知っていたのだ。
知っていてそんなことを言うのだからタチが悪い。
目の前であたふたしているユージーンを見てアレクシアはくすり、と笑った。
「アレクシア?」
自分の一挙一動にこれほど動揺する相手がいるだなんて。
しかもそれが一番好きな人だなんて。
何と言う奇跡だろう。
そう思った時、アレクシアの耳に『もういいと思います』というケインの言葉が聞こえた気がした。
「分かりました。あなたを王配に迎えます」
その場にいた誰もが望む言葉を返したつもりだったが、ユージーンは違ったらしい。
「アレクシア。それは嬉しいんだけど。その、ね」
マッテオが待機している壁際からも視線が煩い気がする。
「どうしましたか?」
惚けて答えるとユージーンが困ったような表情になった。
つくづくこの人は自分に甘いと思う。
あの言葉を聞きたいのなら、帝国の第二王子として『命令』してしまえばいいのにそれをしない。
コントワーズ王国をシグルド帝国の勢力に押し負けないように、と頑張ってきたつもりだったが今のところまだ帝国に勝つまではいっていない。
せいぜい互角に届くかどうか、という位置である。
それもあってクラスター伯爵はこの策に出たのだろう。
分からないこともないが、それなら事前に報告してほしかった。
「アレクシア?」
あの言葉を告げるにはやはり勇気が要る。
少しの間現実逃避をしていたアレクシアを呼び戻したのはやはりユージーンだった。
アレクシアは覚悟を決めた。
一度目の生とはまったく違う生を生きる覚悟を。
一人ではなく、二人でコントワーズ王国を支える覚悟を。
自分の心を一人だけに受け渡す覚悟を。
アレクシアはゆっくりと口を開いた。
「私もあなたを愛しています」
アレクシア・コントワール――聖女と王の娘として生まれたがその存在を隠され、元王太子ユクトルが失脚してから、女王候補として名が挙がる。即位後の采配は恐ろしいほど的確でまるで預言者のようである、と評される。二十一歳のとき、シグルド帝国第二王子ユージーンを王配に迎える。それから先はさらに冴えわたる手腕によりコントワーズ王国は黄金時代を迎えることになる。
その美しい髪色と金の瞳から、類まれなる美貌の女王とも、さまざまな政策を成功させた手腕から賢王とも呼ばれるが、王配であるユージーンとの逸話の方が吟遊詩人たちの手により多く残されていることで有名である。
( 完 )
波乱と混沌に満ちた剣術大会が終了し、応接間へ案内されたユージーンがそう謝罪してきた。
今さらそんなことを言われても。
あの会場にいた者たちは皆口々に伝えてくれることだろう。
コントワーズ王国女王の王配はシグルド帝国の第二王子であるユージーンに決定したと。
ユージーンのことは嫌いではない。
王族や貴族の婚姻のほとんどが政略結婚であることを思えば、自分は恵まれていると思う。
だが、アレクシアの中にはわだかまりがあった。
ケインの存在がユージーンの中ではそれほど重要なものではない、ということがアレクシアには得心できなかった。
ちなみにユージーンがどうやってあの大会へ潜りこんだのかと言うと、クラスター伯爵が関わっていたようだった。
現在の王国の発展のためには帝国の第二王子であるユージーンの存在が必要である、と判断しました、としれっと言ってのけたクラスター伯爵は所用があるとかで席を外している。
室内にいるのは侍従を除けばアレクシアとユージーン、そして壁際で気配を消している、先ほどの大会で大声でセインの正体がユージーンであると暴露してくれたマッテオだった。
髪色と瞳の色を変える魔道具の使用を提案したのはマッテオだったらしい。
マッテオはユージーンの側近であり、本来ならば窘める立場なのだが。
だがマッテオによるとお忍びでアレクシアの様子を見に行く、とだけ聞かされていたようでこのような大会に出場することまでは把握していなかったらしい。
王都へ入るなり、クラスター伯爵の使いに案内され、あれよあれよという間に平民として剣術大会へ出場する、と知った時にはすでに止められる範疇を越えていた、とのことだった。
コントワーズ王国の貴族から出迎えまである、となるとマッテオ一人で食い止めるのは難しいだろう。
それでも相変わらず気のおけない会話を交わす様子を見て少しだけ、羨ましくなった。
今のアレクシアには気ごころを許せるような側近はいない。
王立学園で親しくしていたゾフィー・ランズベルト侯爵令嬢は卒業後に縁談が纏まり、一度目の生でアレクシアが覚えていたのと同じくシャトー辺境伯へ嫁して行った。
少し寂しいが、友人の幸せを邪魔するつもりは少しもなかった。
こんなふうに謝罪するユージーンを目にしたらゾフィーは驚くだろうか。それとも自動自得とこっそり呟くだろうか。
「謝罪は受け取りました。こう述べればよろしいですか」
うっかりすると沸き出す感情のままに話してしまいそうなので、抑えた結果抑揚のない声音になってしまった。
どこか傷付いた様子でユージーンが口を開く。
「君のことを傷つけるつもりも、まして利用するつもりもなかった。……君があのことを気にしているのは知っているよ」
ここにはアレクシアの侍従もいるため、濁した言い方になったようだがそれがケインのことを指しているのがわかった。
アレクシアが理解したのを認め、ユージーンが続けた。
「あの時は君の気持も考えずにあんなことを言ってしまってすまない。その、何と言うか早く君をあの状況から解放してあげたくて、ああいや、違う。そんなことを言いたい訳じゃなくて」
剣術大会での堂々とした発言が嘘のようにしどろもどろになるユージーンに、アレクシアはあれ、と思った。
その上、視線も合わない。
先ほどまでとは別人か、と思うほどの変貌にアレクシアはあっけに取られ、そして気付く。
もしかして今のユージーンが素の姿なのでは?
「あの時言いたかったのは、そのことも大事だが、君のことが一番、大切だからってことで」
傍から見れば恰好悪いのかもしれない。
いつでも堂々とした態度で応じなければならない立場にあるのに、今のユージーンはそことは遠いところにいる。
「だから――」
「だから、クラスター伯爵と謀ったのですね。私が貴方と婚姻しなければ場が収まらないように」
ずばっと言い切るとユージーンが、う、と言葉に詰まったようだった。
「おかしいと思いました。剣術大会にあれほどクラスター伯爵がこだわるなんて。貴方があの大会で負ける訳ないということをクラスター伯爵は知っていたのですね」
ユージーンの剣の腕前はアレクシアも知っている。
以前誘拐された時に見たユージーンの剣術には驚かされたものだ。
「クラスター伯爵には大会で例え平民が優勝したとしても、教師を付けて教えればなどと言われましたが」
何のことはない。誰が優勝するかクラスター伯爵は知っていたのだ。
知っていてそんなことを言うのだからタチが悪い。
目の前であたふたしているユージーンを見てアレクシアはくすり、と笑った。
「アレクシア?」
自分の一挙一動にこれほど動揺する相手がいるだなんて。
しかもそれが一番好きな人だなんて。
何と言う奇跡だろう。
そう思った時、アレクシアの耳に『もういいと思います』というケインの言葉が聞こえた気がした。
「分かりました。あなたを王配に迎えます」
その場にいた誰もが望む言葉を返したつもりだったが、ユージーンは違ったらしい。
「アレクシア。それは嬉しいんだけど。その、ね」
マッテオが待機している壁際からも視線が煩い気がする。
「どうしましたか?」
惚けて答えるとユージーンが困ったような表情になった。
つくづくこの人は自分に甘いと思う。
あの言葉を聞きたいのなら、帝国の第二王子として『命令』してしまえばいいのにそれをしない。
コントワーズ王国をシグルド帝国の勢力に押し負けないように、と頑張ってきたつもりだったが今のところまだ帝国に勝つまではいっていない。
せいぜい互角に届くかどうか、という位置である。
それもあってクラスター伯爵はこの策に出たのだろう。
分からないこともないが、それなら事前に報告してほしかった。
「アレクシア?」
あの言葉を告げるにはやはり勇気が要る。
少しの間現実逃避をしていたアレクシアを呼び戻したのはやはりユージーンだった。
アレクシアは覚悟を決めた。
一度目の生とはまったく違う生を生きる覚悟を。
一人ではなく、二人でコントワーズ王国を支える覚悟を。
自分の心を一人だけに受け渡す覚悟を。
アレクシアはゆっくりと口を開いた。
「私もあなたを愛しています」
アレクシア・コントワール――聖女と王の娘として生まれたがその存在を隠され、元王太子ユクトルが失脚してから、女王候補として名が挙がる。即位後の采配は恐ろしいほど的確でまるで預言者のようである、と評される。二十一歳のとき、シグルド帝国第二王子ユージーンを王配に迎える。それから先はさらに冴えわたる手腕によりコントワーズ王国は黄金時代を迎えることになる。
その美しい髪色と金の瞳から、類まれなる美貌の女王とも、さまざまな政策を成功させた手腕から賢王とも呼ばれるが、王配であるユージーンとの逸話の方が吟遊詩人たちの手により多く残されていることで有名である。
( 完 )
253
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されたので、もう誰の役にも立たないことにしました 〜静かな公爵家で、何もしない私の本当の人生が始まります〜
ふわふわ
恋愛
王太子の婚約者として、
完璧であることを求められ続けてきた令嬢エリシア。
だがある日、彼女は一方的に婚約を破棄される。
理由は簡単だった。
「君は役に立ちすぎた」から。
すべてを失ったはずの彼女が身を寄せたのは、
“静かな公爵”と呼ばれるアルトゥール・クロイツの屋敷。
そこで待っていたのは――
期待も、役割も、努力の強要もない日々だった。
前に出なくていい。
誰かのために壊れなくていい。
何もしなくても、ここにいていい。
「第二の人生……いえ、これからが本当の人生です」
婚約破棄ざまぁのその先で描かれる、
何者にもならなくていいヒロインの再生と、
放っておく優しさに満ちた静かな溺愛。
これは、
“役に立たなくなった”令嬢が、
ようやく自分として生き始める物語。
【完結】断頭台で処刑された悪役王妃の生き直し
有栖多于佳
恋愛
近代ヨーロッパの、ようなある大陸のある帝国王女の物語。
30才で断頭台にかけられた王妃が、次の瞬間3才の自分に戻った。
1度目の世界では盲目的に母を立派な女帝だと思っていたが、よくよく思い起こせば、兄妹間で格差をつけて、お気に入りの子だけ依怙贔屓する毒親だと気づいた。
だいたい帝国は男子継承と決まっていたのをねじ曲げて強欲にも女帝になり、初恋の父との恋も成就させた結果、継承戦争起こし帝国は二つに割ってしまう。王配になった父は人の良いだけで頼りなく、全く人を見る目のないので軍の幹部に登用した者は役に立たない。
そんな両親と早い段階で決別し今度こそ幸せな人生を過ごすのだと、決意を胸に生き直すマリアンナ。
史実に良く似た出来事もあるかもしれませんが、この物語はフィクションです。
世界史の人物と同名が出てきますが、別人です。
全くのフィクションですので、歴史考察はありません。
*あくまでも異世界ヒューマンドラマであり、恋愛あり、残業ありの娯楽小説です。
婚約破棄された侯爵令嬢ですが、帝国の次席秘書官になりました ――王の隣ではなく、判断を誤らせない場所へ
ふわふわ
恋愛
王太子の婚約者として王宮に仕える侯爵令嬢ゼクレテァ。
彼女は華やかな場に立つことはなく、ただ静かに、しかし確実に政務と外交を支えていた。
――その役割が、突然奪われるまでは。
公の場で告げられた一方的な婚約破棄。
理由はただひとつ、「愛している相手がいるから」。
ゼクレテァは感情を見せることなく、その決定を受け入れる。
だが彼女が王宮を去った後、王国には小さな歪みが生じ始めた。
些細な行き違い、遅れる判断、噛み合わない政策。
それらはやがて、国家全体を揺るがす事態へと発展していく。
一方、行き場を失ったゼクレテァの前に、思いもよらぬ「選択肢」が差し出される。
求められたのは、身分でも立場でもない。
彼女自身の能力だった。
婚約破棄から始まる、
静かで冷静な逆転劇。
王の隣に立つことを拒んだ令嬢は、
やがて「世界を動かす場所」へと歩み出す――。
-
私をいじめていた女と一緒に異世界召喚されたけど、無能扱いされた私は実は“本物の聖女”でした。
さら
恋愛
私――ミリアは、クラスで地味で取り柄もない“都合のいい子”だった。
そんな私が、いじめの張本人だった美少女・沙羅と一緒に異世界へ召喚された。
王城で“聖女”として迎えられたのは彼女だけ。
私は「魔力が測定不能の無能」と言われ、冷たく追い出された。
――でも、それは間違いだった。
辺境の村で出会った青年リオネルに助けられ、私は初めて自分の力を信じようと決意する。
やがて傷ついた人々を癒やすうちに、私の“無”と呼ばれた力が、誰にも真似できない“神の光”だと判明して――。
王都での再召喚、偽りの聖女との再会、かつての嘲笑が驚嘆に変わる瞬間。
無能と呼ばれた少女が、“本物の聖女”として世界を救う――優しさと再生のざまぁストーリー。
裏切りから始まる癒しの恋。
厳しくも温かい騎士リオネルとの出会いが、ミリアの運命を優しく変えていく。
ブスすぎて嫁の貰い手がないから閨勤侍女になれと言われたので縁を切ります、完全に!完全縁切りの先にあったのは孤独ではなくて…
ハートリオ
恋愛
ルフスは結婚が決まった従姉の閨勤侍女になるよう父親に命令されたのをきっかけに父に無視され冷遇されて来た日々を終わらせようとブラコン父と完全に縁を切る決意する。
一方、従姉の結婚相手はアルゲンテウス辺境伯とのことだが、実は手違いがあって辺境伯が結婚したいのはルフス。
そんなこんなの異世界ファンタジーラブです。
読んでいただけると嬉しいです。
目覚めたら公爵夫人でしたが夫に冷遇されているようです
MIRICO
恋愛
フィオナは没落寸前のブルイエ家の長女。体調が悪く早めに眠ったら、目が覚めた時、夫のいる公爵夫人セレスティーヌになっていた。
しかし、夫のクラウディオは、妻に冷たく視線を合わせようともしない。
フィオナはセレスティーヌの体を乗っ取ったことをクラウディオに気付かれまいと会う回数を減らし、セレスティーヌの体に入ってしまった原因を探そうとするが、原因が分からぬままセレスティーヌの姉の子がやってきて世話をすることに。
クラウディオはいつもと違う様子のセレスティーヌが気になり始めて……。
ざまあ系ではありません。恋愛中心でもないです。事件中心軽く恋愛くらいです。
番外編は暗い話がありますので、苦手な方はお気を付けください。
ご感想ありがとうございます!!
誤字脱字等もお知らせくださりありがとうございます。順次修正させていただきます。
小説家になろう様に掲載済みです。
婚約者が聖女を選ぶことくらい分かっていたので、先に婚約破棄します。
黒蜜きな粉
恋愛
魔王討伐を終え、王都に凱旋した英雄たち。
その中心には、異世界から来た聖女と、彼女に寄り添う王太子の姿があった。
王太子の婚約者として壇上に立ちながらも、私は自分が選ばれない側だと理解していた。
だから、泣かない。縋らない。
私は自分から婚約破棄を願い出る。
選ばれなかった人生を終わらせるために。
そして、私自身の人生を始めるために。
短いお話です。
※第19回恋愛小説大賞にエントリーしております。
私は既にフラれましたので。
椎茸
恋愛
子爵令嬢ルフェルニア・シラーは、国一番の美貌を持つ幼馴染の公爵令息ユリウス・ミネルウァへの想いを断ち切るため、告白をする。ルフェルニアは、予想どおりフラれると、元来の深く悩まない性格ゆえか、気持ちを切り替えて、仕事と婚活に邁進しようとする。一方、仕事一筋で自身の感情にも恋愛事情にも疎かったユリウスは、ずっと一緒に居てくれたルフェルニアに距離を置かれたことで、感情の蓋が外れてルフェルニアの言動に一喜一憂するように…?
※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる